笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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まっちゃんポテトのMサイズさんの小説、

生きる理由を求める少年とガールズバンドの物語↓

https://syosetu.org/novel/227391/


とコラボさせて頂きました!ありがとうございます!

本編の前にこの話を見よう!


コラボ回! 八意想 時空を超える

想「…!」

 

俺はいつも通り、未確認生命体を追ってビートチェイサーを走らせていた。思いのほかその未確認生命体はすばしっこくて苦戦している

 

一条『八意!大丈夫か?』

 

無線越しに一条さんの心配する声が聞こえた。俺はそれに答える

 

想「はい!俺は大丈夫です…でもこいつすばしっこくて中々…」

 

一条『そうか!俺達も今先回りしてルートを確保する、そこまで頼む!』

 

想「はい!」

 

その時だった。僅かに世界がズレた。もちろんそれに俺は気づかなかったが…なにか異変が起きた

 

 

想「なっ…消えた!?」

 

 

目の前を走っていた未確認生命体が消えたのだ。ふっと…ロウソクが消えるように。俺はただらぬ何かを感じ無線を触る。だが…

 

 

想「なんでだ…?無線も繋がらない…?」

 

無線を触るがどこにも繋がらない。普段の一条さんなら無線を消すことなんか絶対にないのに

 

人通りも多くなった気がする。今は未確認生命体がでて危ないのに、まるでそんなものがなかったような笑顔をしている

 

近くにある電光掲示板には未確認生命体など書いてはなかった。

 

想「ははっ…」

 

口から乾いた笑みが漏れる。まさか全て悪い夢だったのだろうか?

 

だがそれは違う。ビートチェイサーがそれを示してくれている。

 

なら確認するのは1つ、羽丘女子学園か花咲川女子学園があるか確認するだけだ。たしかここ付近だと羽丘女子学園が近い

 

想「行くしかないか…」

 

俺はビートチェイサーを走らせ、羽丘女子学園へ向かった

 

_________________________

 

〜羽丘女子学園門前〜

 

想「ついた…!」

 

俺は羽丘女子学園の門前で止まる。今はちょうど帰宅時なのか生徒が沢山いた。大体が俺を見て何事かとギョッとしている。まるで初めての人を見るように…

 

想「誰かいないか!」

 

俺は叫びながら羽丘女子学園へ入り、数歩歩いたとこだった

 

???「何してるの?君」

 

想「…!?」

 

横から異様な気配を感じ俺は横を振り向く。そこには羽丘の制服を着た男子がひとりいた。羽丘女子学園に男なんかいただろうか?俺と同い年だろうが何かが違う。

 

まるで普通の人間では無いみたいだ。

 

想「お前…何者だ…?」

 

嫌な汗が勝手に流れる。相手は俺をじっと見つめながら言った

 

廻里「桜廻里だけど?君こそ何者?普通の人じゃないよね」

 

想「俺は八意想…」

 

廻里と名乗る少年は白い髪を風になびかせながら俺を見る。なんかイケメンで腹立つ

 

日菜「廻里くん!」

 

その後ろから来た人物、日菜に俺を思わず「日菜!」と言ってしまう。1度動きが止まった日菜は俺を見てぱちくりとする

 

廻里「知り合いですか?日菜さん」

 

日菜「うーうん!知らない人だよ!ファンかな?」

 

想「…!?」

 

俺は驚きとショックのあまり地面に膝を着きそうになる。どういう事だ…?記憶から俺という存在が消された…

 

何が一体どうなってる?どういうわけだ…

 

廻里「もういいでしょうか?今からパスパレの練習があるので」

 

想「…時間をとって済まなかった…」

 

俺はそう言いながらバイクに跨る。その後ろには更にリサと友希那がいたがどちらも俺に気づくこと無く去っていく。やはり…俺という存在が消えたのだろう。俺は無言でビートチェイサーを走らせた。行くあてもどこにもないのに

 

日菜「なんだか変な人だったね」

 

廻里「そうだね」

 

去っていく彼を見ながら廻里は思った。彼はなにか違う。能力者なのだろうか…

 

_________________________

 

〜とある公園〜

想「イタズラにしちゃあ分が悪いだろうがよ…」

 

空が曇り始める中俺は天を仰ぐ。リサも友希那も日菜を俺を知らなかった。

???「やめてください!」

 

チンピラ1「あれこいつ天才子役じゃん!」

 

近くにいるいかにもチンピラオーラが凄いやつが女子を囲っていた。今はあまり余裕が無いのだが、天才子役と言う言葉に反応する。もしやまさか…

 

想「お前ら…やめとけ」

 

俺は可能性を信じてチンピラを1人殴り、彼女の元に近寄り庇うように立つ。この髪色。目。間違いない

 

千聖だった

 

チンピラ1「いってえな!」

 

チンピラ2「なんだ!?ヒーロー気取りか!?あぁ!」

 

チンピラ3「殺すぞ!どけ!」

 

想「チンピラかよ…」

 

チンピラ123「んなぁ!?」

 

完全に頭に血が登ったのだろう。こめかみに血管が浮き出る程ブチ切れた3人組は俺を殺すべく襲いかかる

千聖「貴方!危ないでしょう…!」

 

想「貴方…か」

 

俺はふっ…と笑いながらまずチンピラ1の拳を躱し、首にチョップをいれる。あと2人

 

想「っ!」

顎にアッパーを決め込み2人目を気絶させる。後ろからの裏拳を何とか避けて1度離れる

千聖「す、凄いわ…」

 

後ろでそうつぶやく千聖

 

想「お前ら…甘すぎる…」

チンピラ3「なっ、なんなんだよお前!化け物!」

 

腰が抜けた3人目に近寄る

 

想「化け物と戦ってるからな…こっちは…お前らみたいにくだらない理由で拳を振るってる訳じゃねぇ」

 

 

 

そう威圧を込めながら言うと相手は白目を向いて卒倒した。なんだ、案外腰抜けじゃないか。俺は倒れている千聖に手を差し伸べる

 

想「大丈夫ですか?歩けます?」

 

千聖「え、ええ…ありがとう」

 

俺の手を取り立ち上がる千聖、そういや向こうからすれば初めての人だしな

 

千聖「貴方…!怪我してるじゃない!」

 

顔を触られそう言われる。さっきの裏拳が額に掠ったのだろう。

 

想「これくらい大丈夫ですよ…」

 

千聖「大丈夫じゃないでしょ、今絆創膏貼るから…」

 

想「…わかった」

 

こっちの千聖は、なんというか優しい。俺はただじっとして千聖の処置を受けた

 

_________________________

 

〜パスパレ事務所〜

 

俺は千聖にいいからついてきて、と言われパスパレ事務所にやってきた。相変わらず変わってない事務所を見て何となく泣きそうになる。駐輪場にビートチェイサーを停めて中へ入る

 

イヴ「千聖さん!大丈夫で…どちら様ですか?」

 

彩「まさか…かれ…!?」

 

千聖「アヤチャン?」

 

彩「…ごめんなさい」

 

想「あっ…」

 

廻里「あっ…貴方…」

 

俺はまたあの少年と出会った。同い年なんだけどね…

 

廻里「千聖さん達は先に練習を始めてください。ちょっと話がしたいんです。この人と」

 

想「…わかった。」

 

俺は廻里について行く。しばらくすると屋上に出た。夜空が綺麗に輝いていて、俺は一瞬目を奪われかけた

 

廻里「単刀直入に聞きます…」

 

想「…?」

 

廻里「貴方は…”能力者”ですか?」

 

そう言いながら廻里は手を広げる。そしてその手に1本の剣が生み出された。それは鮮やかな赤、まるで人の血のような…

 

想「…!?」

 

俺は何とか転がりながら初撃を避けた。なぜ俺は攻撃されてる…何故?

 

想「俺がお前と戦う理由はないだろ!」

 

俺は遠距離から放たれる斬撃を紙一重で避けながら言う

 

廻里「…」

 

聞く耳がない。俺はやむを得ず腰に手を当てる

 

ベルトが出現し、手を広げ…

 

想「…っ!」

 

相手の攻撃が腕に掠る

 

廻里(やはり能力者か…だがあんな能力は知らない…)

 

想「変身!」

 

俺は赤のクウガに姿を変え、構える。相手はそれに少し驚いた顔をする。

 

想「言っとくが俺は攻撃しないからな…!」

 

廻里「…」

 

想「俺はお前と戦う意味はないって思ってる。お前はパスパレを守ろうとしてる…伝わってくるよ…たとえ俺が能力者だとしても、同じことをしてるだろうな」

 

廻里「…」

 

そう言うと相手は剣を…落とした。落ちた剣は灰のように消えた。それを停戦の意思表示と見て俺も変身を解く

 

廻里「貴方は悪い人じゃない、それは分かりました」

 

俺はそれを聞いて肩の力を抜いて微笑む。

 

想「なぁ…廻里の言ってる能力者って…なんなんだ?」

 

廻里「…分かりました。少し話しましょう」

 

そう言う廻里の腰からなにか赤いのが生えてくる。赤色のそれはまるで触手のようにうねりながら俺たちの周りを回る

 

想「んなっ!?」

 

廻里「このように、様々な能力を使えることを能力者と言います。他にも身体強化や聴覚強化、気配遮断や空間認識機能などがあります」

 

想「その赤い触手みたいなのは?」

 

廻里「これは”鱗赫”です」

 

そう言いながら触手を引っ込める。

 

想「なんかもうチートだな…」

 

廻里「貴方もその赤い姿…チートに近いのでは?貴方の能力…」

 

俺は首を横に振る。

 

想「これ以外にも青、緑、紫があるんだ。だけどいい感じにバランス調整がされてて…金の力…ビリビリで進化できるけど30秒だし…」

 

廻里「…そうなんですね。自分もデメリットはあります。たまに暴走したりとか」

 

想「怖っ…」

 

廻里「それにしても…貴方一体どこから?未確認生命体ってなんなんですか?」

 

想「違う時間軸…そう呼ぼう。俺はそっから来た」

 

廻里「…」

 

想「まぁ信じれないかもしれないが…」

 

廻里「嘘ついてるようには見えないので、信じますよ」

 

想「良い奴だなぁ…!お前ぇ!」

 

あまりに聖人すぎた。変なやつとか言ってごめん!(手のひらくるっくる)

 

廻里「戻りたいですよね…」

 

想「ああ…」

 

廻里「私でよければお手伝いしましょうか?」

 

想「ほんとですか!?」

 

俺はあまりの衝撃に手を取ってしまう

 

廻里「え、ええ…」

 

はしゃぐ俺にどういうテンションで話せばいいかわからず困惑する廻里。それを見守る、いや見ている人物がいた

 

???「時空転移ってこんな感じなんだ、へぇ…後はあの二人を消して…幸せになろう。支配しよう」

 

その目は血走っている。片手には雷、もう片手には氷を、

 

 

その能力者は…夜の闇の中を走り去った

 

_________________________

 

〜次の日の朝〜

 

想「…ん」

 

廻里「あ、起きました?」

 

横で制服に着替えている廻里。その体はあっちこっちがボロボロだった

 

想「その傷…」

 

廻里「…」

 

想「すまん、嫌な過去を思い出させたな…」

 

俺だって過去に嫌なことが沢山あった。

 

廻里「僕は…引き取られた場所で実験を受けました…そして能力者になってしまった…」

 

想「そうなんだな…」

 

廻里「自分は学校に行きますが…貴方は?」

 

想「もう少しこの世界を見て回りたい…なにか見つかるかもしれないから」

 

廻里「分かりました。ではまた後で」

 

そう言いながら廻里は外へ出る。俺もしばらくしてからビートチェイサーに乗り、見て回った

 

_________________________

 

〜PM1:00・羽丘女子学園〜

 

廻里「何かが来た…」

 

空間認知能力で捉えた能力者の気配、だがモヤがかかってようではっきり分からない。近くなったり、遠くなったりを繰り返す

 

その時だった

 

 

生徒1「外がくらいよ!」

 

廻里「なんだ!?」

 

羽丘女子学園が空間から”切り取られた”皆突然、先生も含めて動揺と混乱が押し寄せる。だが廻里は冷静に、今の状況を整理する。何者かが羽丘女子学園を空間から切り取った。しかも運動場も含めだ

 

ということは能力者がこの羽丘女子学園にいる

 

リサ「廻里!」

 

廻里「リサ…来るな!」

 

リサ「え…!?」

 

リサと廻里の間に一筋の雷が迸る。それは見た目はショボイが当たれば死ぬ。それ程鋭かった

 

廻里「っ!」

 

???「防がれちゃったか…」

 

廻里「何者だ…」

 

チャラい見た目をし、コインロールをする男性に言う

 

???「おれ?あぁ…雄也とでも言っとくわ」

 

廻里「っ!」

 

武器を作り出し構えた時だった。

 

雄也「おっと!動いちゃいけないよ?」

 

日菜「…!」

 

氷で手足を拘束された日菜と、いつの間にか囚われたリサがが雄也の前に出される。

 

雄也「女の子を傷つけたくはないな〜」

 

相手もまた、武器想像能力持ちだった。しかも氷を使う

 

廻里「氷と雷…」

 

氷はゴリ押しで溶かすが雷はまずい。リサと日菜以外はいないが…2人に雷が分散すると危ない

 

友希那「リサ!」

 

雄也「…」

 

廻里「友希那ちゃん下がって!」

 

 

幼馴染みの身を案じ、駆けつけてきた友希那目掛け放たれた氷の弾丸を甲赫でガードする

 

廻里「…!」

 

最高強度を誇る甲赫を使い、ガードするが後ろに押される。肩甲骨から出てる影響もあるだろうが…

 

友希那「廻里!」

 

肩に氷の弾丸が当たり、皮膚が裂ける。しかもそこから体が凍てついていく。いまは甲赫に全力を注いでいるので溶かす暇も無い。なにか…隙は…

 

廻里「っ…!」

 

 

想「おりゃああああ!」

 

 

 

その時だった。八意想が窓を蹴破り雄也に飛び蹴りを放つ

 

雄也「っ!?」

 

雄也は横に吹き飛ばされ転がる。能力が解けて日菜とリサが地面に立つ。八意はその2人を持ち上げ廻里の横に立った

 

想「大丈夫か!?」

 

廻里「うん、大丈夫。」

 

超回復を使い、傷を治した廻里。

 

想「行くぞ…」

 

廻里「ああ…」

 

2人が友希那、リサ、日菜を庇うように立つ。

 

日菜「君…なんでそこまでするの?」

 

日菜が疑問を投げ掛ける。俺はそれに笑顔で答えた

 

想「守りたいから守る。それだけだ」

 

そう言いながら腰に手を当てる。ベルトが出現し…

 

「変身!」

 

俺は赤のクウガに姿を変え、構える

 

廻里「リミッター解除…」

 

 

廻里は羽赫を発現させる。羽赫の形状は変化し、身体を覆うようになった。

 

 

想「なにそれかっこよ…」

 

廻里「まあね」

 

その羽赫はふくよかな羽毛にも見えた。

 

廻里はいつの間にか作り出したランスとレールガンを両手に持ち構える。向こうでは相手が地面を叩きながら起き上がった

 

雄也「死ねぇぇぇ!」

 

やけくそに放たれた氷の弾丸と雷。俺が身構えるよりも早く、廻里が甲赫を発動させみんなを守る。

 

廻里「っ!」

 

想「無茶苦茶やりやがる…!違う教室にはあこもいるだろ…」

 

俺はそこで思いつく

 

想「廻里…なんでもいい…銃を作り出せないか?攻撃できるものじゃなくてもいい」

 

廻里「…わかった」

 

廻里は1つの拳銃を作り出した。それを八意に渡す

 

想「ありがとう…」

 

そう言いながらベルトに手を当てる。霊石が赤から緑に変わる

 

「超変身!」

 

俺は緑のクウガに姿を変えた。拳銃がボウガンへ変わる

 

廻里「モーフィングってやつか…」

 

想「っ!」

 

凄まじい情報量に頭がおかしくなりそうだ。だが俺はそれを無理やりねじふせボウガンを引き絞る

 

雄也「っ!」

 

その矢は相手の手にあたる。能力が少し途切れ隙ができる

 

廻里「っ!?ちょっと!」

 

レールガンを持ちながら駆け出す。相手に隙を与えた、だがそれを無駄にできない

 

「超変身!」

 

青のクウガに姿を変える。レールガンを相手の腹にぶつけると、青のロッドに変わる。綺麗な鈴の音を鳴らしながらロッドが伸びる

 

雄也「ぐっ…!」

 

想「はぁっ…!」

 

ロッドを相手の顔にぶつける。そのまま振り回し膝を叩き、雄也を地面につかせる

 

雄也「調子に乗るなァ!」

 

想「ぐぁ…!」

 

雷の一撃が俺を襲う。俺がロッドで雷を何とか絡めとる。その雷を宿ったロッドを投げつける。だが相手は氷の壁で塞いだ

 

想「厄介だな…!」

 

場所が狭い上に一般人がいる。あいてには関係ないからあれだろうが俺たちにとっちゃ不利もいいとこだ

 

想「どうする…?」

 

廻里「…分からない」

 

横に並んだ廻里の顔を見ながら言う。だが廻里もさすがにどうしようもないらしい

 

想「…ちょっと武器想像して…なんでもいいから」

 

我ながら無茶振りもいいところだ。だがそこで期待に応えてくれるのが廻里。剣を創り出し俺に渡す

 

「超変身!」

 

俺は紫のクウガに姿を変えた。貰った剣を紫に変える

 

想「今から30秒だけ稼ぐ…」

 

廻里「でも…」

 

八意は既に金の力に身を包んでいた。全身に雷が迸り、姿を変えていく

 

 

想「飛んできた攻撃からリサ達を守ってやってくれ、必殺技くらい撃てるだろ…」

 

廻里「…わかった」

 

そこら辺に落ちてる破片を拾い、剣にする。あの時やった二刀流だ

 

想「…!」

 

相手が放つ氷の弾丸を身体の鎧で受ける。半歩後ろに下がるが前へ進む

 

廻里「…そうか」

 

まれに飛んでくる氷の弾丸を甲赫で防ぎながら廻里はふと考えつく

 

想『30秒しか使えないからな…』

 

八意の言葉が頭に浮かぶ。もしかしたら…もう一度雷を浴びれば…時間制限は無くなるのではないか?

だがそれに八意が耐えれるのか…

 

廻里「やるしかない…」

 

意を決する。やるしかない

 

廻里「…!」

 

想「っ!」

 

驚く八意、だが廻里の目を見る。まるで”信じてくれ”そう言われてる気がした。だから八意は何も言わない

 

雄也「2人まとめて死ね!」

 

相手が雷を最大限に貯めて放電する。教室が揺れ、凄まじい音と共に、雷の鳥が迫る。二刀流をガッチリと構え、防御体制を取る

 

廻里「すいません!」

 

想「えっ…?」

 

廻里は何故か鏡を作り出し、俺に反射させてきた。ある程度弱まった雷は俺にぶつかり…

 

廻里「…!」

 

「ぐぁぁぁ!?」

 

直後、視界が白く染まる。何も見えない中、雄也の笑う声だけが響く

 

雄也「馬鹿め!自爆したな!」

 

廻里「…」

 

雄也「…?」

 

想「…!」

 

だが八意は死んではいなかった。彼の姿は黒くはなっている。だが姿を変えていた

 

想「黒くなった…」

 

廻里「…なんかすいません」

 

想「死んだかと思ったよ!?まぁ…なんか力がみなぎるしいいけど…」

 

赤の金の時に生えていた飾りが両足に着いている

 

廻里「行きますよ…!」

 

想「ああ…!」

 

廻里は片手にランスを構え、八意は借りた剣を持つ。

 

雄也「クソがァァァ!」

 

廻里「っ!」

 

想「__らぁっ!」

 

2人は走りながら雷と氷の攻撃を躱し__時にはランスと剣で受け流す。

 

廻里「終わりにしよう…身体強化10倍…」

 

想「いくぞ…ふっ…」

 

2人はそれぞれ武器を捨てる

 

八意の両足に炎と雷が宿る。廻里は赤い稲妻が宿る

 

 

想「おりゃあぁぁぁ!」

 

 

廻里「はぁぁぁぁぁ!」

 

キックを叩き込む。相手は凄まじい断末魔と共に校舎の壁を突き破り、運動場に落ちて転がる、それに続き2人が軽やかに着地をする

 

雄也「なんで…どうして…そん……な」

 

相手が事切れたかのように倒れる

 

想「はぁ…はぁ…」

 

廻里「…」

 

羽丘女子学園が元の時空へ戻る。あるべき場所へ、それを行った能力者が死んだからだ

 

その能力者は、灰のように消えた

 

廻里「ありがとうございます…」

 

日菜「すごい!2人でるんっ!だね!」

 

リサ「廻里と…誰だろう…お疲れ様!」

 

想「ああ…」

 

廻里「うん」

 

青空が照らす。みんなが笑顔になる。それを見て、廻里と八意は顔を合わせ微笑む

 

 

____その時だった

 

 

 

廻里「…八意さん!体が!」

 

八意の体が下から光が分散するように、消えていく

 

想「…あいつが能力で俺を引き連れてきた…それが持ち主が死んで全ての時空が元に戻る。当然俺も元の時空へ帰る訳だ」

 

冷静に答える

 

廻里「そうなんですね…楽しかったですよ…」

 

想「俺も…短い間だったけどな…」

 

記憶はきっと、残らない。だけど…きっとこの2日の思い出は…

 

想「ここにある…」

 

廻里「…ですね」

 

リサ「あの…名前は…?」

 

リサが歩み寄り、俺に聞いてくる

 

想「八意想だ。」

 

リサ「八意くんか…」

 

まるで確かめるように繰り返す

 

想「ありがとう…廻里」

 

廻里「はい…」

 

想「さよなら、またいつか会えるなら」

 

そうして、完全消滅する。最後まで笑顔でいた八意

 

リサ「あれ…?何でここに?」

 

日菜「学校がめちゃくちゃだ!?」

 

それぞれ記憶が消され、騒ぎ始める。その中廻里はただその場を見下ろしていた。何故か無性に悔しかったのだ。あんなにいい人だったのに、なぜ記憶に残してくれないのだろう

 

廻里「…」

 

八意が立っていた場所に何かが太陽に照らされながら落ちている、それを廻里が拾い上げる

 

赤の石には、クウガのマークが掘られていた。

 

想『それ、付けといてやれ。お守りみたいなもんだ』

 

 

廻里「八意さん…」

 

その指輪はまるで答えるかのように赤く光った




コラボ…ありがとうございました!



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