月から聖杯戦争の勝者が来るそうですよ?(未完)   作:sahala

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シェン○ーン!! 1日を48時間にしてくれえっ!!

そんな第3話です。


第3話「ノーネームは崖っぷちだそうですよ?」

―――Interlude

 

 世界の果てと呼ばれる断崖絶壁には箱庭の世界を八つに分かつ大河の終着点、トリトニスの大滝がある。横幅が、かのナイアガラの大瀑布の二倍以上あるこの滝は見る者に壮大な感動をもたらすだろう。―――先ほどから響く地震と爆音が無ければ、の話であるが。

 

『まだ……まだ試練は終わってないぞ、小僧ォ!!』

 

 現在、トリトニスの大滝には主である水神が逆廻十六夜と戦闘を行っていた。

 事の次第はこうだ。世界の果てを目指して大滝に来た十六夜に、水神が暇つぶしを兼ねて試練を選べと要求した。ところが『天は俺の上に人を作らず』と豪語する十六夜にとって、この上から目線な態度はしゃくに触り、逆に自分を試せるのかと挑発した結果―――いまの状況に至った。

 

 

『この一撃に耐えてみせるがいい!!』

 

 身の丈三十尺はある白い蛇の身体を震わせ、水神は渾身の力を振るう。水神の雄叫びに応える様に、自身の身体を超える高さの水流が立ち上がった。竜巻の様に渦巻くそれは、人間が巻き込まれれば跡形すら残らないだろう。

それが三本。それぞれが生き物の様にのたうちながら、十六夜を呑み込まんと牙を剥く。

 この力こそ”神格”。時に嵐を呼び、生態系さえ崩すギフトの力だ。

 

「―――ハッ」

 

 だがその光景を目の当たりにしながらも十六夜は鼻で笑い、

 

「しゃらくせえ!!」

 

 拳の一振りで打ち砕いた。

 

「馬鹿な!?」

「まあ、中々だったぜオマエ」

 

 全力の一撃を弾かれ、愕然とする水神に十六夜は跳び蹴りをくらわせる。空中高く打ち上げられ、川へ落下する水神。

 ここに、十六夜の箱庭世界でのデビュー戦が終了した。

 

 

 

「人間が、神格保持者を腕力で倒した……? なんてデタラメ……」

 

 一部始終を見ていた黒ウサギは呆けた様に立ち尽くしていた。ようやくの思いで十六夜に追いついた時には水神に挑んだ事に頭が真っ白になりかけたが、結果は予想を大きく外れて十六夜の圧勝だった。

 

(信じられない……だけど本当に最高のギフトを持っているなら……! 私達のコミュニティの再建も夢じゃない!)

 

 期待に胸を膨らませ、鼓動が早くなっていく黒ウサギ。だが、十六夜の一言でその興奮は動揺に変わった。

 

「さて、と。一段落ついたところで聞こうか、黒ウサギ。オマエ、なにか決定的な事を隠してるだろ?」

「……なんの事です? 箱庭に関する質問で、なにか不備でも?」

「いいや、俺が聞きたいのはオマエ達のこと―――はっきり言おうか? オマエ達のコミュニティは衰退してるか、弱小のチームだろ」

 

 その時、黒ウサギは初めて動揺を表情に出した。瞳が揺らぎ、虚を突かれた様に十六夜を見つめ返す。

 

「どうして、それを」

「フン―――最初は完全な善意か、誰かの遊び心で呼び出されたと思っていた。俺は絶賛”暇”だったわけだし、記憶喪失の岸波はともかく他の二人は異論が無かったからな。別にオマエ達の事情なんざ気にかけなかった。

ただな、俺がコミュニティに入らないと言った途端に怒り出した事といい、岸波のヤツに記憶を取り戻したいならコミュニティに入れと勧誘した事といい、随分と必死だったからな。事情を察する材料は十分だ」

「……ッ!」

 

 黒ウサギは内心で舌打ちしていた。せめてコミュニティに加入した後ならば簡単に脱退できないから誤魔化す事はできた。しかし、この時点でそれを知れられるのは余りに痛かった。

 

「俺等はともかく、記憶の無い岸波に詳しい説明無しに仲間になれとはずいぶんと不義理な真似をするじゃねえか? それならいっそ他のコミュティに入るか」

「い、嫌ッ! 駄目です、待ってください!」

「じゃあ、さっさと話せ。包み隠さずな」

 

 ケラケラと笑いながら、手頃な岩に腰を下ろす十六夜。やがて意を決したのか、黒ウサギはポツポツと話し始めた。

 

「……私達のコミュティには名がありません。それどころか誇りとなる旗印も無いので"ノーネーム"という蔑称で呼ばれています」

「ふぅん。それで?」

「メンバーのほとんどが十歳以下の子供で、ぶっちゃけて言うとゲームに参加できるギフト所持者は黒ウサギとリーダーのジン坊ちゃんしかいません」

「もう崖っぷちだな!」

「デスヨネー♪」

 

 おどけて言ってみせるが、黒ウサギはガックリと項垂れていた。

 

「で、なんでそこまで末期な状況に陥ったんだ?」

「はい……。名も旗も、かつてのメンバーも全て奪われたのです。箱庭を襲う最大の天災―――"魔王"によって」

「魔王だあ? そんな奴まで箱庭にいるのか?」

「YES。魔王は"主催者権限(ホストマスター)"という特権階級を持つ神仏修羅で、彼らにギフトゲームを挑まれたら最後、誰も断れないのです。私達は魔王のギフトゲームに強制参加させられ……全て奪われてしまいました」

 

 比喩ではない。黒ウサギ達のコミュニティは地位も名誉も仲間も、全て奪われたのだ。残されたのは空き地だらけになった敷地と、使えない人材として捨て置かれた子供達だけだ。

 

「けど名前も旗印も無いのは痛いな。新しく作ってコミュを立ち上げるんじゃ駄目なのか?」

「そ、それは可能です。ですが改名はコミュニティの完全解散を意味します。しかし……しかしそれでは駄目なのです! 私達は何よりも仲間の帰る場所を守りたい……!」

 

 それは黒ウサギにとって掛け値なしの本心だった。

魔王にとのゲームで居なくなった仲間達が帰る場所として、周囲に"名無し"と蔑まれてもコミュニティを残すという誓いを立てたのだ。

 

「茨の道であります。けど私達は仲間が帰る場所を守りつつ……コミュニティを再建し、いつの日か旗印と名を取り戻したいのです。その為には十六夜さん達の様な強力なプレイヤーに頼るしかありません! どうかその御力を我々の為に使って下さい。お願いします!」

「ふぅん……魔王から誇りと仲間をねえ」

 

 黒ウサギの必死な嘆願に対し、十六夜は気の無い声で返す。今までの話を聞いていたとは思えない態度だ。黒ウサギは肩を落として泣きそうになった。

 

(ここで断られたら……私達のコミュニティはもう……!)

 

 肝心の十六夜は組んだ足を組み直し、たっぷり三分間黙った後、

 

「いいな、それ」

「――――――……は?」

「HA? じゃねえよ。協力してやると言ってるんだ、もっと喜べ黒ウサギ。なんだ? 他のコミュニティに行って欲しいのか?」

「い、いいえ! 絶対に駄目です! 十六夜さんは私達に必要です!」

「素直でよろしい。ま、あとの三人はオマエが説得しろよ? 騙すも誑かすも後腐れの無い方法で頼むぜ」

「……はい」

「ほれ、さっさとあの蛇を起こしてこい。あいつの言う試練にはクリアしたんだから褒美くらいあるだろ」

「は、はい!」

 

 水神の元へ迎いながら、黒ウサギは心の中で深く反省した。いくらコミュニティの為とはいえ、義理を欠いた真似だった事は否定できない。

 

(コミュニティに戻ったら、白野さま達にもキチンと謝罪しないといけないですね)

 

―――Interlude out

 

 

 

「―――以上がジン=ラッセルのコミュニティ、"ノーネーム"の実態ですよ」

 

 そう言って、勝手に相席してきたタキシードの男―――ガルド=ガスパーは口を閉じた。ここら一帯の中流コミュニティを支配下に置く"フォレス・ガロ"のリーダーの話は、主観ややっかみが混じっていたが、ジンくんのコミュニティは活動どころか存続も危うい事を知るには十分だった。そして先程から一言も喋らず、膝の上で拳を握りしめているジンくんの姿がそれを裏付けていた。

 

「なるほどね。それで、ガルドさんはどうしてそんな話を丁寧にしてくださったのかしら?」

 

 話がようやく一段落つき、飛鳥がすっかり湯気が冷めてしまった紅茶に手を付けた。するとガルドはもったいぶった感じにネクタイを直し、こう切り出してきた。

 

「単刀直入に言いましょう。もしよろしければ黒ウサギ共々、我ら"フォレス・ガロ"に加入しませんか?」

「な、何を言い出すんですガルド=ガスパー!?」

 

 流石に聞き流せないのか、今まで黙っていたジンくんがテーブルを叩いて講義する。しかし、ガルドの鋭い眼光にあてられて押し黙ってしまった。

 

「黙れ、黒ウサギの審判稼業で食い繋ぐだけの寄生虫が。何も知らない相手なら騙しとおせると思ったか? そっちがその気なら……俺も箱庭の住人として仁義を通させてもらうぜ」

 

 その点だけはガルドの言い分に分があるだろう。ジンくんや黒ウサギは自分達の状況を故意に知らせなかったのだから。黒ウサギから感じていた違和感の正体はこれだったのか。

 

「結構よ。だってジン君のコミュニティで間に合っているもの」

 

 そう言って飛鳥は明日の天気を聞かれた様に、あっさりと答えた。予想外の答えにジンくんとガルドが硬直する。

 

「春日部さんはどうする?」

「どっちでもいい。私は友達を作りに来ただけだから」

「あら、それじゃあ私が友達一号に立候補していいかしら?」

「……うん。飛鳥は私の知る女の子と違うから大丈夫かも」

「岸波君はどうする?」

 

 話の矛先を向けられ、どう言おうか考え……答えはすぐに出た。

 

「ジンくん」

 

 静かに呼ぶと、ジンくんは零点の答案がばれた生徒の様にビクッと震えた。

 

「まず、仮にも仲間となる俺達に隠し事をしていたのは感心しないな。君達の事を信用しにくくなる」

「……申し訳ありません」

 

 目線を地面に降ろして項垂れる彼の頭に―――静かに手を乗せた。

 

「……え?」

「今までよく頑張ったな。これからは俺も君達に協力するよ」

「ど、どうしてですか? 僕たちのコミュニティは"ノーネーム"ですよ? それなのに、何故」

「そうだな。君達のコミュニティに入っても、得する事は余り無いかもしれない」

 

 黒ウサギの話ぶりからすると、記憶喪失はギフトの力で治す事は出来るだろう。それならギフトを持つ人材が少ないノーネームよりも、他のコミュニティに頼った方が確実だ。

 

「でも、ここで君達を見捨てたらきっと俺は後悔すると思う。弱いから、損だからという理由は見ないフリをする理由にはならない」

 

 うっすらとした記憶に思い浮かぶのは、誰よりも鮮烈に生きた一人の女の子。その子は王でありながら、自分の様に権力を持った人間よりも名も無き市民達を愛した。

 その子が誰なのかは思い出せない。だが、こうして記憶に残り、その在り方を美しいと思っているという事は岸波白野もそんな人間性(パーソナリティ)を持った人物だったのだろう。

 

「お人好しなのね、岸波君って」

 

 飛鳥が呆れた様な声で―――しかし、優しい目で自分を見ていた。

 

「よく言われるよ。いや……言われてた様な気がする、かな?」

「お人好しなのは記憶を失う前からだった、ということ? 呆れたわね」

「うん。本当にお人好し」

 

 春日部にまで言われたら立つ瀬が無いなっと、そうだ。

 

「春日部、良かったら俺も友達になっていいか?」

「……え?」

「その、春日部が良かったら、だけど」

 

 しばらく驚いた顔をした春日部は、やがて少しだけ微笑んだ。

 

「うん。私も、男の子の友達は初めてだから」

「ありがとう、春日部」

「……耀でいい」

 

 目線を自分からずらして、少しはにかみながらポツリと言った。

 

「耀でいい。春日部だと、他人行儀に感じるから」

「……分かった。これからよろしく、耀」

「うん。よろしく、白野」

 

 そう言って春日部―――耀と握手を交わす。しかし、いざ言葉にすると少し気恥ずかしいな。照れ隠しに頬をポリポリと掻く。

 

「あ、あの御三方、よろしいので? 先程から申し上げてる通り、ジンのコミュニティは最底辺のノーネームで、」

「問題ないわ」

 

 自分達に素っ気なく拒否されて引くに引けないのか、なおも言い募ろうとするガルドを飛鳥はピシャリと遮る。

 

「私―――久遠飛鳥は、裕福だった家も約束された将来も全て投げ打って箱庭に来たのよ。それを今更、小さな一地域を支配してるだけの組織の末端に加えてやる、と言われて喜ぶとでも思ったかしら? 相手を見てから交渉することね、似非紳士さん」

 

 その傲慢とも取れる物言いは、文字通り全てを捨てて来た飛鳥だからこそ言う事の出来る言葉だった。正に威風堂々と表現すべきだろう。

 だが完膚無く虚仮にされたガルドには飛鳥の態度が気に入らないらしい。二メートルは超える巨体が怒りの余り震えていた。不味いな、爆発一歩手前といったところか。

 

「し、しかしですな、」

()()()()()

 

 ガチン! と不自然にガルドの口が閉じられた。本人はパニックに陥った様にもがくが、口を開ける事が出来ない様だ。

 

「まだ聞きたい事がいくつかあるの、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ドカリ、とガルドは椅子に罅が入る勢いで座った。ガルド本人は逃げ出したくて堪らない様だが、彼の手はテーブルをきつく握りしめて立つ事を拒絶していた。まさか、飛鳥のギフトの正体は―――! そして、次の飛鳥の()()が自分の予想を裏付けていた。

 

「貴方はギフトゲームで他のコミュニティを従わせていった、と自慢してたわよね? でも自分のコミュニティそのものを賭けるなんて真似、そう何度もあるものかしら? 主催者権限を持ってない貴方がどうしてそんな大博打をする相手を何人も見つけられたのか、()()()()()()()()()?」

「ほ、方法は様々だ。一番簡単なのは相手のコミュニティから女子供を攫ってゲームに強要させる。それに応じないコミュニティは周りのコミュニティを使ってゲームに乗らざるを得ない状況に追い込む」

 

 それでは出来レースではないか。人質を取られたコミュニティはそれを盾に敗北を強要する事ができ、人質のいないコミュニティにしてもガルドがゲームメイクをしたゲームに参加させられるのだ。勝ち目は薄い。万が一勝っても、ガルドは配下のコミュニティを使って更に追い詰めていただろう。

 

「ええ、小物らしい堅実な手段です。それで、攫った人質はどうしたのかしら?」

 

「もう殺した」

 

 ―――いま、コイツはなんと言った?

 

「初めてガキを連れて来た日に、泣き声がうるさくてイライラしたから殺した。次は自重しようとしたが、コミュニティに返せとうるさかったからやっぱり殺した。それ以降は捕まえたガキ共はその日の内に殺すことにした。死体が残らない様に部下に食わせ」

 

()()

 

 ガキン!、とさっきよりも鋭くガルドの口は閉じられた。だがこの凍りついた空気からすれば、些細な事だ。飛鳥や耀、ジンくんや異変を感じて来た猫耳の店員は嫌悪感を込めてガルドを睨んでいた。きっと自分も似た様な顔になっているのだろう。

 

「素晴らしいわ。ここまで絵に描いた様な外道がいるなんて、流石は箱庭と言うべきかしら……ねえ、ジン君?」

「彼の様な悪党は早々いませんよ」

「あら、それは残念。それで、この外道を箱庭の法で裁く事は出来るのかしら?」

「難しいですね。コミュニティから人質を取ったり、身内となった人間を殺すのは違法ですが……彼が箱庭の外へ逃げ出してしまえば、それまでです」

 

 今まで築き上げた物を全て失って箱庭の外を彷徨う。それは確かに裁きとも言えなくもない。だが―――。

 

「そう。なら仕方がないわ」

 

 飛鳥が苛立だしげに指を鳴らすと、かかっていた言葉の圧力が消えたのか、ガルドの全身が弛緩し―――次の瞬間、テーブルを叩き割って立ち上がった。

 

「この、小娘がァァァァァァァァァッ!!」

 

 咆哮と共にガルドの身体が倍以上に膨れ、身体に虎柄が浮かび上がる。そしてその勢いのまま、飛鳥へと跳びかかる! 

 

「やらせるかッ!」

 

 椅子を蹴り倒して飛鳥の元へと走る。今の体勢から、ガルドの第一撃は右拳による振り下ろし。なら、回避するには―――!

 

「ちょ、ちょっと! 岸波君!?」

 

 すれ違いざま、飛鳥を抱きかかえて右後方へと下がる。拳のリーチを考えても当たる事は無いはずだ。目標を失い、空振りした右の剛腕。そこへ耀が手を伸ばした。

 

「喧嘩は駄目」

 

 腕を掴まれ、そのまま回転する様に捻りあげられて押さえつけられるガルド。どう見ても女の子の細腕では無理そうな芸当に目を丸くしていると、

 

「……それで。私はいつまで抱えられてればいいのかしら?」

 

 腕の中から不機嫌そうな声がした。視線を下ろすと、自分の片腕が飛鳥の肩から首にかけて支え、もう片方の手が膝にかけて支えていた。俗にいうお姫様抱っこというやつである。

 

「ご、ごめん!」

 

 慌てて下ろすと、飛鳥は少し顔を赤くしながら咳払いをしてガルドを見下ろした。

 

「さて、ガルドさん。ここで貴方を見逃しても、貴方には破滅以外の道は残されていないでしょう。でも私は貴方や貴方のコミュニティが瓦解する程度では手緩いと思うの」

 

 そこで、と言葉を切り―――挑発的な笑みを飛鳥は浮かべた。

 

「私達と『ギフトゲーム』をしましょう。貴方の”フォレス・ガロ”の存続と”ノーネーム”の誇りと魂を賭けて、ね」

 

 

 

 




やっとガルドに決闘を挑む所まで書けた……。
この小説を書くにあたって小説を読み直したり、アニメを見直したりしていますがプロの文章力や纏め方は上手いですよね。色々と勉強になります。
こんな風に小説やアニメを見るのは初めてかも。

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