割と勢いで書いてるので至らない点があるかもしれませんが、よろしくお願いします。
「…ヨシッ!これならイケそうだ」
雄英高校、実技試験会場の前で
この試験は会場内をうろつく仮想敵であるロボを倒し、それに振り分けられたポイントを集めて競うものである。受験生達は各々の個性に合わせた服装に着替えてたり、それぞれのルーティンをこなす中、彼が行った《ある行動》は少しばかし浮いていた。
(何やってんだあいつ…?)
(多分アレあいつの『個性』絡みだろうけど…)
(イケるって言ってたけど、どういう意味?)
彼の行動を見ていた受験生達は訝しんだが、深くは気にせず、もうすぐ始まるであろう試験に集中し始めた時であった。
『ハイ、スタート』
試験内容を説明していたプレゼント・マイクの気の抜けた声がスピーカー越しに聞こえ、受験生達は面食らった。何しろ先ほどの説明ではハイテンションで喋っており、スタートの合図もそのような感じだと思っていたからだ。
『どうしたどうしたぁ⁉︎実戦にカウントなんざねぇんだぞ‼︎走れ走れぇ‼︎』
そこまで聞いて受験生達は一斉に走り出した。勝矢はというと、マイクが実戦に…と言った辺りで駆け出しており、いち早く会場にたどり着いた。
「ここだと得点の奪い合いが起きやすいな、もう少し奥にいくか…」
そう呟き、奥まで移動しようとしたが早速仮想敵であるロボに遭遇した。
「目標発見、ブッ殺ス‼︎」
「うわ、口悪いな…まぁいいや、そらよ‼︎」
彼は左手をロボにかざす。すると左手から稲妻が迸り、ロボに向かって放たれた。
「ピギャァァァ⁉︎」
ロボは稲妻を浴びて行動不能となった。音を聞きつけたのか、複数のロボがワラワラと集まってきたが、勝矢は今度は右手をかざすとそこから突風が吹き荒れロボの群れを吹き飛ばし壁に叩きつけて破壊した。そのまま彼は先に進み、
「すげっ…!」
「個性二つ持ち⁉︎それか複合型…?にしてもすごい個性だ…!」
「ヤッベ、被ってるどころか上位互換じゃん!」
背後から聞こえる声を聞き、勝矢は苦笑した。
(強い個性か…ま、
『半風半雷』。左は雷を、右は風を発生させる。それが勝矢の
「いや、デカいなオイ…倒してアピールしようと思ってたけど、変に無理して倒れるわけにもいかないからな…逃げるか。ポイントも十分だろうし」
彼と同じくその大きさに慄き、一目散にロボから逃げる受験生達を見つつ勝矢が呟くと、視界の隅に先ほど個性が被ってるとか言っていた金髪の少年が2ポイントのロボに囲まれているのが見えた。様子から見てどうやらピンチに陥っているようであった。
「あぁ、マズイマズイマズイ…!」
「セイヤァァ‼︎」
すかさず勝矢はその少年の元に駆けつけてロボの群れに雷を浴びせて行動不能にした。
「大丈夫か?」
「あ、ありがとう。ちょうど電力が足んなくなってきたから助かった…」
「なるほど…電気を貯めるタイプの個性か?」
「あぁ。『帯電』って個性」
「ふむ、よし、俺の雷お前に流すから限界だったら言ってくれ。それでまだ試験続行できるだろ?」
「え?いいの?」
「構わない。時間が少ないから早くやるぞ」
すぐに勝矢はその少年に向けて雷を浴びせ始めた。数秒程でストップしてくれと言われ止めたところで都合よくロボが数体こちらにやってきた。
「ちょうど良いな、ほら行ってきな」
「サンキュー‼︎あ、お礼に言っておくけど、少し離れててくれ!電流操れるわけじゃないから巻き込みたくねぇ!」
「あいよ!」
勝矢は風を使って空に舞い上がる。それを見届けた少年はロボに突っ込み、放電を起こしてロボを撃破する。それと同時に終了のアナウンスが響き渡った。
────
「ふぅ…疲れたなぁ…」
会場の休憩室で飲み物を飲み一息ついていると、先ほどの少年がこちらを見つけ駆け寄ってきた。
「あ、いたいた!さっきはありがとうな!俺は上鳴電気。あんたは?」
「真和須勝矢。あれは困ってるの助けるのがヒーローだと思ったからな」
「そういやさ、あれだけ強い個性なら推薦もいけたんじゃないのか?」
「いや、推薦は無理だ。俺の個性は少々特殊でな、
「ん?どういう事?」
「そうだな…お互い合格してまた会ったら教えるよ」
「カッコつけかぁ?まぁそれでいいぜ。それでどっちか不合格で会えなかったらクッソ恥ずいけどな」
「うっせ。じゃ、雄英で会おうな上鳴」
そう言い勝矢は休憩室から出て行き、そのまま自宅へ帰っていった。
自宅に着き、そのまま自分の部屋に入った勝矢はホッと息を吐いた。
「いや〜良い個性が出て良かった。ありがとな」
そういい彼は自身の個性を発動し、出てきたソレを撫でた。
1m程の大きさの四角柱のソレは『ガチャマシン』。
個性: 『ガチャ』
一日一回引ける事ができ、出てきたカプセルの中に入ってる個性がその日使える。それが彼、真和須勝矢の個性である。
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