放置周回でも頭がいたくなるとき、気分転換   作:古い狩人

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特殊タグと、セリフと回想の組み合せ、脚注の置き場所の練習に書いてみました 
感想をくれたかたにはgoodを押しておきます


原作 八男ってそれはないでしょう!
長男ってそれはないでしょう!


 

 今度もまた失敗だった。なにもかもがうまくいかない。

 

 

 かつて好きだった、なろう小説のポーション農法を試そうと、家の近くにある枯れ地を耕し、食物の種を植え、安くはない傷薬を薄めたものを液体肥料がわりにかけて1週間、結果は虫の大繁殖だった。虫を回復しましたってか。

 

 自分の無能さに腹が立つ。俺はここまでアホだったのか?

 

「お前は金を畑に撒いたんだぞ?どうせなら虫を買ったほうが安くつくというものだ」

 

 父親にイヤミを浴びせられながら、なにが悪かったのか考える。そういえば部屋の中、ビーカー片手に話ししてたな。水耕栽培か…いや…そもそも何の植物を育てていただろうか?薬の材料かなんかだったわ。あーやっちまった。

 

 

 

 俺には前世の記憶がある。いわゆる転生者ってやつだ。5才くらいのときに思いだすパターンだよ。赤ちゃんのときに思い出す系は脳ミソの容量どーなってるんだか。それぐらいの知能しかないって自白かな?まぁどうでもいいか。そういえば、ネット上の匿名での学生です告白は真偽にかかわらず、そいつの精神年齢だと思ってる、30こえてたら悲惨だよな。

 

 

 俺が俺になって、すぐにやったことは飯を食うことだった。とにかく腹がへっていた記憶がある。腹が減ることを、ひもじいっていうやつ。ひもじいってどういう表現よ?とか思ってたけど今ならわかる。あれは ひもじい だった。前世はそこそこ貧乏の家だと思ってた、団地だったしな。でも飯だけはちゃんと食わせてくれた。今の父親よりずっといい親父だったのは確かだ。アル中だったが。

 

「お前が話を聞いてないのはいつものことだが、いつまで無駄な事をする気なんだ?貴族の自覚があるのか?この家を継ぐのはお前なんだぞ」

 

 あんたまだ35にもなってないだろう。60でおりるとして25年先じゃね?大家族モノみたいにこさえやがって。他所にも子供(こさえて)いるの知ってるし、ヘタしたら俺、長男じゃないデース。反省してマース。

 

「あなた、そこまでにしておいてくださいな、いつも結果がでるわけないでしょう?魔翅虫もクルトがかたづけたのですし」

 

 5つになる少年は、転生を自覚し夕食を終えた後、母親におやすみのキスをされたのち、1人部屋にてベッドに腰掛けていた。窓の隙間から見える星の煌めきだけが闇に浮かんでいる。思い出すよあの闇を。…母上ナイス、愛してるぜマミー。

 

 ➖窓ガラスはないんだな…虫とかはいってこないのかな…➖

 

 死んで転生したわりには意識の混乱がない事にご都合主義的なものを考えて、そういうものかと軽く流したな。あと魔翅虫ってのはゴキブリみたいなやつのことだ。畑に液体肥料まいたらゴキブリが湧いてくるこの世界は生態系がイカれてる。

 

 

 ➖自分(ボク)の記憶を自分の記憶のように思える…転生ってこういうものなんだな…都合が良すぎはしねぇか?いやなろうだしこんなもんか➖

 

 

 2時間ほど前に腹をみたしつつ自分(ボク)だった記憶と前世の記憶をすり合わせた結果、あるなろう小説の世界だと特定していた。決め手は俺の名字、バウマイスターだ。ソーセージとかサンダルの名前っぽいと印象に残っていたかんな。

 

 

 ➖弟の記憶しかないから俺は長男なんだろうな…長男か…長男なんか…➖

 

 

 特定できた理由はほかにもある。途中で読むのが嫌になって切っていたからだ。原作を読んでいた頃、短いスパンでたまたま他の漫画やなろうでも兄弟や姉妹を痛めつける話にあたってて、辟易していたせいだ。1人っこであり、父子家庭であったためか、兄弟や姉妹、母親、家族といったものに憧れを抱いていたよ。愛染様定期。しかし逆にいわせてもらうと、家族を持つ者が持たざる者の感情を真に理解できるのか?どうなんだろ?

 

 ➖あぁ…確か笛かなんか吹いて殺されて、嫁をNTRのあたりで切ったな…今おもえば名前で察しろって感じか…そうだ…そうだよ…なろうだと娼館かなんかでヨソのヒロインのやつとか、あの頃に読んでたバレェ漫画の作者の別作品とかでキツイ感じだったわ…親父も倒れてアレだったし…➖

 

 好き嫌いは別にして、それだけの感情を読者に抱かせる力のある作品である事は確かなんだろう。転生して2度目の人生を10年重ねた身としては、親や兄弟、家族にヘイト表現がある作品は逆に甘えている印象を受けるのだが、あの頃の俺はまだガキだった。実際、弟や妹がわらわらはえてきたから理解できたことだけど。マジで笑笑だぜ、居酒屋みたいに村のほうにもポツポツいるしな。

 

 ➖何かの罰なんかな…なんで切った作品に転生なんだよ…どうすんべ…➖

 

 実はそうでもなかった。言葉も字も日本語だし、漢字を書ける事が貴族の条件ともいえる世界なので、わりかしイージーなのだ。ちなみに地図を作ろうとすると頭をかかえる羽目になるぞ!家の周辺とか村や川の地形どうなってんだ!空間が歪んでいるとしか思えないぞ!

 

 ➖NTRされんのは確実だろうし…結婚しないのもアリか?たしか役人になったやついたよな…そいつに継がせて原作から距離おくのはどうだろう?➖

 

「なんでいま話をしていると思う?言ってみろ」

 

 ハーレムモノだからそんなモノさ。でてきたメスはみんなオレの物。読んで感想いれる人の大半も望んでいるし、作者も嫌々ながら書いてるのが窺える作品もあるよ!更新間隔とかで察してね!ってことだよな?…期待してくれてんでしょ?

 

「違う、私しかお前に言える人間がいないからだ」

 

 ➖なんにせよ情報収集からだ…魔法で無双するやつだったし、兄弟だから俺にも使えるはずだ…たぶんショボそうだけど…➖

 

 ほぼ正解!魔法に関する才能は遺伝するらしいが法則が無茶苦茶!成長限界やら魔素やら魂やら抜け道はたくさんあるけど長男にそんなものはないぞ!ほぼ一般人スタートだよ、人間やめたらその限りじゃないけどね。ちなみに情報収集は主人公のために用意されたに違いない蔵書を誇る書斎があるよ! 1人っこも長男だから頑張れるだろ?次男だったら無理だったろうけどな!

 

「お前はやれば出来るはずなんだ、なぜやらないんだ?」

 

 ➖しかしクルトか…原作読んでたはずだけどなんも思い浮かばん…➖

 

 礼儀として皆スルーするけど、転生もしくは憑依モノとかで完全記憶能力でもあるのか?みたいな作品あるよね。まぁ面白ければなんでもいいけどさ。…いろいろやってんじゃん。罠とか作ったりさ。あと水車は我ながら自信作です!

 

「叱られる時ぐらいは少しは真面目に話せ…それでは辺境伯の所へは連れていけんぞ。もうすぐ成人だろう?そろそろ嫁のあても探さないといけないんだぞ…頭がいたい…」

 

 

 

 そんな長男に転生した一見アンチ・ヘイトにみえる

 原作ラブ❤️アーンド布教モノ

 

 

      長男ってそれはないでしょう!

 

 

         

はーじまーるよー

  

 

                    *1*2*3*4*5

*1
舞姫テレプシコーラ

*2
瑠璃の爪 など

*3
ちなみに作者が1番好きなのは表紙もふくめて 青青の時代

*4
藍染隊長だよ…シロちゃん…

*5
水車つくれたらマジで凄いらしい、1人で家建てられるレベルなんだってさ




最初はハートだけ点滅させていたのですが
原作そんなに好きじゃないのに書いてて気づいたので
一文ごと点滅してみました、こういうのって読者に伝わるものなんかな

書いてても好感を持ちづらい主人公だと思うので
続きがあるとしても1話しか書けそうにありません

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