笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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 ('ω' )ズンズンドッコ~♪


page62 切り札の赤の金

リサ「何それ卑怯じゃん!」

 

リサが頬を膨らませ怒る。かわいい…

 

想「そうなんだよな…だからどこか人気のない場所まで運びたいんだけど…いい場所知らない?」

 

リサ「う〜ん…私達の街にあるかな〜…」

 

リサもさすがに頭を悩ませている。

 

リサ「海に投げ捨てるとか…?」

 

リサが笑顔でそう言う

 

想「突然すげぇ物騒だな!?」

 

俺は盛大に突っ込んだ。年頃の乙女がそんな物騒な…

 

リサ「でも…それだと海の生き物が可哀想だし…」

 

想「…。」←過去に2度海にグロンギほおり投げたりしてる人。

 

 

リサ…すまん、俺それ何回かしてる。という言葉を何とか飲み込む。黒服さんも、一条さんも探してくれてはいるがこの街が都会すぎる。運び出すにしても中々苦難の技だ。ゴウラムだってあんな相手を長時間運べるかどうか…

 

リサ「ゴウラムちゃんを使えばどうかな?」

 

想「同じこと考えてた…」

 

リサ「その感じ…難しい?」

 

想「やれば出来るかもしれない…」

 

リサ「やれば…かぁ…う〜ん…難しい!」

 

そう言った時、一条さんから電話が来た。俺はその電話に出る。

 

一条『八意か、爆発予定地、決まったぞ!』

 

想「ほんとですか!」

 

リサ「…?」

 

一条「花咲川の町外れだ!今日も奴は出てくるはずだ、周辺の避難を只今から徹底させる!君も来てくれるか!」

 

想「もちろん行きます!」

 

そうして電話が切れた。きょとんとするリサに説明すると「ほんと!?」と言った。俺はそれに頷く。流石は一条さん。優秀警察官だ。

 

 

 

俺は立ち上がる。まだ少し痛むが充分動ける。俺は少し歩いて肩を動かした。

 

想「行ってくるな、リサ」

 

俺はサムズアップをリサにして、その場を離れた。1人病室に残されたリサは、笑顔で

 

リサ「うん!気をつけね!」

 

とこれから闘いに行く彼を応援した。

 

 

_________________________

 

 

 

 

想「ここビルの屋上か…」

 

一条さんから後々から入った連絡や他の警官の無線通信を聴いた情報だと、あいつはこのビルの屋上に出現すると予測されていた。

 

想(一体どんなことしたら予想出来るんだろうか…)

 

俺は思いながら助走を付けて一気に飛ぶ。飛んでる途中、霊石が青になり、俺は青のクウガになった。

 

 

 

想「よいしょっと…」

 

屋上について最初に思ったのは、ノールックでも姿を変えられたことに対する驚きだった。もうそこまで、自分の意思で姿を変えられるようになったのか…

 

闘いに関しては嬉しいが…同時に悲しくもなった。自分が戦うための兵器になりつつあると言われてるも一緒だからだ。もちろんそれをリサ達に言う気などさらさらないが

 

想(どこからくる…?)

 

俺はそろそろ来るだろう敵に意識を集中させる。その時、横から何かの気配がして右に飛び退ける。

 

想「っ!?」

 

俺が避けたと同時に、そこに鉄球が飛んでいく。俺は転がりながら赤のクウガに姿を変え、鉄球が飛んできた方向を見る。

 

想「きやがったな…」

 

俺は構えながらその敵を見やる。相手は鉄球の元の指輪を指から外し鉄球へとかえ振り回す。

 

想「うおっ…!」

 

相手が鉄球を飛ばすがそれを体勢を低くして避けそのまま近づく。鉄球を大きく振り回した後は隙が大きいのでそこを狙い一気に叩く作戦だ。だが…

 

想「はっ…!?」

 

鉄球はいい感じにブーメランみたいになり、俺の首に絡みつく。前から引っ張られ、俺はそれを全力で後ろに下がり、抵抗する。ギシギシと鎖の軋む音が聞こえる。だが力のステータスは相手が上だ。俺はどんどん相手に近づき…

 

バァン!

 

ガメゴ・想「「!?」」

 

謎の銃声により鎖がちぎれた。ガメゴは銃声が聞こえた方を向き、俺は後ろに転けて尻もちをつく。

 

想「いだっ…!?」

 

相手は銃声をした方向を向き、その相手を見つける。俺も遅れてその存在を視認した。それは俺と同じビルの屋上にいた

 

想「えぇ…」

 

まさかの黒服と一条さんのペアだった。2人ともライフルを片手に微妙にドやってる。てかエイムがすごい

 

ガメゴ「フン…」

 

だがガメゴは、鎖を下に捨てると、黒服立ちに見せつけるかのように指を見せる。そこにはまだ、9個の変えが残っていた。それを取り出そうと…

 

バァン!

 

また同時に銃声。

 

想「えぇ…?」

 

ガメゴ「なっ…」

 

相手の指に着いている鉄球の元を2つ撃ち落としたのだ。あの2人、エイムがおかしい。

 

ガメゴ「…」

 

 

ガメゴは俺より危機を感じたのか2人を先に殺そうと近寄るが…

 

想「させるか…!」

 

後ろから俺が飛び掛りしがみつく。腕を掴み、撃てるような位置まで無理やり持っていく。俺は必死に相手が進むのを止めながら腕を上げさせる。

 

想「ほら…!バンザイだ…!」

 

俺が何とか上げた両腕に2人が狙いを定める。1発、また1発と放たれた弾丸は鉄球の元を確実に撃ち落としたのだ。そして最後の鉄球の元を撃ち落とし、2人ともリロード体勢に入った。

 

想「ぐっ…」

 

俺は相手から肘打ちを受け後ろに下がる。相手が自由になった腕を見ると、もう鉄球の元はなかった。そこら中に散らばっているからだ。

 

ガメゴ「…!」

それを拾おうとしたガメゴの腹を殴り、横腹を蹴り飛ばす。また拾わせて溜まるかこの野郎。

 

想「はっ…!てやっ!」

 

鉄球さえ無くなればただの硬いやつ。反撃開始だ…!

 

俺は相手を後ろに追い詰める。格闘戦なら赤のクウガも負けていない。

 

ガメゴ「!?」

 

想「うらぁ!」

 

俺は相手を端まで追い詰める。さっき自分が飛んできたところを目掛け蹴り飛ばす。相手は屋上から地面に落ちていく。

 

想「うそぉ…」

 

途中、建物と建物を繋ぐ歩道橋をぶち壊して穴を開けながら地面に落ちていくガメゴを見る。地面に激突した瞬間。少し大きな穴があき、えげつない音がこっちまで響いた。

 

俺は青のクウガになり降りる。道路に降りてからが正念場だ。

 

想「っ!」

 

俺はトライチェイサーに跨り赤のクウガになる。トライチェイサーも戦闘用に色が変わり、

 

ゴウラム「お待たせしました」

 

その上からゴウラムがくっつく。俺はトライゴウラムを動かしガメゴを轢く。そのまま車体に乗せて走り出す。

 

ガメゴ「クッ…」

 

想「…」

 

現場に輸送途中。ガメゴはバイクにしがみついている。俺はそれを極力見ずにいた。

 

一条『聞こえるか!八意?』

 

無線の音が聴こえ、その後に一条さんの声が聞こえる。

 

想「はい!聞こえます!」

 

一条『現場までどれくらいだ!』

 

想「あともう少しです!」

 

一条『わかった!もう周辺は大丈夫だ!いつでもいい!』

 

想「わかりました!後は任せてください!」

 

一条『頼んだ…!』

 

そして無線が切れた。俺はただひたすら無言で現場に走った

 

_________________________

 

 

ガメゴ「グワッ!」

 

想「…!」

 

目的地の大きな廃墟につき、俺は急ブレーキを掛けた。ガメゴはその衝撃で前へ吹き飛んだ。木の板などをを蹴散らしそこに倒れる。ホコリなどが降り注ぐ

 

想「っ…」

 

バイクから降りて、相手に歩いて近づく

 

ガメゴ「ハァ!」

 

想「っ!?」

 

相手が俺に低い体勢でタックルをする。俺はそれを右に避け、相手に蹴りをかますが相手は両腕でガードする。

 

想「ふぅっ!」

 

俺は相手に両腕でしがみつかれる。相手の背中に2度肘打ちをするが全く効いていなかった。

 

想「はぁっ!」

 

ガメゴ「!?」

 

俺は相手の顔に膝蹴りをする。相手が怯み、俺から離れる。俺はそれに追い打ちをかけようと蹴りをするが足を受け止められ持ち上げられる。

 

想「うおっ…!?」

 

そのまま向こうに投げ飛ばされ転がるがすぐに立ち上がる。

 

ガメゴ「ウオオオオ!」

 

想「はぁっ!」

 

俺は突っ込んできたガメゴの左胸に拳を打ち込み、怯んだところにアッパーを入れ、後ろに殴り飛ばした。

 

想「ふっ…」

 

腰を低くし、両手を広げ構える。

 

_____その時、ベルトに電撃が走る。それは上半身を、そして右足に行き渡る。

 

右足に金のパーツがつく。上半身の所々に金の装飾が着く

 

想(出来た…!)

 

俺は赤の金のクウガへと姿を変えた。なぜ今まで使わなかったのか、それはアマダムに言われたからだ。

 

『金の力を使うのはいいが、赤の金はやめておけ。被害が出る。』

 

だから俺は今までそれを使おうとも思わなかった。だが現時点最強の紫の金のクウガを破られた今、これに頼るしかない。場所も街のはずれだ、ここなら行ける。

 

 

相手は「こい!」と言うふうに両腕を上げ、その場に佇んだ。

 

想「上等だ…」

 

俺は敵に向かって走り出す。

 

 

足の裏から炎と電撃が上がる。

 

 

想「ふっ…!」

 

タイミングを見計らってジャンプする

 

 

想「うぉりゃああああああ!!」

 

 

 

と叫びながら相手の胸に飛び蹴りをぶちかます。

 

ガメゴ「!?」

 

 

敵の身体を蹴り、膝をついて着地する。

 

相手は更に後ろに吹き飛んだ。そして…

 

 

_____爆発が起きた。

 

後々から分かったのは、この爆発の威力は半径3キロに及んだことだ。だがそれに八意が気づくのはもう少し先のお話。

 

 

〜circle〜

 

まりな「!?」

 

afterglow「「!?」」

 

ライブハウスにいたafterglowやまりなさん、客やスタッフなどは爆発音に気づき、驚く。

 

 

〜病院〜

 

リサ「!?」

 

〜弦巻家〜

 

ハロハピメンバー「「!?」」

 

 

〜有咲の蔵〜

 

ポピパメンバー「「!?」」

 

 

〜パスパレ事務所〜

 

パスパレメンバー「「!?!?」」

 

スタッフ「ガラスが!?」

 

爆発音と、事務所のガラスがひとつ割れたことに対する驚きで皆固まった

 

 

 

〜八意side〜

 

想「…?」

 

爆発に巻き込まれたが何故か自分は無傷だった事に疑問を抱く。だが問題は…

 

想「あの大きな廃墟が…無くなってる…?」

 

俺はいつの間にか変身が解けた腕で髪をかく。今の爆発にはそれぐらいの威力があったのだ、あちゃ〜…やらかしたなと思いながら立っていると、後ろからサイレンの音がする。

 

一条「これは…お前が?」

 

想「はい!でもちゃんと倒しましたよ!」

 

一条「あのな…お前のせいで被害が出てるんだぞ?」

 

想「えっ…?」

 

一条「はぁ…」

 

俺はため息をつく一条さんを見ながら、街を見た。

 

 

想「夕日が…綺麗だな…」

 

 

 

俺はそう呟いて、赤の金のクウガはできるだけ使いたくないと思った

 

 

 

 




ライジングマイティは切り札ナリ


修学旅行なので、3日は更新できません!
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