ガノタ系TS転生Vtuberいきまーす!   作:ゼノアplus+

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思いついたネタをメモる直前に急用が入り数時間後、執筆途中の今回をもう一度開けば『〜の、』で止まっていて書くはずだったネタを全て忘れた作者です。


先に現場から申し上げますと平日に書き切るのは無理です。とりま9月までのカレンダーは『勉強』の2文字で全て埋まったので空き時間にちょこちょこ書きます。ハイ、オクレマス……

えぇ?他の作品の投稿頻度が上がってる?学校の休憩時間に他の方のハーメルン作品読んでたらインスピレーションが……ね?

オリジナルって初めてだからネタに困るゥ……


外堀は埋められるもの

15話

 

 

「聞いてよお姉ちゃん。この間カミラと通話したんだけどさー」

 

「いや待って。さも当然のようにウチにいて私の部屋にいることは別にいいさ。強制的に私の膝枕を楽しんでるのもまあ許そう。でもさ……どうして配信器具をウチに持って来てるのかだけ聞かせてくれないかな凛花?」

 

「え、だって今日泊まるし……」

 

「配信休めよ」

 

「やだ!!」

 

「なんなのこの子……」

 

 

子供かコイツ……いや、高校生だし子供か……

 

あ、どうも皆さん。紅葉だよ。今日は日曜日、最近仕事が忙しかったこともあって先週は凛花の家庭教師を休んだんだけどさ〜、今日ウチに来た瞬間に私の腹に頭突きかましながら抱きついて来たんだよね。そのあと巷で流行の◯首当てゲームの要領でなぜか1発で当てて来やがったから一旦引っ叩いた。私なにも悪くないし……

何故か着替えやら歯ブラシやら持ってるから愛子さん……ああ、凛花のお母さんね?に確認とったらいつのまにか私の親が許可出してたんだってさ。いやまぢ信じられないんだけど。せめて一言言ってくださいよ母上……

 

 

「2週間ぶりだからってそんなになる?どうせ学校で女の子の同級生達とイチャついてんだから補給は十分でしょ」

 

「甘いよお姉ちゃん!!」

 

 

ガバッと私の膝から起き上がり指をビシッ!!っと効果音がつきそうなほど突き出した凛花。あ、はい……これ長くなるやつ?

 

 

「学校は公共の場だよ?しかも男子達の不躾な視線があるし私は2人きりでじっくり1人ずつ堕として…「分かった、もういい喋るな」……え〜」

 

「これ以上聞いたら当分喋るつもりでしょう?全く……配信は許してあげるけど……何時から枠取ってるの?」

 

「えっと……22時!!」

 

「配信者としては普通の時間だけどお泊まりに来る女子とは思えないよね……」

 

 

スマホのブラウザで凛花のチャンネルを見れば、確かに22時から雑談配信の枠がある。凛花は大体1時間弱程度の時間しか雑談しないし、したとしてもGLだったり謎の人生論(GL方面)ばかりだからねぇ。ちなみに現在20時でーす。夕飯も食べたし風呂も入った。覗きにっていうか襲いに来た凛花を返り討ちにしたので今日は割とお仕置きしてるな私……

 

 

「全く……とりあえず私のパソコン使っていいからセッティングを……『『ピコンッ』』……ん?」

 

「あれ…私のもだ」

 

 

突然、机に置いていたVs学園用のスマホが鳴った。どうやら凛花もらしい。手にとってみると、マネージャーさんから2期生への一斉送信だった。

 

 

『本日より同期内でのコラボ配信を解禁します』

 

 

「…………え?」

 

「……あっ」

 

 

私の疑問の声に後に、凛花が何かに気づいたような声を上げた。いや、コラボ解禁はありがたい。ずっとバトオペやらなんやらやっててもつまらないからね?そろそろ違うことがしたいなーと思ってた矢先のコレだよ。

 

 

「お姉ちゃ〜ん」

 

 

凛花がニヤけた表情で近づいてくる。

 

 

「ちょっとお願いがあるんだけど……」

 

「いやだ」

 

「まだなにも言ってないのに!?」

 

 

絶対コラボ配信しようとか言ってくるに決まってる。今やってしまったら()()コラボ配信……速攻でてぇてぇ案件にされて切り抜かれるに決まっている!!

 

 

「今日は配信しないからね」

 

「え〜!!そこをなんとか!!」

 

「しないったらしないよ」

 

 

右肩に顎を乗せて近距離で目をうるうるして懇願してくる凛花をガン無視。

 

 

「第一、いきなりオフコラボとかマネージャーさん的にもアウトでしょ?」

 

「あ、大丈夫。今許可取ったから」

 

「……もしもし!?なにやってるんですか!?」

 

『面白そうなのでオッケーです』

 

「真面目に働いて欲しかったなぁ!?」

 

 

即刻通話ボタンを押してみれば、秒で出てくれた上にとんでもない爆弾を落としていきやがった……コレはニュータイプでも無理な展開だ……

 

 

『至って真面目ですよ。お二人が従姉妹なのはこちらも把握していますし、2期生初のコラボ配信でてぇてぇしてくれたら後続はしやすいです。まあ、シンプルに『聖桃花』さんが『ユリィ=キリング』さんの猛攻に耐えれるのか見たいというのは否定しませんが……』

 

「外堀が……埋められていく……」

 

『どうせなのでカミラさんにも連絡しておきました。大丈夫、被害……仲間はちゃんといます』

 

「被害者!?いま被害者って言いましたよね!!」

 

『…………ではでは〜』

 

「あ、待て逃げるなぁ!!」

 

 

通話終了……やりやがったなあのマネージャー……今までのイメージが全て崩れ去った音がしたよ。あんなに奔放な人だったとは……

 

 

「あ、もしもしカミラ?さっきさ、コラボ配信解禁のお知らせ来たんだけどさ〜……え、見た?うんうん、じゃあ話は早いね!!桃花もいるから今日の10時から1時間配信しない?…………やった!そうこなくっちゃ!!詳しいことはまた追って連絡するね〜!!お姉ちゃん?準備万端だよ?」

 

「カミラのフットワークが軽い……はぁ、分かった。ユリィの枠でやってよね。私の次の枠は1万人記念、収益化記念、バージョンアップ配信って決まってるから」

 

「もっちろ〜ん♪ふへへ……美女2人とのコラボ配信……Vtuberになって良かった!!」

 

 

なぜコイツの煩悩を今まで見抜けなかったんだろうか……

 

部屋の中で空を仰ぎながら恍惚とした表情を浮かべる凛花を見ながら、私はLimiterを開くのだった。

 

 

〜カミラ〜

 

「あ、配信するんだったら今から酒飲めねぇじゃん。断わりゃ良かったかな……」




聖桃花 Vs学園所属Vtuber


時すでにお寿司
いつのまにか外堀が埋められてた……であります……


☁️124 ♻️1849 ♡4556




ユリィ=キリング 


枠を取り直したよー!
私の百合ハーレム加速の予感!?
【雑談】ふへへ……ふへへへへへへへへ……今日は良い日だね!!【ユリィ/Vs学園】

☁️288 ♻️2221 ♡6098



カミラ=ヴォルケンシュタイン 

なんかあるぞ

☁️114 ♻️1997 ♡3220

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