笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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page85 船上ライブ計画!

美咲「船上…ライブ?」

 

こころ「ええ!ここでみんなでライブをするの!」

 

そう言って船の地図を見せてくれる。その地図には、でかいたくさんの部屋、温水プール、バイキング、ライブの練習室などがあった

 

想「バイキング…美味そう…」

 

美咲「え?そこ?それにしてもこころ、この船でやるの?」

 

こころ「ええ!黒服の人達に買ってもらったわ!」

 

買 っ て も ら っ た ? いやいやちょいまて、まるで誕生日プレゼントみたいな感覚で船買うの?弦巻家本当にどうなってるの?

 

美咲「買ってもらった…」

 

美咲も頭を抱えて唸る。ここで全バンドやるのか…

 

想「でも許可はとったのかよ、ほら、こうゆうのは他のバンドの許可がないと」

 

こういうのは大体AfterglowとかRoseliaとかが拒否しそうだ。ポピパはノリノリでやりそうだけど…

 

こころ「問題ないわ!circle合同ライブだもの!」

 

想「…」

 

こころが自慢げに胸を張る、俺は絶句してしまった。誰かこの無軌道の1度発車したら止まらないロケットを縛り付けてくれ

 

美咲「こころはこうゆう子なんですよ…」

 

美咲が頭を抱えながら言う。流石はハロハピ唯一の常識人と言われてるお方、格が違う…

 

想「じゃあもし嫌って言われたら?」

 

こころ「circleでやるわ!」

 

想「…」

 

 

 

もう、最初からcircleでやればいいんじゃないかな

 

 

 

 

こころ「〜♪」

 

そんな俺の考えを他所に、こころは鼻歌を歌いながら踊っている。

 

想(まぁ…でも楽しそうならいいかな…)

 

俺はそう思いながら再び寝転んだ。

 

_________________________

 

 

美咲「あ、また寝ちゃった…」

 

想「…Zzz」

 

美咲(ほんと、無防備だよね…いつもはあんな奴らと戦ってるのに…)

 

こころ「あら?寝ちゃったのかしら!」

 

踊っているこころが足を止めて八意を覗き込む。所々垂れた髪が八意の顔をくすぐるが起きないようだ

 

美咲「うん、そうみたい、寝かせてあげよう」

 

こころ「それにしても不思議だわ…!」

 

美咲「ん?何が?」

 

こころ「いつもみんなを笑顔にしてくれるのに、寝てる時を見ると何故か守ってあげたくなるの!」

 

美咲「確かに…言いたいことは分かる」

 

いつかどこかへ行って戻って来なさそうな

 

美咲(もし…未確認生命体の事件が終わったら…想さんは一体どうするんだろ)

 

ふと気になった。今は未確認からみんなを守る為に戦っている。だが未確認が解決したら?八意がこの街にいる必要ななくなってしまう

 

美咲(いや…私達が作ればいいんだ…想さんの居場所を…!)

 

自分から考えておいて思う。私何考えてるんだろ…

 

もしかしていなくなったら寂しいと私は感じるのだろうか…

 

こころ「美咲…?」

 

美咲「ふぇっ!?わっ!こころ!?」

 

いつの間にか自分の目の前にいたこころ。透き通るような金色な目をこちらに向けている

 

美咲「な、なんでもないから!ほらいこ!はぐみを待たせてるから!」

そうして美咲はそそくさとこころを連れ、ハロハピ会議室へ向かった

 

 

 

 

〜羽丘女子学園〜

 

リサ「はぁ〜!久しぶりだ!想くんに連絡!…あれ?」

 

日菜「想くんに連絡しよっと!…あれ、繋がらない…」

 

 

 

〜花咲川女子学園〜

 

花音「久しぶりだね…」

 

千聖「ええ、そうね。彼にお土産を渡しに行こうかしら」

 

彩「私も!」

 

〜弦巻家〜

 

 

想「…Zzz」

 

スマホ「ピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコンピコン」

日菜やリサ達からのスタ連で莫大通知の八意のスマホ。この大惨事に気づくのはあと少し…

 

 

 

〜警察署〜

 

一条「乗客200人全員殺害…!?」

 

杉田「ああ、しかも老人ツアーだ…前に殺された船は保育園児だけ…わざと弱い物を狙ってる!くそっ!」

 

杉田が机を叩く。一条も歯噛みする。

 

一条「早く…止めならければ…」

 

杉田「その件だが…海上保安庁が手を貸してくれることになった。今上が作戦を立ててる」

 

 

一条「そうなんですか?」

 

だが杉田は顔を暗くしたままだった。

 

杉田「あの未確認、海を泳ぐのが早すぎる…彼を頼るしかないんだが…体調はどうだ?」

 

その時一条は、憑き物が無くなった八意の顔を思い出す。あいつならきっと…嫌と言っても着いてくるのだろう

 

一条「分かりました、とりあえず連絡を取ってみます。海上保安庁を使った作戦日はいつですか?」

 

杉田「まだわからん…だが早くて2日、だそうだ…」

 

一条「2日も…」

 

その間に未確認が出てこないとは限らない。その声が聞こえていた場の人間は、ただ出てこないのを祈るだけだった

 

_________________________

 

〜弦巻家一室〜

 

黒服1「もうこんなに…」

 

黒服2「はい…八意様の体内にある霊石は徐々に八意様の体の神経、筋肉を強靭にしていってます」

 

いつの間にやらとったレントゲンを見ながら、黒服3人が唸る。

 

黒服3「金の力を使い始めてからはさらに急速にその発達が見られます…このままでは…」

 

黒服1「あの敵と同じ、戦うための生物兵器に…」

 

黒服2「彼は沢山の人に好かれています…なのにもし生物兵器なんかになったら…」

 

黒服3「はい…間違いなく我々の前から姿を消すかもしれません…彼は優しすぎますから」

 

 

その3人の先には、レントゲンに映った霊石がキラキラと輝いていた

 

 

 

〜弦巻家一室 PM9:45〜

 

想「…ん?」

 

俺は目を覚ます、やけにいい匂いがすると思いながら横をむく

 

想「おう…」

 

こころ「…Zzz」

 

やけにいい匂いがする原因は何故か俺の横で寝ているこころだった。

 

想「はぁ…なんで寝てるんですかねここで…」

 

俺はこころを起こさないように慎重に布団から出る。真ん中にこころを寄せ布団を被せる。机にはこころが書いてたであろうライブの計画表が沢山あった。

 

 

『circle合同船上ライブ!』

 

 

と書かれたを手に取り、1つずつ目を通す

 

想「こころらしい、いい案だな…」

 

沢山の笑顔が溢れる…そんなライブにしたいな。だから…

 

想「俺は…絶対に勝つ…」

 

そう言いながらスマホを手に取り…

 

想「なんだこれ…」

 

Limeに溜まる999件以上の通知、恐る恐る開くと日菜や千聖、リサなどから大量に送られていた

 

想「明日が大変そうだ…」

 

確か明日バイトがあったな…明日こそちゃんと行かないとな…

 

俺はカーテン越しに月を見ながら、今までの笑顔を思い出した

 

 

 

想「俺がもし死んだら…誰か悲しんでくれるかな…」

 

 

そんな声を漏らして…

 

 

 

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