その『
元は処刑に使われていた剣だという。
鍛冶場のオヤジによると
武器が『
同じ武器による数十人の殺害であり、
何十人目かのときに、突然『
『
武器全体を覆い尽くし、非常に重くなり、
また、攻撃しようとすると
まるで相手を傷つけるのを
拒否するかのように反発するそうだ。
不思議なことに、この『
重さを測ってみると、普通のサビと同じ重さだという
しかも、太陽光にあたると空気に溶けて消えてしまう
さらに、削った部分もいつのまにか元に戻るらしい
「コレの修理はどうやるんですか?」
「修理というか、あーっと、再鍛造?だな」
高炉に一度入れて溶かし、また鍛えるという。
➖そら修理代金が新品価格と同じになるわけだ
「このサビみたいなものは?」
「火で灼いて溶かしてるうちに消えちまうんだ」
「…では、戦場で呪われた場合、
炎の魔術で焼くなり、火にかければいいのですか?」
「焚き火程度の火だと意味ないな
魔術の炎だと時間が足りねぇし
地面に置いて焼いたら色々くっつくじゃねぇか」
「なるほど…ズルはできませんね…」
➖ここで聞くべきだよな…
「聖武器とかはどうするんですか?」
「…アンタ公爵家の関係者かい?」
「…えぇ、シアルフィの騎士爵をいただいています」
アーダンは意外な事実を知ることになった。
武器系の聖武器は装飾部分以外は破損しない
『
装飾部分ごと全部、炉に突っ込んだあと
『
燃えてしまった装飾部分を作り直しておしまいらしい。
➖あの修理代金の高さの大半は装飾部分だったのか…
原作ゲームである
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』は、
エムブレムシリーズの4作目にあたる作品である。
シリーズ第4作目にして世界観を完全に一新し、
シリーズの新たな境地を見せた意欲作とされる
国同士の間で起こる戦争が物語の中心となっており、
開発者は本作の製作における趣旨について
「戦争の悲惨さを伝えること」を挙げている
Wikipediaより一部引用
『聖戦の系譜』部分が、戦争や物語ならば
『ファイアーエムブレム』は何を象徴しているのか?
トンテンカン トンテンカン と鋼を鍛える音が響く
鍛冶場の炉に近い所に厳つい顔の男が立っている
アーダンは『
見せてもらうことにしたようだ。
➖弓が『
重くなり、矢もあらぬ方向へ飛んでいく…か
矢自体も『
トラック製造工場で働く作業員たちが
左右から支えながら持ち上げ、
タイヤを車体に取り付けをするように
男たちが2人がかりで
剣を持ち上げ炉に投げ入れようとしている
➖村で猪を狩っていたときの弓は
『
矢も使い回してたし…
鍛冶場は真夏ということもあり
凄まじい熱がこもっていた
炉の口などは空間が歪んで見える程だった
➖…おそらく人間を殺した場合だけ
『
『ファイアーエムブレム』
シリーズの前作にあたる 『紋章の謎』では
物語の鍵となるアイテムでもあり
『紋章の盾』『封印の盾』とも呼ばれていた。
エンブレム、エムブレム(英: emblem)とは、
道徳的真理や寓意といった概念を要約する、
あるいは王・聖人といった人物を表す、
抽象的あるいは具象的な画像のこと。
Wikipediaより一部引用
ヨーロッパの一部の国旗に
描かれている紋章をイメージしたのだろう。
文字通り『紋章の謎』『ファイアーエムブレム』だった
紋章(もんしょう、英: Coat of Arms)とは、
個人および家系を始めとして、
公的機関、組合(ギルド)、軍隊の部隊などの
組織および団体などを識別し、
特定する意匠又は図案である。
紋様が描かれた盾(エスカッシャン)
厳密には紋章(コート・オブ・アームズ)とは
盾のことだけを指す。Wikipediaより一部引用
炉に入れられた剣は時間が経つごとに
黒い錆びのようなものは
炎に灼かれ消えていった
『ファイアーエムブレム』ではなく
『炎の紋章』ならばどうであろうか
実は似たようなイメージが使われる作品はある
タクティクスオウガの『ファイアクレスト』
クレスト は紋章の一部、飾りの部分。
炎は死と再生の象徴でもあり、そこを強調すると
ダークソウルの『篝火』『烙印』
また炎は窯や炉を指す場合もある
オリンピックの聖火
ギリシャの窯の神 ヘスティアの炎だという
無理矢理な解釈をすれば
鍛冶場の炉の炎と、金属を叩く槌、作られた鎌で
ソヴィエト連邦の国旗もまた、炎の紋章だろう。
炉の炎に灼かれた剣は
別の金属になってしまったかのように
白く、緋く、太陽のように輝いている。
日緋色金、ヒヒイロカネ、
剣は生まれ変わろうとしていた。
ロプト教徒の処刑には炎が使われる
『生贄の儀式』への意趣返しだろうか
『
と連想してロプトの罪を灼こうというのか
流行り病で死んだ人間は火にかけてから埋葬された
悪しきものを炎で焼き払う
ユグドラルの常識である
炉から取り出された
剣の形をした輝く塊は
台にのせられ
男たちに槌を振るわれている
鍛冶場の熱気に包まれながら
アーダンはその工程を見つめていた
もし今のアーダンに
ファイアーエムブレムとは何かと聞いたら
鍛冶屋の印を挙げたに違いない
『聖戦の系譜』にとってのファイアーエムブレム
ただのシリーズのタイトルだという人もいる
聖武器ファラフレイムがそれという人もいる
定義は決まっていない