笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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\( 'ω')/イヤアアァァァァアアアァァァァアアア!!!!

文才無さスギィ!


page73 残虐

ジャラジ「次は僕の番だ…」

 

そう言いながら片手で爪を噛み、もう片方の手でゲームの殺害人数と、日数を書いていく。ゴ集団になってからは追加ルールと言うものも増え、一層困難を強いられる。だがしかしこいつらは辞めない

 

 

ダグバに…ザギバスゲゲルに進むために

 

ジャラジが設定したルールはこうだった。

 

12日の間に90人を殺す。そして追加されたルールは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花咲川女子学園、羽丘女子学園の生徒だけを狙うと…

 

 

 

_________________________

 

〜花咲川女子学園〜放課後〜

 

生徒1「ね〜!今日のあれやばかった…」

 

生徒2「確かに!でも凄かったよね!」

 

2人の生徒が並んで帰る。いつも通りの日常、他愛もない会話をして…だがその日は違った。

 

不意に後ろで、フィンガースナップの音がした。

 

ジャラジ「…」

 

生徒1・生徒2「「きゃあ!?」」

 

2人の頭に何かが打ち込まれ。2人とも気を失う。だが気絶する前、声がした

 

「4日後に死ぬ」

 

 

 

 

そして…その四日後、花咲川女子学園と羽丘女子学園の2つの高校で、24人が死んだ。脳内出血による虚血性脳梗塞というものでだ。遺族の言う通りなら、みな最期は苦しんで死んだと…だれも…何も出来なかったと

 

_________________________

 

 

〜花咲川女子学園〜昼休み〜

 

 

想「…」

 

俺は屋上で寝転んでいた。昨日先生から聞かされた同級生や先輩、後輩の突然の死。

 

一条さんが、一応被害者の方々に生前話を聞いたそうだ。みなが口を揃えてこういった

 

「4日後に死ぬって…いやだ…死にたくない…」

 

だがレントゲンにも、MRIにも、何らかの原因があるはずなのに何も無かった、外的要因はなかったのだろうか

 

殺害された中にはリサやひまりが仲良くしていた友達がいたらしい。今日は葬式に行くと言っていた

 

想「未確認…」

 

俺は呟きながら立とうとすると

紗夜「そんなところで、何をしてるんですか?」

 

想「なんで分かんだよ…」

 

紗夜「いないと思ってきてみれば…起きてください、制服が汚れますよ…」

 

想「へいへい、分かりましたよっと…」

 

そう言いながら起き上がる。紗夜が呆れたように俺の背中を払う

 

想「ありがとな」

 

紗夜「いえ、別に…それより」

 

想「ん?」

 

紗夜「昨日に花女と羽丘で亡くなった人達…24人…いくらなんでも不自然すぎませんか?」

 

紗夜が深刻な顔をして俺に言う

 

想「俺も思ってる」

 

狙われた女子生徒に共通点があるのかと言えば全く持ってなかった。無差別もいい所だ。

 

想(一条さんに頼んで暫くはどっちの高校も休みにしてもらうしかないのかな…)

 

俺がそう考えていると、紗夜が覗いてきた

 

紗夜「またなにか考えてますか?」

 

想「いや、それにしても…」

 

その時、チャイムが鳴った。それと同時に、フィンガースナップの音もした

 

想「…?」

 

俺はその音が気になり屋上から下を見る。運動場から帰る生徒が見える

 

想「気のせいか…?」

 

俺も先に行った紗夜を追いかけようと扉を開け…

 

紗夜「きゃあああ!」

 

想「…っ紗夜!?」

 

今確かに紗夜の声がした。俺は嫌な予感を肌で感じ階段をかけ下りる。その間に赤のクウガへ姿を変えた

 

〜花咲川女子学園〜3階〜

 

ジャラジ「…」

 

紗夜「…っ!」

 

周りの生徒が廊下の奥へ奥へと逃げていく。その先は行き止まりだと分かっていても、

 

ジャラジ「…クク…」

 

人間の絶望や不幸がたまらなく好きなジャラジにとってはまるで天国のような空間だった。まずは追い詰めてから1人ずつ針を埋めようと、まずはそこの風紀委員という札を腕にかがけているやつからだ

 

想「はぁっ!」

 

だが、1歩踏み出した途端、後ろから羽交い締めによって止められた

 

想「やっぱりお前らの仕業か!」

 

俺はそう言いながらこいつを紗夜達から離すべく羽交い締めのまま後ろへ下がる。そのまま俺の後ろに投げ捨てる。相手は廊下を転がり、しばらくして立ち上がる

 

俺は後ろにいる紗夜達を一瞥した。みんな特に異常はない

 

ジャラジ「クウガ……ゲームのジャマしやがって…!」

 

想「ゲーム…?」

 

ジャラジ「大切なゲームなんだ!ジャマするな!」

 

想「いや、邪魔するね!そんなくだらないゲームに人を使うな!」

 

俺はジャンプしてそのまま殴りつける。相手は後ろによろめき、俺は追撃を腹や胸部に叩き込む。

 

ジャラジ「クッ…」

俺は少し距離をとって走る。空中で回転し、キックを決めようと…

 

想「なにっ!?」

 

相手が突然前から消えたのだ。走る体制で、

 

想(瞬間移動か…?)

 

しばらく辺りを見回しながら構えるが、何も起こらない。

 

生徒「え…あいつは…?てか4号もいない…」

 

紗夜(ほんと…逃げ足だけは速いんですから…)

 

_________________________

 

〜その日の夕方〜

 

 

あの後、未確認が出たことについて、警察に話した。この殺人事件は、未確認の仕業となり、花咲川女子学園、羽丘女子学園両方はしばらく休校となり各自絶対に自宅待機になった

想「…」

 

俺はビートチェイサーで街中を走っていた

 

一条『どうだ!何かあるか?』

 

無線から一条さんの声がする。

 

想「なにもいません…!おかしいですね…」

 

一条『そうか…こっちもダメだ…』

 

想「…?」

 

自分のスマホが鳴っていたのでバイクを停めて電話にでる。通話の相手はリサだった

 

想「どうした?」

 

だが聞こえるのは悲鳴と…

 

ジャラジ「そうだ…その顔だ…ククッ…」

 

気味の悪い笑い声だった。俺は背筋に悪寒が走る。

 

想「くそっ…!」

 

一条『どうした…!?』

 

想「あとで説明します!」

 

俺は一気に反対の方へバイクを向けて急いで走り出した。

 

_________________________

 

 

想「…!」

 

俺が着いた頃には遅かった。葬式場は荒れてそこら中に泣き崩れる人や絶望の表情を浮かべている人達がいた。亡くなった人の周りの花は荒らされ、遺影も落ちていた

 

想「…」

 

俺は無言で遺影を拾い上げ元の場所に置く。写真を見ただけでもまだ若い。というか同級生だ。これからやりたいこともあって…

 

なのにそれを理不尽に奪われ…安らかに眠ることも許されない

 

 

 

…なんだろうか…この感覚は…

 

 

 

体の奥からふつふつと…

 

 

リサ「想くん!」

 

何か感覚がわかる前に俺はリサに呼ばれた。無理やりその感情を沈めてリサを見る。リサもまた、涙を流していた

 

想「ごめん…1歩遅かった…」

 

俯きながら答える俺にリサが首を振る

 

リサ「ううん…想くんは何も悪くないよ…何も…!」

 

また泣き出してしまう。俺はリサを抱き抱え、ただ慰めることしか出来なかった。

 

 

 

〜夜〜

 

 

一条さんに連絡入れ、しばらくすると警官隊がやってきてその後の処理をしていた。特に遺族の精神のすり減りようは見て痛々しいくらいに分かった。

 

一条「八意…」

 

想「…?」

 

処理をしている警官隊を見つめていたが、一条さんが渡してきた茶封筒を受け取る

 

一条「…」

 

想「……!」

 

遺体を解剖した解剖結果だった。脳に鈎針が埋め込まれていたらしい。それが脳内をじわじわと傷つけながら肥大化、4日後に死を招く。

 

想(なんでやつだ…)

 

一条「4日後に死ぬ、と言い伝えて相手の絶望を楽しみ…そして今みたいに葬式に現れて遺族の方々にも精神的ダメージを与えていく…許せないことをしているな…」

 

想「はい…見つけたら…けちょんけちょんですね…!」

 

振り返りながら言う八意は、いつも通りの笑顔だった

 

一条「君はほんと、いつも通りだな」

 

それに一条が苦笑する。

 

 

 

 

だがしかし、今にも八意想の心の奥には…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分でも気づけないどす黒い憎しみと殺意があることに

 

 

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