笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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やぁどうも、テストだらけで頭おかしくなりそうな主です。
前回の複製、今回で正体がわかります


タイトルダサい?知らぬな!


page68 おんぶ

想「…」

 

俺は社会人を寝かせ周りを見る。先程からヒリヒリと感じるドロドロとした覇気。忘れはしない。あいつの覇気だ、つまりやった本人は…

 

 

 

 

 

 

 

 

父「俺だよ、便利だろ?」

 

想「…!」

 

俺はいつの間にか前にいた父を見る。モカを庇うように立ち、構えをとる。

 

モカ「…!」

 

俺の背中に触れたモカの手は、かすかに震えていた。雰囲気から分かるのだろう。

 

父「なんだよ…別に戦いにきたわけじゃねぇよ…俺の新しい力で挨拶をしに来ただけだ…」

 

想「なんだと…?」

 

父「このアマダム?だったがなんかが複製するってさ、じゃあまたなぁ!」

 

想「まて…!」

 

飛んでどこかへ行こうとするアイツを追うために青になり飛ぼうとするが…

 

モカ「行かないでっ…!」

 

後ろから出された悲痛な声に足が止まる。後ろを見れば、モカが泣きそうになっていた。珍しいというかおかしい。そう思っているとアマダムが声をかけた

 

アマダム「ダメだ…この女…あいつから出てる覇気に飲まれてる…」

 

想「立ってるだけで迷惑だなアイツはよ…!」

 

アマダム「なんて言ってる暇あるか!はよ大人しくさせてやれ!最悪精神崩壊だ!」

 

想「まじかよ…」

 

俺は変身を解除してモカを抱き寄せる。

 

モカ「…あ」

 

想「大丈夫だ…!モカ…!俺がいるから!」

 

俺が必死にあやすこと3分…

 

モカ「……zzz」

 

想「寝ちゃったよ…この人…」

 

とりあえずどうしようか、こんな街中にずっといると怪しまれる。かといって俺の家に…

 

想「ただの不審者だな…」

 

とは言っても俺はモカを知らない。モカを知ってる人…いた、つぐみや蘭だ。今は夜の九時半、めちゃくちゃ迷惑なのは分かってるが一か八かで蘭に電話をかける

 

想「頼む…出てくれ…!」

 

蘭「もしもし…?どちら様?」

 

想「俺だ、八意想」

 

蘭「なんで電話番号知ってるの?」

 

想「色々あってだな…それよりモカが倒れた。今俺の背中にいる」

 

蘭から冷ややかな声が飛んでくる

 

蘭「……警察よんでいい?」

 

想「すいませんそれはマジ勘弁です…」

 

じゃなくて…俺はまじな話してるんだが…

 

蘭「今どこにいるの…?」

 

想「信じてくれるのか?」

 

蘭「だって……嘘つくように見えないし…」

 

想「蘭…!」

 

蘭「なに…?」

 

想「良い奴だな…ありがとう…!」

 

蘭「んなっ…!?…場所を早く教えてよ!」

 

突然焦り出す蘭。なんなのだろうか?

 

想「今から移動しようとしてる、公園で会おう!」

 

蘭「分かった…」

 

そう言うとそそくさと電話を切られた。俺はとりあえずモカをおんぶして歩き始める。

 

 

_________________________

 

〜公園〜PM9:45〜

 

想「着いた……」

 

寒さ+重くはないがそれなりに背中に来る重みで心身共に疲労していた俺は、何とか公園についた。モカは相変わらず寝てるらしい

 

蘭「いた…」

 

向こうから歩いてくる人が1人、赤メッシュをした蘭が来た。

 

想「蘭…きてくれてありがと」

 

蘭「別に…行くよ」

 

と言うなり歩き出す蘭に着いて行く。この時間帯は周りも暗く、家からはまだ声が聞こえる。

 

蘭「…」

 

想「…」

 

その道を無言で歩く。話そうにもあまり話したことがないのでお互いどうすればいいのか分からない。

 

蘭「ふふっ…」

 

俺を見つめた蘭が突然笑い出す。

 

想「なんだよ…」

 

蘭「なんかお父さんみたいだねって…」

 

想「褒められてるととっておくな、ありがと」

 

蘭「…」

 

想「…」

 

また無言が始まる。コミュ障2人組だとこうなる

 

想「afterglow…だったか?最近調子はどうだ?」

 

蘭「いつも通り、元気だよ」

 

想「そうか、俺最近バイト休みっぱなしだしなぁ…辞めさせられない辺りまりなさん本当に優しい人だよ…」

 

蘭「まりなさんも八意がどんな事やってるか知ってるからだと思うよ」

 

そうか、初っ端に知られてたか…

 

想「次行く時ちゃんとお礼を持っていこ…」

 

蘭「そういうとこ、八意らしいよね」

 

想「あはは、そうか?」

 

蘭「うん、あ、着いたよ」

 

想「ここがモカの家か、立派だなぁ…」

 

蘭「すいません、寝ちゃったモカを連れてきました」

 

インターホンを押して、蘭が対応する。しばらくすると母が出てきた

 

モカ母「あら!蘭ちゃん…と?」

 

俺を見た母は一瞬凍る。しばらくしてから発せられたのは

 

モカ母「モカの…彼氏さん?」

 

蘭「ちがうよ…」

 

モカ母「ああ…!蘭ちゃんの彼氏さん!」

 

想「とりあえず何でも彼氏にするのやめません!?」

 

俺がつっこむと小さな笑いが起きる。

 

モカ母「貴方のことは、モカから聞かされています。あの時、モカを救っていただいてありがとうございます」

 

想「いえ…当たり前のことをしただけです」

 

モカ母「あら、礼儀正しい子ね…モカを任せられそうだわ…!」

 

想「…?」

 

任せられる?なんだ?、俺は何を任せられるのだろうかと考える。よこで蘭が少し固まっていた

 

モカ母「ふふっ…冗談ですよ。モカを運んでくださり、ありがとうございます」

 

そう言いながらモカを俺から母へと渡す。母の背中におんぶされたモカは、相変わらずすやすやと寝ている。いったいどれだけ寝れば気が済むのだろうか、いやモカなら永遠と寝てそうだが…

 

想「それでは」

 

蘭「じゃあまた」

 

俺と蘭の2人は、帰るために歩き出した。あの後、モカ母の様々なエピソードを聞かされたのだ

 

蘭「あたし、こっちだから、じゃあまた」

 

想「ん、じゃあな」

 

そう言って俺と蘭は別れた。

 

_________________________

 

〜モカ宅〜

 

モカ「暖かったな〜…」

 

モカは布団でゴロゴロしながら枕に顔を埋める。

 

モカ「…///」

 

いつも未確認と戦って、みんなには優しく、笑顔でいる彼の背中は、暖かった。全身を…そして心まで、温めてくれるような感覚に…

 

モカ「これは惚れちゃいますな〜///」

 

モカはつぐみが好きなのを分かっていながら…

 

それでも、初めて人を好きになった。

 

 

 




父親アマダム強スギィ!

・敵を複製
・1フォームで全武器生成+ライジング状態
・覇気で大体の人間は怖気付く


あらまぁ…
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