笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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page82 こころの抱擁と警察との公式タッグ

その程度か…

 

今のクウガはその程度か?

 

 

〜弦巻家・一室〜

 

想「うぁぁぁ!!」

 

こころ「!?」

 

俺は大声を出しながら叫ぶ。夢の中にまであいつがでてくるなんて…

 

こころ「大丈夫かしら?」

 

想「え?あ、ああ…こころか?」

 

こころ「ええ!一条って人から運ばれてきたの!」

 

想「そうか、ありがとう…」

 

こころ「ねぇ想?」

 

想「ん?どうした?」

 

こころ「どうしてそんな顔色が悪いのかしら?手も震えてるわ…寒いのかしら?」

 

想「…震えてる?そんな…」

 

俺は手を見る、かすかに震えていた。腕を握って止めよえとするが止まらない

 

 

 

 

 

俺はあの未確認に対し、体の底から恐怖を抱いているのだろうか

 

 

 

ガドル『次は、俺のゲゲルで会おう』

 

 

 

これは、次こそ…次こそ会えば間違いなく死ぬ。

 

想「…!」

 

その時、恐怖に怯えていた右手を、こころがそっと優しく、暖かく包み込んでくれた

 

想「こころ…」

 

その暖かさは俺の体に染みていき、恐怖に支配された冷たい心を、暖かく溶かしていく

 

こころ「あ、震えが止まったわ!」

 

こころがぱあっと横で、嬉しそうに微笑む。その笑顔も今じゃ俺には暖かい

 

想「はぁ…ありがとうこころ」

 

俺は1度深呼吸をしてから言う

 

こころ「きっとさっき寝てる時に怖い夢を見たのね!私もたまに見るの…!」

想「こころも見るんだな…怖い夢」

 

あれが全部、夢なら良かったな…でも俺はもう戻れないとこまで来たんだ

 

こころ「ええ!でもその夢をハロハピのみんなが来てくれてやっつけてくれるの!」

 

聞いてて思う、相変わらずこころはすげぇ夢を見る。現実でも色々凄いがまさか夢まで桁違いとは…

 

こころ「そしてその先にあるのはミッシェルランドよ!ミッシェルがいっぱいいるの!!」

 

目をキラキラさせて言うこころに

 

想「お、おう…?」

 

俺はやや困惑した声で返す。そこに誰かがやってくる。

 

黒服「おはようございます、八意様」

 

想「黒服さん」

 

黒服「体調もよくなられたようで」

 

想「はい、お陰様で。あとこころのお陰でもあります」

 

こころ「…?」

 

黒服「…そうですか。そういえばビートチェイサー、修理完了しました。一体あのような損傷…何をしたらああなるんですか?」

 

想「めちゃくちゃ強い敵と戦ったらああなりました」

 

黒服「はあ…?」

 

いまいちよく分からないオーラがある言葉を黒服が言う。

 

こころ「大丈夫よ!そんな敵はクウガがやっつけてくれるわ!」

 

想「え?」

 

いや今戦ったって言ったよね?たしかこころたちの前でも変身してたし…あれ?

 

そういえば前、美咲が…

 

美咲『私がミッシェルだーって、目の前で着替えしてもはぐみも薫さんもこころも全然信じてくれなくて…私とミッシェルは違う人って思われてます』

 

とか言ってたな…とゆうことはつまり…

 

黒服「はい…こころ様は分かっていらっしゃいません」

 

想「うっそだろおい…」

 

俺は頭を抱え上を見る。相変わらずホコリひとつないシャンデリアがあった。

 

黒服「はい…はい…わかりました」

 

突然電話を始めた黒服、俺達が何事かと見てると電話を終えた黒服が声を出す

 

黒服「一条様から、未確認生命体が出てきたとの事です。場所は…」

 

想「わかりました!今行きます!」

 

俺はこころの手をそっと離す。不思議そうな顔のこころを後目に俺はビートチェイサーへ走り出した

 

_________________________

 

 

ザザル「なんでどいつもこいつも動く箱に乗ってねぇんだ!ゲゲルが進まないだろ!」

 

イライラしたまま、感情のままに叫びながら歩く。ザザルのゲゲルの法則性を警察は見破り、対策をとった。まず周りの避難と車に乗らないように、エレベーターもバスも電車もタクシーもストップ

 

これは苦難の判断だった。今は夕方、家に帰ろうとしている通勤ラッシュだからだ。駅では大混乱がおこっているのだろう。だからこそ、必ず、倒さなければいけない

 

ザザル「…?」

 

ザザルがイライラしながら歩いていると、突然後ろからバイクが過ぎ去り止まる

 

想「あいつが…本当にヤンキーみたいだ…」

 

ヤンキーと言う言葉はよく分からんが何となく不快に感じる

 

ザザル「んだてめぇ!」

 

想「…!」

 

俺はベルトを出す。変身ポーズを決め赤のクウガに姿を変えた

 

ザザル「…」

 

相手は耳のイヤリングの様なものを引き抜く。

 

想「…!」

 

俺は構えをとる。相手が化け物に姿を変え、イヤリングが爪に変わる。その爪を手の甲に突き刺した

 

ザザル「…!」

 

痛そうな音と共に、爪に血のようなものが補充される。あの爪から強酸性の毒を繰り出す…

 

ザザル「ラァッ!」

 

想「っ!?」

 

華麗に舞い始めながら毒液を爪から飛ばしてくる。俺は地面に転がり避ける。そのまま毒液が当たった場所を見ると

 

 

コンクリが溶けていた

 

想「超変身!」

 

相手が舞いながら飛ばす毒液を避けながら青のクウガに姿を変える。

 

ザザル「ハァッ!ウリャア!」

 

想「ふっ…!はぁっ…!」

 

華麗に舞いながらする攻撃を、避ける

 

想「うおっ…!」

 

飛び上がりながら避ける

 

想「うぐっ…!」

 

右に、左に転がる。その間に、まるで何かを予感したようにゴウラムが飛んできてビートチェイサーにくっつき待機する

 

想(このままじゃ埒が明かない…!)

 

そう思いながら右に転がる。その横に柵があった。

 

想「失礼…!」

 

俺は柵の1番上のパーツをアッパーで吹き飛ばし自分の手に持つ。一回転させると青のロッドに変化した。綺麗な鈴の音を鳴らしながらロッドを振り回す

 

一か八か、相手が毒液を放つ前にロッドを手の甲に当て、あの爪を落とす…!

 

想「うぉぉぉ…!」

 

ザザル「ハァァ!」

 

互いに叫びあい相手は爪を、俺はロッドを振りかざす。

 

ザザル「!?」

 

ほんの一瞬のタイミングで俺が相手の爪を弾き飛ばすことに成功した。ついでに手の甲には爪の代わりに紋章を1つ

 

想「…!」

 

だが相手は諦める気もさらさらなく、俺に向かおうとしていた時だった。大量の銃声が鳴り響き、相手から煙がふきでる

 

ザザル「グッ…アァ…!」

 

俺が後ろを振り向くと、そこには駆けつけてくれた沢山の警官がライフルを構えていた。

 

想「ありがとうございます!」

 

俺はそう言い相手と距離をとる。この一撃で仕留める

 

距離をとる最中に赤のクウガへ姿を変え、一定まで離れたところで腰を低くし両手を広げる。右足に熱がこもるのを確認しながら相手目掛けて助走をつける

 

 

想「おりゃああああああ!」

 

俺は赤のクウガのキックを、確実に胸部に叩き込む。弱った相手は、右手の甲、そして胸部に紋章を浮かべていたが…

 

ザザル「ウァァァ!ハァァァァァァ!」

 

一体何があいつをそこまで生き残らせるのか、相手は気合で全ての紋章を消し飛ばした

 

想「…!」

 

だが俺も数々の戦闘で学んでいる。俺はゴウラムが付いたビートチェイサーに乗ると、ザザルを轢き、車体にのせて運び出す。

 

桜井『八意さん!』

 

警察隊の真ん中を通り過ぎる時、桜井さんが俺に拳銃を投げてきた。俺はそれを受け取りさらに速度をあげる

 

 

杉田『八意くん聞こえるか!』

 

想「はい!」

 

杉田『こっちで勝手に色々仕切ったんだが、奴の強酸性は身体中にあるらしい!だから地下で倒す。八意くんが相手をこっちまで持ってきて倒してシャッターを閉める、これなら大丈夫のはずだ!場所は…』

 

俺は場所を告げられる、さすがは杉田さん。作戦の練りが凄い

 

想「わかりました!」

 

 

俺は速度を上げ、速く現場へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花咲川 PM1:20

 

 

 

杉田「…!」

 

しばらく待っていると、バイクの音が聴こえる。気づけば自分たちの前をクウガのバイクが通り過ぎて行った

 

想「地下の駐車場…」

 

俺はしばらく走ると、急ブレーキをかけ相手を向こうに吹き飛ばす。タフすぎる相手はまだ立ち上がる。俺は拳銃を構えながら無線越しに杉田さんに言う

 

想「杉田さん!シャッターを1枚目から閉めてください!」

 

杉田『でも…大丈夫なのか?』

 

想「はい!大丈夫です!」

 

俺は緑のクウガになる。そのまま全身に電気が走り、俺は緑の金のクウガへ姿を変えた。拳銃を弓に変え、その弓を引き絞りバイクを動かす。

 

ザザル「…!!!」

 

俺は走りながら弓を放つ。6発連射した矢は相手の体に全て当たる。俺はバイクを横にたおし後ろに振り向きざまに金の力を解除。赤のクウガに姿を変え来た道をバイクで走り去る

 

 

 

 

ザザル「…死ぬもんか…!」

 

地下の駐車場で1人、ザザルは呻く。腹が立つ。まだ自分は死んではいないのにクウガに背中を向けられ逃げられた

 

ザザル「舐めんじゃ…ねぇ!」

 

だが6発連射した矢から紋章が出始める

 

ザザル「死ぬもんか…!!」

 

それに逆らうように叫ぶ。クウガがいた方向へ手を伸ばす

 

ザザル「ウワァァァァァ!!」

 

絶叫が響き、その後に凄まじい爆発が地下の駐車場に広がった。

 

 

 

 

 

 

 

想「…!」

 

俺は走りながら閉められ始めているシャッターを潜る。1枚、2枚

 

想「っ!!」

 

そして最後の3枚目は、少し車体を斜めにしてくぐり抜けた。ゴウラムが地面に掠り、火花を散らす。

 

俺はバイクを止めて、杉田さんの横に並ぶ

 

 

 

しばらくすると、凄まじい爆発音が響き…

 

 

目の前のシャッターが歪んだ

 

全員「…!」

 

それにその場にいた全員が構えるが…

 

何も起こらなかった。

 

想「これ…桜井さんに返しといてください」

 

杉田「ああ、ありがとう」

 

俺は杉田さんに、桜井さんから借りた拳銃を渡す。ほっとしてその場に座りかけた時だった

 

無線が響く

 

 

 

 

 

無線『本部から通達!未確認生命体第3号が長野県に飛び立つのを警官が目撃しました!』

 

俺はその無線を聞いた途端に、戦慄する

 

 

長野県には…アイツらが修学旅行で行っている。

 

 

想(クソっ…!)

 

 

無線『最新の情報によれば埼玉県内を飛び去っている模様』

 

想「杉田さん俺行きます!!」

 

俺はただ間に合え、間に合えという一心でゴウラムの離れたビートチェイサーに跨りその場を後にした

 

 

 

 




間に合え八意!
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