今回も内容が…
想「だぁ〜…!」
俺は自分でも理解しがたい奇声で起き上がった。外で鳥が鳴いている
想「朝だ…」
朝だ、それは分かる。続いて、時計を見る
想「8:20分だ……」
ん……?HRが8:30…
想「大遅刻じゃねぇぇぇかあぁぁぁぁ!?」
朝のマンションに、1人の絶叫が響き渡った。
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〜花咲川女子学園〜昼休み〜生徒会室〜
紗夜「……で、遅刻したと?」
想「はい…反省してます…」
俺は今、めちゃくちゃこわぁい顔をしてる紗夜に説教を食らっている、何故か生徒会室で、後ろではポピパの5人と燐子がなにやら話しながら食べているのに
香澄「ありさの卵焼きちょーだい!」
有咲「やめろぉ!がっつくなぁ!?」
燐子「ふふっ…賑やかですね…」
紗夜「はぁ…いつものバイクはどうしたんですか?」
想「前戦った時に壊れました…」
それに紗夜が驚いた顔をする
紗夜「今まで様々な戦いがあってだいぶ無理な使い方をしていたからでしょうか…?」
想「多分そうなんです、こかしたり倒されたりしたしなぁ…」
紗夜「修復は?」
想「不可能ですよ」
紗夜「…」
想「でも大丈夫!」
俺は笑顔でサムズアップをする。最近、癖になってるのだ。
紗夜「そうですか…じゃあ私は白金さん達とお昼ご飯を、想さんは?」
想「おれはちょっと、せっかくなのに、すみません」
紗夜「わかりました」
そう言い俺は出ていこうとする。ドアに手をかけた時、紗夜が俺の名前を呼んだ
紗夜「想さん、無理…しないでくださいね…?」
想「うん、ありがとう」
俺はそう言い、生徒会室を出て行った。
りみ「いまの八意くん…元気ないね…」
香澄「確かに!いつもみたいにキラキラしてない!」
有咲「わかりにくいっつーの、まぁ確かにいつもとは違うな」
たえ「おっちゃん見せたら元気になるかな?」
沙綾「それはおたえが笑顔になると思う…」
沙綾は内心、誰よりも心配していた。
〜放課後・中庭〜
メビオ(花音)「…」
千聖「花音…!」
千聖は、突然目の前で化け物に変わってしまった花音を見て、名前を呼ぶしか出来なかった。
想「おりゃあ!」
そこに、赤のクウガになっている八意が、メビオの顔に一撃を与え怯ませる
想「千聖!大丈夫か!?」
千聖「私は…それより!その化け物は花音よ!」
想「なにっ…!?」
俺は飛んできたメビオの腕を掴み、その場で踏みとどまる。千聖から聞いた通りなら目の前にいる敵は花音だ。その能力を使う野郎は俺は知っている。複製を使って花音を化け物に変える。
想「どうすれば…!?」
俺にとっても花音は友達だ。出来る限り痛く無く人に戻してやりたい
想「超変身…!」
後ろにバク転して攻撃を躱しながら青のクウガに姿を変えた。回避ならこれがもってこいなのだ
メビオ(花音)「…!」
想「っ!」
前より攻撃スピードが上がっている。俺はそれを肌で感じながら構える。
メビオ(花音)「っ…!」
想「ふっ…!」
花音から放たれたストレート2発を両手でいなしていく。そして後ろに飛んで回る
メビオ(花音)「…!!」
想「花音…!戻ってこい!」
俺は後ろから肩を掴んで抑え込む。離せと言わんばかりに抵抗するが離さない。
美咲「千聖さん…!」
千聖「奥沢さん…!?」
美咲「あれが花音さんなんですか…!?」
八意に後ろから取り押さえられながら呻く化け物、いや花音。美咲も千聖も信じられないとしか言いようがなかった。ただ彼を、見守ることしか…
想「…っ!」
メビオ(花音)「…!!」
突然そこで、花音が俺を払い除け、呻く。まるで近づくなとでも言うふうに。俺はそこに可能性にかける
想「花音!もどってこい!花音っ!」
メビオ(花音)「はやく…!私を…!」
想「…!」
メビオ(花音)「大丈夫…!ちょっと痛いくらい…我慢するよ!」
そう言って花音は親指を立ててサムズアップをする。俺がよくやる仕草だ。
想「花音…」
千聖・美咲「花音…(さん)…」
俺は木の棒を拾い上げ、蒼きロッドへと変える。そのまま距離を取り、ロッドをリンと、鳴らして突き技を放つ。
メビオ(花音)「…っあ!?」
想「…」
変身を解除した俺は花音を見る。花音に現れた紋章は広がり、やがて解けていく。
花音「…」
想「おっと…、大丈夫か?」
花音「うん…ありがとう」
倒れかけた花音を支える。花音の顔はどこかしんどそうだった。
想「ごめんな…俺がちゃんとしてやってれば…」
これ以上、アイツを野放しには出来ない。その時だった。慌ただしく誰かが走ってくる
想「一条さん!?」
一条「あっ…いた…はぁ…はぁ…とりあえず来い!話は後で説明する…!」
想「えっ…あっ…ちょ…千聖!花音を頼む!!」
千聖「はいはい…頑張ってね…」
想「ごめん最後の方聞こえなかっt…」
俺は最後まで言わせて貰えず、車に乗る羽目になった。
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〜車内〜
想「また未確認ですか?」
多分現場に向かってるであろう一条さんに言う
一条「ああ、またあのバイク野郎だよ…」
ようやく落ち着きを取り戻した一条さんが俺に言う。さっきはやべぇ奴だったよな…
想「またですか…」
俺は静かにそう言うことしか出来なかった。
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〜現場〜
現場について2人とも車から降りる
一条「杉田さん…!」
杉田「おお!来たか一条!」
周りには白バイやらイカつい黒いバイクが置いてあった。真ん中には、被害にあったのか女子高生2人が警察官に囲まれてなにやら聞かれていた
桜井「杉田さん…すみません、あと1歩のところで…」
杉田「桜井…大丈夫だ!人は守れた、それは誇りにおもっていいんだ」
桜井「やつは多分…まだ近くにいるはずです」
そんな中俺は、2人の女子に話しかけた
想「あれ…?その制服羽丘の…」
???「その制服は…花咲川女子学園の…もしかして貴方が…」
メガネをかけ、おどおどとした子を庇うように、金髪のいかにもヤンキーっぽいやつが俺に話しかけてくる
???「えっ…こいつ大丈夫なのか?あそこ女子校だろ?」
???「大丈夫ですよますきさん、あこさん達から聞いてますから…」
想「あこが…?」
ますき「そうか…?なら安心だな…?」
ますきといわれてる奴はまだ俺を疑ってるらしい。ま、女子校に通う男子なんていないからなぁ…
想「ものは相談だ…バイク…貸してくれないか?」
ますき「え…?いやだよ…」
想「頼む…!アイツを追わなければ行けないんだ…信じてくれ…」
俺は頭を下げる。その態度に、もう1人の女の子が
六花「信じてあげましょうよ!ますきさん!」
と明るい顔を作り、ますきという人物に言う
ますき「六花…」
ますきはため息をつく。そしてポケットから鍵を出し
ますき「ほらよ」
想「おっと…」
俺に投げ渡す。俺はそれを受け取り、礼を言う。
想「ありがとう」
一条「八意…行くのか?」
隣に来た一条に頷く。一条は無言で頷き返し、俺に拳銃を渡した。
一条「…」
想「…」
俺は何も言わずそれを受け取る。そうしてバイクに跨り…
ますき「なぁ!ちょっといいか?」
俺に近づいてきた2人のうち、ますきが声をかけてくる
想「…?」
ますき「名前、教えてくれ!」
想「俺は八意想。そこら辺の高校生だ」
ますき「八意か…、お前変なやつだな!」
ニコッと笑いながら言う。きっと悪意は無いのだろう
想「…ふっ…」
俺は笑いそうになったがヘルメットを被り顔を隠す。そしてそのまま走り去る。
六花「あこちゃんの言ってた事…本当なんですかね…?」
ますき「なんだ?なんのことだ?」
六花「あの人…ニュースでよくやってる4号さん…たしか…クウガ〜…ですっけ?」
ますき「え?そうなのか?」
その近くに2人の警官が走ってくる。
桜井「一条さん!」
杉田「一条…いま行った子が…」
桜井「まさか…」
一条「はい…あの子が」
ますきや六花も含め、八意が走り出した方を見ていた。悪い方ではない。皆、彼を信じているのだから…
想「変身!」
俺は赤のクウガになりながら考えた。
ますきから借りたバイクはそれなりに改造されているのだろうか、意外と早い速度で走る。トライチェイサーよりかは大きいバイクで、近くの道路を走る。
想「…!」
黒いヘルメットに黒いオフロードバイクを見つけ、一気に加速して近づいていく。まだ奴は近くにいた。
バダー「…ふっ…」
バダーは後ろから迫り来る人物を見て、鼻で笑う。凝りもせず来たものだ。だがバダーはあえて相手をする。今は気分がいいからだ
想「っ!」
奴は人から化け物に変化した。バイクも、化け物のようにとがったバイクへ変わる。
想「…!」
俺は、ようやく隣に追いつく。だが…
想「なっ!?」
一気に速度を上げたバダーが俺の前を行き、ぐんぐん距離が開いていく。
想「…!」
俺のバイクはこれ以上加速できないのかアクセルを回しても速度が上がらない。そうしてる間にも距離は広がっていく、
想「どうすれば…!」
焦燥に駆られる俺の懐に、感覚があり、俺はそれを無意識に取り出す。取り出して見たものは、一条さんから借りた拳銃だった。
想「そうか…!」
俺は片手運転に切り替える。最近習得できたのだ
想「超変身!」
緑のクウガに姿を変え、そこに金の力を使う。
緑の金のクウガに姿を変えて、俺は相手のバイク目掛けて拳銃から変えたボウガンを放つ。
一撃目、二撃目と放つが一向に当たらない。相手はそのまま速度を上げていき、姿が見えなくなった。俺はバイクを止めて赤のクウガに姿を変える。
想「速い…」
確かにあのバイクを舐めていた訳では無い。トライチェイサーでも追いつけず…このバイクでも追いつけない。挙句の果てには小回りも効いていて当たらない。それに弾を当てた一条さんは人間なのだろうか?
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想「すいません…逃がしました…」
一条「そうか…」
現場へ帰り、一条さんにあったことを話す。バイクはちゃんと、ますきに返しておいた。今頃2人は帰ってるだろう。
想「あの人からバイク借りたのに…負けたし…」
俺はそう言いながら一条さんに拳銃を返す。
想「これ、ありがとうございます」
一条「ああ、役に立てたか?」
想「あ〜…まぁ?」
一条「そうか…?」
想「じゃ、じゃあ俺帰ります!」
一条「気をつけろよ!」
そう言いながら走る。
想(今日は朝から忙しかったな…)
そんなことを思いながら、家に帰るのであった
これでもアイツにとってはお遊び程度なんだ…