よく、わからない。
お化けもよくわからないものも多いが、元々どういうものだったか、どういう特性を持つのか程度ならわかることが多い。
しかし、
あれは...なんだろうか。
「...空間がぐちゃぐちゃ?」
その瞬間だった。
空間がパックリと裂け、
ィィィィイイイイイイイイン...!
衝撃が頭に突き刺さった。
「いっ」
強すぎる不快な音。例えるなら黒板に爪を立てた音耳元でやられたような、あれよりも酷い音。
両手は(片方は無い、もう片方も)鋏で塞がっているため耳を塞ぐことができない。
頭がくらくら、視界が点滅する。
足腰から力が抜け、ペタンと座り込んでしまったが、
ハルの意識の混乱はそれを認識させてくれない。
そして、今、この現状、最悪の遭遇も。
あの音と共に、裂け目から現れたのは、お化け。それも数体。
どれもこれもハルなら見知ったお化けたちだが、周波数がずれたラジオのように、姿かたちにノイズが走っている。
お化けたちは狂喜した。もしくは無関心だった。
ただ、目の前にいる、無抵抗の少女を襲おうと、
手や触手、影を伸ばし______
「(お願い!『人形』!)」
その全ては裂け目の前に現れた人形に吸い寄せられた。
そして、
「ごめんなさい。でも、それだけは許さない。」
ジャキンッ
湿っているような音が、あかい両刃が、
未練ごと、断ち切った。
その声は、ハルの意識を僅かながらも回復させるのに十分だっただろう。
霞む視界の端に揺れる、忘れるはずがない赤いリボン。
バックに大事にしまってある。絶対的な宝物。
......ユイ...?
そこで意識は、限界を迎えた。
鈴の音が聴こえた気がして、目を開けた。
首もとを流れる風が、鳴く虫の声を届けている。
あれ...何で私はここで寝て...
一瞬、あの音が耳に残響する。
「あ、神社で浮いてた変なやつ!」
飛び起きて周囲を警戒する。
真っ暗。まだ夜だ。ライトをつけて素早く偵察。
場所は...拝殿の階段?
パッと参道の中心に目を向けるが、そこには何も残っていない。
いや、
ライトの光に反射して何か光った。
「...銀の鈴?」
駆け寄って拾い上げる。
鈴。
小さな麻縄がくくりつけられた、
まるで神社にある鈴のミニチュアのような、
綺麗な鈴。
拝殿に設置されたものと比べれば、成る程、とてもそっくりである。
鈴の音は_____
リィィィィーン...
聴きなれてきた、あの音だった。
あなたの願いはなんですか?
一緒に話したいですか?
一緒に花火を見たいですか?
一緒にいたいですか?
会いたいですか?
>【うん】 【いいえ】
逢いたいですか?
◉ ぎんのすず
あさなわがつけられた、ちいさなぎんのすず。
ならすと、とてもきれいなおとがなる。
すこしふしぎなおとがなる。
とてもじんじゃにあるおおきなすずとにている。
この頃、学校でも行方不明事件の噂が回ってきていた。
担任の先生も暗くなる前に帰るように口が酸っぱくなるまで言っていた。
原因は、多分、あの空間の歪みだ。
なんとか原因を見つけて、連れていってしまった人達の行方と、
空いた窓から風が通すものの無い袖口を揺らし、
少し、無い
ハル...。
それが幻影でも、偽物だったとしても......
あなたの願いはなんですか?
一緒に話したいですか?
一緒に花火を見たいですか?
一緒にいたいですか?
会いたいですか?
>【うん】 【いいえ】
逢いたいですか?
どうも、どうも、
そろそろ一日一回投稿が辛くなってきた私です。
たった平均1500文字程度しか書いてないのに...
小説版を改めて読み返してるのですが、
やっぱ描写の差で死にたくなってくる定期。何であんなに素敵なの...
Sでもないのに包帯を着けた痛々しいユイちゃんが可愛く見えてきた。
ハサミに挟まれて死のう。
え? 片腕が無いのを想うハルちゃんが可愛すぎてゾクゾクしてきた?
オメエは山にでも行ってこい!
ハル達がいる街を含む、この世界のオカルトへの関心を掲示板形式で書きたくなったのだが需要ある?
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ある
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ない
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そんなことより続きはよ
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ハルちゃんprpr