内川選手が現役のうちにやりたかってん。
緩急を大事にしたいのでネタはありません。あしからず。
夏も終わろうかというある日のまだうっすらと暗い朝、
「…お兄さま、もうゆかれるのですか?」
「おこしてしまったな…あぁ、ダゴン先せ…
西の教会の司祭さまをお迎えにいくんだ。
昼時にはいったん帰るから…。
…そのままおきておくのかい?」
「ん、じゃあ寝ます、お兄さま…またあとでね」
アーダンは上の妹とのやりとりに
祖父の死において感じた事を思い出していた。
➖なんというか情がうすいわけではないけど、
ドライというか、割り切りがいいというか…
スパロボのザブングル思いだすな… *1
➖いや、表に出さないだけか…、
そういう世界なんだろう…
当時アーダンは祖父の死に
衝撃をうけていた自分と違い、
てきぱきと動く周囲にあらためて
➖前世とは違う➖と、
また祖父の死に、自分は今、ゲームの世界ではなく、
アーダンとして、この身体で、
この世界に生きているという事実を自覚した。
どこか、死というものに麻痺していた。
自分に似ているという祖父の死に顔が
頭の片隅に見え隠れする。
教会← ← ← ← ←村
アーダンは村の西にある教会で祈りを捧げると、
ダゴンとともに教会を出、村までの道すがら
王都バーハラまでアーダンを連れていったあとの
旅の目的を聞いていた。
「先生は用事があるとのことですが、
どのような用事なのですか?」
「私は司祭にはなったが、
まだブラギの塔に参拝していなくてね」
「そうなんですか?
司祭様でも参拝してないかたがいるのですね」
「ここだけの話だけどね…、
教主よりも若いとだいぶ待たされるんだよ」
「…教会でもそういうことがあるんですね…」
「くふふ…君の士官学校でも、
似たようなことはあるだろう。覚悟しておきたまえ」
「…その笑いかた…やめたほうがいいですよ…」
教会→ → → → →村
出発前の最後の食事を母親と2人の妹、
末っ子の弟の5人でとっていたとき、
その上の階の中広間、父親とダゴンが話をしていた。
「では、この書類もお願いします」
「これは…、森のなかに道を通すのですか?」
「東の丘沿いの道は、
がけ崩れなどで通れなくなるときもあるので。
それに現状、ドズルやユングヴィのほうが
交通の弁がいいのはのちのち問題になると
シアルフィからもいわれておりますから、
そのための計画書です」
「なるほど、承りました。お預かりいたします」
「王都までの道のり、
アーダンをよろしくお願いします」
「えぇ、そちらも」
村→ → → → →シアルフィ城
アーダンはシアルフィ城までの道のりを思い出して、
ため息をついていた。
思ったよりも日数がかかったからだ。
➖原作だと3、4ターンだったよな?
まさか1週間かかるなんて…
だから遺書の話も
だいぶたってからだったんだなぁ…
体重とか、重さの単位はキログラムだったけど、
長さや距離の単位は聞いたことないなそういえば
前世のキログラムとユグドラルのキログラムが
同じかどうかは怪しいところだ。*2
王都での調べものがまた増えたとメモをする。
今アーダンがシアルフィ城に訪れているのは、
騎士爵の継承の手続き、
そして王都の士官学校に行くという報告であった。
シアルフィに属する騎士爵なので報告が必要であり、
また許可もいる。それに加えて、
預かり所という前世での銀行のようなところにある、
祖父の口座の相続もおこなわければならない。
「アーダン」
「先生、いろいろ手伝っていただいて
ありがとうございます」
「いや、これも教会の仕事のひとつなのだよ。
お代もいただいているしね」
「いえ、感謝しています…、
ところでもうご用はおすみですか?
宿はいかがいたしましょう?」
「書類の提出は終わったのだが…、
いや、いけない、アーダン」
「なんでしょうか?先生」
「バイロン様がお会いなさりたいそうだ、
急いで支度しなさい。
王宮でお待ちになられているようだ、
あまりお待たせしてはいけない」
| TIPS 【王宮】シアルフィ城の中枢部の事をそう呼ぶ。 グランベル王国に属するシアルフィは公国といわれてお り、実質、国扱いであった。原作ゲームをクリアして 2周目に入ったとき、ん?王宮?王宮はバーハラでは? と思った人もいるだろう。内川もそうだった。ちなみ にバイロンは原作主人公の父親、シアルフィの王様と いっていい人。TIPSはコツとかヒントの意味らしい |
「そなたがトールキンの孫か…」
「はい、トールキンの娘、シルマリルと父、
クリストフの息子、アーダンともうします」
「そなたの顔はトールキンに似ている…、
髭と皺があれば瓜二つだな」
「はぁ…あー、ありがとうございます…」
「いや、すまんな…、
…士官学校に行くそうではないか?
費用は大丈夫かね?」
「はい、祖父の遺産でなんとかなりそうです」
「そうか…
トールキンは酒も女も買わなかったからな…。
士官学校でなにか困ったことがあったら、
うちのシグルドに相談するといい、
この手紙にもそうしたためているゆえ、
とどけてくれないか?」
「はい、喜んで。…ところで、
そちらのほうはいったいどうゆう…」
アーダンの目の前には、
鉄の剣、槍、斧が並べられていた。
「トールキンには若いころ、
指導して貰ったことがあるのでな。
まぁ、トールキンにたいする恩返しだ、
指導してやろう、好きな武器を選ぶといい」
「…祖父は斧騎士でしたので、斧でお願いします…」
バイロンは遅めの夕食をすませたあと、
寝室でひとりワインを飲んでいた。
「それにしても…」
➖トールキンを思い出す…
模擬戦ともいえるアーダンへの指導は
バイロンに過去の記憶を強く思い出させていた。
トールキンとの模擬戦である。
まだバイロンが13の頃だった。
士官学校にいく前の対斧戦闘訓練として、
軍師スサールから
シアルフィ騎士団内唯一の斧騎士である
トールキンが指名されたのだ。
「殿下、相手を追いつめ、
優勢だからといって油断いたしましたな」
結果は敗北だった。
最初こそ、剣の身軽さを生かし攻撃を重ねていたが、
上手く守る相手に決め手がなくなり、
重い攻撃をと大振りになったところに、
それまでと明らかに違うような速さで斧が振るわれ、
剣を飛ばされ、喉元に刃をつきつけられた。
➖あれが悔しくて悔しくて、
しばらく何度も模擬戦を挑んだものよ
だが敗北は確かに、糧になった。
➖あれのおかげで、
ランゴバルトに負けなかったようなものだ
今宵のワインはドズル公国産の最高級品をあけている。
「…
政治ネタと宗教ネタは期待しないでお待ちください。
苦手な会話を増やす、特殊タグを試してみる、
字数を増やす。全部キツイですね。
これで2700しかない…5000って何?
あんまり会話すると原作の雰囲気がなくなるので
加減が難しいです。特に女性の会話がむずすぎんよ。
クトゥルフもネタ切れっす。
原作プレイ済の人はもちろん、原作知らない人にも楽しめる作品なんてハードル高すぎィッへヒへフハッ!フハッ!シバッラク!コウシッン〜ナシ!ムリ!カキダメナイシ!