というかまともじゃないです。これ書いてる時、ボボボーボ・ボーボボを思い浮かぶ程まともじゃないです。
一応戦闘なのですが、まともじゃないです。
突如宇宙船を破壊して宇宙船の幹部の目の前へと現れたにじさんじのエルフ、花畑チャイカは余裕を持った表情で怪人グロリバースを見下す。
「ふん、こいつがこの船の船員か…如何にも弱そうだ」
『なんだ貴様!いきなり現れて…邪魔をするな!』
一方グロリバースは気分が高まって来た所をよく分からんゴリラエルフに横槍を入れられた上に弱そうと罵られ、非常に不愉快な気分だった。
頭にきたグロリバースは3つの口から緑色の謎の液体を貯めると一気にチャイカに放出する。これはグロリバースしか作れない特殊な毒液であり、宇宙のほぼ全ての物を一瞬で溶かしてしまう代物だ。
しかし、その毒液がチャイカに振りかかろうとした瞬間、チャイカは余裕の表情で腰から水色、青で出来た氷の様に美しい剣を振るって毒液を消滅させて見せた。
「おお!凄い!」
見た目からしてパワータイプのチャイカからは想像出来なかったテクニックな技を見せられ、剣持は思わず賞賛を口にする。
(あの剣を使って凍らせたのか…)
同じ剣使いの者として、剣持はチャイカの持つ剣に注目する。その剣は上記の通り、青と水色のとてもとても美しい剣で1度見たら忘れられない様な……
(あれ?)
1度見たら忘れられない様な美しい剣を見た剣持は記憶の中に似たような剣を見た事がある。確かあれは後輩であり、近隣国であるヘルエスタ王国の第二皇女のリゼ・ヘルエスタ*1が大事な式典に持っていた様な…
「ヘルエスタセイバー*2(国宝)じゃねぇかぁぁぁ!!!」
それはヘルエスタ王国*3の皇族だけが持つ事を許されているが、余程の事がない限り持ち出しては行けない国宝の剣だった。この災害の為に例えリゼが持ち出したとしても無関係なチャイカが持っていいものでは無い。
「どうした?我がヘルエスタセイバーを持つ事がおかしいか?」
「おかしいに決まってんだろ!他国の国宝を何当たり前に持ってんだ糞ゴリラエルフ!」
「無礼な!我はヘルエスタ王国第一第二第三皇女のリゼ・ヘルエスタであるぞ」
「テメェの様な皇族が居るわけねぇだろ!そろそろヘルエスタ王国から殺されるぞ!」
自分をヘルエスタ家だと思ってる非一般的エルフの不敬な奇行に剣持は叫ぶ様にツッコむが、相対しているグロリバースはそんなくだらない茶番には付き合っていられなかった。
グロリバースは3つの口の牙に毒液を滴らせ、その牙を不意打ちでチャイカに突き立てようとしたのだ。しかし、チャイカにはそんな事はお見通しだ。
「愚か者め!そんな不意打ちなど返り討ちだ!」
チャイカは即座に振り返り、国宝ヘルエスタセイバーに力を込めると
「ヘルエスタパーンチ!!!」
綺麗な右ストレートでグロリバースの腹部を捉えた。
「ヘルエスタセイバー使えよ!!!!!」
力を込めた剣を直前で引き下げ、拳でグロリバースをぶっ飛ばしたチャイカに思わず剣持はツッコむ。国宝持って来てるなら使ってやれよと思ったのだ…いやそもそも国宝を持ってくるな。
そして一方その頃、葛葉と叶は…
「あ〜、やべ、スマホの充電切れそう。叶、モバイルバッテリー持ってない?」
「持ってるよ…葛葉、机に脚を置くのやめなよ、行儀悪いよ」
この広い広間は集合場所にも使われているのか、通路の邪魔にならない所に机や椅子が置いてあったので葛葉と叶はそこで休んでいた。
「いや何サボってんだくろのわーる*4!!!せめてチャイカさんを応援しろ!緊迫感を持て!敵の船の中だぞお前ら!」
ボケ3人、怪人1人、ツッコミは剣持のみ。ボケの数が倍近く居るのに対してちゃんとツッコめているのは日頃のクソマロ*5で鍛えられたおかげだろう。
チャイカに思いっきり綺麗なカウンターを決められたグロリバースだったが、それだけでは致命傷になるはずも無く、そもそも大きなダメージになっていなかった。
「ふむ、虫けらはしぶといな」
『虫けらだと…?それは貴様だ、毒液を凍らせたりカウンターは見事だったがそれだけだ。貴様には大した攻撃力は無いな』
グロリバースは殴られた腹部を擦るが、そこには全くと言っていいほど傷も痣も無かった。どうやら強気の発言では無く、本当にあまり効いていないようだ。
『そしてこのグロリバースの毒液はどんなに高い防御力を持っていようと無駄だ、つまり貴様はこれから少しずつ追い詰められていき無残にも毒液で息絶えるのだ!』
グロリバースが3つの口を開き、最大限に威嚇する。しかし、チャイカの返答は小さな笑いだった。
『貴様…何がおかしい!』
「くくく……滑稽、実に滑稽!…何時から我が全力を出していると錯覚していた?」
『なん…だと…!?』
チャイカは自信満々に胸を貼るとヘルエスタセイバーを「不要だ」と言って投げ捨てる。
「国宝投げ捨てんじゃねぇ!!!」(剣持)
するとチャイカは両手の掌を胸の前で揃える。
「インド*6の呼吸…壱ノ型!ヨガファイアー!」
「技名全部パクリじゃねぇか!」
掌を揃えた状態のチャイカはやや腰と膝を曲げるとその体勢で口から燃え盛る火炎をグロリバースに直撃させた。チャイカの口から出される程度では小さい様に思えるが、実際に吐き出された火炎は軽くグロリバースを飲み込み、姿が見えなくなる程だった。
燃え盛る火炎の中でグロリバースは叫び声を上げる。
「ふははははは!!!どうだ!汚物は消毒だ!…ちなみにこの技使うと反動で私の身体が痙攣します。ああ❤来た!凄いなこれは!ビリビリして来た!痙攣して来た!*7」
「技のリスクまで他人のネタのパクリかよ!」
まるでローターのバイブみたいに震えるチャイカを無視して剣持は燃え盛る火炎の方を見る。するとちょうど火炎が燃える要素を無くしたのか次第に鎮火していく所だった。しかし……
『ぐっ……どうやら嘗めていた様だ…まさか炎まで使うとはな…』
流石災害レベル竜と言うべきか、あの炎の中でも多少身体の所々が黒く焦げる程度でグロリバースは生還していた。
「あれで生きてるのか…不味いですよチャイカさん!反撃して来ますよ!」
「あっ…///凄いなこれは…!痙攣して来た!凄い…凄くないですか!?これ凄くないですか!?*8」
「何時まで痙攣してんだお前!!!」
むしろ先程までバイブレーションが激しくなってるチャイカに反撃する余裕は無さそうだと判断した剣持は代わりに自分が戦う為に刀を取り出す。少し、ヘルエスタセイバーを使おうか迷ったが捨ててあるヘルエスタセイバーを拾う余裕は無さそうだ。
「葛葉!叶!出番だ、戦うぞ!」
そして先程からスマホ弄ってサボってる2人に招集をかける。が…
「叶なんでジャンケン王*9に参加しねぇの?」
「ん〜予定があるからかなぁ」
「何w女とかか?」
「そんな訳無いじゃん……だって、俺にはお前しか居ないんだから、葛葉」
「叶……お前……」
「何男同士でイチャイチャしてんだ馬鹿野郎が!!!詩子お姉さんが蛆虫みたいに湧き出てくるだろ!やめろ!」
残念ながらChroNoiR(くろのわーる)はイチャイチャしてまるで役に立たない。この船に潜入した時はあんなに頼りになったのに…
「かわいそー(他人事)、くろのわの2人は君よりお互いを選んだみたいだね」
真顔で剣持を煽る花畑チャイカ
「うるせぇな!というか動ける様になったなら戦え糞エルフ!」
「はい」
痙攣が収まっていたチャイカは剣持の前に躍り出てストリートファイターIIのエドモンド本田の構えを取る。
「さて、そろそろ戌亥とこのソロライブ放送*10の時間だ(現在の執筆中の時刻 12月10日の18:12)。作者がキリのいい所で執筆を止められるようにさっさと貴様を倒す事にしよう」
「急にメタな発言をするな読んでる人が萎えるだろ!!…いや既にこの戦闘描写に萎えてない奴なんて居るのか!?」
相対するチャイカとグロリバースはお互いに末恐ろしいオーラを身に纏う。災害レベル竜同士の戦いだ、流石の剣持も立ち入る隙もない。
『行くぞ、無残にもドロドロに溶けるがいい!』
先に攻撃を仕掛けたのはグロリバース、飛びかかると同時に周りに突風が巻き起こるスピードで回転しながら3つの口から生える毒液の牙をチャイカに向ける
「インドの呼吸…終ノ型!」
続いてはチャイカ。彼はエドモンド本田の状態でドスドスと前に突き進んでいく。もうこの時点でインドは関係ない事が伺える。
『スクリュートリプルアシッドバイト!!!』
「チャイカとチャイカのレバガチャイカチャイカ*11!!!」
グロリバースとチャイカがすれ違う。
そしてすれ違った2人は互いにすれ違ったまま立ち尽くす。
『くくくく……』
グロリバースが突如不敵に笑い出す。
しかし、それは勝利への確信から来るものでは無い。余裕から来るものでも無い。
『貴様の……勝ちだ』
勝負が決し、自身が敗れたからだ。
胴体にデカい風穴を開けられたグロリバースフラフラと仰向けに倒れる。まだ少し動こうとしているが、もう長くは無いだろう。一方チャイカの方は無傷だ。災害レベル竜を相手にしても無傷…流石は無敵のニューハーフエルフである。
「やはり大したことは無い…しかし中々楽しめたぞ」
チャイカはグロリバースに向き直らず、そのまま投げ捨てたヘルエスタセイバーを拾っておく。
『貴様は……強いな…しかし……我らがボロス様には遠く及ばない……!!!ボロス様の力に絶望すると良い!あの世で先に待っているぞ!!!…ハァ…ハァ……あ、暗黒盗賊団ダークマター万歳!ボロス様万歳!ボロス様万…ざ…ぃ』
最期にグロリバースは己の仕える頭目を称える。
最期にチャイカの終わりを宣言する。
しかし、チャイカは全くと言っていいほど気にしていない。何せ、負けると思っていないからだ。
「残念だったな、怪人よ。あの世に行くのは我ではなくお前の称えるポロリ様とか言う奴だ。行くぞ、剣持刀也、ChroNoiR。この戦いを……終わらせる!!!」
ヘルエスタセイバーを右手に持ち、グロリバースがやって来た方向へとチャイカは歩む、その後ろに真剣な顔をした葛葉と叶も。
「さっきまでふざけてたのに急に真面目になるな!温度差で風邪引くわ!」
ふざけたら文句を言うが、ふざけなかったらふざけなかったらで逆に文句を言いたくなる剣持だが、進む事には文句が無いのかツッコミながらもチャイカ達について行く。
そして、彼ら4人はこの宇宙船のボス…ボロスの元へ…
辿り着く前に葛葉のスマホに連絡が来た。
「電話切っとけよ!」
「ごめんもちさん!やしきず(父さん)から電話来たわ!」
相手は父であり、よくコラボする社築。剣持達に背を向けると葛葉はスマホの電話に応答する。
「もしもし父さん?今いい所何だけど」
【いい所?それはそれはさぞかし立派な船の所に居るんだろうなぁ】
通話に出てくる社だが、何か雰囲気がおかしい……これはまさか
「…ッスー、もしかして…怒ってらっしゃいます?」
【ん?ああ、どっかの誰かさんが勝手に避難誘導優先という命令に逆らって勝手に敵船に乗り込んで他の方々に迷惑かけてる事にはそれはもう大変ご立腹ですとも】
「ッスー」
不味い、にじさんじで上位に入るレベルで怒らせては行けない人を怒らせてしまった葛葉は大変焦り始める。葛葉は何か弁解しようとするが、その前に社から質問が投げかけられる。
【葛葉、そこに剣持君は居るかな?居たら変わってくれると父さん嬉しいんだが】
「え、あっ、はい。もちさん!電話です!」
葛葉はまるで責任ごと擦り付ける様に剣持にスマホを渡すとそそくさと剣持から距離を取る。
「あ、はいお電話変わりました剣持です」
【ああ、どうも剣持さん。実は先程樋口楓さんから伝言を預かったのでちょうど今伝えようかと】
「え、でろーん先輩から?」
なんだろうと疑問に思う剣持だが、疑問は恐怖に塗り替えられた。
【「勝手に団体行動を破って勝手に行動するとはええ度胸やな、ぶっ潰してやろうか?」と笑顔で剣持君に伝えてくれと言われたよ】
「みんなぁ!早く帰るぞ!じゃないと皆殺される!」
剣持がスマホから顔を離して、必死な顔で仲間に呼びかける。やばい、にじさんじでトップクラスに怒らせては行けないヤンキーを怒らせてしまった。
【あ、それと剣持君。叶君にも変わってくれませんか?】
「はい!」
まるで責任を擦り付ける様に剣持は叶にスマホを渡すとそそくさと距離を取る。
「はい、お電話変わりました、かなかなです。」
【やぁ、叶君。実はね君にも伝言を預かってるんだ。赤羽さんからね】
バネさんが伝言とは珍しいと思う叶だが、そんな感覚は恐怖に塗り替えられた。
【「叶くん?どうして皆に迷惑かけるの?そんな悪い子に育てた覚えは葉子は無いよ?敵船へ進撃したその脚が悪いのかな?じゃあそんな脚はいらないね♪」だそうだ。】
「お前らァ!!!早く帰るぞぉ!!!」(音割れ)
叶は今まで感じた事のない恐怖。いつもは自分が恐怖を与える側に居るからこそ恐怖を与えられる事にはより恐怖を感じる。にじさんじで怒らせては行けないサイコパスを怒らせてしまった。
【それで、叶君。そこに絶対にチャイカが居ると思うんだけど変わってくれないか?】
「はい!」
まるで責任を擦り付ける様に叶はチャイカにスマホを投げる。スマホをキャッチしたチャイカは社の通話に応答する。
「はい、もしもし初めまして、花畑チャイカです」
【いや初めましてじゃねぇよ、同期だろ俺ら】
「お前らァ!早く帰るぞぉ!!!」
【早ぇよ!まだ伝言伝えてねぇよ!】
「どうせアズマが怒ってるとかでしょ?」
【いや?ドーラが怒ってる】
「お前らァ!!!早く帰るぞぉ!!!!!」
一件無敵の様に思えるチャイカだが、そんな彼でも運営とドーラはまさに天敵である。逆立ちしてインドを踊っても絶対に逆らえないのだ。スマホの通話を切ったチャイカは敵の大将への部屋を間近にして尚撤退を選ばざるを得なかった。
剣持が船の下部に斬撃で穴を開けると4人の男達はそそくさと船から退場するのだった。
そしてその直後……
「あれ?話声聞こえた気がしたんだけど…誰も居ないな」
つい先程グロリバースよりも強い幹部を倒した髪が一切生えていない禿げたヒーローがすぐ近くを通っていた。そして彼は敵の大将を見つける為に再び船内で暴れまくる。
そして船が墜落するのはその後…そう時間は掛からなかった。
反省はしている、後悔はしていない。
ちなみにボロス様は原作通りサイタマが倒します。というか流石に葛葉や叶、剣持ではボロス様を倒せません。
チャイカも流石に真面目に戦わざるを得なくなるのでとても不利です。
剣持刀也
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花畑チャイカ
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葛葉
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