それとアンケートですが、ご不快に思われた方は申し訳ございません。
取り出す今回は前回のアンケート結果より八百万さんとトレーニングをし、次回以降はこちらで決めますのでご了承下さい。
また今回はリクエストの個性を使わせて頂きます。
2日経ち、午前の授業が終わり食事を終えて教室にいた時勝矢は切島に話しかけられた。
「真和須!あれから自分で練習してみたらよ、だいぶ部分強化ってやつモノに出来るようになってきたんだ!」
「おぉ、よかったじゃないか。なら、部分強化の感覚を全身に広げるような感じでいけば少しは硬化の強度が増すはずだ。強度が増せば部分強化がさらに強くなって、その感覚をまた全身に…てな感じで少しずつ強くなる」
「おおぉ…!そんな鍛え方があったのか‼︎俺じゃ考えつかなかったわ、ありがとな真和須!」
「まぁそのやり方だと本当に少しだけだがな。本当は自分殴るか硬いもんに身体ぶつける方が早いが、それだと周りの事も考える必要がある。俺が言ったやり方なら自分の部屋でも比較的静かに出来るメリットもある。さらに、お前は俺と違っていつでも個性使えるからそれだけでもだいぶ変わると思うぞ」
「なるほどな…そういや緑谷の方はどうだ?アレ上手くいってるのか?」
「うん、少しずつだけど保ってられる時間も増えたし、あの状態で動き回れるようにはなってきてるよ」
切島と緑谷がそれぞれの成果を話していると、話を聞きつけた麗日と飯田が近づいてきた。
「なになに?3人特訓しとるん?」
「おう!真和須のアドバイスで俺と緑谷、新しい個性の使い方身につけられたぜ!違う視点のアドバイスって結構役に立つんだなって思ったぜ」
「なるほど、同じ個性を持っても使い方が同じとは限らないか…真和須君、今日空いていれば、放課後に俺と特訓をして貰えないか?」
「それは構わないが…」
「ならウチも頼めるかな?」
すると、八百万が彼らのもとにやってきた。
「あの、良ければ私もいいでしょうか?同系統の個性を持ってる方がいなくて、他にどういう使い道があるか知りたくて…」
それを皮切りに何名かのクラスメイトが自分も教えて欲しいと名乗り出てきた。流石にそれだけの数は教えきれないので、勝矢はまぁまぁと手を出した。
「ちょっと今日は早めに帰る関係で一人しか教えられないから、ジャンケンか何かで誰が教わるか決めてくれないかな?」
勝矢の提案にクラスメイト達は乗り、彼らを円になりジャンケンの準備をする。
『じゃーんけーん…』
一回で決まるわけもなく、勝ち残った者同士でどんどんジャンケンを行なっていき、最終的に勝ち残ったのは…
「では、よろしくお願いしますね、真和須さん」
「よろしく、八百万さん」
「あーあ、グー出せば良かった…」
「八百万と二人きりで手取り足取りだと…⁉︎チクショウ真和須め…!」
残念そうにしている耳郎の傍らで峰田が別の意味で恨めしそうな視線を二人に向けていると、上鳴がこんなことを言い出した。
「そういやよ、真和須ってどこで個性の訓練してんだ?個性によっちゃ家で出来ないようなのもあるだろ?」
「あー…何処でというと…家の……山で」
『家の山⁉︎』
聞き慣れない言葉にクラスメイトが驚愕し、緑谷が恐る恐る勝矢に尋ねてみた。
「えっと…真和須くん、失礼だと思うけど、君の両親って何やってるの…?」
「父さんが陶芸家で、真和須
そう勝矢が答えると、ケータイで先程の名前を調べていた瀬呂が目を見開いていた。
「真和須轆轤って…国宝級の腕を持つ超一流の陶芸家じゃねぇか⁉︎えっと、最近美術館に出展させた壺の価値が…二千万⁉︎」
『はぁ⁉︎』
「もしかして、真和須くん…坊ちゃん?」
「そう言われるのあんま好きじゃないけどな…」
「色んな個性を使えてるのはそういうことか…ん?てことは真和須の個性は父親譲りか?」
切島の質問に勝矢はいいや、と首を振る。
「父さんは『無個性』だよ。俺のは突然変異ってやつ。まぁそのせいで母さん親戚から浮気を疑われたらしいけどね…」
『……』
何処となく闇を醸し出した勝矢にクラスメイト達は気まずい顔をしていた。
「まぁ父さんは微塵も疑ってなかったし、鑑定もしたから疑いは晴れたけど。あと母さんと似た個性持った妹が産まれたのもあるけどね」
「妹がいるんだ?」
「あぁ。機会があれば紹介するよ」
────
そして時間は流れ放課後、トレーニングルームにて勝矢と八百万は向かうっていた。
「八百万さんに関しては、戦術面でやれる事を増やす事だな。個性が使える時間が長い分、創れるものの種類は俺よりかなり多いし、バイクや万力といったものまで創れるなら大したものだよ」
「いえ、それほどでも…そういえば、ガチャで出た真和須さんの個性は日付が変わったら使えなくなる感じですか?」
「そう。だから『創造』みたいにまともに扱うのに試行錯誤が必要なやつだと扱い慣れる頃に日が変わるってのがしょっちゅうだな。まずは八百万さんの戦闘スタイルからどうアドバイスするか決める。とりあえずガチャ回すから、向こう向いてて貰えるか?相手の個性がわからない前提での戦い方を見たいし」
わかりましたわ、と八百万がこちらに背を向けている間に勝矢はガチャマシンを出し、ガチャを回し始めた。出てきたカプセルを割って中身を確かめた。
(ふむ…これか。あ、『印付き』か…ま、平気か)
勝矢は八百万にこちらを向くように伝えたあと、財布からコインを一枚取り出した。
「じゃあこのコインを弾いて、落ちたら始めようか」
「了解しましたわ」
勝矢はコインを爪で弾き、コインは宙に舞い地面に向かって落ちていく。
(まずは盾を創って様子をみましょう…)
そう考えた八百万は盾を創るイメージを固める。
そしてコインは地面に落ち、盾を創り始めた途端…『勝矢の右肘から先が勢いよく飛んできた』。
「え?…うッ‼︎」
出来た盾を使う間も無く、飛んできた右腕は弧を描いて八百万の左脇に突き刺さり、八百万はよろけた。すぐに飛んできた腕は勝矢のもとに戻り再びくっつき、今度は両腕を飛ばしてきた。
(腕を飛ばす個性⁉︎なら、ネットで腕を絡めて…いいえ、ネットじゃ軽くて勢いを殺せない…ここは防ぐしかありません!)
そう考え八百万は盾を構えて飛んできた腕を受け止める。かなりの衝撃がきたがなんとか防ぐことはでき、勝矢本人が近寄ってくる可能性を考えて勝矢の方を向いた。
「ヒャッ⁉︎」
八百万が見たのは『頭だけを飛ばして』こちらに来る勝矢であった。その光景に思わず驚くがすぐに盾を構えて頭突きを防ぐ。が、すぐに胴体が追いついてきて腕と頭を戻すと盾に蹴りを入れ、同時に今度は足を飛ばしてきた。
二度続けての衝撃に耐えきれず、八百万は倒れ込み、勝敗は決した。勝矢は足を戻しながら八百万に言葉をかける。
「あーやっぱ痛っ…これで決着でいいかい?」
「え、ええ…あの、今日の真和須さんの個性は一体…?」
「『ロケットボディ』。手足と首を発射できる。スピードと追尾がそこそこあるけど、くっつける時痛いのが欠点。具体的には麻酔無しで歯を引っこ抜かれる感じ」
「え?それ、大丈夫なんですの?」
「昔はもっと痛かったし、慣れた感じかな。使えば使うほど関節単位で細かく部位を飛ばせるし、痛みは減ってくるみたいだし」
ちなみに始めの頃の痛みは尋常でなく、例えるならキン○マを強くデコピンされたようなものだったが、流石に女子である八百万の前では言うわけにもいかなかった。
「八百万さんさ…まずは盾を創って様子見ってスタンス取ってるね?悪くはないけどさっきみたいに速攻で決めてくる相手には不利だ。盾を創る前にやられるからね」
「はい、それはよくわかりましたわ…あの場合、どうすれば良かったか教えてもらえませんか?」
「盾じゃなくて別で早く創れるものを出して牽制させるのがいい。丸めた状態の投網とか手から創れるならそれがベスト。広範囲にいくし、上手く被されば動きを止められる」
「なるほど…ですが、轟さんのような範囲攻撃を持ってる相手だと、投網ごと攻撃される気がしますが?」
その質問に、勝矢はニヤリと笑いこう答える。
「まぁそうだな、ただの投網だし。だけど…『それが本当にただの投網か』は八百万さん自身しか知らないわけだ。だから、迎撃しようとしたら相手にさりげなく、だけどわかりやすく『相手が自分の策にはまった』ような顔を浮かべるといい。すると、それを見た相手はどう思う?」
「…っ!投網に何か仕掛けがあると思って避けざるを得なくなる…!」
「その通り。そうやって避けてる間にまた別のものを創って仕掛けられる。こうやればどんどん相手を自分のペースに引き込められる。そして何回もブラフをやれば相手はブラフとわかって出したそれに構わず攻撃してくる。そのタイミングで本当に仕掛け付きのものを出せばまんまと引っ掛かる」
勝矢のアドバイスに八百万は天啓を得たかのような顔をし、すぐさまメモとペンを創って記入し始めた。
「そういう考えはありませんでした…!早速実践してみますわ。教えていただきありがとうございます」
「いやいや、力になれて何よりだよ。あと、創るものは既存品でなくとも、自分なりのアレンジを入れても良いかもしれない。そうそう、ハッタリで動きを封じるやり方にこういう手がある…」
そう言い勝矢はある方法を伝えた。
「……!確かにそれは有効ですわね」
「使える相手は限られてるけどだいぶ有効だ。…時間的にそろそろ終わりにするけど、大丈夫か?」
「ええ、だいぶ勉強になりましたわ」
じゃあまた明日、と勝矢は荷物を纏め下校していった。
帰宅後、勝矢は明日以降のことを考えていた。
(この様子だと、他のみんなから教えを請われるな…。今のうちにどういうアドバイスをしたらいいか考えおくか)
勝矢はノートを取り出してアドバイス法を書き始めていき、ある程度纏めたところで切り上げ、眠りについたのであった。
はい、今回使ったのはまどぼー様より『ロケットボディ』です。
まどぼー様、ありがとうございました!
これからも幾つかリクエストを採用するので楽しみにしていてください。
まだ受け付けているのでこちらからどうぞ。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=243075&uid=89042
また、感想があればモチベが上がるので是非お願いします‼︎