笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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公式のクウガ、
オダジョー演技上手すぎない?

そして

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page77 友達…いや親友だから

戦いが終わって一日がたった。俺はいつも通りの日常を取り戻せたとおもっていたのだが、現実は違うらしい。

 

想「…」

 

生徒1「…。」

 

生徒2「…!」

 

生徒がみな、俺を避けていく。もちろん避けられた理由は分かってる。だけども実際に避けられると傷つくもんなんだな

 

美咲「おはようございます…」

 

想「美咲…おはよう」

 

美咲「大丈夫ですか…?みんな避けてますけど…」

 

想「美咲もあんまり、俺と話さない方がいいんじゃないのか?お前も変な奴だと勘違いされるぞ」

 

美咲「…大丈夫ですよ。私は想さんの味方です、信じてますよ」

 

昨日の戦いはネットで瞬く間に拡散され、ニュースにも取り上げられた。もちろん俺の顔は隠されている

 

・やはり4号は危険、射殺すべき

 

・やっぱり未確認は未確認か…

 

などと言った世間の声を浴びた警察では…

 

杉田「こいつら…アイツがどんな殺しをしたか知らないくせに好き勝手いいやがって…!」

 

桜井「まったくですよ!」

 

と、誰も4号が悪いとは思ってはいなかった。誰もがみな、あいつの殺し方を知っている。4号は激怒して当然だと思っている。

 

一条「八意…」

 

一条は、ただ彼を心配した

 

 

_________________________

 

〜花咲川女子学園、昼休み〜

 

放送「八意くん、至急校長室まで来なさい」

 

俺はその放送を聞いた時、大体何を言われるのかを悟った。でもわかった上で俺は行く

 

 

校長「言いたいことは、わかるね?」

 

想「はい」

 

そういいながら出された1枚の紙

 

校長「今日で君は花咲川女子学園を辞めてもらう。いいね?」

 

退学、だった。

 

 

 

 

もちろん分かってはいた。あれだけのことをして、しかも生徒が未確認、そんな重荷を背負うくらいなら捨てた方がなんぼもましだ

 

想「はい、お世話になりました」

 

俺は紙を受け取り、校長室を後にする。

 

 

紗夜・燐子「想さん?」

 

想「よお、2人とも」

 

俺は紙を隠しながら、いつも通り気さくに挨拶をするが…

 

燐子「その紙は…一体なんですか?校長室から…出てきたような気がしたんですが…」

 

燐子にバレていた

 

紗夜「ちょっと見せてください」

 

そう言って紗夜から紙を取られる

 

紗夜「っな…!?これは一体!」

 

燐子「退学…!?」

 

2人が紙を見て唖然とする。まぁ普通そうだろう

 

紗夜「これはいくらなんでも…!」

 

髪を握りしめたまま校長室に行こうとする紗夜を止める。

 

紗夜「なんで止めるんですか…!」

 

振り払おうとする紗夜をなんとか止めながら俺は言う

 

想「いいんだこれで…いいんだ…!」

 

俺がそう言うと、紗夜は止まった。次の瞬間、俺の腕を掴み、中庭まで連れていく。中庭に着いた紗夜は、俺の方を見て、一言発す

 

紗夜「仮に学校を辞めたとして貴方はこれからどうする気なんです?」

 

想「そうだな〜…」

 

そこに遅れて来た燐子が紗夜の隣に並ぶ。俺は透き通った青空を見ながら言う

 

想「人知れず戦うヒーローにでもなろっかな!」

 

俺は笑顔で言う

 

想「今までクウガとして、高校生としてカツカツで毎日頑張ってきたでしょ?でも学校が無くなっただけでもっと早く現場に行ける、もっと早くアイツらと戦って倒して…平和が守れて…」

 

 

 

そこで俺の言葉が止まる。

 

燐子「…」

 

紗夜「…」

 

 

 

俺の目から涙が溢れ出す。何故だろうか、止まらない

 

想「あれ…」

 

燐子「本当は…いたいんじゃないんですか…?」

 

燐子のその一言で、俺はなぜ自分が泣いているのかわかった。その場に膝を着いて、みっともなく泣き出してしまう。

 

想「やめたくないなぁ…!みんなと馬鹿みたいにはしゃいだりして…こころに後ろから突っ込まれたり…」

 

何気ない日常、今までは当たり前だと思っていた光景。でもそれを失いそうな時、何故か無性に当たり前でも、何気なくてもたまらなく愛おしい物になるのだ

 

こころ「想〜!!あら?なんで泣いてるのかしら?」

 

後ろから声が聞こえた。こころの声だ、それに続いて

 

美咲「想さん…ってなんで泣いてるの?」

 

美咲も追いかけるように走ってきた

 

燐子「奥沢さん…」

 

燐子が手招きをして紙を見せる。

 

美咲「なになに…?ってええ!?」

 

驚いた顔をして口をパクパクしている。

 

花音「あれ…?」

 

千聖「なんでこんな所で泣いてるのよ…」

 

香澄「おーい!って…なんで泣いてるの?」

 

たえ「足折った?」

 

有咲「それ病院ものだわ!!」

 

りみ「何この紙…見せて燐子ちゃん」

 

沙綾「退学!?」

 

香澄「えぇ!?」

 

彩「えぇあ!?」

 

たえ「彩先輩、すごい声」

 

千聖「一体どうゆうことかしら?」

 

イヴ「これはひどいです!校長は切腹を…!」

 

彩「イヴちゃんストップ!」

 

はぐみ「退学なんかダメだよ!!」

 

 

 

まるで計画でもしてたかのように次々と集まってくる奴ら、みんな紙を見ては驚き、また誰かが驚く

 

もはや何が原因か分かってないやつまでいた。

 

 

想「ははっ…」

 

 

俺はまた、考えすぎていたのだろうか。

 

 

紗夜「確かに、前の戦いはあなたらしく無かった」

 

そこに、俺の前に立った紗夜が言う。横にみんなが並ぶ

 

紗夜「憎しみのままに戦うあなたを…正直怖かったりしました」

 

想「…」

 

紗夜「でも、その位では私達は離れたり見捨てたりしまません」

 

燐子「前に言いましたよね…?何かあったら頼ってって…この位で見捨てるなら…そんなこと言いません」

 

美咲「私たちになにかできるかーって言われたら…全然出来ないけど…」

 

照れくさそうに彩が続ける

 

彩「私達はしってるよ…?その手はとっても暖かいって…」

 

沙綾「うん、だから誰も怖がらないよ」

 

たえ「暖かいの?電子レンジ?」

 

有咲「いいとこだから黙ってろ…!とまぁそういう訳だ!」

 

 

有咲がそっぽを向きながら言う。それにたえが「ツンだ」と言う。いつもの、ポピパらしい会話だった。

 

小川「前、ボクに説教垂れてたくせに…何してるのさ…」

 

小川がいきなり現れ皆ぎょっとする。

 

小川「それくらいでへこたれるようなやつじゃないだろ?八意」

 

想「小川…」

 

 

その時、後ろから誰かに抱きつかれた感触があった。次に頭を撫でられる感触を感じる。

 

想「こころ…?」

 

こころ「いつも想がみんなにしてくれる事よ!私はいつも想に撫でられると嬉しい気持ちになるわ!だから想もなでなでされたら嬉しくなるはずよ!」

 

自信満々にこころが撫で回す。それに俺は涙を流しながら笑った

 

はぐみ「いい笑顔だね!」

 

はぐみがサムズアップを俺にする。みんなもバラバラにサムズアップを決める。

 

 

 

 

 

 

想「ありがとう…!みんな!」

 

 

 

 

やはり持つべきものは、友だ。

 

 

 

紗夜「親友…ですよ」

 

 

顔を赤くした紗夜がそう言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒「きゃあああああ!」

 

 

みんな「「!?」」

 

 

 

その時だった。1階辺りから突然悲鳴が聞こえた。

 

 

 

俺たちは現場に向かう。

 

 

 

もう、俺に迷いはない。信じられる

 

 

 

 

 

 

 

親友がいるから

 

 

 

 

 

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