笑顔をつくる物語   作:エヌラス

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そろそろ最終回かぁ…

なんか続編というか、平和になったやつ作るかな…?

ifルートも作りたいし…!


やっぱまだ終わらんわ


page93 何人もその眠りを妨げることなかれ

〜病院・緊急治療室前・PM6:00〜

 

黒服「…!」

リサ「黒服さん!___!!」

 

ガラス越しに見守る黒服、そしてRoseliaが横からやってきた、それぞれ反応する。その先では

 

〜緊急治療室〜

 

 

医者「色々と不味いぞ!」

 

医者2「患者の内蔵が破裂してます…!骨も何ヶ所か砕けています!」

 

椿「はやく場所を特定しろ!」

 

ガドル戦で重症を負い緊急搬送され、今は緊急治療室にいる八意は苦しそうに呻いている。全身を汗で濡らしもがく、その体に目立った外傷は無い。だが内側までは治せてはいないようだ

 

紗夜「想さん!」

 

 

叫ぶ紗夜達に手を伸ばし、必死になにかをしようとしている

 

 

想「…っ!…!____!」

 

 

そして突然、その手がベッドに落ちる。今まで動いていた体が突如としてその動きを止める。

 

想「_____」

 

目が虚ろになり、汗ばむ医者たちの姿を映す。それに一瞬、その場の動きが止まる。だがその沈黙を破ったのは

 

 

____心肺停止を告げる機械音だった

 

 

医者「心肺停止!」

 

Roselia・黒服「…!?」

 

医者「…心肺蘇生だ!」

 

そう言いながら動き始める医者たちをただ見るリサ達、さっきまでは戦いに身を投じていた彼の顔は、今は静かに寝ていた。その体が大きく揺れる。電気ショックだ

 

医者「ダメか…!もう1回!あんたが死んだらあそこで見てる彼女達はどうなる!八意さん!」

 

だが一向に目を覚まさない。

 

 

 

そして処置が始まって1時間した時だ

 

 

看護婦「…先生」

 

誰一人、作業をする者はいなかった。だが医者1人は……椿緋色は諦めずずっと処置し続けた。

 

椿「……みんなありがとう…後は俺に任せてくれ」

 

その場に医者達は一礼して病室から出ていく。それに変わり、Roseliaと黒服が入ってくる。

 

 

___PM7:16 八意想___死亡確認

 

 

 

 

 

その場にへたりこんだリサが涙を流す。それに釣られあこ達も涙を流す

だが

 

リサ「きっと何かあるんだよね…」

 

涙を流しているが、その声は冷静だった。それに紗夜が尋ねる。

 

紗夜「今井さん?一体それは?」

 

リサ「前だって戻ってきてくれたもん!だから今回もきっと何かがあるんだよ!」

 

前のは奇跡に等しい、今回も…2度目なんてあるわけない

 

あこ「そうだよ!想兄はみんなを置いて先に死んじゃう人じゃないもんね!友希那さん!」

 

友希那「ええ、そうね」

 

紗夜「…」

 

 

想『なぁ紗夜、突然だけどさ、俺戦いが終わったらRoseliaのマネージャーでもしよっかな……なんちゃって』

 

ある日のそういう彼の横顔は、酷く優しかった。

 

 

紗夜『…いいんじゃないですか?それよりも今に集中してください…』

 

あの時はそう冷たく言い放ってしまった

 

 

蘇る彼の声、紗夜は唇を開く

 

 

紗夜「そうですね…だから想さん、ちゃんと帰ってきてください、そして…」

 

紗夜(全てが終われば…Roseliaのマネージャーとして、Roseliaに全てをかけてください)

 

 

願わくば彼に普通の生活をして欲しい、恋愛も、たとえそれが自分で無かったとしても、自分は応援したい

 

 

 

紗夜はそう、今はまだ眠る彼に祈った

 

 

 

〜警察署・同時刻〜

 

警官「う、ぐ…」

 

ガドル「…」

 

警官がまた1人絶命する。本部が連絡するより早く、その警察署は全滅する。それを上から見下ろし、カウンターに記録していくドルド

 

ドルド「流石は”ゴ”だな、今までのヤツらとは別格だ」

 

そう言いながらドルドが化け物へと姿を変えて飛び去ろうとした時だった

 

ドルド「っ!?」

 

自身が持っていたカウンターに何かが飛び、バラバラに壊れた。何事だと思い飛んできた方向を見る

 

父「はぁ…つまんね…お前遊び相手になれよ!」

 

 

ドルド目掛けその人間___いや黒いクウガはもう1発矢を放つ

 

ドルド「!?」

 

羽の根元に当たり、羽がちぎれ飛ぶ。

 

ドルド「貴様…!」

 

ドルドはそう言いながらトンファーを持ち、構える

 

父「おっ、やる気になったか」

 

そう言いながら警官の死体を踏みつけながら歩いてくるクウガにドルドは何か嫌なものを感じた。同じ人間のはずだ。今まで自分が見てきた中で、人が人の亡骸を踏みつけるなど見たこと無かった。ドルドは冷や汗を流す

 

 

___こいつは、人間じゃない

 

 

こいつは欲望の塊だ。悪魔だ。

 

ドルド「グッ…ガァ…」

 

そう考えている間に、自身の腹を貫かれていた。そして上へ刃を突き上げられる。腰から真っ二つにされたドルドは、苦悶の表情を浮かべながら

 

悪魔を見ながら…

 

 

父「くくっ…アッハッハッハッハッァ!」

 

ドルド「あ…くまめ…」

 

 

____爆散した。

 

_________________________

 

〜とある屋上〜

 

白い少年「あ…ドルドが死んじゃった…」

 

バルバ「…!それは本当か!?」

 

白い少年「うん、もう1人のクウガによってね…」

 

バルバ「やはり邪魔か…」

 

白い少年「でも僕達は手を出さないよ」

 

バルバ「何故だ?仲間がやられたと言うのに」

 

白い少年「…だってクウガにはもっと強くなって貰いたいもん!そのための糧だよ、あいつは!」

 

バルバ「…今は殺さないのか?」

 

白い少年「そうだな〜、殺して面白くなったら殺す!古代の屈辱を味わってもらいながらなね!あははっ!」

 

バルバ「…」

 

_________________________

 

〜病室〜

 

リサ「そうなんですか…想くんは…もう」

 

黒服はRoseliaのメンバーを見て、目を伏せる

 

こころ『想にまた会いたいわ!頑張らないと!』

 

脳裏にこころの声が蘇る。八意がもし、自分が人間ではなくなってしまったと分かったら、きっと姿を消してしまう。誰かの迷惑になりたくないから、彼は優しいから…

 

その沈黙を破ったのは、以外にも燐子だった。いつものように途切れ途切れに、でも芯は強い声が響く

 

燐子「でも…それでも私は…想くんを信じます」

 

紗夜「ええ…人間じゃなくなったとしても私…私達は白金さんと同じように信じます」

 

あこ「うん!」

 

友希那「ええ、それに元から彼には普通の人間じゃ出来ないようなことばかりを見させられているわ。今更ね」

 

リサ「あはは…確かにね…」

 

黒服「…」

 

黒服は呆気に取られた。もっと早く言ってくれなどと言われると思い覚悟はしていた。だが彼女達の反応は予想とは違った。それには彼への信頼が見える

 

黒服(ほんとに…すごい方です。八意様は)

 

椿「…ん?」

 

事情を知っている椿が、八意の遺体を一応調べていた。腹辺りに触れた手が止まる

 

リサ「どうしたんですか?」

 

 

___微かに体温が上がっていた。

 

 

椿「体温が…上がってる…?」

 

Roselia・黒服「「…!?」」

 

また起こるのだろうか、あの奇跡が。いや起こる。

 

あこ「ちょっと失礼します!」

 

あこが先陣切って八意のお腹に触れる。

 

あこ「ほんとだ…!皆!生きてるよ!リサ姉たちの言う通りだよ!」

 

燐子「まさか…前みたいに死者蘇生が…」

 

 

想「…」

 

指が微かに動く。

 

リサ「…!」

 

次に目が開く。その目はまだ虚ろだが、次第に光を取り戻す。

 

かわいた唇を湿らせながら起き上がり__ギョッとする。それもそうだ、Roseliaがいるから

 

 

想「……ただいま?」

 

 

紗夜「…あなたって人は…」

 

リサ「バカ…おかえり」

 

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