笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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今んとこ作る方針で行きます!



リゼロスおもろいやんけ


page55 煽り運転

「うおおぉああああ!バイト忘れてたァァァ!」

 

俺は発狂しながらヘルメットを被り、トライチェイサーに跨り弦巻家を出る。今日はバイトの日…なのだが

 

「忘れてたァァァ!オーナーにドヤされるゥゥゥ!」

 

オーナーは凄い人なのだ(どれだけ凄いか分からないが)めちゃくちゃ凄い人なのだ。だが…

 

(厳しい…!あの人怖い!)

 

俺はあの人が苦手だった、如何せん厳しすぎる。ごく稀に微笑むらしいが…いつになったら微笑えんでくれるのやら…

 

「いっそげ!いっそげ!」

 

俺は道路を突っ走る。circleまでまぁまぁ遠いのだ。

 

「あっぶねぇ!?」

 

その時、後ろからすごい勢いでバイクが追い抜かしてきた。それだけでも充分に危ないのだが…

 

「はぁ!?」

 

しかも俺の前に来たと思いきや右に左と曲がってきやがる。噂の煽り運転というやつか、いや落ち着け…無視してタイミングよく通り抜ければ…

 

俺はそう考え、通り抜けようとするが…めちゃくちゃ近寄ってくる、危ない。

「…。」

 

流石に俺も腹が立ってきた。俺はアクセルを回し、一気に加速して相手を追い抜く、

 

「フッ…」

 

追い抜きざまに相手に鼻で笑われた…まて…このバイク…そして黒いヘルメット…

 

「まさか…」

 

俺は背筋に悪寒が走り、とりあえず本来右に曲がる次の信号を左に曲がった。こっちを曲がれば確か少し広い工場があったはずだ。そこで正体を探ろう。

 

「っ…!?」

 

そう思考した時だった。後ろをすごい衝撃が襲う。2度、3度と衝撃がおそい何事かと後ろを振り返ると、前輪を上げて俺のバイクの後ろ部分に当たりに来ている。

 

「くっ…」

 

俺は何とか加速して追い払い、目的の場所に着く。やや遅れて相手も俺の前に止まる。相手がヘルメットを取る。首から赤いスカーフが舞い、素顔を露わにする。

 

この顔…俺は最近黒服さんに言われたことを思い出した。

 

『38号は…何故かライダーを襲っています。貴方ももしかしたら狙われているかもしれません』

 

「お前が…38号か…?」

 

乾いた口から声を出す。

 

「違う、俺は脅威のライダー…」

 

俺の変身と似たような構えを取り…

 

「ゴ・バダー・バだ!」

 

相手は化け物へ姿を変えた。

 

「丁寧に自己紹介ありがとう…!」

 

俺はバイクに跨ったまま腰からベルトを出して

 

「変身!」

 

赤のクウガへと姿を変えた。同時にトライチェイサーの色が変わる。俺はトライチェイサーのエンジンを吹かす。相手も肘から何かを取りだし、自分のバイクにくっつけると…

 

「…!」

 

そのバイクは俺のトライチェイサーみたく見た目を変えた。相手もエンジンを吹かす。

 

 

廃工場に、2つのエンジン音が鳴り響く。そして…

 

互いにエンジンを鳴らしながら2つのバイクは相手に向かい走り出した。互いに前輪を上げ

 

「…っ!」

 

前輪同士が激突する。相手はバイクを右に逸らし、俺はバイクを左に逸らす。互いに1度離れる。俺はそのまま走り出し、相手もそれを追いかけるように走り出す。そして互いのバイクを激突させ、火花が散る。2人はそのまま通り過ぎ…互いに回転してまた激突する。

 

「…っ!」

 

さっきよりも大きな火花が互いに散る。そのままある程度離れ…また2人ともバイクを回転させる。

 

「はぁっ…!」

 

俺は相手との距離をある程度詰めた時、俺はバイクから飛び上がる。相手もそれに便乗し飛び上がる。一瞬の空中戦は、俺が2連撃を与え終わった。俺は何とかトライチェイサーに跨りもう一度、後ろを見る。

 

「どこだ…」

 

相手がいない、俺は辺りを見回す。時刻は夕方、あまり周りが見えな…

 

その時、真横にあったダンボール箱の群れを突き破り、相手が横から激突した。俺のバイクに火花が散る

 

「ぐあっ…!」

 

当然反応出来るわけなく、俺は横から激突された衝撃で近くの缶が大量に置いてあるところに背中から激突する。その大量の缶から何かの液体が流れ出す。地面に激突する寸前、俺は柱に手をだし、捕まろうとするがそれは運悪く何かの機械、その古びた機械から火花が散り…

 

「うわぁぁ!」

 

周りが爆発したのだ。それなりに大きな爆発が

 

「ぐっ…!」

 

俺は爆発の衝撃で吹き飛ばされ、トライチェイサーの横に転がる。そのトライチェイサーの向こうには、相手がバイクに乗り、俺を見下ろしていた。

 

「フッ…」

 

鼻で笑い、バイクを後ろにし、走り去る…かと思いきや、ある程度後ろに下がったところで俺の方に走り出したのだ。

 

「嘘だろ…!?」

 

俺は慌てて起き上がり、近くに倒れるトライチェイサーを起こし、それに跨り相手の方へ走り出す。また互いに激突。火花を散らし、通り過ぎる。相手が止まる。俺も止まる

 

「なかなかやるな、クウガ」

 

また鼻で笑い、どこかへ走り去って行った

 

「なんだったんだ…あいつは…って!」

 

そうだ、バイトを完璧に忘れていた。

 

 

_________________________

 

 

「お疲れ様〜!」

 

まりなさんが笑顔で店を出る。

 

「お疲れ様です…」

 

俺は今から、1人で片付けをしなければならない。自業自得と言っちゃ自業自得だが…

 

「もうこんな時間か…」

 

時刻は午後21時、全部やると言ったら明日になりそうだ…

 

「さて…頑張りますか…」

 

俺は骨が折れそうな仕事に気合と根性でがんばろうと決意した

 

 

 

〜3時間後〜

 

 

「終わった…はぁ…はぁ」

 

時刻は夜中の0時、周りの店も閉まっている。当たり前だ、

 

「まりなさんに給料上げてもらうように言ってやる…」

 

下手すら未確認より疲れたかもしれない。そんなことを考えながら鍵を閉め、駐輪場に行く。そこにあるバイクに跨りエンジンをかけ…

 

「ん…?」

 

エンジンがつかない。ハンドルを回しても何も起きない。

 

「あれ…俺なんかしたかな…」

 

そこまで考えて…いやあるわ、心当たりめちゃくちゃあるわ

 

「あのバター野郎…次会ったら叩きのめしてやる…」

 

そう言い、俺はその次にため息をひとつ。つまるところ俺は今からバイクを押しながら歩いて帰ると言う地獄が待っていた。

 

 

「はぁ…」

 

俺は家に向けて、歩き出したのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 




バンドリ要素はどこ…ここ…?
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