そして二刀流が…
そして初めて歌詞を使いました!
エモく出来たはず?
〜港・AM11:15〜
想「うわぁ…でっけぇ船…」
海の方からやってくる船を見ながら俺は自前のコンビニ弁当を食べる。服装は一応人に見せられるものだ
まりな「毎日コンビニ弁当食べてる…?」
想「ひは…そんなわけ…」
俺は弁当を食べながら言う
小川「なんとなく想像できるよね、うん」
まりなさんの後ろから気さくに話しかけてくる小川
想「んなっ!?なんでお前がここにいるんだよ!」
まりな「あれ?知り合い?」
想「知り合い…と言えば知り合いですね」
小川「友達じゃないか、君からそう言ってきたくせに」
前よりかは幾分か女っぽくなった小川、それと同時に俺に絡んでくるのが増えた。一体何故なのか、本人に聞いても教えてはくれなかった
小川「はぁ…ほら早く手伝ってよ。機材運ぶから」
見れば機材が積まれた箱が、紐でビートチェイサーに括り付けられていた
想「俺のバイクはトラックじゃないんですが?」
小川「え、いいじゃん。楽だし」
いくらなんでも機材がないから無理だぞこれは…、そう行ってる間にも船が到着する。客を載せるための橋を設置し、しばらくしてから荷物が運ばれていく。
黒服「これはこっちです、慎重におねがいします」
黒服さん達がテキパキと指示を飛ばす。俺たちスタッフはそれを手伝う
想「にしても…マジの豪華客船だな…?」
小川「私も…人生で一生乗ることは無いって思ってた…」
人生ほんとに、何があるかわからない。俺の場合、まず1回死んでるし
小川「ほわぁ〜…綺麗なベッドだ…後で寝るか」
ほわぁ〜とか言うの?こいつ
想「お、ゲーセンあるぞ!」
小川「あっ!料理店!」
想「カジノ!俺たちやらねぇけど…」
気付けば俺たちは、機材を運ぶより探検をしていた。だって…
黒服「完了しました」
全部黒服さんが終わらせたし…
まりな「うぉー!おぉ!」
まりなさん興奮しっぱなしだし、てかあとは入場だけだし…
まりな「あっ!あともうちょっとでお客さん来るよ!手伝って〜!」
想・小川「「はーい!」」
香澄「こんにちは!」
想「お前ら全員来たのか!」
何故か香澄を先頭に全員やってきた。それぞれまりなさんや俺に挨拶やお礼を言い、船に入っていく。練習とリハーサルだろう
リサ「これ、差し入れ!」
そう言って渡されたのは、可愛くラッピングされた袋、その中にはクッキーが入っていた
想「サンキュー!久しぶりだな、リサのクッキーは」
リサ「小川さんの分もあるよ!」
小川「ありがとうございます!」
リサ「じゃ!頑張って!」
そう言って入って行く
美咲「お疲れ様です」
花音「が、頑張ってね!」
つくし「…。」
何故かMorfonicaのみんなは俺に冷たかった。まだ会ったばっかだし緊張しているのだろうか。別に怪しまるようなことはしてないし…
まりな「えっと…小川ちゃんはチケットを配ってあげて!で、八意くんはチケットにスタンプ、乗車確認表をおす!」
想「こんな形でライブすんの…うちが初めてだろうなぁ…」
小川「ほんと…弦巻って何者なんだ…?」
そう言っている間にもお客さんが並び始める。まだ入場まで30分なのに…大行列だ
まりな「circle史上初かもしれない…」
想「そうですね…あっ、もう時間だ」
まりな「頑張って!私は機材のセットとかあるから!」
想「はーい、お客様!こちらへお並びください!」
つぐみ父「やぁ!想くんじゃないか!」
想「つぐみのお父さん、お久しぶりです!てことはお母さんも一緒なんですね」
俺がそう言うと、お父さんの後ろから母が現れる
つぐみ母「ええ、それにしてもまさかここで会えるなんて!」
想「そうですね!中でつぐみが頑張ってます。ちゃんと見てあげてください」
そう言いながら中へ通す。1番初めから知ってる人に会えるとは幸先がいい。
〜10分後〜
沙綾父「おお!八意くん!」
想「沙綾のお父さんですか!」
「ああ!」という沙綾父の手には袋詰めされたパンを持っていた。大方みんなへの差し入れだろう。山吹ベーカリーのパンは美味しいからね仕方ないね
想「どうぞ、ごゆっくりお楽しみください!」
そう言って通す。次は何かセレブのような人だった
こころ母「貴方が八意さんね?」
想「えっ…なんで俺の名前を…?」
こころ父「君の話は常々娘から聞いてるよ。」
想「娘…?」
それでもまだ分からない俺を察してくれたのか
こころ母「申し遅れました、弦巻こころの母です」
こころ父「弦巻こころの父です」
と二人して頭を下げながら言う。
想「え…ええええぇぇ!?」
俺の絶叫が響き渡る。周りが何事かと騒ぎ出す
想「けほん…いつもお世話になってます」
こころ父「こちらこそ、娘が世話になってるな!」
父母あって子供あり、父が俺の肩を笑いながら叩く。それを見た近くの黒スーツの男が一瞬怪訝そうな顔をするが直ぐに治る
こころ母「こころがいつも電話で貴方の話をする時はハロハピよりも笑顔で話すのよ」
こころ父「ハロハピのお陰でこころはあんなに笑うようになった、それに八意くんのお陰でさらに笑顔が増えた。嬉しい限りだよ」
想「え?それじゃあまるで昔は全く話さないみたいな…」
こころ父「その通りだ…どんなおもちゃを買おうがぬいぐるみをあげようともこころは笑いもすらしなかった…私達も忙しくて中々会えずにいてな…父として申し訳ない」
想「そうだったんですか…」
今までのあの言動、行動にも辻褄が合う。あれだけベタベタ触れてくるのはきっと甘えたかったのだろう。
こころ父「これからも彼女をよろしく頼む」
そう言って中に入る。俺はその背中を見ながら思う。構ってやりたくても構えない、金で人の心は動かせない…か…
想(仕方ねぇな…)
???「あの〜すみません」
想「あ、すみません」
俺はすっかり他の客のことを忘れていた。次のお客さんはOLのような見た目をした女の人だった。カバンを手に持ち眼鏡をかけていた
想(すげー美人だな)
俺はそう思いながらチケットにスタンプを押し、中に通す
???「ありがとう」
そう言いながら中に入る。俺は何故かあの女性が引っかかり姿を目で追う
想「っ!?」
中に入りこちらを1度見る。その口端は…何故か歪んでるように見えた。笑いをこらえるような、それに俺は猛烈に嫌な予感がする
だが、次から次へと来る客に押し通されて見えなくなってしまった。
???「ふっ…ここでなら一気に殺せる…ザギバスゲゲルの為だ…無駄な殺しはさっさと終わらせよう」
そう言って笑う。その片手にはPCがあった。
_________________________
〜港・PM2:30〜
想「じゃあ俺はこれで」
何とか全ての客を中に入れ、俺たちは一息ついた。そろそろ作戦が始まる時間になるはずなので、俺は一息つく暇もなくビートチェイサーに跨る
まりな「私達も頑張るからね!」
小川「生きて帰ってきなよ!」
想「変なフラグたてるな!」
その会話を最後に、俺はビートチェイサーを走らせる。後ろでは、2人がまだ手を振っていた。
_________________________
〜警察署・PM2:50〜
想「一条さん!」
一条「来たか八意!」
俺はビートチェイサーを止めて一条さんに歩み寄る。周りには武器に身を固めた集団と警察がなにやら話し合っていた。
想「あれが…」
一条「ああ」
俺はその集団を見る。普通なら心強い味方なのだろうが俺には到底そうとは感じられなかった。
想「…」
一条「服装、どうにかしないのか?」
想「え?ああ…」
今の俺の服装は、胸あたりに大きく『circle』と刻まれた赤のTシャツを着て、その上にジャンバーを羽織っていた。まぁ場違いな服装ではある。
想「別に…大丈夫ですよ」
一条「そうか?支障が出ないならいいが…」
刑事「え?誰だあの子…」
とか何とか聞こえるが俺は聞こえないふりをする。あーあー聞こえなーい
_________________________
〜警察署・PM5:00〜
張り詰めた空気の中、杉田さんの声でみんなが動く
杉田「来たぞ!ネットの殺害予告だ!…なんだ…?6つのバンドが5:30に消え去る…」
想「6つのバンド…?」
俺はしばらく考え…
___________思い当たる
しまった。まさかアイツらもいつの間にか入れてしまっていたのか
6つのバンド…思い当たる節はひとつしかない。
あの船だ。リサ達が乗った船だ
想「クソが…!」
俺は考えるより先に動く。ビートチェイサーに跨り一気に走り出す
一条「八意!!」
一条さんの声がするが俺は無視する。
想(頼む…間に合ってくれ!)
〜船・PM5:05〜
リサ「うわ〜…人多いね〜」
ステージに入る前に、客席を通るみんな、既に人は集まりつつありその中には小川やまりなさんが指示を飛ばしていた
あこ「あれ?想兄がいない?」
燐子「さっきまではいたのに…トイレでしょうか?」
たえ「意外と船に弱い?」
はぐみ「あっ!すみません!」
はぐみが女の人にぶつかる。だが女の人は笑顔で微笑むだけだった。そのまま外に出る
???「いえ、お気になさらず」
りみ「あの人めっちゃ綺麗な人やね…」
美咲「ほんとですね…お忍び芸人か何かですかね?」
_________________________
〜港付近・PM5:08〜
想「…!」
俺は赤のクウガに姿を変えて港へ向かっていた。
杉田『聞こえるが!八意くん!』
想「はい!」
無線越しに杉田さんが言う。俺が途中で抜けたにもかかわらず、情報をくれた
杉田『あいつな居場所には検討がつくんだな…!頼む!』
想「ありがとうございます!」
杉田『あとネット上の書き込みにはこんなものがあった!』
『どうでもいい殺しはさっさと終わらせて、もっと大事なゲームを始めたい』
想「…!?」
そんなどうでもいいことで、アイツらの…その場にいる人達の未来を平気で奪う…
リサ『私たち…FUTURE WORLD FES.に出たいんだっ!』
そう言って微笑むリサの顔を思い出す。
ゴウラム「…!」
ゴウラムが空から飛んでくる。俺は青のクウガに姿を変え、ゴウラムの足に捕まり海を飛ぶ。これが一番最速の方法だった。飛んでいる途中、緑のクウガに姿を変え探していた
_________________________
〜船上・PM5:50〜
???「ふっ…」
デッキでワイングラスを口に入れながら時計を見る。既にライブが始まり、人が賑やかになっている。
あと少し…あと少し…
そう言いながら人の姿から化け物に変わる。幸い近くに人はいない
ジャーザ「…!」
まずはあの女を狙おう。そう思い体を引き絞る。
その時だった、彼女の手の甲にひとつの矢が当たる
ジャーザ「!?」
槍は、床にかわいた音を立てながら落ち、その場に転がる。手の甲には紋章が現れるが…なんなく消しとばす
想「お前が…!」
ジャーザ「クウガ…」
俺は船のデッキに着地する、姿は青のクウガに変えておいた。相手は再び腰から何かを引きちぎり、槍に変える。
ジャーザ「…っ!」
その槍を俺に投げる。凄まじきスピードで投げられた槍を肩にかすりながらも転がり避ける。
想「ぐっ…!おおっ!」
そのまま転がり相手に蹴りを入れる。
ジャーザ「…」
だが相手には効かなかった。足を掴まれほおり投げられる。
想「ぐうっ!」
そのまま壁にぶつかり、走ってきた相手に首を捕まれ締めあげられる。腕も足も自由を奪われ動けない
想「ぐぅぅああ…!うぁぁあああ…!」
近くからRoseliaの曲が聞こえる
4人(We went all out to win)
友希那 Passionate Gaze
4人(We went all out to win)
友希那 Passionate Voice!
想「おおっ!」
俺は相手の胸部に蹴りを入れ、怯ませる。その間に隣に突き刺さった槍を引っこ抜き、振り回して青のロッドに変える。その間にも曲は聞こえる
4人 (We went all out to win)
友希那Passionate Soul
4人(We went all out to win)
友希那 『 眼差しは 唯ひたすらに愚直さを込めて』
友希那は曲を歌う。
友希那 『魂と本能をくすぐっていった』
ジャーザ「…!」
想「ぐぉ…!」
青のロッドと槍がぶつかる。単純なせめぎあいのはずだが明らかに俺の方が力量不足だった。あっという間に押し込まれる形になり、片膝が地面に着く
友希那 『新たな挑戦が 本物へと近づく…』
ロッドを支える右腕に相手の槍が当たり、押さえつけられる
想「ぐっ…ああ!」
骨が軋む嫌な音を聞きながら俺は踏ん張る。負ける訳には行かない、こんな奴には
友希那『どんなステージだって 微笑みをあげるわ』
想「ぐっ…!」
横に逸れて攻撃を交わす。再びロッドを構え直して横に振る。だが相手はジャンプして交わし、後ろから蹴りを入槍を振る。俺の背中を一撃が襲い、血が舞う
(Breaking out!)
友希那『逆鱗に触れた先に落ちた』
想「ぐっ…ああああ!」
こんな奴に負けてたまるか、遊びで人を殺す。みんなの未来を壊す。笑顔を壊す。今日のライブは邪魔させてたまるか、こころが頑張って考えたんだ。
想「っ!」
立て、踏ん張れ前を向け、背中を斬られたからなんだ。足が動く。腕が動く。それだけでいい
全員(Breaking out!)
友希那 『 産声が激しくぶつかり合う宴!』
槍とロッドが何度もぶつかる。相手の手にロッドをぶつけ隙を作る。その間に金の力を使い相手の胸部に打ち込む
ジャーザ「グァァッ!ウゥゥ!」
だが蹴り飛ばされる。俺はその間に金の力を解除し、青のクウガになる。今ので5秒使った。あと使えるのは25秒、その間に倒さなければならない。
Roselia 『競い咲くように 命の Anthem 嗚らして!』
ジャーザ「うぅぅぅう!アアァァ!」
ジャーザが突如として全身を抑え呻く。何事かと考えていると、体に変化が起こる。
Roselia 『磨き上げてゆく それぞれのダイヤを胸に抱き!』
そして肌の色がより一層不気味になったジャーザは腰についてるものを引きちぎる
想「っ!?」
それは先程の槍ではなく、分厚い剣に変わる。それを1度振り回し、構えながらこちらへ近づいてくる。俺も負けじとロッドを構え、最初の上からの一撃を受け止める
_______はずだった
想「ぐっ!?」
ぶつかりあった瞬間、俺のロッドは真っ二つにへし折れた
Roselia 『自らの音を 信じているからと 高らかに!』
相手の力がさらに増してる。ならこちらも力重視の姿へ変えなければ
Roselia 『妥協はしない 譲らない 決して揺るがないものは…!』
想「超変身!」
俺も紫のクウガへ姿を変える。折れたロッドは剣に変わる。右手に一本
______左手に1本
俺は右手と左手に紫の剣を携え立っていた。夜の海の風が靡く。
ジャーザ「…!」
想「負ける訳には行かない…!必ずお前を倒す!」
俺はそう叫び2本の剣を突き出す。
Roselia『誇りある この想い!』
俺にだってクウガとしての誇りがある。そしてみんなの笑顔を守りたいという想い。
Roselia (We went all out to win)
ジャーザ「…っ!」
俺は相手の一撃を2本の剣で受け止める。だがまだ力量で押し切られる。俺の剣はさらに沈み、片膝立ちになる。
友希那 『Passionate Gaze!』
想「おおっ!」
俺は金の力を使い、紫の金のクウガへ姿を変える。両腕に携えた紫の剣も、金の力を帯びて装飾が増える。さらに重量がました両腕を振るい、俺は最大の一撃を入れる
Roselia (We went all out to win)
想「はぁっ!」
相手の剣を押し返し、相手に二刀流で通り側に切り裂く。
ジャーザ「っ!?」
友希那『Passionate Voice!』
想「おおおあぁぁぁぁ!」
Roselia (We went all out to win)
ジャーザが見たのは、クウガの腰に着いた霊石がさらに光ったところだった。
俺は最大最後のチャンスを見逃さない。
友希那 『Passionate Soul!』
友希那の歌声を聞きながら俺は剣を2本、相手の腹部に突き刺す。
ジャーザ「グァァァァッ!」
想「これで終わりだぁぁぁぁァァァァ!」
Roselia(We went all out to win)
歌い終わったと同時に上を見る。吹き抜けた天井に一瞬何かが…
Roselia「「!?」」
一瞬映ったのは、紫のクウガと化け物だった。だが何かがおかしい。だって、クウガが相手を押している方面には…海しかない
そう、八意想は船の上で爆発させないと自分事海へほおり投げた。それしか手段は無かった。
リサ(想くん!)
リサや燐子が舞台からデッキに走る。客がザワザワしていたが耳を傾ける暇もない
あこ「え…」
デッキに出た、だがそこは地獄だった。
あっちこっちに飛び散る血。壁に穴はあき…
Roselia「!?」
海の方から爆発が起きた。少し離れていたので誰も気づいてはいない。Roseliaとハロハピ、パスパレを覗いて
出番が終わってRoseliaを追いかけたハロハピ、パスパレ。ちょうど着いた瞬間に爆発が起こったのを見た
リサ「想くん!!」
デッキの手すりに手を置きリサが叫ぶ
彩「え…?」
日菜「嘘でしょ…?あの爆発に想くんが?」
燐子「そんな…」
みなが絶望に打ちひしがれた時だった。
想「ちょっ、冷たい!タンマタンマ!この季節の海は辛い!!助けて溺れる!」
下から声がした。みな一斉に海を見る。角が短い白い姿…
白のクウガだ。八意想が必死に登ってきていた
想「はぁぁぁ…!」
何とかデッキに登り、変身を解除する。背中の傷はもうふさがっているらしく痛みも感じない
リサ「想くんっ!」
突然リサが抱きついてくる。濡れて冷えた身体に暖かい体温がじんわりと滲む
想「ちょい離れろ!濡れるだろ!」
俺はそう言いながらリサをひっぺはがす。
燐子「心配…したんですよ?」
千聖「ほんと…無茶で無軌道ね…」
想「あはは…ライブの音、Roseliaの音聞こえたぞ」
正直あれが力になったと言っても過言ではない。
美咲「まだまだありますし…一緒に楽しみましょうか」
想「うん、と言いたいんだが…」
全員「?」
想「寒いしずぶ濡れだし着替えたい」
そして俺のくしゃみが響き渡った
あれ?沙綾の母父は正式名称あったっけ?
次回、船で主人公活躍