個性:『ガチャ』のヒーローアカデミア   作:NTK

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だいぶ遅くなってすみません!
ちょっとリアルで色々ありまして構想を練り直してました。

さて、ようやく体育祭の開催です!


No.12 雄英体育祭: 第一種目

雄英体育祭当日、控室にてA組の面々は緊張をほぐしたり普段通りにして開会式まで待機していた。

 

(体育祭ではコスチュームは禁止か…俺の個性をアピールする為にもガチャのリセットを使うつもりだが、放送事故にならないよう祈るしかないな。それと、一応連続リセットに耐えられるよう体力を鍛えたが、なるべくはリセットは押さえておくか…)

 

「…僕も、本気で獲りにいく‼︎」

 

そう集中していると、ふと緑谷の声が聞こえたので見てみると緑谷が轟に向けて意思表示をしていた。勝矢は近くいた切島に話を聞いてみた。

 

「なぁ切島。緑谷と轟、何があったんだ?集中してて聞いてなかったんだが…」

 

「あぁ、まず轟が緑谷にお前には勝つって宣戦布告して、それに緑谷が応えたんだ。まぁ俺たちもお前にアドバイス貰ったりで強くなったから二人に優勝させるつもりはねぇけどな」

 

「なるほどな…ま、俺も勝つつもりだが…こればかりはガチャ運次第だからな…」

 

そんな話をしてるうちに時間となり、飯田の先導のもと、彼らは入場していった。

 

『雄英体育祭! ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る、年に一度の大バトル!どうせテメーらアレだろ⁉︎ コイツらだろ⁉︎ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!ヒーロー科! 1年、A組だろぉっ⁉︎』

 

プレゼントマイクの盛大なアナウンスのもと、入場したA組に割れんばかりの歓声が湧き上がり、かつてのオリンピックに取って代わったというのが間違いではない事を示していた。その後も他のクラスも入場していき、各組所定の位置に着いたところで、一年の主審である18禁ヒーロー・ミッドナイトが壇上に上がった。

 

「18禁なのに高校にいても良いものか」

 

「常闇、そもそもダメだったら初めからここに居ないだろ」

 

「む、確かにそうだな」

 

「オイラ的にはいい」

 

常闇の疑問に勝矢が答え、その答えに納得していると峰田が欲望剥き出しの言葉を言い周りの女子から白い目で見られていた。

そして、選手宣誓に爆豪が呼ばれ、壇上に上がっていった。

 

「せんせー……俺が一位になる

 

「絶対やると思ったぁ‼︎」

 

切島の嘆きや周りのブーイングも意に介さず爆豪は親指で首を掻っ切る動作をしながら「せいぜい跳ねのいい踏み台になってくれ」と言い放ち、A組のヘイトが跳ね上がったのを感じ取った。そんな騒ぎも気にも留めず、ミッドナイトは第一種目の説明をし始めた。

 

「さーて早速第一種目いきましょう!第一種目はいわゆる予選、毎年ここで多くの者が涙を飲む(ティアドリンク)‼︎ 今年は障害物競走!!一学年の全クラスによる総当たりレース、コースはこのスタジアムの外周で距離は約4㎞よ!!コースを守れば何でもあり!!さぁ位置につきまくりなさい!」

 

それを合図に生徒達はゲートの前に集まるが、ゲートは狭いため多くの人が密集していた。勝矢はゲートから少し離れた場所に待機してスタートの合図を待っていた。

 

(ここでガチャ使うとフライング扱いになりそうだし、スタートと同時に速攻でガチャ回すか。どちらにせよ、轟あたりが何か仕掛けてきそうだし、離れた方が得策か)

 

「スタート‼︎」

 

合図とともに大勢の生徒が駆け出すなか、勝矢は即座にガチャマシンを召喚しガチャを回した。ふと前を見ると、ゲートを突破した轟が後方の地面を凍らせたらしく殆どの生徒が足止めを喰らっていたが、A組の面々はそれぞれの個性を用いて突破しているのがみえた。

 

(やはり仕掛けて来たか…さて、ガチャの中身は…ん?これ初めて出るやつだな。……なるほど、()()()()()()()

 

玩具や組み立てるタイプのガチャには使い方や組み立て方法の説明書が付いてるように、個性ガチャで出てきた個性はある程度の使い方や効果がわかるようになっている。それ故に今まで勝矢は出てきた個性の暴走で怪我などを負わずに済んでいたのであった。

出てきた個性について知った勝矢はそのまま走り、足止めを受けてる生徒を追い越していく。その様子を見ていたクラスメイト達は考えを巡らせていた。

 

(勝矢の奴…何が出たんだ?)

 

(見た目はそのままですから異形系ではありませんね…)

 

(今使ってないという事は何か条件があるのか、それとももう使ってるのか…。リセットした素振りはないから使えるやつだと思うけど…)

 

『さぁ来たぜまずは第一関門‼︎ロボ・インフェルノ‼︎』

 

開けた場所に現れたのは入学試験の時に出てきた仮想敵のロボット達であった。1〜3ptの敵はもちろん、0ptの巨大ロボも複数おり道を塞いでいた。普通科やサポート科の生徒はロボの数と大きさに怖気付いているなか、勝矢はほくそ笑んだ。

 

(雄英のことだからと考えてたが、やっぱりいたか!これなら個性が使える‼︎)

 

勝矢がロボ達に向けて走っていく途中、轟が右半身の凍結を用いて巨大ロボの群れを凍りつかせていた。

 

「折角ならもっとすげえもん出してほしいもんだな…親父が見てんだからよ」

 

『A組轟突破ァーー‼︎すげぇーな!一抜けだ‼︎』

 

ロボが凍ったことで道ができたと思い多数の生徒が通り抜けようとするが、わざと不安定な態勢で凍らせていたため、ロボが転倒し、後続を妨害する。

 

「やべえ誰か巻き込まれたぞ⁉︎」

 

「死んだんじゃね⁉︎」

 

「死ぬかァー‼︎」

 

周りの心配を覆すように『硬化』を使った切島がロボの残骸から飛びだし、さらに似た個性を持ったB組の鉄哲が遅れてロボの残骸から飛び出してきた。

 

「お、おい…さっきガチャみたいなの回してた奴も巻き込まれてなかったか⁉︎」

 

「え⁉︎真和須ゥー‼︎無事かァ⁉︎」

 

一人の生徒の言葉を聞いて勝矢を探し始める切島だが、その数メートル先で残骸がモコモコと盛り上がっているのをみて安堵した。

 

「おぉ!真和須!無事だったか…て、うぉおお⁉︎」

 

『おぉーーっと‼︎ロボの残骸からさらにロボが出てきたぞォ!こんなギミックは用意してないからこれは真和須の個性かァー⁉︎』

 

マイクの解説の通り、ロボの残骸から5メートル弱のスクラップをつなぎ合わせたような人型のロボットが現れた。

 

個性『合体変形』。機械と融合でき、さらにそれを変形させることが出来る個性であり、それが今の勝矢の個性である。弱点としては最低でも人を覆う大きさの機械でなければいけないのと、視界はセンサー越しでなく肉眼でしか見れないのでそのための窓を作る必要があるため、その部分が必然的に脆くなることである。

 

「ふむ…今はこれが限界か…」

 

「真和須か?怪我はないのか?」

 

「ご心配なく、平気だ。それじゃ、先行ってるぜ!」

 

勝矢は脚部につけたキャタピラを稼働させ、高速でロボ地帯を駆け抜けていった。当然その姿は観客席に否応なしに目立ち、会場をざわつかせていた。

 

『コイツはシビィィーー‼︎順位上げとアピールを同時にやってやがる!ホントコイツの個性は面白いなイレイザー!』

 

『アピールは狙ってやってるわけじゃないだろ。…しかし、ガチャという不確定要素のなか、出てきた個性をすぐに上手く扱う臨機応変さはよく出来てる』

 

ガチャという言葉に反応し、他にどんな個性があるのか、またそれはどのくらいあるのかなどと観客席のプロヒーロー達が話し始めていた。

だが目立っているのは勝矢だけではない。爆豪は『爆破』を使って宙に飛び、瀬呂や常闇も各自の個性でロボを乗り越えていった。そして緑谷はというと『フルカウル』を使って機動力を上げて地面を跳ねるように進んでいき、進行上にあるロボを殴り壊しながら進んでいった。

 

(うん…だいぶ制御出来てきてる!これならかっちゃん達にも追いつける!)

 

『上も下も派手にやっていくゥー!特に緑谷、全身光っててスッゲーな‼︎』

 

マイクの実況を聞きながら、勝矢は感心していた。

 

(ふむ…だいぶ緑谷はあれから成長してるな。うかうかしてると追いつかれるな。この先何があるかわからない以上、油断せずにいくか)




今回はアリゲーター様のリクエストで『変形合体』を採用しました!
アリゲーター様、ありがとうございます!

これからも種目ごとにリセット使って他のリクエストとかを使っていくのでお楽しみに!
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