想「海?」
俺は自分の電話に聞き返す
リサ「うん!海!ポピパとRoseliaのみんなと行くの!想くんも一緒に!」
どうやら明日ポピパとRoseliaで一緒に海へ行くらしい、まぁ夏休みと言えば海だし楽しいのはわかるが…
なんで俺が行かなきゃダメなの? 俺これでも一応病み上がりなんだよ?しかも…
想「拒否権なしかよ…」
電話を切られ、俺はソファーに座る
女子って恐ろしい…でも
想「海か…」
そういえばココ最近、いやこの夏休みろくな事がなかった気がする。大概死にかけてたし、いや1回死んでるわ。しかもアイツらにも迷惑めちゃくちゃかけたし…
想「しゃーね、行ってやるか…」
お礼といっちゃあれだが、俺はついて行くことにした。となるとやはり準備から、だが水着とパーカーでいいか、人に肌を見せるのはあまり好きじゃないからだ。
想「トライチェイサーは…留守番だな」
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〜次の日〜
想「待ち合わせ場所はここだっけ?」
駅前の噴水に着く。確かこの噴水にはマネーを入れるといい事が起きるとか言われている有名スポットらしい。俺はポケットから10円を取りだして入れる。本当にいいことがおこるのだろうかと思いながら…
香澄「へぇ〜、想くんそういうのやるんだ〜!」
後ろから呼ばれて振り返る。
香澄「お久しぶりです!想くん!」
想「香澄か、あとポピパのみんな、久しぶり」
沙綾「お久しぶり!」
りみ「お久しぶりです…」
有咲「久しぶり」
たえ「久しぶり…?」
想「なんでおたえ、お前は俺を始めて合う人、みたいな目で見てるんだよ」
たえ「どこかでお会いしました?」
想「ネタなのかマジなのか分かりにくい…」
有咲「多分ネタだと思うんで気にしない方がいいですよ」
たえ「有咲冷たい」
沙綾「あはは、八意くんも誘われたの?」
想「リサに強制参加だよ…」
リサ「誰が強制参加だって〜?」
後ろから肩を叩かれる。後ろを見ると笑顔のリサとRoseliaの4人がいた
想「すいません許してくださいお願いしますなんでもしますから」
リサ「ん?今なんでもするって言ったよね?」
友希那「リサ…カツアゲも程々にするのよ?」
紗夜「カツアゲはいけませんよ?今井さん」
リサ「2人ともひどい!?」
想「ふっ…あはは!」
あこ「想兄笑った!」
あこが珍しそうな顔をする
想「いや俺だって笑うし…」
あこ「最近難しい顔しかしてなかったし」
リサ「確かに!最近ずっと暗かったもんね!」
よく考えればそうかもしれない。
あこ「また難しい顔になった…!」
リサ「はーい!」
リサに頭を叩かれる。
想「いたっ…何すんだよ」
リサ「今日は何も考えずに遊ぶ!わかった?」
想「…わかった」
有咲「イチャイチャするなら家でしてくれ…」
たえ「はーい、有咲が嫉妬してる」
有咲「なっ!してねーよ!」
りみ「ねぇ…電車来ちゃったよ…?」
全員「「あっ!?」」
リサ「ダッシュダッシュ!」
改札をICカードで通り階段をダッシュする。
燐子「私…限界…!」
隣に走る燐子が限界そうなので俺はとある手段に出る。
想「ちょいと失礼!」
燐子「えっ…!?」
俺は燐子を抱きかかえ、階段をダッシュする、少々あれだが大丈夫だ。
想「間に合ぇぇぇぇぇぇ!!」
香澄「セーフ!」
リサ「危なかったね〜…」
沙綾「ねぇ、有咲と燐子先輩と八意くんは?」
友希那「あら?」
あこ「あ!3人ともホームにいるよ!」
全員「「え!?」」
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想「はぁ…ひぃ……間に合わなかった…」
燐子「すいません…私のせいで…」
有咲「燐子先輩、私のせいでもあります…」
想「2人ともネガティブ思考ストップ!」
2人「…?」
有咲「随分余裕だな…」
燐子「なにか作戦みたいなの…あるんですか?」
想「ないぞ?」
俺は胸を張る
有咲「ドヤることじゃねぇ…」
てかこの2人運動神経が悪いんだな、こころ見てたせいでなんか感覚麻痺してきたわ
想「さて…どうしたものか…」
次くるのは普通、たしか快速で1時間かかる場所のはずだったし…普通はないな、ならどうする…?
想「う〜ん…あ、そういえば」
2人「?」
俺は不思議そうな目で見る2人を見ながら一か八かの賭けに出たのだった
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一条「俺はタクシーじゃないんだぞ?」
俺たちは今、一条さんの車に乗って海に向かっていた。
想「ほんとありがとうございます…」
一条「今日は非番だからあれだが…普通のときなら即刻拒否だ」
燐子「あの…ありがとうございます…」
有咲「あ、ありがとうございます」
有咲(警察が関係者にいるとか八意は一体なんなんだ…)
一条「いえ、お気になさらず、あとで八意にはしっかりと言っておきますので」
想「何それ酷くない?」
有咲「あっ、アイツらに今行ってるって伝えとかねーと」
燐子「私も…」
〜電車組〜
リサ「あっ、燐子からLimeきた…なになに…車…?」
香澄「私にも来た!有咲からだ…車?」
紗夜「八意さんは車まで運転するのですか?」
リサ「一条悠介って人の車らしいよ」
紗夜「ああ、あの人ですか」
リサ「知り合い?」
紗夜「前に1度だけですが…」
あこ「とりあえずこれで大丈夫だね!」
〜車組〜
『○○の海岸付近で未確認生命体第38号の被害発生、死者2名発見。付近の警察官は警戒してください』
車の無線からそんな声が聞こえ、俺たちは少し驚くが…
一条「○○海岸…そういえば君たちはどこに行くんだ?」
燐子「海です…」
有咲「私も、一緒に行くんです」
一条「海か…○○海岸は少し遠いからな…だが警戒はする必要はある」
一条が険しい顔をする。夏休みも終盤、確かに思い出作りをしたいし海も楽しい。だが、もしそのせいで死者が出たとなると自身の職務怠慢となってしまう。それは警官として許せなかった
想「一条さん、大丈夫です。俺が守ります」
一条「だがしかし…」
想「大丈夫ですよ。もしあいつが出たりしたら被害が出る前に俺が食い止めます」
有咲「本当にできるのか…?」
想「ああ、だって俺はクウガだからな」
親指を立てながら言う。
一条「お前らしいな、だがもしけが人がでたらすぐに待避だ。わかったな?俺も一応その場にいるようにする。本来なら非番だが今日は特別だ」
想「ありがとうございます」
俺は座席に座りながら頭を下げた。後ろでは有咲も燐子も頭を下げている。
一条「やめろ…なんか罪悪感があるから…思い出作り楽しめよ君たち」
有咲・燐子「わかりました」
一条さんが珍しくデレた…と思いつつ外を見ると、もう綺麗な海は見え始めていた。
燐子「綺麗…ですね」
有咲「そうですね…」
想「ほんとに…そうだよ」
一条「もうすぐ駐車場だ。降りる準備をしておけ」
一条さんは近くの駐車場に車を入れる。車から降りてとりあえず体を伸ばす。長い時間車に乗っていたせいか体のあちこちがパキパキと音を鳴らす。そうしながらしばらく歩き、砂浜につく、人がいっぱいいるのだ。やはり夏だからだろうか
香澄「あっ!いたいた3人ともー!」
有咲「香澄!」
リサ「燐子ー!こっちこっち!」
燐子「今井さん…」
そうしてみんなと合流する。
リサ「とりあえず、着替えよっか!」
たえ「覗かないでくださいね?」
想「誰もそんな趣味ねーよ…はよ着替えろ」
ざわざわとRoseliaもポピパも着替え室に入っていく。俺たちは少し離れた砂浜の石の椅子に座り、会話をする
一条「ほんと、楽しそうだな…」
想「楽しそうで何よりですよ…」
一条「ああゆう笑顔を見ると、守って居てよかったと思うよ」
想「そうですね、でもまだまだ未確認事件はありそうです…」
一条「ああ、でも未確認対策本部はまだまだ警戒を強めるらしい。特殊弾も開発中だからな」
想「特殊弾ですか…」
一条「ああ」
想「ちょっとそこの自販機からコーヒー買ってきますね」
一条「ああ、ブラックで」
想「わかりました」
俺は立ち上がり自販機へ歩き、金を入れる。ボタンを押し、2本買う
一条「ありがとう」
一条さんの隣に座り缶コーヒーを開けて飲む。隣で一条さんも同じ行動をする。
一条「それにしても…遅いな…」
想「ちょっと心配ですね…」
一条「少し、見に行ってみるか」
想「そうですね、行きましょう」
野郎1「君たち可愛いね〜俺たちと遊ぼうよ!」
紗夜「嫌です。待ってる人がいるので」
リサ「そうだよ、だから離して…!」
燐子「やめてください…!」
野郎2「そんなつれないこと言わずにさ〜!」
一条「ちょっと君たちいいかな?」
野郎3「なんだよ!邪魔すんなよ!」
一条さんは懐から警察手帳を取りだし見せる。野郎共も顔が一気に青ざめる
一条「今なら見逃すが…どうする?」
野郎共「「す、すいませんでした!」」
野郎共は一目散に走り去っていった
一条「大丈夫か?君たち」
リサ・紗夜・燐子「ありがとうございます」
一条「八意…あれ?八意どこだ?」
想「おい…!誰だよこんな所に落とし穴作ったの…!砂だらけになったわ…!誰か助けて!?しかも砂だし中々でられねぇ!」
落とし穴にハマった八意がじたばたしていた。さっき、リサ達の場所に行く寸前にハマってしまったのだ。
一条「ふっ…なにをしてる…はやく…」
リサ「ふっ…あはは…!」
後ろにいる紗夜や燐子もぷるぷるして俯いている。
想「笑ってないではやく…!」
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想「あーあ…服が…」
一条「水着に着替えたんだな、にしても八意、お前鍛えてるのか?」
想「ある意味鍛えてますよ…」
上からパーカーを羽織った八意想、だが羽織ってるので腹の筋肉などは見えていた。砂浜では女子たちが楽しそうにビーチバレーをしている
一条「あの子は?」
想「燐子か…あんまり動くの好きじゃないんですよねあの子」
砂浜にレジャーシートをひき、借りてきたパラソルの下に燐子はいた。持ってきた本を片手に楽しそうにみんなを見ている。
想「ちょっと行ってきますわ」
一条「おう」
俺はとりあえず自販機からなにか飲み物を買い、後ろから近づく
想「よっ!燐子!」
燐子「ひゃあ!?」
冷たい飲み物を頬にくっつけると案外面白い反応が見れた
燐子「ビックリした…想さんですか…」
想「ごめんって、ほら飲み物」
燐子「ありがとうございます…」
想「隣いいかな?」
燐子「大丈夫ですよ…」
想「ちょいと失礼」
燐子の隣に座り、バレーをする女子達を見る。
想「燐子はやらないのか?」
燐子「はい…誘われたんですけど…」
想「まぁ、海に浸かる位はしとけよ」
燐子「わかりました…」
想「浮き輪も確か貸してくれるはずだしな」
燐子「そうなんですか…?」
想「うんうん」
燐子「1つ、聞いてもいいですか?」
想「ん?」
燐子「4号…クウガになってどう思ってるんですか…?」
想「笑顔を守るだけだよ、俺は。それ以外は特に何も思ってないかな…それでも…」
拳に手を当て、彼は言う
想「元々は同じ人間だと思うと…あまりいい気持ちにはなれない…人を殺してるのと一緒だからな…」
燐子「私は…暴力とか分からないですけど…たまには、誰かに悩みを打ち明けてみてもいいと思います…何も知らない私が図々しいかもしれませんが…」
想「いや、全然大丈夫だよ。この世界に来て一番最初に助けてくれたの、燐子だしな…そういえばお金返してなかったな」
燐子「いえいえ!全然大丈夫ですよ…!」
俺はカバンから財布を取りだし、金を渡す
想「そう言わず受け取ってくれ!」
燐子「…わかりました…」
想「ん、これで貸し借りなしだな!」
俺は笑顔で言う。
燐子「私達みんなは、ちゃんと八意さんを信じてますから、ちゃんと頼ってください…!」
想「そうだな、また悩み打ち明ける時があったら頼るわ」
リサ「2人ともー!一緒に海入ろ!」
燐子「わかりました…!」
想「はいよ!」
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???「次はここでゲームを行う。たくさんの人間をころして…ダグバと闘える…」
魔の手は着実に迫っていた…
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一条「荷物は俺が見ておく!」
想「ありがとうございまーす!」
一条(本来なら…こうやってずっと生活して欲しいんだがな…)
燐子「うう…やっぱ恥ずかしい…」
胸元を押え抑えもじもじする。
リサ「何言ってんの!ほら行くよ!」
想「はは!何やってんだはやく…うぉあ!?」
八意が波に足を取られ転ぶ
沙綾「あははっ!」
香澄「想くんなにしてるの…あはは!」
想「ゲホッ…しょっぱ…!」
俺は立ちあがり、口に入った海水を出す。めちゃくちゃしょっぱい、てかもう辛い、それを見てみんなは笑う。
あこ「追撃だー!」
想「ファッ!?」
あこから水がかけられる。
リサ「アタシもやる!」
香澄「私も!」
想「お前らやめろォ!」
燐子と入れ替わりで、友希那と紗夜がパラソルの下でなにかしている。紙を手に持ってるので音楽関連だろう。
想「アイツらほんと、人付きあいが悪いな…うわっ!?」
リサ「えいやー!」
燐子「え、えーい…?」
想「燐子までやる必要あるの!?」
きゃっきゃっとみんなから水を浴びせられる。これでも一応、帰らなきゃだから絶対にシャワーが必要だな、と思いつつ
想(こうゆうことも、たまにはいいな)
俺はスッキリしたのだろうか分からない、だがこの瞬間を楽しもうと思い
想「おまえらぁ!次は俺の番だぞ覚悟しろ!らぁ!」
リサ「うひゃあ!?」
沙綾「なんで私まで!?」
りみ「私も巻き込まれた…!?」
一条「楽しそうだな…」
紗夜「お勤めご苦労様です」
紗夜達と少し離れた所に一条はパラソルを立てて借りてきた椅子に座っていた
紗夜が缶コーヒーを一条に渡す。
一条「ああ、ありがとう。君は確か氷川紗夜、だったな」
紗夜「紗夜で大丈夫ですよ。一条さん」
一条「そうか、ところで八意は学校ではどうなんだ?」
紗夜「あの方は…ダメな人ですね…いつもヘラヘラと…」
一条「そうか…」
紗夜「でも…いい人で優しいのは認めます…命懸けで私たちを守ってくれますから…」
一条「お、おう?」
それっきり口を噤む紗夜に一条は何となく察した
友希那「紗夜、次のLIVEの事なのだけれど…紗夜?」
紗夜「いえ…なんでもありません…失礼します」
一条「おう…」
一条は八意に対して、早く気づいてやれと願ったのだ。
サーフィンの男「うわぁぁ!」
???「6人目」
海には…誰も気づかない凍死体が浮かび続けていた
5700文字とは…?
あと名前入れてみました!見やすいですか?