『そうか、遊希の服を大破させれば紳士を釣れるっ!』
「
「よし、派手に殺れ」
『あれー?なんで前書きに雪山組が居──』
その後、氷漬けになった作者の姿だけが遺った……。
遠目にカルデアが薄らと見えてきた時の事だ。
「なあ遊希、お前ドラゴン要素どこ行ったんだ?」
俺の隣を歩く遊希は良く言って美少女悪く言ってポンコツ駄メイドラゴンの遊希には外見的なドラゴン要素がまるで見当たらず、ただの美少女メイドさんになっている。
「だそうとおもえばだせるぞ?ほれ」
そう言った瞬間、バサッ、と遊希の背中から水晶のような翼が現れた。先程の今日ドラ状態を見た後だとかなり小さく、迫力も無い代わりに彫刻のような美しさと雪のような儚さを感じた。
「ふふ、すごすぎてことばもでないか。ほれほれ、もっとみたいか?」
翼を上下にゆっくりと羽ばたかせると、翼が動いた所にどこからともなく雪が出来て、ひらひらと地面に落ちてわからなくなった。
「凄い凄い、わかったから最大限ドラゴン要素隠しておけ。解剖されたくなかったらな」
「ひどくざつだな!?」
「褒めただけありがたいと思え駄メイドラゴン、略して駄メドラ」
「だ、だめどら……」
しょんぼりと俯きながら歩く遊希の姿がまるで泣いている子供のように見えた。…………………………、
「これでも食っとけ」
「ん?これはなんだ?
「ただのクッキーだよ」
「くっきー……はむっ」
クッキーを口にした途端に笑顔になる遊希。うむ、やっぱりお前は笑ってた方が似合ってる。
「ほら、もうちょっとだ。行くぞ遊希」
「おう!」
元気になった遊希を引き連れてカルデアへと歩き続けるのだった。
☆登山中☆
特に何事も無く辿り着き、いざカルデアへといったところでそれは起きた。
「さて、遊希はどうやって入れるか……」
「ふほうしんにゅうというやつだな。まかせろ」
「何か手があるのか?」
無言で両手をこちらに差し出す遊希。
「違う、そっちじゃねえ。作戦はあるのかと聞いてんだ」
「なんだ、そういうことか。ならかんたんではないか。とうめいかポショーンをくれ」
「それを言うなら透明化ポーション!て言うか何で透明化ポーションなんか……まさか?」
透明化ポーション。飲むだけで姿が完全に透明になり、敵に完全に感知されなくなるという忍者が喉から手が出るほど欲しがりそうなポーションである。
「とうめいになってけいびをくぐりぬければいいのだろう?」
「いやそんなのでカルデアの警備を潜り抜けられる訳が無いだろ!」
「やってみないとわからないではないか!」
「それやって失敗したらどうするんだよ!?」
「すなおにメイドをつれてきたといえばいいだろ!」
「あっ」
確かに、俺は一応魔術師な訳でそれなりに歴史のある家の者。メイドくらいいても違和感は無いだろう。実際に名前は忘れたがアニメ版のFateでメイドっぽいのがいたのだから。
「まったく、そんなこともきづかなかったのかこのバカ
「あーへいへい馬鹿ですよーっと。んじゃ作るからちょっと待ってろ」
「さとうをだすようにポンッとだせばいいだろう?」
「普通に作った方が性能が良いんだよ。どうせやるなら万全の体制で、だ」
地面に木材を設置してその上に醸造台を置く。これってどういう仕組み何だろうとかいう質問は後で別の魔術師の人にぶん投げるとして、それに水入り瓶を一つセットする。あとは各々wikiで調べておくように!
☆醸造中☆
「ほれ、出来たぞ!」
「どれどれ、…………なんかこう、のみたくなくなったな」
なんかオーロラみたいに光ってる紫色の液体は流石に食い意地張ってる遊希さんも飲みたくない様子。
「じゃあ俺が飲む」
「じゃあわたしものむ」
「どうぞどうぞ」
「はっ、はかったな
「勝手に引っかかったお前が悪い。ささ、遠慮なく一気飲みせいや」
ほれほれ、飲むんだろう?瓶の先端部分を遊希の頬にグリグリと、やや優しめに押し付ける。
「くっ、のむしかないのか!」
「うん!勿論さ!」
「………………」
涙目でプルプル震えられても困ります。
長い葛藤の末、ようやく瓶の封に手をかけた。コルクを抜くとキュポンと開封音と共に得体の知れない香りが広がり始めた。
遊希が『これ飲まないと駄目か?』と目で訴えているが俺は何も返事はしない。ただ笑顔で頷くだけだ。返事してるじゃんとかいうツッコミは受け付けません。
諦めた様に口元に瓶を運ぶがやはり抵抗はあるようでゴクリ、と息を飲む音が聞こえた。そして目を閉じて、一気に口に流し込んだああああああっ!
「…………ん?なんだ、ふつうにおいしいな」
「マジで?どんな味なんだそれ?」
「パインサイダー」
それ何処の名産品?と思っていると、遊希の姿が消えていた。
「おおー。消えたな」
「なあ、みえないのになぜめがあう?」
「自分の胸に聞いてみな」
恐らく触っているだろう胸元の生地が凹んだ。うむ、やはりかなりデカい。
「って、ふくがきえてないぞ!?」
「うん、だろうね。そういえば服消えない仕様なのさっき思い出したわ」
「どうするのだ!?これではしんにゅうできないぞ!」
見えない誰かにぽかぽか叩かれてる感じがする。結構力が強いのか痛い、かなり痛い。
「まあまあ落ち着け餅つけ。取り敢えずその服を」
「ぬぐのか!」
さっそくやろうと言わんばかりに目の前でメイド服のボタンやら留め具やらが取れていく……って!
「いや脱ぐなよ!?恥じらいはねえのか!」
「?ではどうするというのだ?」
「その服の上からこれを着ろ」
インベントリから革のチェストプレートとレギンスを取り出す。
「とくにエンチャントされているようにはみえないが?」
「俺特製特殊装備その一、スケールスーツだ」
「センスないな」
「よし、服脱いだ方が速いから脱げ」
「わかった」
「脱ぐな、やっぱ着ろ」
メイド服の上にスケールスーツが装着される。些かボリュームが増えたがまあ些細なことだ。
「で?これをきてどうなるのだ?」
「右腕の二の腕辺にあるボタンを押せ」
「こうか?」
ボタンを押すと、あっという間にスーツが透明化する。人が(ドラゴンが?)居るとわかっているのに全くどこか解らないってこれ隠れんぼ最強だよな。
「なんだ!?あたらしいそうびのこうかか!?」
そんな物ではない。俺は魔術師の端くれ、スーツに術式を組み込みに組み込んで作った言わば『透明人間になれる服』だ。
「ぶっちゃけ姿を消すだけならスーツで良いんだが、気配までは消せないからな。持っててよかった」
「
「もっと褒めたまえ、と言いたい所だがそろそろ透明化ポーションの効果切れるぞ。さっさと飲んで中入るぞ」
「わかった。しかしここにくるまでやけにながかったようなきがするな」
「多分そこらの二次創作の導入より長いぞこれ」
「まったく、だれのせいなのだ?」
「俺ではない事は確かだな。さ、飲み終わったか?」
「もうすこしまて。……なあ、もういっぽんくれぬか?」
「それジュースじゃねえからな?さっさと行くぞ、流石に体が冷えてきたからな」
「そうか、ノミタカッタナ……ではいくか」
そしてようやくカルデアの入口に向かうのだった。
ここから先、作者の思いが垂れ流しになってます。興味無い人は飛ばしてください。
アンケート結果、イケメン32票、そのまま14票、普通11票、性転換8票でイケメンになる事に決まった。
『さて、どうすりゃ良いのやら』
イケメンにしてと言われたからにはイケメンにしなければならない。しかしイケメンにもレベルが有り、クラスに一人レベルから神降臨レベルまであるとしよう。この場合求められているのは親しみを持ちやすいクラス1レベルなのか、創作ならではの神降臨レベルなのかで別れるのだ。
『……そういえばFGOにイケメン過ぎて宝具になったイケメンがいたな。それ参考にしよう。名前なんて言ったっけなー』
何時だったか見た記憶を掘り起こし、ネットの海から欲しい情報を拾い上げた。
『あーわかった!蘭陵王だ!どれどれ、どんな顔かな?』
ページを開きイラストを見た。
『oh......』
確かにイケメンだった。だけど、
『結局中性的になるんかーい!』
しかし特上のイケメン(と書いてある)ではないか。それにそのままで!という意見も同時に受け入れることが出来る。
主人公の外見が男の娘から中性的な美少年に変わった瞬間であった。