笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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30分クオリティ〜


page46 変異

「あ〜」

 

朝、弦巻家の一部屋で、ベッドに寝転びながら発声練習をしている人が1人いた。

 

「おはようございます。八意様、喉の調子もだいぶよろしくなってきたようで」

 

「おはようございます、メイドさん。本当にあなた達のおかげです。身体の方もリハビリでだいぶよくなってます」

 

「そうですか、朝ご飯はどうなさいますか?」

 

「ゼリーと…久しぶりに米が食べたいです」

 

「わかりました、ご用意致します」

 

そういいでていくメイドさんの次に…

 

「想〜!おはよう!」

 

嵐がきたのだ。笑顔のハリケーンこと弦巻こころ。彼女にも迷惑を掛けてしまった。あの後…

 

ギノガを倒し、リサに殺されかけた後、1度弦巻家に送り返された。身体を隅々まで調べられ、号泣しながら擦り寄ってくる沙綾やつぐみや日菜や紗夜やリサや、まぁ…とにかく忙しかった。

 

次の日にはRoseliaやポピパが来てくれて、afterglowも、パスパレも、

 

「私達のせいで…すみません…!」

 

泣きながら謝ってくる美咲にはびっくりした

 

「別に謝ることは無いよ…だから落ち着いて…ほら」

 

俺は掠れる声でそうゆうと更に泣き出してしまった。とりあえず撫でてると…寝てしまった。

 

とまぁそんな感じで一昨日を過ごした。その日は夜泥のように眠った

 

「ふぁ〜…」

 

ベッドから起き上がり立って伸びをする。

 

「もう大丈夫なのかしら!」

 

「ああ、まだなんとなく鈍いけどな」

 

「なら無理せずに休んでいいのよ?」

 

「そうしたいんだけどなぁ…」

 

非情な現実はそうはいかない。一条さんからのメールで、まだ奴が生きているかもしれないという事を聞いた。昨晩に5人、殺されていた

 

「おっと…」

 

視界がふらつく。まだ身体はあれらしい、そう言えば黒服さんは俺に電気ショック治療を施したとかなんとか…

 

「とりあえず、朝飯食いに行こーぜ、お前もまだ食ってねーだろ」

 

「ええ!」

 

腹が減っては戦は出来ぬ。とりあえず俺とこころは、朝飯を食いに行った

 

_________________________

 

〜公園〜

 

「あっついな、こんな中歩いてる俺すごくね?」

 

「何ボソボソ呟いてるの?」

 

「おわっ…なんだ日菜か」

 

ギターケースを背負った日菜がいつの間にか俺の後ろに立っていた。

 

「ふふーん、日菜ちゃんだよ!」

 

「なんかお前を見るのが久しぶりな気がする」

 

「失礼な!ちゃんと一昨日もいたよって…!?」

 

「俺の事、心配してくれてたんだってな。ありがとう」

 

撫でながらそういうと…

 

「…日菜?」

 

顔を真っ赤にして俯いていた日菜がいた

 

「どうした?」

 

(ほんと、ずるいよね想くんって)

 

「日菜っ!」

 

「えっ…?」

 

突然日菜を庇うような体勢になった八意想に理解が遅れる。ゴスッという音、地面に落ちる大きめの石。

 

「くっ…!」

 

「想くん!?」

 

八意想は頭から血を流していた。

 

「大丈夫だ…日菜…」

 

「グォォォアアア!」

 

「きゃあああ!」

 

「「っ!?」」

 

石の飛んできた方向から異様な叫び声と悲鳴が聞こえる。

 

「あいつ…生きてたのか…!?」

 

だが何かが違う。やつの周りの雰囲気がおかしい

 

俺はベルトを出す。

 

「変身!」

 

赤のクウガへと姿を変えて構える。

 

「グガァァァ!」

 

「っ!?」

 

相手の突進をよけれずにくらってしまい後ろに倒れる

 

「はっ…!」

 

立ち上がり相手に2発、拳を撃ち込むが…

 

「全然怯まねぇ…なんなんだ…!?」

 

「ガァァァ!」

 

(明らかにおかしい…前みたいな毒攻撃を使わない…?)

 

「っ…!?」

 

頭を掴まれ近くのベンチにぶつけられる。衝撃が頭を襲い、視界が白熱する

 

「ぐっ…」

 

いつの間にか地面に倒れていた身体を無理やり起こして突っ込んできた相手を躱す。

 

(こいつに知能なんかない…ただの殺人マシーンだ)

 

こいつと戦ってわかった。意思が無い。ただ殺す、それだけに見えた。ただ怪力で相手を倒す。それだけだ

 

「っ…!」

 

相手にキックを打ち込もうとするが隙が無い。

 

「超変身…!」

 

俺は青のクウガになり攻撃を躱す。相手の後ろにジャンプして背中に拳を打ち込む。前に倒れた相手から距離をとり

 

「…っ!」

 

近くに落ちてる木の棒を拾うい、青のロッドに変える。綺麗な鈴の音がしてロッドが少し伸びる。

 

「グガァァァァァァ!」

 

「はっ…!」

 

右からのパンチをロッドで受けとめ、飛び蹴りをくらわせる。

 

「グッ…!」

 

「はぁ…!?」

 

ロッドで横から攻撃しようとするが相手に受けとめられる。ギシギシと音を立ててロッドが軋む。何とか振り払い

 

「グガァァァァァァァァァ!」

 

「ふっ…!」

 

攻撃を躱し、俺は右手に最大の力を込めて

 

「おりゃあぁぁぁ!」

 

突き技を放つ。

 

「グッ…ガァ…!」

 

「!?」

 

相手が突然後ろに倒れる。俺は反射的に後ろに下がる

 

「もう倒したんじゃないの?」

 

「だめだ、近づくな」

 

近づこうとする日菜を右手で制し、変わりに自分が近づく、腹には紋章が浮かび上がっており、徐々に身体に浸透して_____

 

「うわっ!」

 

「っ!?」

 

日菜と俺が驚く。相手は1度大きく全身を跳ね____

 

 

溶けていった。

 

ロッドには…電流が渦巻いていた。それに日菜も八意想も気づかない

 

_________________________

 

 

「なぁ、俺何か変わってたか?」

 

変身解除し、相手が溶けた後を見ながら日菜に問いかける

 

「想くんはいつも通りだよ?」

 

「じゃなくて、戦ってる時だよ」

 

「いや、何も〜ちょっと苦戦してたくらいじゃない?」

 

「ぬぐっ…」

 

俺は何故か痺れを感じる全身を不思議に思い、日菜に聞くが日菜もわからないらしい。痺れなら大体電気が関係している。そしてここ最近電気に触れたといえば

 

(黒服の電気ショック…まさか…)

 

最悪黒服を、いや弦巻家を敵に回してしまうかも知れない。

 

(そんな事…無いよな)

 

遠くから聞こえるサイレン音、そして俺のスマホがなる

 

「電話か?…一条さん?」

 

とりあえず電話に出ると…

「八意想か!今すぐ来てくれ!26号が同時に多発している!」

 

「ほんとですか!?今俺も倒しましたよ!?」

 

「やつは前倒した時に自分の体を分離させて生き残っていたんだ!それがあっちこっちで復活して暴れ回っている!」

 

「細胞の突然変異…」

 

「やつの見た目はキノコだ!菌類の仲間であるキノコの特性を得た怪人故なのか、豊富に栄養が接種出来る川の水面に引っ掛かっていた細胞が急激に増殖したという説が出ている!」

 

一条さんの言葉を聞いて後悔した。

 

「くそっ!あの時…」

 

「どうしたの?想くん…?」

 

あの時、川辺でトドメを決めたことを後悔した。

 

「わかりました…!今行きます!日菜、早く帰るんだ!分かったな!?」

 

ただならぬ雰囲気を察したのかすぐに了承してくれた

 

 

 

俺はトライチェイサーに跨り走り出す。向こうでは、サイレンが鳴っていた

 

 

 

 




オリジナル要素を突っ込んでみました!

本編では倒しきれたがこっちでは倒せてないみたいな!(語彙力皆無)
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