誤字報告ありがとうございます!
べミウの件から1週間がたった。未確認事件はちらほら出ているが警察も中々動き出せず、配備や警備を固めて外出は控えるように言われていた。
PM.6:30
若者男「別に未確認とか大丈夫っしょ!」
若者女「それな!」
そう言って笑いながら歩く若者が2人いた。その近くのマンションの屋上に、鉄球を振り回しながら周りを見る未確認がいた、そして…
???「お前たちは運が悪かったな」
______若者の男と女は、飛んできた鉄球に地面のコンクリートなどを破壊して、頭を潰され死亡した。
________________________
想「外出は控えるように…か」
前々からそう言われているが、あまり守ってる奴は見たことないな、と思う。だって現に…
つぐみ「ぼーっとして…どうしたんですか?」
想「いや、なんでもないよ」
つぐみ「あっ…!試作品のケーキ!どうですか!」
モカ「おいひい〜」
そう、俺は外出自粛をガン無視して、羽沢珈琲店にいるのである…
事の経緯は約2時間前に至る。珍しくつぐみからLimeが来たのだ。あのつぐみなのだから何か重大な用事なのだろうと思い内容に目を通す
つぐみ『今日、試作品のケーキを味見してもらいたいんです!いいですか?』
という内容だった。俺はもちろん
想『おっけー!いつくらいに行けばいいかな?』
と送っておいた。つぐみの家のケーキとコーヒーは美味いからね仕方ないね。
想「…」
いつも通りむぐむぐとケーキを頬張っている想に、モカが近づく。
想「なんだ…?ひとくち欲しいのか?やらないぞ」
モカ「いじわるだ〜じゃなくて」
妙に真剣なモカに俺は首を傾げる。モカはさらに近づき耳打ちする。その後ろでは巴やひまりが興味津々で耳を傾けていた。蘭は何考えてるのかわからん…
モカ「つぐみのこと、どう思ってるんですか〜?」
想「つぐみ?」
モカ「優しい〜とかそうゆうのだよ〜」
想「ふむ…まずは優しい、あと料理美味いし面倒見がいいし可愛いし、将来彼氏や旦那になる人はきっとしあわせだろうな〜!」
モカ「おぉ〜…でも声が大きいですな」
モカがからかうようにつぐみを見る、俺もモカに並び見ると…
つぐみ「…///」
耳まで真っ赤にして、下を見ている。
想「どうした?熱か?」
つぐみ「ふぇあっ!?」
俺は近づきつぐみのおでこに手をやる、自分のでこにも手をやるが…そこでつぐみが突然ふらっと前のめりになり…
想「つぐみっ!?」
頭から湯気が出てその場に倒れそうになるのを危うくキャッチする。どうやら気を失ってしまったらしい。
想「風邪?これ大丈夫なの?」
俺は腕の中ですぅすぅ寝息を立てるつぐみとひまり達を見やる。
ひまり「あ〜もう!見てるこっちがもどかしい!想くん鈍感!」
ひまりがあーたらこーたら言っている。俺は恋愛などに興味はないし俺のことが好きなやつだって居ないだろう。人間かどうかもわからないやつを
想「…?」
巴「八意…それは無いぞ」
巴からも冷ややかな目を向けられる。何故だろう。俺がそう考えていると、ひまりからとあるものが渡された…と言うよりかは押し付けられた
想「メモ帳?」
ひまり「想くんは恋愛について学んだ方がいい!ここの本屋に行けば沢山あるから見なさい!」
想「いや…なんで恋愛なんか…」
ひまり「い〜い〜の!」
想「わかったわかった…また機会があればな」
俺はそう言いながら紙をしまう、そして…
想「つぐみ…どうすればいい?」
俺は片手でつぐみを支える。重くは無いんだが長時間持ち続けると流石にきつくなってくる、
蘭「…」
つぐみ父「ささっ、想さんこちらへ!」
想「ん?えっ?」
つぐみ母「こちらへ!こちらへ!」
突如として現れた2人に急かされ、俺はつぐみの部屋へと案内された。いや…なんでだ?確かにつぐみを助けてからというもの、つぐみの父母は俺が辞めてくれと言っても英雄的扱いをする。
想「…」
疑問尽きぬまま、俺はつぐみを布団に寝かせ、自分は座る。改めて辺りを見回すと、写真が飾ってあったり可愛らしい雰囲気の部屋だった。密かに幼稚園から同じだったのは驚いた
想(まりなさんが幼なじみって…言ってたけどまさか幼稚園からとは…仲がいいんだな)
俺には友達はいなかった。みんな俺を避ける、だから俺は自らの意思で人を避けた、ここで記憶を取り戻した時は…人を避けそうになったから…
想(やめろやめろ…!昔のことを思い出したって虚しくなるだけだ。今を生きよう)
そう言えば一条さんが言っていた。未確認生命体第39号の殺人はえげつないと…なんてったって周りのコンクリートなどが粉々になったり吹き飛んでたりとか…
想「はぁ…」
俺はため息を着く。次の敵もこれまた厄介そうだ、今まで以上に過激かもしれない…
想(疲れるな…)
俺は少しだけ、ほんの少しだけ寝ることにした
〜2時間後〜
つぐみ「ん…」
つぐみはベッドからむくりと起き上がる。夕日が刺している時間帯らしい。
つぐみ「ふわぁ〜…」
確か昼間に何かあって…そこから先が覚えてない。曖昧なのだ、でも周りに迷惑をかけてしまったような…そんな気がする。
つぐみ(後で謝らないと…?)
布団から起き上がり、床に足をつこうとした時だった。つぐみは、自分の部屋の床に寝転んで寝ている人物を見た。
想「ん…」
つぐみ「ええっ…!?」
大きな声を出してしまい口を抑える。幸い、八意にはバレておらず相変わらず寝ていた、そしてつぐみは、八意の横に転がっているスマホが震えていることに気づく、
つぐみ「想さん…!起きてください電話ですよ〜!」
想「えっ…ああ…寝てた!?」
飛び起きる八意
つぐみ「電話ですよ想さん」
つぐみが床からスマホを拾い上げて渡す。
想「一条さん…?」
俺はつぐみから受け取り電話に出る
一条『八意!聴こえるか!』
緊迫した一条さんの声が部屋に響く、
想「どうしたんですか!?」
一条『第39号が姿を現した!今どこにいる?』
想「39号が!?」
俺は立ち上がり部屋を出る、後ろにつぐみが着いてきてくれた。1階に行くと客がそれなりにいた。父母も何事かと俺を見る。俺はスマホをしまい店を出る、バイクに跨り、つぐみに礼を言う
想「起こしてくれてありがとう、んで寝てしまって悪かったな…あ!新作美味かったぞ!」
つぐみ「え…うん!ありがとう!」
俺はアクセルを吹かし、店から走っていった。
つぐみが店に戻ると、少しざわざわしている、
客1「今度は39号かよ…」
客2「警察も大変だなぁ…」
蘭「あの人、行ったね」
つぐみ「蘭ちゃん…」
Afterglowのメンバー達は、微かな心配の表情を浮かべていた
つぐみ(頑張って…!想くん!)
_________________________
想「変身!」
目的地に行く途中、俺は赤のクウガになる。トライチェイサーのカラーも明るい色に変わる。
想「!?」
しばらくすると現場に着いた。だが俺が見たのは…
警官1「…」
項垂れている警官が1人いた。横転した車に隠されていた。脈を図ろうと近づくが…
想「!?」
首から上が潰されていた…跡形もなく
周りを再び見る、あちらこちらにパトカーの残骸が散らばっていた。人も…
想「一条さん!?」
俺は、俺をこの現場に呼んだ人物を見つけようとする、だが…
想「…!?」
背中に凄まじい衝撃が走る。
想「ぐぉああああ!?」
そのまま数メートル前に飛び、横転したパトカーにぶつかる。前と後ろから衝撃が同時に襲い、中身が圧縮される
想「げほっ…ぐふっ…!」
マスク越しに血を吐く。
想「っ…?」
倒れた俺が何とかして後ろにあるものを掴む…何かのストラップだろうか…
想「鉄球の…ストラップ…?」
その時だった。
想「っ…!?」
俺から数メートル離れた場所に誰かが降ってきた。それは地面に大きな穴を開ける。
想「うわっ…!」
俺はその衝撃に少し後ろに転がる、煙の中から誰かが歩いてくる。ズシン、ズシンと
???「クウガ…」
想「!?」
ガメゴ「俺に狙われた者は運が悪い。それだけだ、この人間も、クウガお前もだ」
想「運が…悪いだと…!?」
俺は多少の怒りを感じる。そんな理由で、殺しが許されるはずがない。罪もない人々を…
想「お前を…ここで倒す…」
俺は赤のクウガのまま、構えた。
ガメゴェ…