あー旦那   作:古い狩人

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第二章 8 占修探訪

 

 

 「お主は自分自身しか愛しておらぬようじゃな」

 

 

 教会からはやや離れた裏通りに占い屋はあった。

 店舗ではなく、椅子に腰掛け

 小さな机をはさんで対面する形式のようだ。

 机の端に[恋占い]と書かれた板切れが立て掛けてある。

 

 カップルらしい二人組、訳ありらしきフードのご婦人、

 前に並んでいた人達が占いを終えて去ってゆく、

 アーダンの順番がやってきた。

 

 

 「よくきたのぉ

  そなたの知りたいことを

  占ってしんぜよう

  なにが知りたいのじゃ?」

 

 「占い自体のことを知りたいのですが…」

 

 老人は板切れをトントンと指で軽く叩く

 

 「…では恋占いを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ➖恋について聞いたのに返答はナルシストときた

   面倒くさい客をあしらったにしても

   ある意味当たってるのが本物って感じがする…

 

 

 アーダンは教会の裏通りを歩きながら

 先ほどのやりとりを振り返っていた。

 

 あの後、少ししつこく食い下がり

 いくつか質問をしたのだ

 ロプトと繋がっていないか探るためでもあった。 

 

 結果、暫定ではあるが

 

 基本的に個人の活動であり横の繋がりはない

 占いにもちいる道具は特に決まっていない

 凄腕の占い師もいるが所在はわからない

 

 という情報が得られた。

 

 後ろにも客がいたので切り上げ、

 迷惑料も兼ねて謝礼を渡そうとしたが断られた。

 

 

 「お代はいただいておらんのじゃ

  欲が混じるとおかしくなるでの」

 

 「若人よ、恋をしなされ

  そなたが自身よりも

  愛せる相手がきっとどこかにいるはずじゃ」

  

 「また、きなされよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 太陽の光が空から降り注ぎ、うなじを焼いている

 日時計も兼ねているのだろうか

 教会の屋根の尖った部分の影が

 教会前広場の石畳みに書かれた絵を指し示す

 

 半円状にならんだ12の絵の上手から6番目、

 おそらく聖武器ファラフレイムをかたどる炎の印

 時刻は前世でいうところの正午をむかえようとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 ➖あれが修理屋か…ホントに闘技場のすぐそばだな…

 

 たしかに近いほうが便利ではあるだろう

 教会も近いのはえげつなさを感じるが

 


 TIPS 

 闘技場で消耗した武器を修理屋で直す 有料

 闘技場で傷ついた身体を教会で治療  有料

 闘技場で死んだ挑戦者を教会で埋葬  有料 

 教会で治療代が払えない→闘技場で稼いでね


 

 

 

 ➖…デカイ店だな…窓口が3つある…

 

 修理屋は建物自体が大きく、

 ちょっとした複合商業施設のようであった

 

 内部は5つに分かれており、

 武具部門、術具部門、生活雑貨部門の3つと

 武具部門と生活雑貨部門に付随する鍛冶場、

 修理したものを売っている店舗がある

 

 ➖中古屋とかぶって…いや、全体的に高い…

 

 店舗の品揃えは充実しており、

 武具や術具を除き、家具なども意匠が細かく、

 また豪華なものが多い、中古屋は平民向けなのだろう

 だがアーダンの狙っていた『掘り出し物』は無さそうだ

 

 ➖武器は基本的に使い捨てなんだよな…

   修理価格と新品が同じ値段だし…

 

 士官学校の資料室でわかった意外な事実だった。

 原作では修理して使い回さなければ武器が枯渇するが、

 それは物資が不足していたからだろう。

 敵の正規軍や賊などはほぼ新品を使っていた。

 

 ➖敵も味方も必殺乱舞になれば地獄だし、

   まぁ、よくできてるわ、この世界。

 


 TIPS

 原作では同じ武器で50人殺害すると[必殺]がつく。

 遺伝スキルの『必殺』とは違う計算であり、

 最大100人殺害で50%の確率で2倍ダメージとなる。

 また、殺害数は ☆50 のように表記される。 


 

 

 

 ➖杖や魔導書の修復は先生に聞いてた通りだな…

 

 杖や魔導書の修理は魔法を発動することで

 消耗される触媒を補充する形になるようだ

 

 術具部門の窓口をあとにして

 アーダンは武具部門に向かう

 

 ➖…さて『こわれた武器』はあるかな…

 

 資料室の資料には

 少し曖昧な記述がされているものがあった

 『こわれた』武具である。

 

 実際に壊れた武具とは別に

 『呪われた』という表現がされていた

 

 おそらくそれが原作での

 『こわれた』武器なのだろう。

 


 TIPS

 原作において武器の使用耐久回数はほぼ50であり

 50回、敵に攻撃をあてると『こわれた〜』に変化する

 例『こわれた剣』『こわれた弓』

 非常に重く、命中率も悪い、売却価格も0となる


 

 

 

 「んあっ?壊れた武器が見たい?これか?」

  

 「いえ、『呪われた』ほうです」

 

 「士官学校のほうから来ました」という

 消火器詐欺に近い手口で鍛冶場に侵入したアーダンは

 ついに目当ての『こわれた』武器に出会えた。

 

 元は鋼の剣だというソレは

 まるで錆びたかのような茶黒い何かで覆われている。

 

 「持ってみても?」

 

 「もてるならな」

 

 ➖重い!中古屋のやつと全然違う!

   60キロはあるぞ…ありえねぇ…

 

 「重いなら重いで叩き潰す分には良さそうですが…」

 

 「なら試しに俺に向けて振ってみろ」

 

 ➖…磁石かよ!反発するってなんなん⁉︎

 

 アーダンが鍛冶場のオヤジに向けて軽く振ると

 剣自体が、まるで斬ることを拒否するかのように

 オヤジの体付近で跳ね返るように反発してきたのだ。

 

 

 「俺は『呪われた』っていうのは好かねぇ

  これ以上殺すな、武器がそういってるんだ」

 

 




 中途半端なとこで切っちゃう すまない 
 占い屋については これぐらいで許してくれ 
 何も思いつかなかってん 

 たいして技量もないのに
 占い屋とか修理屋で
 話を作れると思ったアホがいるらしいぜ 
 
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