笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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ゴオマ

強化体

究極体

死体
(YouTubeのコメ欄より)


page84 異質な気配

〜弦巻邸一室・AM9:00〜

 

想「はぁ…」

 

俺は頭を抱え、昨日の出来事を忘れようとする。だがあの顔、あの悲惨な死体は目に焼き付いてしまい中々離れなかった。

 

想「はぁ…」

 

再び、ため息をつく。あの後、ほとんど記憶がなかった。次目覚めた時は弦巻家の部屋に寝かされていた。

 

黒服「お目覚めになられたでしょうか?」

 

想「今起きました…学校は…そうだった」

 

弱々しく言う八意に、黒服が目を瞑る。自分達の権力を使ってもどうしようもなかった。弦巻家よりも上の資産家の手によって八意は辞めさせられた。

 

 

黒服(本当なら…今も学校に行けて皆様と笑われていたでしょう…)

 

だがそれを今の本人に言う訳には行かなかった

 

黒服「お食事は…どうしましょうか?」

 

想「今はいらないです。ありがとうございます」

 

黒服「承知致しました。なにかご要件があればお呼びください」

 

想「分かりました」

 

そう言って黒服さんは出ていった

 

 

想「俺は…あんなやつと戦わなくちゃいけないのか…」

 

めちゃくちゃ強くなっていたゴオマを一撃で葬り、更に長野県内全域を停電させる。果たしてそんなやつと戦って勝てるのだろうか

 

想(いや、やれ。俺が…俺がやらないと…)

 

その俺の思考に、声が響く

 

燐子『何かあったら…私達を頼ってください…』

 

小川『それくらいでへこたれるようなやつじゃないだろ』

 

紗夜『それくらいで私達は離れたり見捨てたりしません』

 

言われてたなそんなこと…俺は1人じゃない…

 

想「そうだったな…」

 

俺は少し微笑み、外の空気を吸いに行った

 

_________________________

 

〜警察署・未確認生命体対策本部〜

 

杉田「なんだよこれ…」

 

一条「わかりません…だけどこれは…」

 

一条達が見ているとあるネットサイト、何故それを見ているのか

 

 

ジャーザと名乗る女が投稿した内容だった

 

『これから567人殺す』

 

杉田「殺害予告…」

 

一条(また八意を頼るか…?いや…)

 

あれだけ無理をさせた。なのに帰ってきて即座に未確認生命体。それは可哀想だと思う

 

杉田「八意くんはどうしてるんだ?彼を呼べばどうにかできるんじゃ…」

 

一条「いや、今はそっとしておいてあげてください」

 

杉田「…一条」

 

杉田は現場に行って八意の様子を見たひとりだった。あれだけ無理をして、頑張って戦ったんだなと思うと。守るはずの我々が惨めに見える。

 

杉田「そうだな…少しは頑張ってみるか…」

 

_________________________

 

 

想「久しぶりのドライブ〜♪」

 

俺はビートチェイサーに乗りながら海岸沿いを走っていた。この海岸は、俺とトライチェイサーが最後に走った場所だった。

 

そこを通り抜け、近くの街にでる。しばらくするとライブハウスcircleの看板が見える

 

想(やっべ…バイトやらないとなぁ…)

 

そのまま近くの道に出る。

 

想(ここが俺が初めてこの世界に降り立った場所か…このあとすぐグムンと戦ったっけな?)

 

我ながら笑ってしまう。ここに来てからそろそろ1年になる。時が流れるのも早い

 

 

 

想(もう、あの世界には戻れないか…)

 

この世界は楽しい、だが元いた世界を思うと、少し寂しく感じるのだ。でももう戻れない

 

第一向こうに戻っても何も無いし…

 

無線『ピー!ピー!』

 

想「…?」

 

俺は突然鳴り響いた無線に驚きながらも応答ボタンを押す。

 

無線『本部から転写!老人会を乗せたツアー船が、未確認生命体第44号に襲われた模様!44号はその後行方を眩ませましたがツアー船最後の通信によると、上陸地点は…』

 

想「!?」

 

最近のツアー船、すげぇ。一体誰が乗ってるんだすげー気になる。と思いながら俺も向かうべくビートチェイサーを走らせる。

 

 

 

 

〜花咲川内・PM1:00〜

 

 

一条「…!?」

 

予想上陸地点に向かうべくパトカーを飛ばす一条。その横に誰かが着く

 

一条「八意…!」

 

ビートチェイサーに乗った八意が手を出し、言う

 

想「一条さん!拳銃を貸してください!」

 

なぜ来た。あれだけ悲しそうにして、ろくすっぽ睡眠だって取れてないはずだ。なのに何故…

 

想「…」

 

一条は何かを言いかけたが八意の目を見て諦める。今の彼は止められない。

 

一条「頼む!」

 

一条は懐から拳銃を渡すと、八意はスピードを上げて走っていった

 

一条「強いな…あいつは…」

 

一条はそう言って、少し微笑んだ

 

 

 

 

 

 

 

〜予想上陸地点・PM1:15〜

 

想「…!」

 

俺はバイクを地上ギリギリで停める。あと少しミスったら海に落ちるところだった。近くは倉庫街、情報によれば相手は海にいる。倒すならいまだ

 

想「変身!」

 

俺はベルトを出し、赤のクウガに姿を変える。そのまま拳銃を取り出し、構えて時間まで待つ

 

想「…」

 

俺は、何か嫌な気配がしていることに気づく。誰かに見られているような…そんな気配だ

 

想「…」

 

近くを目だけで見回すが何も見当たらない。だが気配だけでわかる。これは人間じゃない

 

想「…!」

 

気持ち悪い感覚を抱えながら俺は緑の金のクウガに姿を変える。ハッキリと音が聞こえる。

 

 

さらに気配が気持ち悪くなった。だがモヤがかかってるかのように遮られ分からない

 

 

 

想「!?」

 

 

だが突然、そのモヤが晴れ、自分の後ろに異様すぎる気配が感じ取れた。

 

 

 

 

それに気を取られ、海から飛んできた1本の槍に反応が遅れた。

 

想「っ!?」

 

俺がボウガンを放つより早く

 

 

 

俺の左肩を槍が貫いた

 

 

 

 

 

想「ぐわぁぁぁ!!ぎぃあぁぁあああ!」

 

凄まじい痛みを感じながら俺は後ろに吹き飛ばされ、近くの倉庫に宙ぶらりんになる。それを止めるのは左肩に貫通した槍。

 

想「ぐっ…うぁ…!」

 

緑の金のクウガのせいもあり、その痛みは凄まじいものだった。まるで全身を刺されているような…

 

肩から地面に血が滴り落ちる

 

想「ぐっ…!」

 

俺は左肩を貫く槍を持ち、引き抜こうとする。

 

想「ぐぃ…!ああぁああぁ!うぁぁあああ!あああ!」

 

少しでも気を抜いたら気を失いそうな痛みを全身が襲う

 

まだ抜けないのか。どれだけやってもまだ抜けない。

 

想「ぎぁあああぁ!ぐぁっ!!」

 

肩から槍を引っこ抜く。周りに血と肉片が飛び散る、俺はふらつく足取りで槍を投げ捨てる。その時に腕を見たのだが、白色だった

 

その槍はアクセサリーのようなものに姿を変え、その場に落ちる

 

想「ぐっ…うぅ…」

 

俺はパトカーの音がした瞬間、俺の中で何かが弾けたのか、その場に倒れ意識を失った

 

一条「…か!…!」

 

最後に聞こえた声は、一条さんの叫び声だった。

 

 

_________________________

 

〜弦巻家・PM3:45〜

 

想「っ!」

 

美咲「おわっ…!」

 

俺は飛び起きて、辺りを見回す。あの未確認はどこに行った。だが目の前でおどろいた顔をしている美咲を見た途端に…ここまさか弦巻家か?またここにリスポーンしたのか?と考えた

 

想「…」

 

上を見る。相変わらず綺麗なシャンデリアだ。

 

美咲「そんないきなり動いて大丈夫なんですか?」

 

想「ああ」

 

俺は肩にある包帯をとりながら言う

 

美咲「えっ…ちょなにして…!?」

 

美咲が途中でとまる。それもそうだ。貫通した傷は塞がって完治していた。

 

美咲「傷が…無い…?」

 

俺は頷く。美咲はしばらく目を擦っていたりしていたが、やがて俺に聞く

 

美咲「そのお腹にある石?となにか関係があるんですか?普通の人間ならそんなすぐ治りませんよ…前だって死んだのに生き返ったりとか…」

 

想「ああ、普通の人間なら出来ない」

 

美咲「その言い方じゃまるで自分は普通じゃないって…」

 

言えない。このままでは戦うだけの、アイツらと同じ存在になってしまうことなど、

 

ココ最近、改めて自覚することが増えた。最初は使う時に激痛が走った金の力も、最近じゃ自分の意思でなんの痛みもなく出せる。それほど中身の構造が変わったのだろう。戦うために、その最適解を目指すために

 

 

 

想「もうこうやって戦ってる時点で普通の人間じゃないだろ…」

 

俺は笑いながら言う。美咲もそれに釣られる

 

美咲「ですよねぇ…というか次は一体どんな敵と戦ってんですか?」

 

想「姿は見てないし…分からんなぁ…」

 

美咲「え?相手は空にいたんですか?」

 

想「違う、海の中だった。緑の金のクウガだったんだけどな」

 

美咲「あ〜…なら余裕…とは言えなかったんですね」

 

想「ああ、何かに邪魔されて気が散ったんだ。その時にグシャーって」

 

こころ「美咲ー!!あ!想も起きたのね!」

 

美咲「こころ…」

 

想「おう、お陰様でな!」

 

こころ「ちょうど良かったわ!」

 

想「ん?何がだ?」

 

 

こころ「美咲!船上ライブをするわよ!!」

 

そう言いながらこころが紙を広げる。そこには大きく、

 

『circle合同船上ライブ!!』

 

と書かれていた。

 

 

 

 

美咲「はい?」

 

 

想「へぇ〜…」

 

横で美咲が口を開けている。俺はもうほとんど慣れてしまった…

 

 




ジャーザのゲゲル期間は5時間だっけな?そんな設定はなかった



八意が学校を辞めさせられたにはなにか裏が…


そして最近筆が進むぞ…!進むぞ!
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