任意だから違うのはわかってるんだけどこうだったら楽しいなっていう。
コミカライズおめでとうございます。
3日くらいかけて一気に読んだ時に勢いで書いた。
初ハーメルン投稿なのでやり方が微塵もわからん。

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任意だから違うのはわかってるんだけとこうだったら楽しいなっていう話
コミカライズおめでとうございます
3日くらいかけて一気に読んだ時に勢いで書いたお話


そもそもコミュ力が足りない件

GGCの結果、発売されたギャラクシア・ヒーローズ:カオスにおいて大量のプレイヤースキルの足らないミーティアスとカースドプリズンが湧いた。

それに比べれば少ない数だが、名前隠しのヴィランムーブに影響されたクロックファイアも多数出現した。

これはその数多くいたクロックファイアプレイヤーのうちの一人の記録である。

 

 

 

「よーし、オレもこの街に破壊と恐怖を与えてやるぜ!」

 

意気揚々とヴィランに与えられた猶予、三十秒で仕込みを行おうとしている青年。

彼はあの日見た名前隠しのように近くにいた幼女に声をかけた。

 

「なぁ、なにしてんだ?」

声をかけながらボディタッチを行い爆弾を貼り付けた。

その瞬間、幼女は爆発四散した。

 

「……は?」

 

クロックファイアのスキル。

爆弾の設置において任意に爆発するには左目の義眼の視界内にある必要がある。

逆に言えば必要時以外に視界内にあったとしても爆発してしまう。

それゆえに名前隠しは栗きんとん幼女に話しかける際、左目を瞑っていた。

しかしながらこの青年はつい片目を瞑ることを忘れたまま幼女に爆弾を設置してしまったのだ。

設置直後に爆発してしまえば仕込みにはならない。

挽回しようとしてもこの爆発で近くのNPCは悲鳴をあげて逃げてしまった。

 

「やべ……急いで場所変えてやりなおさねーと!」

 

対戦相手であるヒーローが現れる時間は決まっている。

急がなくてはならない。

されどーー

 

「くそ!また爆発しやがった!」

 

彼はまたもや失敗してしまう。

 

「次こそ……!」

 

三度目の正直、そうなるようにきちんと左目を閉じた彼は

 

「くそ、うまく見えなくて設置できなかった!」

 

と、結局失敗した。

 

「何もできないままヒーローが来ちまったじゃねーか!」

 

そして、対戦相手も

 

「あの名前隠しのようなプレイではない……?即時爆発しかしてないけど……?」

 

と多大な疑問を抱きながら圧勝していった。

 

彼の敗因。それはーー

 

「そもそもウィンクとかできねーんだけど!?」

 

VRにおいてもウィンク適正がなかったことによる致命的なものであった。

ウィンクしようとしても閉じきらないか、両目とも閉じてしまうか。

リアルでもVRでも彼はウィンクができなかったのだ。

 

「どうやってもクロックファイアで遊べねー!!」

 

 

 

その後、彼の運営への必死の抗議によりクロックファイアへのウィンクアシストツールが導入された。

なおそれでも彼は

 

「なんでうまく言うこと聞いてくれねーんだよNPCのくせに!」

 

クロックファイアで勝つことはなかった。

 

 

 


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