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多くの動揺がある。多くの焦りがある。だが惑う事はなく、泣き喚くこともなく、一般人はガネーシャ・ファミリアの誘導に従っていた。
「ハシャーナ、殿は任せる! イルタ、お前はハシャーナを援護しろ! アーディ、他の団員達と一緒に一般人が道を違わぬ様に誘導だ!」
シャクティは素直に従う一般人の様子を疑問に思いつつも、下手に無理やり行動させる手段を取らずに済んだと直ぐに割り切る。……正直に言ってしまうと、彼らが『逃げる』のではなく『一時退避』するだけの、ファミリア同士の抗争時の様な雰囲気と似ていて不思議に思っていた。しかし今は聞く間も惜しい。
シャクティも実力者だ。例の揺れも、オッタルがやられた事実も理解している。故に一刻も早く彼らをこの場から離さなければと、口を開いて指示を出し続けた。
「……君のお陰かな、ベル」
惑わない一般人に逆に惑う多くのガネーシャ・ファミリア眷属の中で、ただ一人『少年の姿』を思い浮かべるアーディ。彼女はベルが間に飛び込んで来た時には動揺したが、その手に持つアイテムを見て考えを巡らせていた。
火炎石と撃鉄装置。アレが自爆装置としての機能を持っていたと考えが至った時、ゾッとした。自分が死んでいたかもしれないという事実、そしてそれを幼い子供に持たせるという事実に。だからこそ彼が飛び込んだのは助ける為だと気付いた。自分も、そして幼い
不殺で、妥協はなく、ただただ闇派閥すら余すことなく全てを助ける姿。もちろん一般人達がそれを見たかは定かでは無い。事前に「下手に外に出るな」と通告していた事もあるし、あくまで『駆け回る少年の姿』しか見えなかった者も多いだろう。
でも、戦場に似合わぬ鐘の音。駆け巡る必死な顔。それらを見て聴いて、【英雄】の姿を連想した人は多い。ベルが自分達の為に何かをしているのだと確信した者が殆どだ。
故にこそ「諦めるな」と、「自分に任せろ」と気概の見せたあの背中に託して安心する。味方だけでなく、守るべき人達にすら高揚感も鼓舞も与える姿。ああ、正しく英雄だ。リオンの言っていた通りだ。彼は既に英雄の道を歩んでいる。
じゃあ、自分は何をする? ベルに啖呵を切った、「英雄達の船になりたい」と。何が出来る。何をしたい。英雄の為に自分が出来ることは?
ゴォン……ゴオォォン───と、鐘が鳴り響く。
音の発生場所は直ぐに分かった。発生源も分かった。ああ、ベルはまたも『激励』している。今度は次代の英雄達を。小さな鐘は都市を駆け巡り、一般人達を激励する。大きな鐘は都市中に轟かせ、英雄を激励する。
じゃあ、自分は?
「……ごめんね、お姉ちゃんっ」
テヘペロっ、とでも付きそうな程にあざとく舌を出して片目を閉じる。その声が聞こえたシャクティは、大鐘楼に驚く暇もなくバッと振り返った。何をするかは分からないが、実妹が何かを仕出かす予感。だがシャクティの声よりも先に、アーディの声がその場を支配した。
「─── みんな、この鐘の音が聴こえるかなッ!」
大鐘楼に聞き惚れる一般人達。当たり前だ。この音を聞き流す事はできない。だからこれはあくまでも、全員の集中を自分に向ける手段。
「違いはあるけれど、皆んなもこれに至る鐘の音を聴いたと思う! そしてこの鐘の音の正体が一人の男の子が齎す【激励】である事を、もう気付いてる人たちも居るよね!」
全ての一般人は一人の少年の姿を連想する。白い光が走っている様にも見えた、あの光景を。
「私達は逃げ惑うだけかな? 託すだけが全てかな? 人々が、神々が、私達が望んだ【英雄】は孤独の激励者かな!? 」
否だ。助けてくれる存在、力ある存在、鼓舞する存在───されど、傍にいて欲しい存在。一生でも見届けたくなる様な、胸を熱くする存在だ。語り継がれたのであれば「俺は直に見たぜ」と自慢したくなる様な。
「私達が待ち望んだ【英雄】の姿をその目に焼き付けて───そして『応援』しよう! 自分にだけは激励を送れない英雄の為に、私達が【英雄】の
自分たちにも出来る事を。自分たちが返せる全てを。精神論でもいい、少しでも力になれるならば。
これはアーディ個人の気持ちでもあり、少年の姿を目に焼き付けた多くの人々が同じ気持ちだろう。
「───俺は行くぞ!」
「わ、私も!」
「俺もだ! 闇派閥がなんぼのもんじゃい!」
アーディは笑みを深める。ああ、やっぱり皆同じ気持ちだったのだと。自分の様な
多くの人々が【英雄】に魅せられたから。
「お、おいアーディ!?」
「後で存分に叱ってね、お姉ちゃん! 私はベルに、君のお陰でこれだけの人が笑顔になれてるんだよって教えたい!」
唖然とし、やがて何をやらかしてくれたと非難の視線を向けるシャクティに、アーディは笑顔で「後でね」と約束する。シャクティが引き止める前に、アーディは一般人を引き連れて踵を返す。
明らかな愚行。どれだけ強大な敵かを理解していない故の行いだ。しかしこの波を止める事は出来ない。シャクティは見送るしか出来なかった。
「ガネーシャ、参上!!」
「が、ガネーシャ! すまないが主神としての指示でアーディを───」
「む……いや、構うまい! シャクティは残った一般人の誘導をするのだ!!」
「なっ!?」
シャクティの指示は間違っていない筈だ。判断や思考は決して外れたものでもない。それは神の俯瞰でも同じだろうし、『娯楽』への優先度が低いガネーシャならば尚更だ。
にも関わらずアーディを止めない判断。一体どういうつもりだと詰め寄れば、ガネーシャはスッとアーディの後ろ姿を見て叫ぶ。
「神意に抗う者に魅入られた彼らを神威程度では引き止められまい! かくいうこのガネーシャも見惚れた! 神々しき光に!」
ガネーシャは口元に大きく笑みを浮かべると、ドンと胸を張っていつも通りに言葉を発した。
「アレは───ガネーシャだ!!」
「───はは」
一人の男神は思わず笑みを零す。待ち望んでいた光景。だが決して叶わないだろうと確信していた、英雄の姿を見て。金色の髪を包む様に乗せられた帽子に手を触れると、後ろから声を掛けられた。
「……貴方の差し金ですか、ヘルメス様?」
「んー……そうとも言えるし、そうとも言えない。正直オレ自身も半信半疑だったさ。……あんな存在を推測出来る奴は神にだっていないだろう。はいアスフィ、
「どうも」
市壁の上。本来であれば神の単独行動に釘を刺していたところだが、ヘルメスにもヘルメスの考えがあるとアスフィは半ば諦めていた。……もう半分は完全に怒りと心配に振れていたが。
アスフィは先ほどまでアルフィアとの戦闘に駆り出されていた。基礎能力が足りてるとは言え、アイテムも不十分の状態でレベル7の相手は流石に無理だ。魔法で速攻やられていたのだが、今も鳴り響く大鐘楼に背中を押される様に立ち上がり、ついぞ周りの冒険者と一緒に退けた。その結末のキッカケとなったのが友人のリューともなれば、さしものアスフィでも高揚するものだ。
やがて痛む身体を無理やり動かしてヘルメスの下へ移動すると、念の為にと持っていただろうポーションをアスフィは受け取った。神を荷物運びの様な扱いにしてしまう罪悪感半分、ヘルメスが自分の事を気に掛けてくれる嬉しさ半分で。
しかし質問への回答も同時に聞かされて、「どういう意味」と頭は疑問に埋め尽くされる。ヘルメスは少年の姿を目に映しながら、ポツリと呟いた。答えなぞ分かりきってると言いたげに。
「アスフィ、未来人の存在を信じた事はあるかい?」
「……未来人? 人という訳ではありませんが……神が
「ははは、下界でそんなバカな真似する
「……何を言っているかサッパリ分かりません」
「うん、だから言ったろう? 半信半疑だってさ」
ヘルメスは道化を演じる様にヘラヘラと笑うが、その実話している内容についてはほぼ確信状態だ。
(……断言していい。彼は十中八九未来から来ている。都市外からの人物? 馬鹿を言うな。世界中飛び回ってるオレが聴いたこともないレベル5なんている筈がないだろう)
だが、敢えて口には出さない。それがベルの為だと分かっているし、話したところで納得する眷族なんていないだろう。何より実際にベルから話を聞いたであろうアストレアに怒られる。……あの聖母の様な存在に怒られるのも一興だが。
ヘルメスは戦い続ける少年を見て、なぜ彼がここにいるのかを推測する。
(まあ間違いなくオレが関与しているだろうな。英雄へと至った人物がいるなら、『対黒竜』か『地獄の様な惨劇が予想されたこの暗黒期』に送るだろう。オレならそうする)
だからアスフィには「そうとも言えるし、そうとも言えない」と言った。恐らく未来の自分が送ったと推測できるが為のYES、だがこの時代の自分は一切関与してないと断言できる故のNO。全て嘘ではない。
「さて、この
この抗争に於ける最終手段、【魅了】を持つ女神フレイヤ。彼女が存在するバベルの塔に視線を向けると、ヘルメスは意外そうな顔をして呟いた。演技ではなく本心で。
「おや、これはまた珍しい。オレの視線を虫みたいに煩わしく思っていらっしゃる。そこまで食い入る様に見つめるとは思わなかったよ」
おお怖い怖いと、ヘルメスは帽子を深く被って視線を切った。……アスフィは「煩わしいのはいつもの事では?」と思ったが、まあ神フレイヤが食い入る様に見つめているのは事実なのだろうと知り、苦い顔となった。
「何もお披露目する様な形にしなくてもよかったのでは? 最悪アストレア・ファミリアとフレイヤ・ファミリアの抗争になりますよ」
「あははー、流石のフレイヤ様もアストレアには手を出さないって。……いやうん、マジで手を出さないで。アストレアの所にまで手を出すものなら対策のしようがない」
友人……まあ正確には『気の合う同士』という認識だが、そのリューが存在するファミリアと最強派閥との抗争は流石に思うところがある。私情もあって意見を出せば、ヘルメスは笑って思考。スンと表情を落として流し目になる。まるで「責任は取りたくないぜ」と言いたげに。
やがて一息、帽子を被り直すと、再び視線をベルへと向けた。
「それに、オレもお披露目する気はなかったさ。
「……ええ」
「オレ達の望んだ英雄は、オレ達の想像なんか超えてくれる。神意に抗った者はこうまで光り輝くのだと。次代の英雄達を押し、あらゆる人々を歓喜させ、時には敵さえも純真な気持ちに駆り立てる」
ヘルメスはふと柔らかな笑みを浮かべて、今はこの都市に存在しない過去最強派閥の
「『ネタバレ』なんて真似は好みじゃないだろうけどね。ゼウス、貴方の
アスフィには聴こえない声量で、心に響かせるように呟いたヘルメス。内容は聞こえずとも、アスフィはその表情を見てどんな感情を抱いているのか察したのだろう。何処か拗ねるような、呆れるような声音で言い放つ。
「その様な
「んー、嫉妬かいアスフィ? 可愛い奴め」
「わ、私じゃなくて他の眷族達にという意味です! 貴方のそんな顔を見た事無いから言ってるんですよ!?」
ははは、と。そういつも通りの笑顔に戻ったヘルメスに、アスフィは顔を真っ赤にして怒った。
一分が経過した。重なり合う大剣とナイフ。振り下ろされる大剣は段々と焦りが芽生えて力任せになり、ナイフは段々と精細さを高めていく。
僕の全身に響き渡る痺れは弱くなり、動きは加速する。
「───まだ、速くなるのか……っ!」
……自分で言うのもなんだけど、僕は成長が早い。アビリティの伸びなんて他に比べたら天と地ほどの差があるだろう。冒険者としての才がある命さんと比べてすら伸びすぎなのだから。だから僕が異常であることは自覚しているつもりだ。
そして今回に至っては、ランクアップまでの早さどころかアビリティの伸びすらも世界最高並みだと言う。たたでさえトータル3400オーバーに加えて、そこからゴライアス単独討伐で更に1100オーバーのアビリティ加算。……正確には他のモンスターの
その伸びのお陰で、ランクアップのズレどころかアビリティ加算でのズレも生じてしまっていたのだ。同じレベル内での大きなズレなんて予想できないだろう。
イグアスとの戦いでズレを直したばかりだったからこそレベル4での感覚は直ぐに捨てる事が出来たが、それは決して完全にズレを直したと同義ではない。徐々に合わせていて、それが今の今でも続いている。
僕自身これほどまでに動きが速くなるモノなのかと驚いているところだけど、戦闘中での成長への驚きは相手の方が大きいだろう。レベル7ともなれば経験は豊富。その豊富さが、逆に成長し続ける動きへの対応に戸惑ってしまう。
───三つ、有利性を見つけた。
でもこの内の一つの有利は直ぐにひっくり返る。体感で理解した。僕の速さはそろそろ一定となる。しかしもう一つの有利性。
ザルドさんは元々僕のスキルが『発光部分を使用すれば強制発動するモノ』と思っていたし、実際にそうだからこそ僕への対応は冷静だった。しかし現状、使ったとしても発動されない状態。いつ発動されるかも分からない砲台火力に、ザルドさんは焦っている。
最初に止めをさせれば問題なかったけど、“調整”による受け流しの最適化。更に戦闘内での成長に、ザルドさんは止めを刺しきれないまま1分間が過ぎてしまった。たった一秒の
でもまだだ。ズレが完全になくなっても、まだまだ溜め続けろ。技の精度を磨け。駆け引きを利用して更に蓄積させろ。打ち勝つだけでは足りない。
───カチリ。歯車と歯車が噛み合い回る様な違和感ない動作。完全にズレが無くなったのだと理解した。ああ、一つの有利性が消える。
「いっけぇぇええええっ、ベルッッ!!!!」
直後、響き渡る声。見えない。でも聴こえる。アーディさんの声が。背中を押してくれる応援が。
───いや、アーディさんだけじゃない。多くの人の気配を、
「闇派閥なんかやっつけてくれ!」
「ここで終わるなよ! 酒を奢るから絶対に生き延びろ!!」
「私たちの家を守ってくれてありがとうっ」
……ああ、誇っていい。自分はこれだけの人を救ったのだと。重荷ではなく栄誉として背負え。英雄で在れたのだと、自分を認めていい。
視線を感じた。他とは違う、フィンさん達の視線。
───助太刀は必要かな?
そう言ってる様に思える。僕は即座に首を振ってNOサイン。確かにフィンさん達の力を借りればザルドさんを倒す事は可能だろう。でも偉業を成した報酬として我が儘を認めてもらいたい。ザルドさんは、僕だけで退けたいと。
一瞬、呆れた様な雰囲気を感じる。でも直ぐに背中を押す様な“期待”へと変わった。
英雄譚の英雄に憧れた。
ああ、今一度思おう。この程度を乗り越えなければ、あの好敵手に勝てるはずがないと!
次に巡り合った時、一対一で僕達の決着を着ける為に!
「ァァアアア─────ッッ!!」
乱舞。武器の差で勝る『速さ』を最大限に活用。そして大剣故の重さを『技』で退ける。一つ一つを丁寧に、最速で。
盲目。武器はナイフ一本。体力は限界。ポーションは0。僕はレベル5に対し、相手はレベル7。さあ、ここからはミスれば僕の命は容易く消え去るぞ。身に付けた全部、余す事なく使え。
───二分
斬り上げ、受け流し、横一閃、回避、回転切り、受け流し。攻撃と防御と回避を繰り返す。
視覚と味覚と嗅覚の神経を消して他の感覚に回せ。空気の揺らぎを感知する触覚を、この領域を把握する聴覚を強化しろ。余計な情報を捌き切れ。集中しろ。もっと、もっと。
ザルドさんの焦りが消えたのを感じる。何処か必死さ、夢中さを思わせる感覚。打算もない。ただ純粋にやり合いたいという意思。
僕との戦闘を楽しんでいるのだと、そう思う。わからないけど確信があった。焦りが消えて集中する彼ならば、盲目の僕なんて殺せた筈だ。多分僕を
僕も、懐かしさを思わせる様な雰囲気に思わず甘えていたかもしれない。
───三分
でも、もう終わりにしよう。この戦いに、決着を。
「─────ッ!!」
それを察知したのだろう。ザルドさんは両手で大剣を構え、純粋な能力値による全力を叩き込もうと力を貯めている。僕は一度距離を取り、加速の勢いを乗せるために地面を蹴った。
白い光に包まれた黒の刃と大剣が重なり合う。一瞬の静寂と、一拍置いた後の爆音と衝撃。右耳の鼓膜が破れる。衝撃で右手の骨に
でも、それでも───押し切る!
「───ァ」
骨の罅が広がる。
「───ァア」
激痛が腕を駆け抜ける。
「───ァアアッ」
それでも、意地を貫け。
周りからの声援を、勝利の讃歌にする為に!
「ァァアアア───ッッ!!」
「……ッッ!?」
光が、暴発する。集束された輝きは解き放たれて、この場の衝撃に終焉を告げる。
一際大きい金切り音。その衝撃波は上に流れ、ザルドさんの体躯を弾き飛ばす。恐らくザルドさんも相当な痛手を負った筈だ。でも決して致命傷となる一撃じゃない。三分では足りなかったか? いや、そもそも三分が限界地点だった。それ以降の畜力は不可能だと断言していい。僕の身体がついていかなかったと。
だから、
僕はザルドさんを吹き飛ばした直後に左手を腰に回し、袋に指を突っ込む。一つの石を掴むと同時に更に英雄願望を使用。体力はとうに限界を迎えている。
動かない身体は地に膝をつく。好都合だ。ふらつく身体を直立させたままでは狙いが定まらない。
ザルドさんも可能性は考えていた筈。【魔法】という不確かな情報を。僕はこの時代に訪れてから、対闇派閥に於いて一度も使った事がない。故に隠されてきた情報。二週間以上も仕込まれた、長期の駆け引き。
だからこそ刺さる、圧倒的な利点。例え魔法を注意していたとしても───上空に飛ばされて身動きが出来ない身で、詠唱不要の速攻魔法を回避する事は出来ないッ!
火炎石は範囲が広いけど、上空ならば周りへの被害はないだろう。だから、遠慮なく発動できる。
英雄願望で強化された火炎石を上空に投げ、左手を掲げて固定砲台の如く構え、そして「まさか」という雰囲気を出すように呼吸を止めたザルドさんへと向けて、放った。
「ファイアボルトォォォォオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!」
※このベル君、盲目状態です