ダークライダーも異世界から来るそうですよ? ~闇のライダーになりし者~ 作:超越の破壊者
はいどうもー。皆様おはようございまーす。こんにちは。そしてこんばんは! 俺は今、遥か上空からスカイダイブしております。命綱なしでね。
「うわあああああああああああああああっ!? うっそだあああいああああ!?」
そんな事を叫びながら湖の中に落っこちました。
~~それからしばらくして~~
以外と浅かった湖から猫を連れて浮上した俺は、オロオロと猫の心配をしている少女のもとにやってくる。
「はい。この猫、君のだろ?」
「……うん。三毛猫を助けてくれてありがとう」
「どういたしまして。見たところ三毛猫にしては珍しいオスみたいだし大事にしなよ?」
そう言って三毛猫を手渡すと、少女は大事そうに三毛猫を受けとると優しい手つきで撫で始める。三毛猫も飼い主に撫でてもらえて嬉しいのか目を細めてゴロゴロと鳴き出した。
「……ありがとう」
無表情ながらもお礼を言ってくれる少女は、まだまだ幼い顔つきながらも、男性を魅了するには十分なほど魅力と可愛さを秘めていた。そんな少女になんだかほんわかとしながらも、俺は残り二人の方に目を向ける。
どうやら突然のアレに相当お怒りらしく、かなり罵詈雑言を言い放っている。まぁ、あの招待の仕方には俺でもキレそうになるけどな。
「し、信じられないわ! 問答無用で呼び出したあげく、空の上に放り出すなんて!!」
「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」
「……いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」
全くもってその通りだと俺も言いたい。凄く言いたい。
「俺は問題ない」
「そう。身勝手ね」
二人の少年少女はフンっと、お互いに鼻を鳴らすと顔をそらす。
いやはや、元気なことですなぁ。
「ここ……何処だろう?」
「さてな? 落ちてる最中に世界の果てみたいなのが見えたから、どこぞの亀の背中なんじゃねぇか?」
無表情なショートヘアーの女の子の呟きに、癖の強い金髪をしたヘッドホンを着けている男の子が答える。
「まず間違いないだろうけど、一応聞いておくぞ? お前達にもあの変な手紙が?」
「そうだけど、まずは“オマエ”って呼び方を訂正して。────私は久遠 飛鳥よ。以後は気を付けて。それで、そこの猫を抱えている貴女あなたは?」
長くて綺麗な黒髪を靡かせながらも優雅な立ち振舞いを見せる飛鳥は、どこぞのお嬢様のような雰囲気を見せる。
「春日部耀。以下同文」
いや短いな!? 別にいいと思うけどね!? それでももっとちゃんとした挨拶ぐらいは行おうぜ?
「そう。よろしくね春日部さん。それで野蛮で狂暴そうな貴方は?」
飛鳥が上から目線で金髪の少年に聞く。
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻 十六夜です。粗野そやで凶きょう悪あくで快楽主義と三拍子さんびょうしそろった駄目だめ人間にんげんなので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取り扱い説明書を作ってくれたら考えてあげるわ」
「ハハッ、マジかよ。じゃあ今度作っとくから覚悟しとけよコラ」
そして、三人の関心が俺に向く。やだぁ照れちゃうわ~。……どこのおばちゃんだよ。やってて悲しくなってきたよ。
「まぁ、初めまして。俺の名前は神矢勇魔。ただの13才。よろしく」
「よろしくな神矢」
「よろしくね。勇魔君」
「よろしく、勇魔」
心の底からケラケラと笑う逆廻十六夜。
傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥。
それすら無関心な春日部耀。
一定の方向に注意を向ける俺。
さてさて、どうなることやら?
おまけ
「うぅ……なんだか一人だけ私を見ている気がするのですが」
茂みの中に隠れながら、四人の様子を眺めていた黒ウサギだった。