他のライバーさんの時もそうでしたけど言葉が上手く出てきませんね。
タイトルは鈴原るるの名言であり、私が好きな圧 倒 的 存 在 感の歌詞の一部からです。
今回の話は少しIFルートです。
「うぃーす、ただいま戻りました〜!」
6月某日午前
にじさんじライバーの1人であるベルモンド・バンデラスが営むBARに同じくにじさんじライバーの1人であり、同時にホストとして働いている不破湊が両手にビニール袋を抱えてBARへと入る。
このBARは基本的に夕方から営業を開始する為午前中である今は客は誰一人として居ないはずなのだが不破湊がBARへ入ると男女様々な声が労いの声を不破湊にかける。
「おう、お疲れさん。そこのテーブルに置いといてくれ」
その中でこのBARのマスターであるベルモンド・バンデラスも昼間っから店に入ってきた不破湊を咎める事は無い。何故なら彼におつかいを頼んだのは彼だからだ。
話は数週間前に遡る。
にじさんじライバーの1人であり、大国ヘルエスタ王国第二皇女のリゼ・ヘルエスタから数週間後の大親友である鈴原るるの誕生日を祝う為にパーティを秘密裏に開催しないかと鈴原るると交友関係を持つ者全員に話が持ちかけられた。
勿論全員の返答はOK。鈴原るるの誕生日当日の夜明け前にベルモンド・バンデラスのBARで手が空いてる者がパーティの準備を進めるという形になった。
ちなみに現在、パーティ帽やらクラッカーのパーティ用の消耗品を買った不破湊にBARのマスターであるベルモンドの他には鈴原るるの親友の1人である本間ひまわり、リゼの兄であり何度か鈴原るると会話した事のある花畑チャイカ、リゼの大親友(この場合鈴原るるの大親友の大親友に当たる)のアンジュ・カトリーナと戌亥とこ、本間ひまわりの弟で鈴原るるとゲームの大会に出場した事のある葛葉、同じ魔界出身でダンスを教えてもらった夢月ロア、師弟関係なのか捕食関係なのかよく分からないがでびでび・でびる、過去に鈴原るるにセクハラされた御伽原江良、鈴原るるが週一で行っているラジオに凸して来た夜見れな。そして血は繋がっていないしにじさんじでは無いが鈴原るるの姉に当たる占い師のセフィラ・スゥ*1とエジプトからタイムスリップして来た神城くれあ*2もパーティ開催の準備をしていた。
更に時間の都合でこの場には居ないがパーティが本格的に始まる頃にはもう数名来る予定である。
ちなみに…彼女と共ににじさんじにてライバーとしてデビューした鈴原るるの唯一の同期である雪城眞尋は鈴原るるがこのサプライズパーティに勘づかない様に常に動向を見張る役を任されたのだが…
「るるちゃん…どこいった?」
当の本人は鈴原るるを完全に見失っていたのだった。
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一方その頃鈴原るるは…
「ん〜❤久しぶりに魔界に帰ってきた〜♪」
なんと、かつて自分が滅ぼした魔界へと帰省していたのであった。帰省といっても魔界に鈴原るるの家族など居ない。そもそも鈴原るるには家族が存在しないのだ。だが、魔界では珍しいことでは無い。魔界では繁殖で産まれる魔族か漂う魔力が凝縮して産まれる2種類が居る。鈴原るるは後者に分類されるのだ。
「やっぱり人…というより魔族達が少ない…」
周りを見渡して鈴原るるが呟く。そもそも、繁殖で魔族が増える事が困難になるくらい魔族を滅ぼし、魔界に漂う魔力の殆どを持っていったのは鈴原るる本人なのでこの発言を魔族達が聞いたら「お前のせいだよ!」と叫んでいるだろう。
そもそも何故鈴原るるがこの魔界に来ているか…についてだが…
鈴原るるは辺りを見渡して遠方に今回の目的である禍々しいお城を見つけると、一目散にお城へと走り出した。
あのお城に鈴原るるがわざわざ魔界へ戻ってきた理由があるのだ。
自身の魔力で作り出した愛用の変形する薙刀を肩に担ぎ、音速に達するスピードで10秒もせず城の城門へと辿り着いた。
城は禍々しくも古めかしかったりひび割れていたりなどせず、全てくまなくキレイに掃除、手入れされている。つまり誰かがまだ住んでいるのだ。この城の城主が…
鈴原るるはその城主に会いに来たのだ。何のオファーも無く無断で。
無論、無断でこんな城に入ってきたら城に居る兵士達は慌てるだろう。いや、例え城に入ってこなくても慌てるであろう。何せ今目の前に魔界を滅ぼした鈴原るるが居るのだから…
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魔界で最も大きく最も禍々しい城、魔界城。
その魔界城の城主にしてこの魔界全てを統べる王である2435代目魔界王シャテン・シュテンは内心は少し焦りながらも玉座に鎮座して鈴原るるを待っていた。
先程まで鈴原るるの襲撃でとても狼狽えだ、好都合だと捉えた。鈴原るるは一対一なら流石の傲慢である魔界王も勝てないと悟る。しかし幸運か、今は人間界に宣戦布告する為の打ち合わせで頼りになる仲間であるドレイクの郷の確かな実力者である神兵と魔術を極めた者のみが名乗る事を許される魔術王の称号を持つ骸骨がその場には居たのだ。更にこの魔界で最も数が多く、最も統率力があり、最も厄介な種族とされるレッドアリーマー*3という魔界にしか存在しない魔物が何十体と鈴原るるの迎撃に向かっている。レッドアリーマー達が勝てるとは思っていないがだいぶ体力は消耗させられると踏んでいたのだ。
しかし……
「こんるる〜♪」
玉座の間の扉が蹴破られ、扉の向こうから両手が返り血まみれで無傷の鈴原るるが不気味な笑みを浮かべて堂々と歩いて入ってきたのだ。
また、鈴原るるの足元にはレッドアリーマーの死体が複数転がっている。
『なっ!?』
『あの数のレッドアリーマー軍団と戦って無傷だと!?』
これには魔界王は絶句し、神兵と魔術王は酷く驚く。何十体のレッドアリーマー軍団は自分達でも勝てる。しかし全くの無傷とは流石に行かない。それ程にレッドアリーマーは個としても群れとしても強く厄介なのだ…しかし目の前の女は…化け物は…無傷である。服も全く破れていないのでここまでの間に自然治癒可能な小規模のダメージすら食らっていないという事だ。
『ば、化け物め!今更何の用だ!』
絶句していた魔界王だが恐怖と驚愕の中、頑張って声を絞り出して叫ぶ。そして左手を肥大化させていつでも鈴原るるを撲殺出来るように構える。
だが、一方で鈴原るるは肩に担いでいた薙刀を床に下ろし、片脚を斜め後ろに引き、もう片方の脚の膝を少し折り曲げてお辞儀をする。空いた両手は少しスカートの裾を持ち上げて。
西洋で行われている女性が目上の人物に対して行う挨拶の礼法だ。一応この場にいる竜神王候補の神兵、魔術王、魔界王は人間界の基本的な礼法は知っており尚且つ王である彼らは形式上は一般人である鈴原るるよりは圧倒的に目上だ。行うのは間違いでは無い……のだが
魔界王にとって鈴原るるは目下であろうと格上の存在であるそんな格上の存在が目上の人に対する人間の礼法を用いてくるのは煽りにしか思えなかった。
『おい…何の真似……いや、何の用だ?』
「初めまして2435代目魔界王。私の事はご存知だと思いますが私はにじさんじライバーの鈴原るるです!」
『知ってる……だがてめぇが誰かは聞いてねぇんだよ!魔界の裏切り者が今更何の用だ!!!』
魔界王は怒号を上げながら玉座から立ち上がる。一方で鈴原るるは全く表情を変えず、魔術王と神兵はそんな不気味な鈴原るるに落ち着きながら無言で警戒する。
「頼み…というよりお願いがありまして魔界王に訪ねてきました!
魔界王の座を下さい!」
話は数週間前に遡る。
リゼ・ヘルエスタが鈴原るると交流があるライバーにパーティ開催の事を伝達するよりも前に鈴原るるはにじさんじライバー代表の立ち位置である月ノ美兎からとある司令…というよりも可能ならやって欲しいお願いをされたのだ。
最近、にじさんじの戦力的なライバーになりうる候補があまり見つからずにじさんじの戦力は今上がる事無く止まっている。あまり上がりすぎるとヒーロー協会に警戒されてしまうがそれよりも戦力が足らずに人類が危機に晒されてしまうのはもっとダメだから秘密裏に魔界を支配下に置けないかと言われたのだ。
そのために鈴原るるは魔界に戻ってきて2436代目の魔界王になりに来たのだ。魔界をにじさんじの支配下に置く為に…
『……そうか』
先程まで激昂していた魔界王だが鈴原るるの話を聞いて酷く落ち着いて、小さく呟く。そして……
『死ね』
魔界王は肥大化した左手と鋭利になった右手を
神兵は凍てついた黒い刀を
魔術王は謎の緑色の液体を纏った黄金の剣で鈴原るるに一斉に襲いかかった。
だが、次の瞬間。
魔界王が状況を完全に認知する頃には
魔術王は粉々に砕かれ、神兵はもはや再生不可なくらい目に見えない程細切れにされ、魔界王は四肢を分断されて頭を地面に押さえつけられていた。
『…ッ!?!?』
何が起こったのか魔界王は何も分からない。否、自分が、神兵が、魔術王が鈴原るるに敗れたという事は分かった。分かってしまった。
『あり…えない…』
正直に言うと魔術王、神兵、魔界王が同時に襲いかかってくればヒーロー協会だとキングとタツマキ、ブラスト以外のS級ヒーローは勝てずにやられると思われる。ライバーでもこの3人を同時に相手取れば葛葉やアンジュと言った確かな実力者でも勝てないだろう。
そんな3人を一瞬にして倒したのだ。この目の前の美大生は…!
「思ったよりも弱いですね?元魔界王?」
もう魔界王の名を取った気でいるのか、魔界王を元魔界王と呼び彼の頭を地面に押さえつけながら笑う鈴原るる。
完全に魔界王の逆鱗に触れ、魔界王は目の前のこの女を惨殺しようと四肢を再生させ、更には背中から触手や新たな顔を生やして鈴原るるの眼球を狙いに攻撃するも…
鈴原るるはもう片方の手で一瞬で新たな顔や触手をズタズタにしてそのまま魔界王の背骨を抉りとった。
「ねぇねぇ、今日から私が新しい魔界王でいいですか?勝ったから良いですもんね?」
『ッ…!調子に…乗るな!』
両手を使い自身の頭を思いっきりねじ切って切断すると魔界王は鈴原るるの拘束から開放される。すぐに頭は身体から再生され、魔界王は完全に復活を遂げる。
そして身体を一気に玉座の間の半分を埋め尽くす程に肥大化し、肥大化した分の身体から一斉に多種な攻撃を仕掛けようとするも…
鈴原るるがそんな隙を与えるはずも無く、身体を肥大化させた時点で肥大化した身体は粉微塵に斬られ、首だけになった魔界王を鈴原るるは優しく両手で捕まえる。
「明日から雑兵として私の下で頑張ってください!」
『ふざけ…ッ!』
頭だけになっても再生して戦闘続行しようとする魔界王だが鈴原るるに頭を地面に思いっきり叩きつけられ、爆散する。しかしこれでも尚魔界王は再生する。
「お願い!魔界王の座を下さい!そして私の下で働いて!」
『する訳ねぇだろメスが!』
再生途中の魔界王にまた、鈴原るるは近づき自身を魔界王だと認めさせようとする。
だが、痺れを切らした鈴原るるは…
バキィ…ゴクン
再生し再び顔だけになった魔界王の顔を下半部を食いちぎって食べた。
『……は?』
「…ん!チキンの味が微かにする!」
魔界王の肉を捕食した鈴原るるは思っていたよりも多少美味しい味に目を輝かせる。
同族喰らい、すなわち共食い。
人間界ではタブーとされる行動…だがこの実力でのし上がり殺し合いの絶えない魔界では殺しがありな時点で共食いも珍しいものでは無い…決して多くは無いが相手を喰らう魔物も居るのだ。
だが強くなる為の共食いならともかく、勝つ為の共食いならともかく、こんなに目を輝かせて喰らう奴など魔界王は見た事も聞いた事も無かった。
「聞き分けの悪い子は…言うこと聞くまで食べちゃいます!」
まるで悪ガキを躾ける親の様に魔界王に対して可愛い憤怒を見せる鈴原るる。
対して魔界王はそれにより強く憎悪を抱くだけ…だが、同時により強く…恐怖を抱き始める。
『……ッッァ!』
そして魔界王は暴れ回るかのように鈴原るるへ襲いかかり続けた。
対して鈴原るるは再生する魔界王を喰らい続けた。
魔界王が動かなくなるまで…
数十時間が立ち、等々魔界王は膝を付き抵抗しなくなった。
再生が出来なくなった訳ではなく、今も尚傷口は再生する。しかし…むしろ目の前の化け物にとっては増え続ける餌でしか無かったのだ。
「こんるる〜♪」
膝を付いて動かなくなった魔界王の顔を優しく両手で包み込み、上へと持ち上げる。その時、魔界王の視界には、可愛らしい口元が魔界王の血肉で汚れてその力強い目は魔界王を王としてでは無くただの肉としてしか見ていないとしか思えない魔界の狂気すら生ぬるい狂気が目の前に迫っていた。
『ヒィッ…!』
魔界王は思わず情けない声を上げるが、早く、早く…死んでこの恐怖から解放されたかった。この王すらも喰らう化け物から…!
「あっ、いけないいけない…!食べちゃダメだった。部下にしないと…!」
ただ鈴原るるが魔界王を喰らう直前でその狂気じみた表情はいつもの不気味な可愛らしい美大生の表情へと戻る。と、同時に魔界王は鈴原るるの手から解放される。
「ねぇ、もう分かったでしょ?貴方じゃ私には勝てない。魔界の掟にならって私が魔界王で良い?」
『………』
「いい?」
魔界王は声すら出せなかったが反射的に圧に対して頷いてしまう。だがその行動に後悔はない。もう魔界王には魔界王の名を掛けて鈴原るると戦うほどの勇気も闘争心も憎悪も欠片も残されていなかったのだから。
「やったぁ!私が、新しい、魔界王!2436代目魔界王、鈴原るる!」
魔界王の無言の同意に鈴原るるははしゃいで喜ぶ。
「じゃあ私が戻ってくるまでにこのお城や魔界にいる貴方の部下を全員集めておいてね?元魔界王さん?それじゃあまた後で!」
一頻りにはしゃいだ後に鈴原るるは新たな魔界王として形式上部下になった元魔界王に最初の命令を下す。そして下した後は人間界へ報告する為に魔界城を後にしようとするが…
「…元魔界王さん、逃げようだなんて思わないでね♪」
ラスボスからは逃げられない。
まさに今の鈴原るるを表す言葉であった。
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魔界から帰還し、にじさんじ事務所にて魔界征服を完了したことをスタッフに伝え、シャワーを浴びて色々書類やら何やらを書いた鈴原るるは事務所から解放される頃には日が完全に暮れていた。魔界と人間界では時間の流れは異なるので魔界では制圧に半日以上かかったが、こちらでは5時間もかかっていないだろう。
事務所から外に出て、とりあえずやる事が無くなった鈴原るるは帰ってゲームでもしようかと考え帰路に着こうとするも…
「るるちゃん!」
事務所前にいた同期である雪城眞尋に呼び止められる。
「眞尋ちゃんこんるる〜♪」
「こんるる〜♪」
出会い頭にハグという鈴原るる特有のスキンシップを交わした後に雪城は鈴原るるに何処に行ってたのか、これから仕事や予定が無いなら付いてきてくれないかと聞いて頼み込む。
勿論鈴原るるは特に予定は無かったので雪城眞尋についていく事にした。
「…こうして2人っきりで歩くのもなんか珍しい気がするな〜」
「というよりも2人っきりで居るのも珍しいよね」
ベルモンドのBARに歩いて向かう途中で同期である雪城と鈴原は会話を交わす。同じ日にデビューして、肩を並べてライバーとして活動してきたこの2人だが実はライバーとして2人っきりで居た回数はにじさんじに所属する数多の同期同士ではダントツで少ない。
2年間以上活動して、配信上で5回も一緒に居たことが無いと言えばその異常性がわかるだろうか?
プライベートでは会う事も少なくは無いが…大体はお互い、別の人と良くプライベートを過ごしている。
ただ…この2人が仲が悪いかと聞かれるとそうでも無いだろう。
「私、眞尋ちゃんと同期で良かったと思う」
「どうしたの?いきなり?」
「……いや、なんか眞尋ちゃんと居ると安心感というか、落ち着くな〜って」
「ふふっ、ありがとうるるちゃん。私もるるちゃんと同期で良かった。」
そう会話している内に雪城と鈴原はベルモンドのBARへとたどり着く。
「るるちゃん、扉を開けて入っていいよ!」
「え、営業中だけどお邪魔して良いのかな?」
「いいのいいの、貸切だから!」
雪城に優しく背中を押されて鈴原はBARのエントランスを潜り抜ける。すると…突然クラッカーの破裂音と紙吹雪が前面から飛びかかり、鈴原を迎え入れた。
「「「「「「「「誕生日おめでとう〜!!!」」」」」」」」
ベルモンドのBARはマスターのベルモンドの力によって内部がいつもより広く拡張されており、そこには鈴原るると交流のある色んなライバーから鈴原るるが能力を使って自身の部下として蘇らせた怪人達もパーティ帽を被ってクラッカーで迎え入れた。
「そっか…私、誕生日だ!」
魔界に行くという難関な仕事と魔界による時差ボケで忘れていたが今日が自分の誕生日だと鈴原るるは思い出す。
そしてそんな姉であるセフィラ・スゥと神城くれあがパーティ帽や本日の主役と書かれたタスキを鈴原るるに掛けてあげ、大親友のリゼ・ヘルエスタが鈴原るるの手を引いてBARに設置された大きい円形のテーブルの椅子の一つまで案内する。
ちなみに午前の準備要員としては居られなかったがパーティ本番には新しく、過去の企画でご一緒したジョー・力一*4、加賀美ハヤト、轟京子、魔界ノりりむ、叶、赤羽葉子。昔ゲームをよく一緒に遊んだ舞元啓介と小野町春香、表立った絡みは無いが裏では交流のあるレヴィ・エリファ*5と静凛、にじさんじが主催する大きなイベントで絡んだ桜凛月、シェリン・バーガンディ、社築、笹木咲*6、エルフのえる*7。そして一緒にお化け屋敷や遊園地にも行った月ノ美兎も来ていた。
鈴原るるが席に付くと、他の参加者は再びクラッカーを手に取る。
そしてリゼ・ヘルエスタが1つ咳払いをすると…
「改めまして、るるちゃん!」
「「「鈴原さん!」」」
「るるさん!」
「「「「「るるちゃん!」」」」」
『びだいせい!』
【誕生日おめでとう!!!!!!】
「…ありがとう…!みんな!」
全員から祝福を貰い、それと同時に全員パーティだと騒ぎ出す。不破湊とチャイカ、ギバラは酒を一気飲み。舞元と力一は激辛ペヤングを一気食いする。珍しく時たまに強いスキンシップをしてくるリゼ・ヘルエスタ。率先してケーキの取り分けを行うも下手過ぎて謝罪する葛葉とキレるほんひまにそれを見てくすくすと笑う桜凛月。肉体上飲めないが雰囲気だけでもとコップを持つ蘇りし怪人達。
皆、一概に楽しく騒ぎ出した。
鈴原るるはとりあえず適当にお酒を1つ受け取って、席から皆を眺める。
産まれた瞬間に同族を殺し、殺され、挙句には生まれ故郷を滅ぼした鈴原るる。ついさっきも魔界に追い討ちをかけたばっかりである。
そんな同族意識が皆無な鈴原るるだが…目の前で騒ぎ出す皆は種族が大きく異なれど鈴原るるは強い仲間意識を抱いていた。
皆は他から見たら明らかに異常な自分を受け入れて、尊敬してくれて、仲良くしてくれた仲間達であり、家族とも言える。
「ねぇでび様、眞尋ちゃん」
鈴原るるは敢えてあの騒ぎには混ざらず、両隣に座っているでびでび・でびると雪城眞尋に話しかける。
『ん〜?』
「どうしたのるるちゃん?」
鈴原るるはコップをテーブルに置き、2人に対して笑顔を見せる。
「今最高に、私生きてる!」
しかしその笑顔は人間も怪人も魔界王すらも恐怖する魔界美大生の笑顔では無く、ただの1人の少女としての笑顔がそこにはあった。
「良かった!るるちゃんが楽しんでくれて!」
『キシシシシ…!』
魔界に生まれ、ジャングルで育ったと恐れられる鈴原るる。しかしその実態は明らかではない。もしかしたら、彼女は得体の知れない化け物ではなくちょっと変わった女の子なのかも知れない。
憶測が飛び交い、正体が未だに明かされない彼女だがこれだけは確かだ。
彼女は今を最高に生きているにじさんじライバーであると……
「おつるる〜♪♪」
改めて鈴原るるさん、2年間誠にありがとうございました。そしてご卒業おめでとうございます。
るるギガンテやら魔界美大生やらにじさんじ最強トーナメントやらで強キャラ扱いされてこの小説においても好き勝手暴れるキャラにさせてもらいました。
あくまで個人的な主観、意見ですがにじさんじの二次創作小説(ハーメルン内)において1番登場機会と活躍が多いのは鈴原るるさんだと思っています。それ程までに素晴らしいキャラクター、人物であった。印象的であったと思っています。
ご卒業後の活躍、人生の歩みを制作陣一同(総勢3名、全員鈴原るる推し)心から応援しております。
では、おつるる〜
鈴原るる(アーカイブは半年は残る予定)
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https://www.youtube.com/channel/UC_a1ZYZ8ZTXpjg9xUY9sj8w
https://twitter.com/lulu_suzuhara
雪城眞尋
https://www.nijisanji.jp/members/mahiro-yukishiro