月から聖杯戦争の勝者が来るそうですよ?(未完)   作:sahala

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ネタを思いついたからって安易なギャグに走るのは如何なものか?

そんな第7話

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第7話「ジン=ラッセルの“ノーネーム”」

―――Interlude

 

 ガルド=ガスパーは屋敷の二階で蹲っていた。

 先程、春日部耀に左足を斬りつけられ、流血が一向に止まらないのだ。

 

(………銀の剣で斬られたからか)

 

 ガルドは悪魔に魂を売って以来、ガルドは銀製品に触った事は無い。それは種としての恐怖だ。銀に宿る破魔の力は悪魔のギフトを得た彼にとって恐ろしかったからだ。

 

(いつからだ? 森に住んでいた時は、恐れる物など無かったというのに)

 

 わずかに残された理性で、ガルドは記憶を掘り返す。上層のコミュニティ“六百六十六の獣”を率いる魔王に魂を売り渡して以来、ガルドは多くのものを恐れた。箱庭には、自分が路傍の石と等しく見える様な強力な存在が星の数程いたのだ。

 だからこそ、自分のコミュニティを大きくする事を考えた。魔王の名を振りかざし、周辺のコミュニティを傘下へと組み込んだ。“六百六十六の獣”の魔王が箱庭から去ったと聞いた時は好都合だった。傘下のコミュニティを使い、いずれは神格のギフトを得て彼自身が魔王へと成り上がるつもりだった。だというのに―――どうしてこうなった?

 

(だが、もうそんな事はどうでもいい。俺の縄張りである屋敷を守れれば十分だ)

 

 自分に鬼種のギフトを与えた金髪の吸血鬼がどういうつもりだったか知らないが、今ならそいつにも臆せずに立ち向かえる。ここは俺のテリトリーだ。何人(なんびと)たりとて俺の縄張りを犯すなら容赦なく喰い千切ってやる。その時だった。

 

 鼻を刺激する異臭。かつて、幼い虎だった時に嗅いだ臭い。これは………何かが燃える臭い!

 それを理解した瞬間、部屋を飛び出したガルドは一階の惨状に唖然とした。

燃えている。権力と金に物を言わせて集めた家具も、このゲームの舞台装置である樹木も。ガルドの屋敷そのものが炎に包まれていた。そして、一階の入り口付近に一人の男が立っていた。

 

(アイツが……アイツがやったのか………!!)

 

 その男はガルドを見定めると、手の平に灯っていた火の玉を消しながら口を開いた。

 

「………もうお前に逃げ場は無いぞ。まだ森の王者としての誇りが残っているなら―――かかって来い!」

「GEEEEEEYAAAAAAAaaaaa!!!」

 

 既に人で無くなったガルドは、男の言葉が理解できなくなっていた。だが、残された虎としての本能が縄張りを荒らした獲物を生かして帰すな、と告げていた。

 

「コード:move_speed()、実行!」

 

 男が何かを叫ぶと同時に、背を向けて走り出した。追いかけるガルド。獲物は屋敷から離れ、森の奥へと逃げていく。しばらく走っていると、ガルドの頭に疑問が浮かんだ。

 

(おかしい………なぜ追い付けない?)

 

 目の前の男は人間だ。どう見ても四足獣である自分の方が速いはず。通常なら、とっくに追い付いて男の臓腑に牙を突き立てているだろう。なのにどうだ、男は自分が追い付けない速度で悠々と駆けている。

 

(ふざけるな………ふざけるなっ!! 俺は、俺は森の王者だぞ! ここは俺の森だ! 俺の思い通りにならない事が、あっていいはずが無いっ!!)

 

 怒りにまかせて、ガルドはさらに足に力を込める。もしも彼に人としての理性が僅かでも残っていたなら、警戒しただろう。まるで誘い込む様に男が常につかず離れずの距離を保っていたこと、そして森の木々が不自然な一本道になっていたことに。

 

()()()()()!」

 

 突如、女の声がしたと同時に、周りの木々の枝が一斉にガルドの四肢と胴を縛り上げて宙吊りにする。普通の樹木だったならば、鬼種のギフトを持ったガルドは簡単に引きちぎっていただろう。しかし、この樹木は同じ鬼種のギフトを持った樹木だ。当然、強度も段違いに上がっている。

 どうにか抜け出そうと、もがくガルド。ふと前を見ると、そこには白銀の十字剣を正眼に構えた少女がいた。

 

「剣よ………力を!」

 

 少女の命令に呼応するかの様に、剣の刀身が輝きだす。切っ先を真っ直ぐに向け、こちらへ踏み込んでくる少女。

 まずい、あれはまずい。ガルドの心に焦燥が湧く。自分は敗れるのか? こんな所で? こんな………“名無し”風情に!

 

「オオオオオオオオオオォォォォォォッ!!」

 

 それは森の王者としての最期の意地だったのだろう。ガルドは右前足に絡まった枝を力任せに引き千切ると、その爪で少女を引き裂こうと振り下ろす。

 

「shock()!!」

 

 男の声が聞こえると同時に、ガルドの眉間に雷球が命中する。閃光で目が眩み、ガルドは動きを止め―――その隙に少女の剣がガルドの心臓に深々と突き刺さった。

 

「今さら言ってはアレだけど………貴方、虎の姿の方が素敵だったわ」

 

 少女の声を耳にすると同時に、ガルドの意識は闇へ沈んでいった―――。

 

―――Interlude out

 

 白銀の十字剣がガルドの胸に突き刺さり、彼の身体は灰となって風に運ばれていく。それはまるで吸血鬼の死に際の様だった。

 

「うまくいったか………」

 

 ガルドの死を見届け、ようやく緊張を解く。すると彼の死が合図となった様に、周囲の木々も一斉に霧散し始めた。

 

「どうやら、ゲーム終了の様ね」

 

 白銀の十字剣を手に、飛鳥は大きく息を吐いた。

 

「お疲れ様。飛鳥のお陰で助かったよ」

「どういたしまして。岸波君の作戦、うまくいったわね」

「飛鳥のギフトがあってこそだよ」

 

 飛鳥のギフト―――“威光”は支配するという属性に傾いた力だ。昨晩、黒ウサギは飛鳥の強い意志と高い素養が無意識の内に動植物に働きかけているのではないか、と論じていたそうだ。それを元に、飛鳥は自分の力を“ギフトを支配するギフト”として開花させていた。

 その事を聞いた時に、ガルドの動きを止める為に植物を操れないかと思い、考え付いた作戦を話したのだ。あとは誰かが囮になってガルドを引き寄せる必要があったが、それは自分のコード・キャストの中に打って付けの物があった。強化した脚力でガルドから逃げつつ、飛鳥のギフトで拘束してトドメを刺す。思いつきの作戦だったが、上手くいった様だ。

 

「それにしても速く走れる様になったり、雷を手から出したりと万能なギフトなのね。最初は冴えない印象しかなかったわ」

「は、はっきり言うね………。何でも出来る、ってわけでは無いみたいだよ。いま思い出せるのは、ほとんどが戦闘に関するものばかりだし」

「そうなの? 岸波君って、争いごとを好みそうには見えないけど………」

 

 そう言われると、自分でも不思議だ。年齢は十六夜達とそう変わらないと思うから自分は高校生だったのだろう。箱庭に呼ばれた時から着ていた学生服にはTSUKUMIHARAと書かれたエンブレムが付いている。恐らくそれが通っていた学校の名前だ。

 ただの学生でしか無い自分が、どうして戦いに便利な力ばっかり持っているのか? それこそ戦いとは無縁そうだというのに。思い出そうとしても、もう頭痛が起こることも変な映像を見ることも出来なかった。

 

「まあいいわ。さ、ジン君たちの所に戻りましょ」

 

 そう言って飛鳥は背を向けたが、三歩ほど歩いたところで思い出したように振り向いた。

 

「それと、最初は冴えない印象しか無かったけど………さっきの岸波君、カッコよかったわよ」

 

 それだけ言うと、早足でジンくん達が待っている場所へ歩いてしまった。後ろから見える耳が赤く見えたのは、気のせいかもしれない。

 でも何というか………面と向かって言われると気恥ずかしいな、ホントに。

 

 

 

 その後、ゲームの終了と同時に入ってきた黒ウサギ達と合流した。黒ウサギの耳をもってすれば外からでも大まかな状況は筒抜けだったらしい。自分が耀を治療した事を知ると、黒ウサギは大層喜んでいた。

 彼女からすれば、仲間の命を助けてくれた上に何のギフトも持たなそうだった自分に思わぬ力があったのが嬉しかったのだろう。自分も、みんなの足手纏いにならずに済みそうで良かったと思う。念のため、という事で耀と一緒に“ノーネーム”の本拠地へ一足早く帰って貰った。

 

「よ、ずいぶんと大変そうだったな」

 

 後ろから声をかけられて振り向くと、いつもの様に軽薄な笑みを浮かべた十六夜が立っていた。

 

「まあね。耀の傷が治せなかったら、たぶん後味の悪い結末になったと思う」

「そういえば聞いたぜ。今回、お嬢様共々に大活躍だったそうじゃねえか」

「ああ。まだ記憶は戻ってこないけど、俺の力はコード・キャストというらしい。これが俺のギフトなのかもな」

「………ふぅん。それが“月の支配者”の力、ねえ?」

 

 十六夜の顔は相変わらず軽薄な笑みを浮かべていたが、その目は胡散臭そうに自分を見ていた。

 

「………? どうかしたのか?」

「べっつにー? お前が言うならそうなんだろうさ。それよりよ、いっそ今夜は満月にしてくれね? 月明かりで本を読みたい気分だしな」

「いや、出来るわけないだろ。俺が月の満ち欠けを変えられると思うか?」

「マジかよ。月の支配者さん、超使えねー」

「君ね………」

 

 そもそも記憶喪失の自分になにを言うか。そう抗議しようとすると、

 

「白野さん、十六夜さん」

 

 声がした方に目を向けると、ジンくんがこちらへ近付いてきた。彼は自分達の目の前に来ると………申し訳なさそうに頭を下げた。

 

「ジンくん?」

「ん? どうして頭を下げる?」

「結局………僕は皆さんに頼り切りで何も出来なかったので」

「ああ、そういうこと。でもお前達は勝っただろう」

 

 何を言いたいのか察したのか、十六夜はなんでもない事の様にサラリと言った。

 ジンくんが不思議そうに顔を上げると、十六夜は続けて言葉を重ねた。

 

「お前達が勝った。なら、御チビにも何か要因があったんだろ。少なくとも岸波とお嬢様がガルドの討伐に専念できたのは、御チビがいたからじゃねえの?」

「………そうだな。もしジンくんがいなかったら、俺は耀から離れられなかっただろうな」

 

 そうなると、飛鳥ひとりでガルドに立ち向かう事になったはずだ。飛鳥なら単独でガルドを倒せたかもしれない。でも確実にやれた、という事はないだろう。

 

「ならそれでいいんじゃねえの? ま、約束は守ったんだし今度は俺が約束を果たす番だな」

 

 そうだった。自分達は今日のゲームで勝利したから、今度は十六夜がかつての“ノーネーム”の仲間が景品に出されるゲームに出る番だ。しかしジンくんは、苦い顔をしながら口を開いた。

 

「昨晩の作戦………僕を担ぎ上げて、やっていけるのでしょうか?」

「御チビ様が嫌だと言うなら止めますデスヨ?」

 

 からかう様な十六夜に、ジンくんは一拍だけ黙った後に首を振った。

 

「いえ、やっぱりやります。僕の名前を前面に出す方法なら、万が一の時はみんなの被害を軽減できるかもしれない。みんなの風除けぐらいにはなれるかもしれない」

 

 他に方法が無いからやるのではなく、自分の名前が魔王の脅威を引き付ける事を上等だとジンくんは言う。やっぱり、小さくてもコミュニティのリーダーなのだなと感心していると、

 

「御チビ、さっそく仕事みたいだぜ」

 

 十六夜が目を向けた方を見ると、昨夜の侵入者達を中心に多くの人が“フォレス・ガロ”の門の前に集まっていた。

 

「貴方達はガルドに脅されていた………」

「アンタ等がガルドを倒したと聞いて、来たんだ」

「そうですか。この件は既に階層支配者(フロアマスター)に連絡しています。“六百六十六の獣”が沽券を理由に元“フォレス・ガロ”のメンバーを襲うことは無いでしょう」

 

 ざわざわと集まった人達が声を上げだす。しかし歓声の様なものは無い。人質が既に死んでいる事が伝わったのか、皆一様に表情が暗い。

 昨日の犬耳の男が、ジンくんの前へ進み出た。

 

「アンタ達には感謝してる。人質のことは気にしないでくれ、一応は覚悟していた事だからな。それよりも………」

「何ですか? 多少の相談事ならお聞きしますが?」

「いや、その………これから俺達は、アンタ達“ノーネーム”の傘下になるのか?」

 

 そう聞く犬耳の男の顔には不安がよぎっていた。“ノーネーム”は箱庭において、最底辺の蔑称だ。それをこれから自分達も背負うと思うと不安で仕方ないのだろう。

 

(悲しいけれど………仕方ないのかもしれないな)

 

 ジンくんが返答に詰まっていると、十六夜は彼の肩を抱き寄せて高らかに宣告し出した。

 

「これより“フォレス・ガロ”に奪われた誇り―――旗印と名前をジン=ラッセルが返還する! 代表者は前へ!」

 

 突然の宣告にとまどう衆人。ジンくんも目を白黒させて驚いていた。まるで、昨夜の焼き直しの様だ。

 

(そういうことか。十六夜は次から次へと行動を起こすな)

 

 彼の意図が分かって感心していると、いつの間にか横に飛鳥が立っていた。

 

「何やら面白いことを始めそうね」

「ああいう事に関しては十六夜が一番だからな」

 

 そう言って二人で笑い合ってると、集まったコミュニティの代表者達は次々とジンくんから旗を受け取っていた。どの顔も喜びに満ちている。それだけ箱庭において旗印は絶対的な物なのだろう。

 

「“ルル・リエー”のコミュニティ。この旗と名前、もう手放さないで下さいね」

「ああ………! 俺達は二度と誇りをなくさない!」

「“ハウンド・ドック”。貴方達の誇りと名をお返しします」

「ありがとう……! 本当に、本当にありがとう! これで死んだ息子も浮かばれる!」

「次は………“グレート・キャッツ”ですね。はい、旗と名前です」

「やー、ありがとねボーイ。ガルドちゃん、ウチの店でただ食いして困ってたんだよねー」

「ウンウン、ウンウン!」

 

 ………なんか変なのがいた様な? そうこうしている内に、全てのコミュニティに旗印を返し終わった。彼等の前に立ち、十六夜は声を張り上げる。

 

「名前と旗印を返還するかわりに頼みたい事がある。このジン=ラッセルのことを今後も心に留めていて欲しい。それともう一つ。ジン=ラッセル率いる“ノーネーム”が魔王打倒を掲げたコミュニティである事も覚えていて欲しい」

 

 途端、衆人はざわめきだした。見た目は子供しかいないコミュニティが魔王打倒を掲げるなど正気ではない、でもコミュニティの実力は本物だ。

 そんな声がここまで聞こえてきそうだった。

 

「知っての通り、俺達のコミュニティは名と旗印を奪われた“ノーネーム”だ。だから覚えていて欲しい! 俺達は“ジン=ラッセルの率いるノーネーム”だと! いつか誇りと名を取り戻すまで、彼を応援して欲しい!!」

(ずいぶんと十六夜らしくない演説だな)

 

 普段の彼を知っている人間なら、むず痒くなりそうな演説だった。飛鳥も同じ気持ちなのか、必死で笑いをかみ殺そうとして口元がピクピクと動いていた。

 ジンくんは一歩前に出ると、集まった人達に対して高らかに宣言した。

 

「ジン=ラッセルです。今日を境にこの名を聞くことも多くなると思いますが、よろしくお願いします!」

 

 歓声と共に、“対魔王専用コミュニティノーネーム”が正式に始動した瞬間だった。

 

 

 

没ネタ

 

 “フォレス・ガロ”のギフトゲームを受けた自分達はようやくゲームの開催場所である居住区の前に来た。

 

「ここが、“フォレス・ガロ”の居住区画です。ですが………」

 

 黒ウサギが口をつぐんだ。他のメンバーも同様。それというのも、目の前にあるのは一面が黄色で、その上に規則正しく黒い斜線が何本も引かれたストライプ模様の門だった。これではまるで、

 

「………虎柄?」

「虎の住むコミュニティだしな。可笑しくないだろ」

 

 皆の言いたい事を代表した耀に、十六夜は何でもない事の様に呟く。門の前には、今回のギフトゲームの“契約書類(ギアスロール)”が貼られていた。

 

『ギフトゲーム名“真実の口”

 

・プレイヤー一覧 久遠飛鳥

         春日部耀

         ジン=ラッセル

         岸波白野

 

・クリア条件 ホストの本拠内に潜むホストプレイヤーの討伐。

・クリア方法 プレイヤーはホストプレイヤーの十の問いに、全て間違えることなく答える。“契約(ギアス)”により、ホストプレイヤーにギフトを使用する事は不可。

・敗北条件 降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。

                          “フォレス・ガロ”印』

 

「これは………知恵比べのギフトゲーム? あのガルドが?」

 

 “契約書類”を読み終わった黒ウサギが、意外というよりも不審そうに呟く。

 

「へえ。あの虎男に、競える程の知能があったとは思えないけど」

 

 飛鳥もまた意外そうな顔をしているが、油断は禁物だ。“契約書類”に書かれた内容の通りならギフトで命令して正解を喋らせることも、ギフトで痛めつけて吐かせることも不可能なのだから。

 一同で首をかしげながら、“フォレス・ガロ”の居住区へと入って行った。

 

 

 

 その後、道中にこれといった危険もなく本拠の館の中に入った。ここまで来る道どころか屋敷の中まで至る所が虎柄に覆われていて、いい加減に目がおかしくなりそうだ。ようやく全ての部屋を探し終え、あとは二階の一番奥の部屋を残すのみだ。

 

「開けるわよ」

 

 馬鹿らしくなってきたのか、飛鳥がぞんざいな態度で扉を開く。

 そこに、虎がいた。

 そいつは二十(ピー)歳の女性の姿をして、剣道着を着こんでいた。

 手にした竹刀を振り下ろし、彼女は目を見開く。

 

「汝らに問う」

 

 コオオッとよく分からないオーラを噴出させながら、そいつは口を開いた。

 

「女教師………魅惑の女教師とは何か、返答せい!」

 

続かない

 




………疲れてるんだな、自分。
以下に設定用語を載せます。ネタなので本気にしない様に。

『“グレート・キャッツ”』

 五匹のナマモノがメンバーのコミュニティ。喫茶店を営んでいる。寄らば大樹の陰と思って“フォレス・ガロ”の傘下になったが、ガルドにタダ飯されるだけに終わった。人質? 何のこと? 余談だが、喫茶店のオススメメニューは喋らないナマモノが作るラーメンだとか。見た目がアレだが味は絶品で、ガルドはよく食べに来ていた。

『“真実の口”のホストプレイヤー』

 多くは語るまい。彼女のゲームをクリアしたいなら、遠慮せずに真実を突きつけること。現実は非情である。

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