あー旦那   作:古い狩人

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評価10はダメだって、10の気持ちで7〜8くらいが
作者も読者も幸せになる数字だと思うんだな、フフ


第三章 5 鋏と靴と暁闇と

 

 ➖…鋏の音がする…

 

 

 夜もあけきらない夏の終わりの早朝

 二階で寝ていた自分を起こした物音は

 おそらく庭師が木の剪定で出した音だろう

 

 ➖…冬の朝、革靴がコツコツする音が好き と

  言ったのは誰だったかな…思い出せない…

 

 

 


 TIPS

          誰 心 処 夏 

          人 浮 聞 暁  暁

          言 冬 庭 不  闇

       阿  不 靴 人 見 

       男  憶 音 鋏 月

 

 かぎょう つきはまみえず    

 しょに ていじんのはさみをきく

 こころうかぶは ふゆのくつのね

 だれひとのげんか おくせず    アーダン 

 


 

 

 

 窓から見える王都の空はまだ黒々としている

 しかしやがて太陽の光が空を明るくするだろう

 アーダンはその夜と朝の間のほんのひととき

 色に例えるなら、透明な時間といったところか

 明るくも暗くもない僅かな数十分が好きだった

 

 ➖…残金はそれほどないけど、

   昨日やるつもりだった事をやらないと…

 

 


 TIPS

 

  夏の終わり 暁闇におもう 

  透明な時間(とき) 夜と朝の合間  アーダン 心の一首

  


 

 

 

 

 

 靴の話などもたまにはいいのではなかろうか

 

 聖戦の系譜にでてくるキャラクターの設定画では

 大きく分けて4種類の足もとのパターンがある

 

 革靴、布靴、金属製の靴、裸足などである

 

 装飾もキャラクターをイメージしたのだろう

 例えば、シグルドのブーツには聖剣が描かれている

 

 また、最前線で戦う人間は金属製の靴が多く、

 そうでない人間は靴底だけ金属の布製(主に貴族)

 平民などは革靴を履いていた 

 ちなみに裸足は踊り子のシルヴィアだけである

 

 王族など高位の貴族は凝った装飾の靴を履いている

 

 原作で仲間になる吟遊詩人の靴は特にギラギラしていた

 

 

 彼は正体を隠す気があったのだろうか?

 

 

 

 

 

 


 TIPS

 イラストとゲーム画面では多少違いはあるが

 設定画はどれも味がある。一見の価値あり。

 ちなみにシアルフィ騎士団のシンボルマークは

 一見十字架に見えるが、良く見ると剣の形をしている。


 

 

 

 

 屋敷の裏口から出ようとしていたアーダンに

 眠気まなこの女使用人が話しかけてきた

 

 「…おはようございます、今日もお出かけですか?」

 

 「はい、見てみたい物もありますし

  昨日の件の偵察も兼ねて、ですね」

 

 「…これ以上、匿うのはお叱りを受けますよ?」

 

 「…ええ、そうなったら他所にお願いしてみます」

 

 「そういう意味じゃありません!もぅ!」

 

 「ハハッ、日が落ちる前には帰ります。では」

 

 


 TIPS

 設定画では女性キャラクター(主に貴族)には

 鏡十字(♀)が多く使われている。

 服や鎧、靴や手甲にさりげなく配置されている。

 可愛い。クロスファイヤーハリケーン!

 神父には十字架が違和感なくデザインされている。

 手持ちの資料にはエーディンが写っていないので

 シスターの服装などがわからないのが残念である。


 

 

 

 

 

 

 

 王立士官学校の歩兵コースには

 座学の中に、貴族の習慣として

 音楽の時間ともいえる、

 歌劇や演奏をする必修科目があった

 

 

 高位の貴族などは取り巻きとともに

 歌劇を発表することが多く、

 セリフを高らかと歌いあげる主人の後ろで

 取り巻きたちは場を演出する

 

 

 資料室で調べものをしていたアーダンの耳にも

 聞こえてくる、ある学生達の嘆きがあった

 

 「ドラム持ちだけは嫌だ」

 

 太鼓持ち という言葉がある

 

 たい こもち [3〜4字]【太鼓持(ち)】

 ① 宴席などに出て、客の機嫌をとり、

 その席のとりもちをすることを職業とする男。

 ② 人にへつらい、機嫌をとるのに懸命な者。

 

 ドラム持ち では②の意味はそのままだが

 グランベルにおいては①はやや違った意味がある

 

 コーラスもできない音痴のうえに

 ドラム叩くぐらいしか楽器もできない役立たず 

 

 という意味があった

 

 また、発表会は秋の終わり頃に

 教会のシスター達や同じ貴族の令息令嬢を

 士官学校に招き行われるため、

 のちの婚活にも響くという事情もあり

 高位の貴族をのぞいて皆、本腰をいれて練習をする。

 

 ドラム持ちになってしまった者達の嘆きは

 いかほどばかりのものだろうか 悪しき習慣である

 

 そしてアーダンは楽器は何もできなかった

 

 


 TIPS

 中世の貴族の学校には必ず音楽が必修だったという

 スクールの語源も音楽から来ているらしい

 N○K スコラ 音楽の時間  だったはず

 あえてググらないぞ…自力で勝負や!あとヘイト注意!


 

 

 

 ➖…ドラム以外の楽器は

  自費で用意しなければならない…

  歌とか無理だし、笛も俺の顔で吹かれてもなぁ…

  どうせ楽器をやるなら弦楽器がやりたい…

 

 アーダンが旅の楽団をのぞいたのは楽器が目的だった

 王都の修理屋には笛などはあったが弦楽器は無かった

 弦楽器は主に吟遊詩人などが使用するため

 平民の楽器という雰囲気があるらしく

 貴族達には需要が少ないらしい。

 

 ちなみに仲間になる吟遊詩人は

 設定画では笛しか持っていない

 原作で歌や演奏をせがまれた描写も無く

 旅の収入源は風魔法による用心棒が主だろうから

 

 

 彼は音楽家としては

 じつは残念な人なのかもしれない

  

 




 なな、なんという強烈なアンチ・ヘイト表現なんだ…
 
 色々試してみたいから、最高評価はちと怖いのです…
 作者はビビリなんだ…低評価とかは平気なんだけど…
 最初の頃の お気に入りをはずしてくれ も本心さ…
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