幕が降りて、
舞台の裏で、
少女は泣いていた。
負けるな、と私は言った。
どこまでも正しい、
カタブツのようなこの世界に。
本当に、無責任な話だ。
気がつけば、
風が、流れていた。
足下には、浅瀬。
水面は、薄暗い青の中を、雲が流れてゆくのを写し、
その奥で細かな砂が、煌めいていた。
「君はすごかったよ。夜のお嬢さん。」
いつの間にか目の前に、
靴が、水面に波紋を描いた。
その後ろに、一つの鳥居。
まるで、一の鳥居みたいだな。と、
テレビで見たことがあった風景を思い出して。
そこで、意識の焦点が合った。
あ、み、みかがみ様、どうもさっきぶりですね。ここはどこですか?
「慌てない慌てない。ここは、
なんで、そんなことを?
尋ねれば、
「四肢の不随を含む、肉体の損傷。」
うっ、
「無理矢理の神格化による強制的な肉体改造、膨大な負荷。」
あ、
「お嬢さんと縁神を存在レベルで切り離す、"縁切り"の負荷と代償。」
.....。
「これまでの神の権能をふるった負荷。」
.......。
「判定、アウト。君の魂は腐り、肉体は朽ちるだろう。」
.........。
「残った神性に君の残り香はある程度現存するけど、もう切り離してしまっている。
そう、ですか。
「ああ。」
......。
「......。」
実は、
「ん?」
実は、少し、ほっとしちゃった。
諦めたわけじゃない。
死にたいとも少しも思ってないけど。
あの、綺麗な赤い瞳の女の子の、大事な大事な友達を、
助けることができたのだから。
そうでしょ? みかがみ様?
「...ああ、もう憑依状態は解けている。これも、彼女の精神的な残り香だ。」
なら、安心した。
わたしは、今度は、友達を助けられたんだ。
良かった。
よかったぁ...。
ベチン
バシャン
世界がぶれて、
おもいっきり転んで、
ズボンが水びだしになった。
ほおを叩かれた。
じんわりと痛い。
叩いたみかがみ様の顔が、逆光で見えない。
気づいた、何も遮るものがない地平線から、
太陽が顔を出そうとしている。
朝だ。
「これは、紡からの贈り物だ。
へ?
ぴちゃん。
何かが水面に波紋を作った。
ポタ。
何かが頬に落ちて、滑ってゆく。
これは_______
「ほう、ここまで、ここまで
紡は、良い子なんだな。
それは、涙だった。
どうして______
『私の友達の友達が、私を助けて代わりに死にそうになっている。』
っ!
『助けられた。なのに、ハルさんは死にゆこうとする。』
それは...っ。
『何も返せていない。何もお礼が言えてない。』
........。
「
違う!
諦めたわけじゃない!
死にたいとも思っていない!
だけど!
「もう、無理だよぉ...っ。」
ついに、涙が止まらなくなって。
もう流さないって決めたのに。
溢れて溢れて、少しも止まってくれない。
会いたい。
離れたくない。
生きたい。
だけど。
超常の理不尽を、
我武者羅に超えてきて、
先の見えない未来の恐怖を、
あらん限り投げ出して、歩いて、
もう、無理なんだと。
気づいてしまっても。
私は、友達の為に生きてゆかねばならないんだ。
切り捨てて、
否定して、
拒絶して、
見ないふりをして。
それでも、こぼれ落ちていく、
大事な大事な大切なもの。
依存なんだろう。
さよならを交わしても、
残り続ける永劫の約束。
擦り切れそうなナニカを。
そこに託して歩いて、
歩いて、
歩いて。
怖くなって。
歩いて。
歩いて、
歩いて。
いつだって怖かった。
夜が、未来が、
選択が。
反省はいくらでもしているけれど。
後悔はしないんだと決めたんだ。
だから、
わたしはここでしぬのだろう
あなたは悔しいのですか?
あなたは怖がっているのですか?
だから、これはわがままなんだ。
もう歩けないって思ってるのに、
踏み出そうとする足に、
私は縋っているに過ぎないんだと思う。
だけど、
これが、生きたいっていう思いなら。
それでも、
パパと、ママと、
ゆかりと、ゆかりのお母さんと、おじさんと、
もっといっぱいの、
みんなで、
あの夜のような花火を_____
また、見たいんだ。
「え?」
『もしも、生きていけるのなら』
うん、ああ、なんて素晴らしきヒトの願い。
美しく、純粋な欲望。
そうだ。
これは、
だけど、それだけの理由で、
その願い、
定めは等しく、
だけど、
鏡は万象を反射し、
水は時の如く全てを洗い流す。
万華鏡の如く、総てを平等に。
木々のように、枝を伸ばして。
世界は、確かに廻っている。
故に、
少しぐらい、道草を食えるような、
選択できる
君に、与えよう。
神様の涙が、私へと垂れて、
頬を撫でた。
◎セーブが完了しました
まあ、なんていったらいいのかわからないけど。
当たり前の恐怖すらも越えて、
この
君と、君の
心からの感謝を。
ありがとう。ハルちゃん。
どこまでも諦めが悪かった。
彼女も、そして私も。
いつだって、セーブとロードを繰り返していた。
それは、もう終わり。
私は電源を落とす。
スタッフロールは見なかった。
なんだろう、この
どこまでも抽象的過ぎる。(-1145141919点)
どうも、これでハッピーエンドかーと思いながら感慨にふけっていたところ、そういや現実のハルちゃんの四肢が吹っ飛んでいたことに気づき青ざめた馬鹿阿呆間抜作者です。なんとかするので石を投げるのをやめてください。こういうときにご都合主義タグが燦然と輝くのです。
ダルマなハルちゃん...ウッ(クソデカ罪悪感)
やっと、やっと大人たちが輝くぞ。刹那の煌めきッ!
あ、そうそう(唐突)
ウマ娘にハマっています。
アニメが良すぎた。
運命(史実)に鉾を穿つとかもうっ、もうっ...
大好きッ!!!(大声)
もうだめだね。トウカイテイオーエモい。
世界とか運命とかに抗ってリアルで奇跡を起こしちゃったのはエモいエモエモエモエモ。えも。
まあ、裏にはジョッキーさんとかの血の努力とか積まれれるのだろうけど、それを含めてエモい。好き。
ナイスネイチャ好き。
メジロマックイーン好き。
それで思いついたわけよ。
駄目なヒト(失踪+借金押し付け済み)とかけおちしてしまった元メジロ家(絶縁+家系削除済み)の元ウマ娘(逝去)から産まれたヤミ金墜ち極貧幸薄致命的肺弱未成熟なクソデカ根性持ち超ポジティブ元気系ズタボロウマ娘(母との約束のGI優勝と借金返済に対する強迫観念持ち もちろんオリジナリー。原作なんていたら多分自分を許さんし)の物語がぽっと思いついたけど色んな人に殴られそうなので心にしまっておこう。誰か書いてくれないかなぁ...
誰かのためにいきていたウマ娘が、
自分のために生きれるようになる物語。
GI優勝+借金返済が最終的にトレーナーとかトレセンとか友達の力で解決しちゃって、これからナニを目標に生きればいいかわからなくなっちゃう系の...
見目麗しい美少女ウマ娘が血を吐きながら命削って(物理)走る......いいな。
あ、お金足りなくて対処必須の時限爆弾(ジワジワ症状タイプの致死的な持病)を放置してた設定もいいな。
タイムリミットはトレーナーに契約という名の保護されてそこから3年とか。治すにはさらなるお金が必要で、重体になるまで隠していたとしたのならリスクと必要額が跳ね上がるだろうし...いいな。
誰か書ける人いない?僕楽しみに待っちゃうよ。
肺に穴があいても、
足にヒビが這入っても、
コンディションは最悪の最悪。
絶不調の先の絶不調。
それでも、身を燃やして、
ど根性だけで最高のレースを走り抜けたウマ娘...
これは伝説。(確信)
次回はナイスネイチャがA評価を取れるまでお待ち下さい。ナイスネイチャはいいぞ。
それかめちゃくそ良いウマ娘SS見つけられるまで。
私には燃料が必要だ。
とびっきりの上等のな。(偏食家)
ハル達がいる街を含む、この世界のオカルトへの関心を掲示板形式で書きたくなったのだが需要ある?
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ある
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ない
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そんなことより続きはよ
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ハルちゃんprpr