あー旦那   作:古い狩人

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第二章 4 遺伝法則

 

 

 穏やかな春の到来を告げる少し湿った

 北の海からの春一番が吹き下ろすなか、

 王立バーバラ士官学校資料室のかたすみ、

 南からの暖かい日差しを最も浴びる窓際の机にて

 厳つい顔の男が何か調べ物をしている。

 

 

 

 原作には主に戦闘で役立つ様々な特殊技能が存在する。

 

 近くにいるだけで命中率、回避率などが上がる

 カリスマ、指揮官、信頼補正

 

 条件や確率に依存するが攻撃回数などが増える

 追撃、突撃、連続、流星剣、踊り

 

 条件はあるが発動すれば与えるダメージが増加する

 必殺、怒り、月光剣、トライアングルアタック

 ジェミニアタック*1、石破ラブラブ天驚拳

 

 回避、無効系のスキルも存在する

 大盾、祈り、見切り

 

 回復系なら     経験値や金銭にからむ

 ライブ、太陽剣   エリート、盗む、値切り

 

 厳つい顔の男の場合は、行動順番に関係する

 待ち伏せ         

 

 以上の多種多様な技能や特殊効果がある。

 技能のなかには親から子へ遺伝するものもあった。

 

 

 

 

 

 

 厳つい顔の男が調べているのは

 その 遺伝するスキル に関してのようだ。

 

 過去の戦いの資料、かつて在籍していた人間の名簿

 領土の変遷の地図、王国内や周辺国の

 主な王族や貴族の家系図などを机に並べている。

 

  

 

 

 

 ➖いくつか勘違いというか思い込みをしてたな…

 

 

 

 

 メンデルの法則 というのをご存じだろうか?

 えんどう豆ではなんなので血液型で例えよう

 長々と説明するのは筆者も読者も辛いところだ。

 

 例えばAO型とBO型からは

 各25%の確率で4つの血液型が生まれる

 

   AO    |ーーAO  A型

    | ーーー|ーーBO   B型

   BO    |ーーAB  AB型

         |ーーOO  O型

 

 全部のパターンをやるのは気がひけるので

 かなりはしょる、理系の方はお許しいただきたい

 文系の方はなんとなくで大丈夫ですよ

 

 

 原作、聖戦の系譜には親と子、兄と弟などで

 主に敵方、敵から仲間になる登場人物において

 いくつか所持しているスキルが違うケースがある。

 

 スキル遺伝の法則が血液型に近いのが窺える

 わかりやすくするために血液型に例えたが、

 病気の遺伝、遺伝病の発現確率のほうが正しいか。

 

 スキルが100%完全に遺伝するのは

 味方の子供世代と敵の一部のみであり

 たまたまそうなったケースが物語になったのだろう

 

 

 また原作には直系、傍系といった遺伝要素がある

 これは優性遺伝や劣性遺伝の組み合わせと

 遺伝病のキャリアでも発症しない場合のように

 こちらも、たまたまそうなったケースが多そうだ。

 

 だが、全ての物事には数こそ少ないが例外は存在する。

 ゲームのファンタジーな世界だ、楽しもうではないか。

 それに、厳つい顔の男の考察やここでの筆者の説明が

 原作のゲーム製作陣や、作者の設定したものと

 同じとは限らないのだから。

 

 

 

 

 

 

 ➖ユングヴィのリング卿は

   イチイバルを扱えなかったのか…

 

 

 ユングヴィ公爵家の家系図は

 複雑な事情があったのをにおわせていた

 リング卿の親の世代で家督争いでもあったのだろう。

 若くして亡くなっている者が多い。

 また同時期に領土の一部移譲がなされている。

 

 

 ➖息子のアンドレイとの不仲も

   それが原因なのかもな…同族嫌悪ってやつだな…

 

 

 公爵家のなかで1人、聖武器を扱えないのは

 相当なコンプレックスを抱えるだろう。

 息子にそれを味あわせたくなかったのかもしれない。

 海賊にさらわれた娘にかける祈りにも似た想いも

 厳つい顔の男には少しわかった気がした。

 話をした際のリング卿の顔にはそれだけの

 年をとった人間がもつ深みのようなものがあった。

 

 

 

 

 ➖…結果がどうなるかわからない…けど…

 

 

 ブリギッドは育ての親がいる状況で離れられるのか?

 聖武器イチイバル無しで記憶をとりもどせるのか?

 卿が直接、他国であるオーガヒルの地に赴くのか?

 ブラギの塔に向かうというロプトであろうダゴンと

 ブリギッドとリング卿が鉢合わせでもしたらどうなる?

 そもそも誘拐そのものがロプトの手引きならば?

 

 

 それでも厳つい顔の男は話した。

 丸投げしたのだ。

 

 

 厳つい顔の男が記憶を取り戻してから

 4年近くの歳月がながれている。

 

 出会った人たちは皆

 ゲームやアニメのキャラクターではなく

 人間だった。

 

 家族も村の人々も

 ダゴンもバイロンも

 闘技場のモヒカンも門番も

 シグルドやエーディンも

 人間だった、普通に生きている人間だった。

 

 

 リング卿もそうだ。

 さらわれた土地とはだいぶ離れているのに

 そのことを口にも出さず

 真剣に話を聞いてくれた。

 適当にあしらわれたのではないだろう。

 感謝の言葉も、

 辞退したが褒美の約束までされてしまった。

 

 

 厳つい顔の男は自らを慰める

 

 

 

 ➖できないことはやれる人間に託すしかないんだ…

 

 

 

*1
伝説のオウガバトルというゲームに敵として登場する、カストル・ポルックス兄弟による必殺技。見る前に倒せるので作者は一度しか見たことがない




厳つい顔の男に丸投げされた作者は困惑しているようだ

この人エタりそうって心配かけたならごめんなさいだぜ
厳つい顔って書いてて三国志おもいだしたぜ、厳顔だぜ
遺伝そんなに詳しくないんだ、せいぜい高校レベルだぜ
ザギヴ、フレア、アトレイア、アイリーンとかすこだぜ
だからティアナは毎回闇落ちだったぜ、すまないなだぜ
ジルオールにはPS1、PSPを壊されたけどすこなんだぜ

前話の前書きもあとがきも、この回に統合しただけだぜ
両方とも拝す為には、別のところに移せばよかろうだぜ
前書きもあとがきも脚注もネタもなしだと不安なんだぜ
卑怯なことした自覚あるぜ、低評価にしても大丈夫だぜ
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