まさか何気なしに聞いてた歌配信で卒業を言われるとは…
ギバラ、ココ会長と続いてダメージがマジでデカいですが…変わらず応援しましょう!
S級ヒーロー達とにじさんじライバー達対怪人協会の幹部達による戦いはより熾烈な戦いへと発展していた。
元よりS級ヒーローもにじさんじライバーも協会や事務所の管理が無ければ災害レベル竜には分類される危険な力。そんな災害レベル竜と実際に災害レベル竜と判断された存在のぶつかり合いなどこの程度は当たり前だ。
そして現在…
「あはははははははっっ!」
『ガルルルルルッッ!!!』
見た目こそ可愛らしいアイドル衣装を着こなした可愛らしい青髪の少女と見た目こそパッと見はただの大きな黒い犬が中世にあるコロシアムの様なだだっ広い場所で凄まじいスピードで走り回っていた。
片方の可愛らしい青髪の少女はにじさんじ所属の歌って踊れる万能清楚アイドルの相羽ういは。
もう片方の大きな黒い犬はその凶暴性と力だけで怪人協会の幹部にされたポチという犬の化け物である。
【怪人協会幹部 育ちすぎたポチ 災害レベル:竜】
他のライバーや幹部達同様に彼女達も出会い頭にすぐ様戦闘が開始されたのだが…にじさんじ外からはその強さ故に清楚覇王と恐れられた相羽ういはにその凶暴性と破壊力故に怪人協会の幹部以外からは恐れられているポチ。その1人と1匹の戦いは今までのライバーと幹部の中で最も破壊の規模が大きかった。
ゴリラの何千倍と言われている握力と樋口楓と肩を並べるパワーを誇るういはのパンチ。
災害レベル鬼程度なら数匹纏めて葬る事が出来るエネルギー弾を何回でも放てるポチ。
あの鈴原るると同等の不死性とタフネスを持つういは。
本気のガロウ、本気のバング、手加減していたとは言えサイタマのパンチすら耐えるという災害レベル竜の中でも高い耐久性を持つポチ。
「凄い!楽しい!面白い!」
『グルルルルルルルッ!!!』
お互いが攻撃をクリーンヒットさせても微少なダメージしか入らない上にむしろ周りの物体の方がダメージが大きい始末。この1人と1匹の戦いが終わる頃にはもはやこの怪人協会アジトは崩れ去っているだろう…
だがそんな事を彼女達は配慮出来るはずも無く、考え無しに殴り合い、殺し合い、破壊の限りを尽くすのだった…
「いや〜相羽クン怖いね〜…助太刀しようにもこれじゃあヴァンパイア近づけないよ〜全くもう〜…困っちゃうね、このまま何もしなかったらヴァンパイアが役立たずみたいになっちゃうしでも近づいたら危ないしこのまま敢えて帰っちゃおうかなもう!」
破壊尽くされ初め、今にも崩れそうなコロシアムの端から突入メンバーの1人であるギルザレンⅢ世が相羽ういはとポチの戦いを観ながら異様に高い声でベラベラと独り言を喋っていた。
彼も強さだけなら災害レベル竜はある為、ここまで全くの無傷であるから後輩である相羽ういはの助太刀は出来るのだが如何せん戦闘があまりにも激しく高齢で少しビビりなギルザレンは中々助太刀に入れずに居たのだ。だが何もせずに帰ったのでは同期であり宿敵である剣持刀也に約立たずと煽られる、しかし近づきたくは無い。そんな葛藤の中ギルザレンは半ば高い声でキレている。
「様子を見よう様子を! 危なくなったらヴァンパイアが助太刀に入ればいいんだ。危なくないなら様子見してればいいんだそれなら安全だ!」
『ケダマッー!』
「いや〜でも思ってたよりも大変だね〜てっきりベルモンドや鈴原クンも居るから余裕だろって思ってたけどめちゃくちゃ広いし怖い怪人沢山居るし大変だね〜」
『ケダマッー!』
「ヴァンパイアだってもういい歳だからね。隠居したいもんだよ、でも隠居しようとしたら「ギル様配信しろ」とか「働けギル様」とか言われるし後輩吸血鬼の葛葉クンも頑張ってるからなんか意識しちゃうし」
『ケダマッー!』
「なんか次から次へと愚痴が出てくるね。あ〜嫌になっちゃうね」
『ケダマッー!』
「今更なんだけど君誰?」
もはや止まることを知らないくらいの早口で次から次へと愚痴を吐くギルザレンに相槌を入れるかの様にギルザレンの隣から謎の声が聞こえてくる。愚痴をある程度吐き終えたギルザレンはようやっとその声の主の方へと向き直る。
『ケダマッー!』
そこにはガタイが良く高身長のギルザレンが見上げる程に大きい白い毛玉が居た。
「え?何これ?」
今まで変な怪人が現れることは不思議ではないがそんな変な怪人の中でも群を抜いて変な怪人の登場にギルザレンは困惑する。それ以前に自分の愚痴に相槌を入れてるのがデカい白い毛玉なら相手が怪人だろうと無かろうと誰だって困惑するだろう。
『ケダマッー!』
【怪人協会幹部 ケダマー 災害レベル:竜】
困惑して唖然とするギルザレンに怪人協会幹部のケダマーは特に明確な敵意を見せて襲い掛かる訳でも無い。
ただ、自身のふわふわの毛玉の体から数ミリの小さな綿を1つだけギルザレン目掛けて飛ばした。綿はふよふよと宙を舞い、ギルザレンに付着すると……
大爆発した。
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そんな大破壊と大激闘と大爆発の影響がアジトに響く最中…1人の美少女が薙刀を片手に軽快なステップで…視界に入る怪人を問答無用で殺戮していた。
「こんるる〜♪」
皆さんご存知、そしてギョロギョロと魔界王がにじさんじライバー戦力の中で最も危惧している存在にして十二災厄の1つ。魔界美大生の鈴原るるである。
彼女はここに来るまでに鬼未満の怪人を数百、幹部候補の災厄レベル鬼の怪人を十以上屠って来た。ただ、幹部候補の鬼レベルの怪人と幹部である竜レベルの怪人では文字通り天と地ほどの差がある。鬼レベルの怪人を容易く一撃で倒せても逆に一撃で竜レベルの怪人に倒される事なんてある。
実際に、こことは別のエリアの怪人協会アジト内ではヒーロー協会最高戦力であるS級ヒーロー達が災害レベル竜の幹部達にほぼ手も足も出ずにボコボコにされているのだった。
しかし、鈴原るるは違う。
彼女は産まれながらにして災害レベル竜と戦ってきた。しかもただの災害レベル竜では無く、平均災害レベル竜という人間では到底生きられない空間を統べるに相応しい実力を持った災害レベル竜の中でも上位の存在をたった1人で1匹残らず死滅させたのだ。
そんな彼女が今更地上ごときの災害レベル竜に苦戦するはずもない。実際に魔界の名に泥を付けられて復讐に燃える魔界王とドレイクの郷からやって来た神兵、そして怪人協会幹部の中でも実力が特に高い魔術王、呪王、博打王そしてとある王は単体では適わないのは理解しているので協力して作戦を立てて鈴原るるを殺そうとしていた。
それくらい彼女、鈴原るるは強いのだ。
だが、そんな彼女にも弱点はある。
その弱点を魔界王と神兵、残りの王達は知っている。
その弱点を作戦の基盤としたのだ。
『キシ……キシ……』
話は少し変わるが、A級1位ではあるもののS級の実力を持つとされるイケメン仮面アマイマスクを皆さんは覚えているだろうか?(シスタークレアと対立したアイツ)
彼は弱点らしき弱点は全くない完全無欠のヒーローと言われていたが実は彼は不細工な怪人(モンスター)、通称ブサモンを見ると身体が動かなくなったり発狂したりするなどまともに戦えないという弱点がある。
そして怪人協会幹部にはそんなアマイマスクの弱点であるブサモンが居るのだ。
『…クチュ…チュルチャ……』
そしてそして、怪人協会幹部には…そんな鈴原るるの唯一の弱点である…
「…………嘘…」
『キシャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!』
とても巨大な蜘蛛が居た。
【怪人協会幹部 進化王 タランチュライザー 災害レベル:竜】
よもや魔界を滅ぼし、十二災厄と恐れられた魔界美大生が蜘蛛に恐怖を感じるなどと思わないだろう。実際に魔界王や神兵、魔術王に蜘蛛である進化王本人も信じていなかったがギョロギョロが千里眼と透視能力を組み合わせて表示した1つの鈴原るるの日常風景を観て知ったのだ。
姉に背中に蜘蛛が居ると嘘をつかれて叫び回って家を飛び出すあの鈴原るるの姿を観て…
これを見て魔界王達は進化王を使って鈴原るるを追い詰めて、更に呪王の呪いとギョロギョロの超能力で動けなくなった鈴原るるを魔術王、魔界王、神兵、怪人王オロチで仕留める算段だった。例えギョロギョロやオロチが先にやられて作戦が失敗しても古代兵器オメガの部屋まで追い詰めてオメガと戦わせる第2の作戦もあった。
結局、魔界王は戌亥とこに神兵はリゼアンの2人にやられたのでもうこの作戦に意味は無いが…魔界王達がやられた事に気づいていない進化王はその巨体を少し持ち上げて威嚇すると一気に鈴原るるへ向かって前進を始めた。
「クモ…ヒィ!…待って!待って!!!」
災害レベル鬼を竜を累計何百と殺し、魔界を滅亡まで追い込んだ鈴原るるがよもやただのデカい蜘蛛(一応王ではあるが)にここまで恐怖を感じて小さな悲鳴をあげてビビっている。この場に魔界王が居たら腹を抱えて笑って煽っていただろう。
鈴原るるの静止を進化王が聞き入れるはずもなく、進化王の前進は止まらない。ならば、鈴原るるの選択はただ1つ。
「鈴原家奥義!振り返りBダッシュ!」
敵前逃亡である。
あの敵を目の前にしたら必ず相手を殺して帰ってくる鈴原がろくに抵抗もせずに敵に背を向けて無様に逃げ出す。それ程までに鈴原るるにとって蜘蛛は天敵なのである。
鈴原るるが逃亡しようとも進化王は歩みを止めない。もう成功しない魔界王の作戦を完遂する為に単独で鈴原るるの後を追い始めるのだった。
「来ないで〜(泣)」
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先程まで魔界を統べる王と地獄の番犬がほぼ一方的ではあったが命の奪い合いをしていた爆破跡地…そこには未だに地獄の炎で燃え盛る何かがあった。それは鈴原るるが滅ぼした魔界にライバルがいなくなった事をいい事に魔界王の座に就いた再生力だけは1級品の魔界屈指の愚者の末路であった。
地獄の炎は決して消える事は無い。対象を燃やし尽くすその時までは如何なる方法でも消えない…いや、実は政剣ヘルエスタセイバーなら地獄の炎を鎮火出来るが…逆にヘルエスタセイバー以外のエクスカリバーやケイオガルドではどうしようもなく、地獄の炎を扱った使用者自身も消す事は決して容易では無い。
鈴原るるを超える再生力を持つ魔界王だった何かはその再生力が仇となり、地獄の炎に焼ける苦しみを再生力のせいで死ねない為に永遠に味わう事になっている。地獄の番犬を怒らせた自業自得、その卑劣さ故の因果応報だろう。
『……ア゙……』
魔界王は燃える中であらゆる手を使ったが炎は消えない。ギョロギョロや神兵に念力で助けを求めたが反応は無い。進化王や魔術王には連絡手段が無いので助けが来ない。魔界王はもう何も出来なかった…
(いや…)
燃え盛る苦しみの中で魔界王は思いついた。
いや、やけくそだったのだろう。
自殺だ。名誉ある戦死ではなく、苦しみから逃れる軟弱者の自殺だ。しかしただでは自殺はしない。この苦しみを与えたあの雌犬を、魔界の裏切り者を、道連れにしてやるのだ。
魔界王の再生力は無尽蔵にある魔力から来るもの。この魔力が尽きれば再生力も止まり、魔界王は地獄の炎で燃え尽きるだろう。だがその魔力が尽きるのは何千年も後だろう。だからこの無尽蔵にある魔力を放出する事で自身の魔力をからっぽにするのだ。さすれば魔界王は死ぬ。
ではその放出された魔力はどうするのか…?
ヒーロー協会やライバー達との戦いが始まる前に魔界王はギョロギョロに話した。動かない古代兵器オメガの事を…無理やり叩き起こせば自分達も危ない事を…
どうせ死ぬのだ、魔界も怪人も協会もなんだって良い…あの雌犬共を殺せるのなら、絶望を与えられるのならば…
(あの……雌犬の…絶望する顔…が…見られないの…は残念だが………ククッ!…いい気味だ…!!!起きろ…古代兵器オメガ……!俺の代わりにあの雌犬共を、鈴原をぶち殺せ!殺せ!殺せ!!!全てを滅ぼせ…!!!)
『クブハハハハハハハッッッ_____!』
魔界王は苦しみの中で最後の力を振り絞り、全魔力を特定の座標へと送り込んだ。怪人協会内の自分の部屋であり、古代兵器が眠るあの棺桶へと…
そしてやがて…魔界王だった燃える何かは燃え尽き、塵となり、何も残らなくなったのだった……
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『……魔力が供給されました…残存魔力2.91%…低魔力モードで再起動します。・・・・・・・・・オメガ個体0547起動正常に完了…おはようございます。』
この作品では鈴原るるのお姉ちゃんはセフィラ・スゥ、神城くれあと扱っています(描いてくれた絵師さんが同じである為姉妹として実際にコラボしていた)。鈴原るるが地上に来た時の保護者という裏設定ですね。この作品では父原も姉原も居ないので(居たら強すぎてヌルゲーになる)
あと、実際の鈴原るるだったら恐怖は感じると思いますけど逃げる事は無いと思います。過去に進化王くらいの蜘蛛と戦った際は強い意志を持って倒していましたから。彼女は本当に強いですね…
それとこれで新生怪人協会の幹部は全員です。
そしてこの回辺りで戦慄のタツマキがギョロギョロ(サイコス本人)との戦闘を始めるのでそろそろ地上戦ですね!
原作とはそんなに方向性が変わらないのでガロウはこのまま怪人化しますが怪人覚醒ガロウよりもヤバそうな十二災厄のオメガも目覚めてしまいました!
相羽ういは
https://www.nijisanji.jp/members/uiha-aiba
ギルザレンⅢ世
https://www.nijisanji.jp/members/gilzaren-iii
鈴原るる(6月末卒業)
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