いつでもエタれるように考えた仮エンドです。
かなりご都合主義が入ってます。微妙な感じ…
たぶん最短レコードじゃないすか?RTA!RTA!
終 誰もその手にかけることなく
『……でした……え〜続きましては…
ユングヴィ公子アンドレイ様による笛の演奏と、
シアルフィ騎士爵アーダン様による弦楽器の演奏
…タイトルは…『サガフロツのテーマ』です…
……サガフロツ?サガフロツって何でしょうか?』
あれから3年ほどの時間が流れた
今日は士官学校歩兵コースによる音楽の発表会
アーダンと同期に入学したユングヴィの姉弟と、
助っ人である双子の片割れ、
エーディンの出番も間近に迫っていた
観客席にはシグルドはもちろん、
バイロンやリング、ランゴバルトやレプトール、
お忍びで来ているのか、クルト王子らしき人物もいた
クルト王子の隣に女性を挟んでシグルドは座っている
あのひとは、シグルドを選んだようだ
『…素晴らしい演奏でした!実に素晴らしい!…失礼、
え〜、続きましては最後の組となります…
アーダン様とアンドレイ様はそのまま残って、
バックの演奏を担当されます……、え〜、
アンドレイ様の姉上であり聖弓イチイバルの保持者、
ユングヴィ公爵のブリギッド様と、
コーラスで補助をしてくださいます
ブリギッド様の双子の妹であらせられる
ユングヴィ公女エーディン様、
両名による歌曲、…タイトルは『炎と雨』です」
炎のような燃える想いが
あなただけを求めている
あなたは誰を見つめてるの
ドズル公爵ランゴバルトの後方に赤い髪の一団もいた
青髪の少年と赤髪の少年の後ろに、
領地の開発に専念したいと近衛を辞職した
アルヴィス もいる。
……視線は、あのひとに向けられている……
そして
闇に閉ざされたグレイの瞳
暗黒大司教マンフロイの最後は呆気ないものだった
ブリギッドの聖弓イチイバルの矢により
王都教会前広場の石畳に四肢を縫い付けられた所で
ロプトウスの書が消滅し、その身は塵となった
彼がどうしてロプトの道を選び、
その目で何を見て、その手から何を捨ててきたのか
誰も口にすることはできない
彼は王都の闇に塵となって消えたのだから
隠した心の真実
報いなき愛 それでいいの
袈裟懸けに振り下ろされた鋼の剣が
黒い宝珠に叩き込まれたが
刃の中程から砕けて
2つに割れた
すべてを抱きしめて
愛のために
黒い宝珠はその衝撃に共鳴し
細かく震えたあと
穀物の固まりが水に溶けていくかのように
崩れて粉々になり風に吹かれて
やがて王都の空に消えていった
あなたが癒されるなら
私の胸で
➖…これが運命というやつなのか?
…このために自分は死んで生まれ変わったのか?
炎雷の竜巻から弾かれ、足下に転がってきた
黒い宝珠を見て考える
➖…どこからどこまでが神の手の内なんだ?
…あの出会いも…歌も…すべてがそうなのか?
レプトールがアーダンに預けていた
鋼鉄の盾を地面に置き、その表面の装飾の溝に
黒い宝珠を嵌めこんだ
➖…ためる、ためる、ためる…
一撃だ、その一撃に、お前の人生をのせろ
今まで何をしてきた?誰と会った?何を食べた?
父と母の温もりを覚えているか?祖父の死に様は?
➖…俺はこれからも好きに生きる…
…誰も死なせるもんか!ここで終わらせる!
元は処刑用だった鋼の剣には
咎人の想いが染みついている
神を斬り、人を護るのだ アーダン
夜の窓を打つ雨の叫びは
私の心に降る雨
このひとときに身をまかせて
王都の闇夜が一瞬白く染まったあと
巨大な金色の竜のヴィジョンが浮かび
天に向けてその身を光の粒子に変えながら
翼を広げ、飛びたっていった
聖書ナーガ が三度、発動された
「…信じられない…
…ナーガをもってしても破壊できないとは…」
ロプトウスの書 の、本の部分は
ナーガの光に灼かれてユグドラルから消滅した
だが、書の表紙中央に嵌っていた竜玉、
黒い『ドラゴンオーブ』はナーガに飲まれてもなお、
暗黒の闇をその玉体に纏っていた。
ナーガで駄目ならば、と
フリージ公レプトールの神雷トールハンマーと
近衛隊長アルヴィスの獄炎ファラフレイムが
ほぼ同じタイミングで発動、相乗効果によって、
王宮内の士官学校の広場に炎雷の竜巻を産んだが
広場をただ破壊したという結果しか残らなかった
そして
叶わなかった夢や願いは
王都の南門前に転移したダゴンたちに待っていたのは
自分達から流れでる血と暴力の雨だった
転移した直後に聖斧スワンチカが飛んできて、
同じ魂を依代の主とするバランの首が断たれた
咄嗟に反撃するが、その暗黒の魔法は
全て、聖剣の主人に阻まれ、効果は半減された
地獄の女主人を名に持つ呪いの魔法も
聖戦士たちの後方にて広域回復魔法を連発する
教会の教主により焼け石に水だった
逃走しようと転移の杖を掲げようとした司祭も
地獄のレイミア 率いる平民の勇士たち により
杖を両断され、必死の抵抗も虚しく、土に還った
頭頂部から唐竹割りに聖斧で二等分割され、
自らの脳髄が溢れ落ちるのを眺める事になった、
暗黒の儀式の贄となり魂を異界の神に喰われたダゴンが
アーダンの事を思い出すことは最後までなかった
いつか宇宙の藻屑となり
土に帰ってゆくのですか
「……まさか⁉︎ばかな!」
「マンフロイ様、どうなされました⁉︎」
「ロプトウスの書が!書が掘り出された!」
「何ですと!て、てて転移の杖をもて!」
「急げ!我は直接、王都教会へとぶ!
皆は王都の周辺にとぶのだ!何があるかわからん!」
「…一体誰が…、念の為、
ヘルとフェンリルもすべて持っていきましょう!」
「くっ…仕方あるまい…準備ができ次第、
順次、王都へ転移せよ!ぬかるなよ!」
すべてを越えたいの
愛のために
決して告げることのない
清らかな嘘
「皆さん…見て下さい…炎がこの辺だけ、
ほら、急激に勢いがなくなるでしょう?」
「…私が試そう、
私の炎でも消えるの「駄目です!」ならば…」
「いけません!魔力は察知される可能性があります!」
「…ならばどうするのだね?シアルフィの騎士爵君?」
「……どうやら天井画の裏にありそうです…
……ナーガで直接、灼き尽くしませんか?」
「王の手を煩わせるというのか!
不敬だぞ!トールキンの小倅め!」
「……すみません…でも、いるんでしょう?
アルヴィス様がここにいるのなら…貴方が」
「……誰から聞いた?バイロンか?」
「公爵様方が居並ぶこの場で顔を見せないのは…
……流石にわかりますよ…クルト王子」
すべてを抱きしめて
愛のために
あなたが癒されるなら
私の胸で
王都の闇夜が一瞬白く染まったあと
巨大な金色の竜のヴィジョンが浮かび
天に向けてその身を光の粒子に変えながら
翼を広げ、飛びたっていった
クルト王子の後方にて
高位の貴族たちの居並ぶ中央、
国王アズムールの傍らにて侍っていた
聖武器、獄炎ファラフレイムの所持者、
アルヴィス もまた、その光景を見つめていた
自らの父親と母親を想いながら
逆光にうかぶ王子の背中を
ただ見つめていた
そのさらに後方、
シグルド達、次代の貴族の席の後ろに
強く願い出て半ば無理矢理ついてきたアーダンがいた
➖……やってやる。やってやる……今しかない!
後の事は考えるな!今やらないでいつやるんだ!
アルヴィスを信じろ!クルトを信じろ!
……人を信じろ!
炎のような燃える想いが
あなただけを求めている
夏祭りの3日目、士官学校からの帰り道、
アーダンは王都教会に訪れていた
原作で見た神の血の系図を確かめたかったからだ
教会内の天井画と教会前広場の日時計の絵で
原作の神の血の系図を作れるのではないか と考えた
簡易な手作りコンパスで円を描きつつ
天井画や日時計の絵を参考にしながら製作してゆく
そうしていると様々な疑問が浮かんだ
➖…どうしてこの並びなんだ?
原作の ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 は
シリーズではじめて、三すくみが導入された
いわゆる 属性ジャンケン である
炎は風に強く、風は雷に、雷は炎に強い
剣は斧に強く、斧は槍に、槍は剣に強い
もし自分が製作者だとしたら
これを系図に取り入れて六芒星を作るなり、
なんらかの仕掛けを作るだろう
実際、とんでもない仕掛けはあったが
➖あの仕掛け以外に何かあるのか?
アーダンは手元の系図と天井画を見ながら
思考を重ねていく
➖反対側の位置にある聖武器と因縁があるのか?
聖剣ティルファングの逆位置 獄炎ファラフレイム
地槍ゲイボルグ の逆位置 天槍グングニル
聖斧スワンチカ の逆位置 聖弓イチイバル
ここまでは分かる、原作の展開を暗示しているのだろう
神剣バルムンク の逆位置 魔剣ミストルティン
まったく分からない、互いにグランベル王国とは
違う国を建国したのでなにかしらの裏設定でもあるのか
神風フォルセティ の逆位置 神雷トールハンマー
これもわからない。しかし、魔法書系聖武器で
聖書ナーガ と 神雷トールハンマー だけが
聖戦士の名前が入ってないのは意味深ではある
そして
聖書ナーガ と 聖杖バルキリー
➖…まさか…何かあるのか?
……あっ、そっち?とんでもない仕掛けのほう?
逆順イマイチですね…『炎と雨』の無駄遣い…悲しい
アーダンの逃げ道を塞ぐ意味で書きました。作者は鬼
軽い元ネタ解説
炎と雨…… 金髪の双子なら ∀ガンダム やろと
月の繭が有名だけどコレもいい歌よ
ドラゴンオーブ……原作にある、竜玉を訳するならば、
ドラゴンボールよりはこっちでしょ
ヴァルキリープロファイルより色々
2021.2,26 追記
正確には斬獲。斬護に自己満アレンジしたのよ
いちおう念のために追記しました