笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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前回自分なりに頑張ってみました!結構気に入ってます…‪w

24000人ありがとうございます!このまま頑張ります!


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page88 I love your way!

〜客船の一室・PM7:30〜

 

想「…」

 

俺はひとつの部屋のシャワールームを借りてシャワーを浴びていた。露天風呂もあるらしいがこっちの方が落ち着くし今は一人がいい、というか船に露天風呂とは…?

 

想「なのになんでお前がいるんだ……小川…」

 

小川「えーいいじゃん、服も持ってきてあげたんだし」

 

シャワーの扉の向こうに小川が立っている。さっきからもう大丈夫っていっても聞いてくれない

 

想「それは助かった。だが別に今もいる必要ないだろ?バイトサボりかよ」

 

小川「ほぼサボってる人に言われたくありませーん!それに…」

 

想「…?」

 

小川「今は2人きりがいいだろ…バカ」

 

想「え!?なんて?」

 

シャワーにかき消されて聞こえなかった。だがアイツにしては声が小さいのは珍しい。

 

想「まぁ…いいか」

 

俺はそのままシャワーを浴び、服を貰い着替えた

 

 

 

小川「ふふっ…似合って…ふふふっ…!」

 

想「おい、どうゆう訳だコノヤロウ…!」

 

そういう俺の服装は、黒のタキシードとかいうどこの結婚式だよ!みたいな服装だった

 

想「…はぁ」

 

小川「ちょっ…‪w‪w写真いい?‪w‪w」

 

想「やだ、脱ぐ」

 

そう言い脱ごうとしたら、小川が駆け寄ってきて止めた

 

小川「分かった分かった笑わないから!」

 

想「はぁ…」

 

俺はしばらく、こんな服装で作業しなければならないのかと思うと、背筋がゾッとした

 

_________________________

 

〜舞台裏〜

 

まりな「あ…八意くん…?」

 

俺の姿を見るなり駆け寄ってきたまりなさんが途中で固まる。理由は痛いほどわかる。この服だろう

 

まりな「似合ってるじゃん!いい!いいよそれ!」

 

想「うそぉ…」

 

笑いながら肩を叩く。だがその笑い声はバカにしているという感じの笑い声では無かった。

 

彩「おーい…想くん?」

 

彩がはしって来るがまた止まる

 

想「いらっしゃいませ、プリンセス?」

 

彩「ふにゃっ!?」

 

とりあえずそれっぽい立ち居振る舞いをしてみると彩さんはみるみる顔を赤くし倒れた。

 

想「え…?彩?大丈夫か?おーい?」

 

千聖「何なのかしらその服装は…」

 

日菜「似合ってるじゃん!」

 

麻弥「八意さん、そういう服似合いますね…」

 

イヴ「イケメンです!」

 

ライブがちょうど終わったのだろう。パスパレのメンバーが次々と裏に来る

 

香澄「次で最後!最後はもちろん!」

 

全員「「みんなでやる!」」

 

想「仲良いなアイツら…」

 

盛り上がっている全員を見ながら作業をする。隣で同じことをしているまりなさんが微笑みながら言う

 

まりな「いつもこんな感じなの。最初は色々会ったけど…今だとこんなに仲良しになって、新しいバンドも増えて」

 

想「いい事じゃないですか」

 

まりな「あっ、そうだ!想くん!」

 

想「はい?」

 

まりな「客席、みんなのライブ。見てあげて!」

 

想「いやでも手伝いが…」

 

小川「いいから早くいけ!始まるだろーが!」

 

2人にグイグイ押され俺は仕方なく客席に座る。しばらくすると5バンド全員がステージに上がる

 

香澄「この曲は!私達の作り上げた曲からひとつ選んでみんなで歌おうって言った曲です!」

 

蘭「いつも、人知れず頑張って」

 

彩「いつも、笑顔でいてくれて」

 

友希那「そんな人に贈る」

 

こころ「とーってもスペシャルな曲よ!」

 

全員「「それでは!afterglowから!」」

 

 

 

全員「「I love your way! 」」

 

そう言い出すと同時に演奏が始まる

 

全員 (サンキュー!)

 

全員 「Forever and ever 君が必要なんだ」

 

 

 

ポピパ 「偶然こそ大切に」

 

沙綾(どんな時にも笑顔で、見守ってくれて)

 

afterglow「奇跡こそ永遠に」

 

つぐみ(私が誘拐されちゃった時も全力で助けてくれて)

 

モカ(危ない人かなって思ってたけど、実際はとても暖かくて)

 

パスパレ 「気持ちさえあれば どんな心も動かす」

 

千聖(私達のバイトをしてくれた時も、最初はただのバカだと思ってたけど、みんなを守るために血まみれでも頑張って)

 

日菜(私が悪いことした時も、笑って、許して、励ましてくれた)

 

Roselia「想いこそ 君へ」

 

リサ(アタシ達が初めてあった時は、それはもう無茶苦茶だった)

 

紗夜(どんな時でも、見捨てないで、でもたまに自分で悩みすぎなこともあって)

 

燐子(もうちょっと、私達を頼ってください。私たちは想くんが…)

 

 

 

ハロハピ「声と目で伝えたい」

 

こころ(想が来てから毎日ワクワクが止まらないの!)

 

美咲(私達を庇って毒で倒れた時も、笑顔で戻ってきて、怒りもせずに許してくれた)

 

Roselia 「人生は無限じゃないからさ」

 

 

全員 「強く 熱く」

 

 

全員 (サンキュー!)

 

リサ(いつもアタシ達を守ってくれてありがとう)

 

全員 「“あたりまえ”の言葉に」

 

全員 (サンキュー!)

 

燐子(でも…たまには、私達を頼ってください)

 

全員 「あったかさが いっぱい」

 

全員 「For you!For you!」

 

紗夜(だって貴方は、私たちにとって)

 

 

全員 (サンキュー!)

 

つぐみ(大事な…)

 

 

全員 「君といると 何度も勇気をもらえる」

 

全員(大事な人だから!)

 

(Wow wo wow)大事な人のため

 

想(大事な人の為…か)

 

(Wow wo wow)常に全力全霊

 

そう言えばこの世界に来てからは常に全力全霊で頑張ってきたっけ

 

その素晴らしい生き方へClap, Clapping!

 

俺にとって素晴らしい生き方…

 

(I love, love your way)

 

(I love, love your way)

 

そうして演奏が終わる。みんなの顔は、やり切った表情に満ちていた

 

全員「ありがとうございました!」

 

そう言って舞台裏に消えていく。俺も舞台裏に歩いていく。まだバイトの途中だったんだ

 

〜舞台裏〜

 

想「みんな、お疲れ様!」

 

俺はみんなに労いの言葉を言いながら一人一人にスポーツドリンクを配る。

 

リサ「ありがと!」

 

つぐみ「ありがとう!」

 

有咲「ありがと」

 

とりあえず全員配り終える。まだMorfonicaは俺に警戒心があるのか少し微妙な感じだった。

 

リサ「そんな警戒しなくても大丈夫だって!」

 

巴「見た目より良い奴だぜ!」

 

巴は俺をからかっているのか?

 

想「見た目は余計だ!」

 

俺がそう叫ぶと周りから小さな笑いがおこった。そして時は流れる。楽しい時間はあっという間だった

 

 

俺が何故かソロギターしたり

 

 

モカ達と大食い対決したり

 

 

みんなでハチャメチャしたり

 

 

こんな日が、一生続けばいいのに

 

そう感じる時間だった。

 

〜港・PM10:00〜

 

みんなそれぞれ幸せな顔で我が家へ帰っていく。バンドメンバーはほとんどが家族が一緒に乗っていて車で帰るらしい。今日の出来事を楽しそうに話しながら帰っていく

 

想(よかった…みんなたのしそうに…してて)

 

突然カゴを持つ自分の視界が揺れる。

 

まりな「想くん!大丈夫!?」

 

まりなさんが慌てて駆け寄ってくる音が聴こえる。それを最後に俺の意識は沈んだ

 

 

 

 

 

まりな「…」

 

突然倒れたかと思いきや、しばらくすると寝息が聞こえてくる

 

小川「何かあったんですか!」

 

慌てて駆け寄ってくる小川に静かにとジェスチャーする

 

まりな「疲れてるみたい、寝かせてあげて」

 

小川「あははっ、寝てるのかよ…まぁそれ程頑張ってたからな」

 

寝ている八意の目には、光るものが流れていた

 

_________________________

 

〜科警研〜

 

職員1「完成した!」

 

職員2「やっとだな…」

 

ゴオマの遺体を回収し解剖し調べる。その中身は人間とは大きく異なった神経回路をしていた。それを何とか解析して作り上げた

職員1「神経断裂弾と筋肉弛緩弾…」

そのふたつの弾は、獰猛に輝いていた

 




次回

肉叩き
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