笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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page4 ようこそ!circleへ!

自称記憶喪失の俺は、たまたま出会った燐子さんと様々なことを聞きながらcircleに向かう

 

意外なことに燐子さんはバンドをやっていた。見た目はすごい大人しそうな人なのになと思いつつ、ついて行く

 

この世界で分かった事はふたつある。まず、俺の通ってる高校は存在していない

2つ目は………圧倒的女の人の多さだった、どうなってんだ?この世界…ってか俺本当にこれからどうしよう…

と考えていると

 

「あの…ここです…」

 

「…え?ああ」

 

「何か…悩み事でもあるんですか…?」

 

意外と感は鋭いのだろうか。はたまた俺がわかりやすいだけなのだろうか……

 

「少し…ちょっと悩んでた」

 

まともに生活ができない、という悩みだが打ち明ける訳にはいかない。そう思いながら前を見るとそこにはライブハウスcircleと書かれている看板があった。外にはカフェもあるらしい。

 

「…」

 

__コーヒーのいい匂いが鼻をくすぐった。

途端にお腹が鳴り響く………あ、そう考えたら俺…なにか最近食ったっけな?病院食昨日食ってそれきりだった…

 

「お腹…空いてるんですか…?」

 

「あーうん、なんか頼もうかな」

 

鞄の中に財布が残っていたのは奇跡だ。そう思いつつ鞄を漁る。

 

「私…奢りましょうか?」

 

途中、財布を探す俺を見兼ねてか、燐子さんは俺を見ながらそう言った。俺は首を横に振りながら答えた

 

「いやいや!大丈夫だよ!?そこまでしてもらうと、流石に男としてのプライドが傷ついちゃう…」

 

「そうですか…でもお金…持ってるんですか…?」

 

「そりゃあもちろん!」

 

 

ようやく取り出せた財布を出し、お金を見せる。

 

「ほら!」

 

燐子さんは首を傾げていた。

 

「…?」

 

その反応が気になり、財布を中身を見る。

 

「………」

 

そこには、500円玉1枚とポイントカードだけしかなかった…あれ?小銭は?と思いつつ見るが、無かった。

てか少なくね?あれ昨日バイトの給料日だったんだけどなーおっかしいなー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、奢ってもらった

 

「……」

 

自分のプライドが無くなっていって悲しくなりながら

パンケーキを頬張る。

 

美味いなこんちきしょうと思いつつ辺りを見回す。女の人が多い、とにかく多い、女の人しかいないんじゃないか?これはと思う。

 

燐子さんは今ライブハウスの中へ行きスタッフさんと何か話しているようだ。時々2人してこちらを見ながら、パンケーキを口に入れ、ブラックコーヒーを飲む。コーヒーも美味い。

 

「…?」

 

その時、こっちを見る視線を感じ前をチラ見した。赤メッシュを入れた人を先頭に5人の集団がこっちを見ていた。

 

「あの人じゃない…?あこちゃんの言ってた人って…?」

 

「どうする?話しかけるか?」

 

「でも男の人だねー」

 

「すごい…あの人ブラックコーヒー飲んでる…」

 

「つぐ…それ今言うこと…?」

 

「あたしは話しかけてくる!」

 

なんかゴソゴソ言うとるなぁ…てか明らか不良だよねあの人達と思ってるとこちらに1人、身長が高い人がこっちに来た。

 

「ちょっとそこの人…少しいいか?」

 

「はひ?」

 

パンケーキを頬張りながら答える。正直いえば怖い、この人殴り合いしそうな姉貴キャラか?と思い身構えようとすると

 

「あこが言ってた、Roseliaを救ったヒーローはあんたでいいのか?」

 

「はい…??」

 

………………?ヒーロー?Roselia?なんやそれ…?、疑問が浮かびまくる様子に気づいたのか。スマホを取りだし写真を見せてきた、その写真にはバッチリ白い姿の俺とあの蜘蛛怪人との戦いがうつされていた。

 

ここで嘘をついても多分面倒なことになる。でももし姿をバラされたら??___それも困る。

 

「もしかして…人には言えないとか…?」

 

めちゃくちゃ小声でそう言った姉貴っぽい人、俺はなんとなくだが信用しようと思い言った

 

「あー…多分それ俺です?」

 

「なんで疑問符なんだ…?」

 

「だってヒーローとか別に名乗ってるわけじゃないし」

 

「そ、そうか…まぁいいや、私の名前は宇田川巴!よろしくな!」

 

うぉ…めっちゃ元気あるねと思いながら俺も名乗る

 

「俺は八意想、よろしく巴さん」

 

「おーいみんなー!この人大丈夫なひとだぞー!」

 

…大丈夫なひと…?俺…不審者扱いだったの?さっきまで?なんかショックだなぁ…そうしていると後ろの影から4人出てきた。それぞれが挨拶と自己紹介を済ませる。少し会話をし彼女達は行ってしまった。

 

Afterglow…ねぇ…バンドやってたんだなぁ、見た目からしてロックなあれかな?と思ってると中から燐子さんとスタッフさんが出てきた。

 

「君が…八意くんでいいのかな?私の名前は月島まりな、ここcircleのスタッフなんだ!よろしくね!」

 

「よろしくお願いします、まりなさん」

 

もう女の人と喋るのにも慣れてきた。いつか男の人と話せますよーにと願う。燐子さんは練習があるらしいので抜けた。

 

まりなさんと2人きりで椅子に腰かけ話し始める

 

「君は記憶喪失なの?」

 

「はい…そうなんです、右も左もわかんなくて…」

 

「そうなのね、それは大変だっただろうに、ところでさ君、最近未確認生命体事件って知ってるかな?」

 

その単語にふと何かを思い出す。未確認生命体…グロンギ…ズ集団、メ集団、ゴ集団を思い出す

どのようなメンツでどんな能力かは分からないが、それは思い出した。

 

「最近ここら辺で悪さしてるらしいよ、怖いよね、」

 

その1人が俺なんです…はい…と思いつつ話を聞き進める。てかカフェ人多すぎない!?と思い、まりなさんに質問する。

 

「まりなさん…今日何かあるんですか?」

 

「今日はね!circleの5バンドの初の合同ライブなの!私達も忙しくてね…あ、そうだ、君、今日ここで体験的な感じでバイトしない!?人手がちょっと厳しくて…」

 

「えっ?」

 

………………………はい?

 

バイト?記憶喪失の明らかにやべーやつを?ここで?

まりなさんはきっと、優しいのだろう…

 

バイトの件は断れるはずも無く、承諾してしまった

早速仕事が始まる。波乱のバイトが始まった

 




どうもこんばんは
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次か次のお話では戦闘出しますんで気長にお待ちください
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