あとさよひな可愛い
25000人ありがとうございます!
これからも精進致します!
〜弦巻家・研究室、PM4:00〜
黒服「…」
様々な写真を見ながら黒服が唸る。今までの戦い、自分達の電気ショックにより強化された。そのかわり今も肉体はグロンギに変わりつつある。彼にはこれ以上戦って欲しくない、変身しなくてもいいようにしたい
黒服「…どうするべきか」
だが今現状、対応出来るのは彼しかいなかった。そして、黒服は打ち明けるべきなのか迷っていた。伝えればきっと彼女達は混乱するだろう。中には彼に好意を寄せている人だっている
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〜同時刻・とある道路〜
想「…」
俺はビートチェイサーを走らせ、circleへ向かっていた。そろそろクリスマスが迫る、それに合わせてcircleを飾り付けしようと言うことなのだが…
〜2日前〜
まりな「沢山頼み過ぎちゃった…」
想達バイト「…。」
とまぁ、こんな感じである。飾り付けも相当苦労しそうだ。そう考え、少し笑みを浮かべながら走り…
想「!?」
またあの気持ち悪い気配を肌で感じ、急ブレーキをかけて止まる。
想「…!」
ビルの屋上に白の服を身にまとい、俺を見ている少年がいた。俺は何かを感じ咄嗟で青のクウガに姿を変えビルの屋上へ飛び上がる
想「…?」
だがもう既にそこに人はいず、だがあの気持ち悪い気配は取れずにいた
想「なんなんだ…!?」
俺は少し歩き回り辺りを見回す。だがやはり何も見当たらない。俺はさらに感覚を鋭くすべく
想「超変身!」
緑のクウガに姿を変えて辺りを見回す。前、海であったようにさらに気配が強くなる。なにか…なにかを感んじ…
想「っ!?」
何者かの記憶が俺の中に入り込んでくる。
白い見た目
金色の4本角
無邪気に笑い、人を殺害する。
想「…!」
俺はそれらを見てしまい、膝を着く。その時には白のクウガに
想「…っ!」
仰向けに倒れた時には既に変身解除していた。冬場だというのに全身は汗でびっしょりと濡れ、震えは止まらない
想(なんだ…?なんだこれは…一体…)
俺は恐怖に襲われた。あんなやつ…俺に勝てるのだろうか…?今の俺で…
俺はしばらく、その場から動けずにいた
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〜circle・PM6:30〜
まりな「八意くん遅い…?」
入店してきた彼を見て、私は叱ろうとするが…
想「遅れてすみません…」
やけに元気がない彼を見て、その気が失せる。私にかざすその手は震えている。上手く隠そうとしているのだがまったくもって隠せていない
沙綾「どうしたの…?震えてるよ?」
練習が終わり帰ろうとしていたポピパの中、沙綾が声をかける。
想「え…?」
俺は改めて自分の手を見る。先程よりマシだがやはり少し震えていた。もう片方の手で抑えるが止まらない
想「あ、あぁ…ごめん…」
たえ「えいっ」
沙綾「おたえ!?」
たえが暖かい手で俺の手に触れる。
想「たえ…?なにしてんの?」
俺は目をぱちくりさせてたえをみる。たえは見るで当たり前のように言い始めた
たえ「確かに、今日さむいもんね、ほらこれで暖まるでしょ?」
想「確かにそうだが…年頃の女子が簡単に男に触れません」
俺はそう言いながらたえの手を優しくのける
たえ「あ…」
想「ありがとたえ、いくらかマシになった」
俺はそう言いながら控え室へ歩いていった
まりな「大丈夫かな〜?」
まりなさんが心配そうに言いながら振り返る
有咲「なんかあったんですかね?」
たえ「やっぱり寒いのかな?」
りみ「多分違うよ…」
香澄「うーん…」
まりな「とりあえず早く帰って、そろそろ期末テスト?でしょ?」
香澄「あっ!」
たえ「忘れてた」
香澄「よーし!有咲の蔵でやるぞー!!」
有咲「ちょま…!」
賑やかにポピパの皆が出ていく。それをまりなは見送る。
想「心配かけてすんません…俺は大丈夫です!」
そう言いながら持ち場へ戻ろうとする俺の腕をまりなさんは掴む。微かに心配した声で
まりな「本当に大丈夫?」
想「…!」
俺はサムズアップをする。もう癖づいたそれを見たまりなさんは一瞬キョトンとしていたが、すぐにふふっと微笑み
まりな「よーし!飾り付け!やろ!」
と張り切り言う
想「うげっ…へーい」
俺は渋々頷きながらイルミネーションを用意し始めた
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〜警視庁〜
杉田「あの筋肉モリモリ肉たたきハンマー野郎から1ヶ月か…」
一条「すごいネーミングセンスですね…」
あの件以来1ヶ月も未確認被害が出ていない。それを不審に思いながらも少しいつも通りの日常が戻り始めていた。
桜井「でも最近各地でおこる不審な停電…毎回毎回奪われる電力がデカすぎます…」
杉田「クリスマスシーズンに出てくるのは辞めてくれ…」
一条「もっともですね…でもその停電…もしかして…」
桜井「油断は…出来ません。しかもその停電被害も、各地の発電所が襲われてますしね…」
杉田「でも一昨日から毎日あった停電被害もさっぱり無くなっただろ?もう諦めたんじゃないか?」
一条「そうだといいですよね…」
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〜とある森〜
ガドル「…!!」
木に拳を叩きつける。木は根からへし折れ豪快な音と共に倒れる
ガドル「これが…金の力…」
拳を握りしめ、歓喜に震える。あれだけ電気を自身の身体に浴びせた。激痛に耐えたかいがあったというものだ。
ガドル「待っていろ、究極の闇を倒す…」
ガドルは夜の森を、笑みを浮かべながら歩いた
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〜circle・PM8:00〜
小川「うわっ…もうこんな時間だ…」
想「これ絶対残業手当もんだろ…」
俺と小川は今circleの看板飾り付けのためにはしごを使いながら屋根に登ったりして飾り付けをしていた
想「落とすなよ…うぉっ!あぶね!」
小川「言ってる傍から自分が落としかけてどーすんのさ」
想「お前が器用なだけだろ…」
小川「戦闘以外不器用だね…ほんと」
そう言いながら自分の仕事を終えた小川が、俺の分まで手伝ってくれる
想「…いいよ。俺がやるから…」
小川「あんた独りだと日が暮れる…」
そう言いながら絡んでいるイルミネーションを手早く解いていく。俺はcircleの看板の光に照らされている小川になぜか見惚れてしまう。
〜5分後〜
小川「どうよ、こんなもんでしょ」
想「おぉ…すげぇなお前…」
小川「ドヤ」
想「凄いけど口に出されると腹立つなお前」
小川「酷いな…」
まりな「2人ともお疲れ様!ありがとう、これ2人に!」
まりなさんは俺に缶コーヒーのブラック、小川にはカフェオレ、ちなみに両方ともホットだ
想・小川「ありがとうございます!」
まりな「じゃあ今日は解散!」
まりなさんにそう言われ、俺達は帰る準備を始める。イルミネーションが俺たちを照らしていた
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〜帰り道〜
想「なについてきてんだよ…」
俺はビートチェイサーを押しながら何故か横にいる小川を見る。小川は「あ、ばれた」と言う
小川「でも歩くのに合わせてバイク押すとこ、八意っぽいね」
想「ほって走るぞ」
小川「私のセリフを返せ」
想「ったく…お前家逆だろ?」
小川「…確かに、気づかなかった…」
気配と器用なのに、こういう所はアホみたいだ
想「はぁ…今日家泊まってけ」
小川「え?警察行った方がいい?」
想「俺のセリフを返せ」
小川「嘘だよ、じゃあお言葉に甘えさせて頂こう!」
どこか嬉しそうな声をしていたがまぁ気の所為だろう
想「…ほら、乗れ」
小川「いいのか?」
想「寒いから早く帰りたいんだよ」
俺はビートチェイサーに跨りながら後ろに乗れと促す。小川は微笑み、それから後ろに跨る
俺はビートチェイサーを走らせて、自分の家に帰った
1人の来客を連れて