ハイスクールD×D ゼロの名を持つ龍王   作:皐月の王

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お久しぶりです!




第12話

「はぁあああああ!!!」

 

俺は神器は使っているが、禁手は使わず特訓に励んでいた。タンニーンの攻撃を避けて、右拳の一撃を叩き込む。タンニーンは迎え撃つように拳を突き出してくる。

 

ぶつかり合う拳と拳。その衝撃で、木々がなぎ倒され、風圧で岩が飛ぶ。そしてそのまま俺が押し負け、地面に叩きつけられる。

 

「ぐっああああ!!!」

 

「ほら、次は赤龍帝の小僧だぞ!逃げてみろ」

 

タンニーンはブレスを吐き、一誠を追いかけ回す。

 

「うわぁぁぁぁんっ!」

 

泣き泣き逃げている一誠。すごいよな、何だかんだ泣きながら逃げているけど、涙が枯れてないんだし。

 

俺は叩きつけられた痛みを無視しながら立ち上がり、二人を追いかける。

 

実践方式のこの特訓では、俺と一誠がタンニーンに追いかけられていた。俺は追いかけられているというより、戦っている感じなのだが……。それでもタンニーンの純粋なパワーは凄まじいものだ。禁手化してても打ち勝てないんではないだろうな……パワーだけは魔王級とは言ったものだ。

 

そんなことを考えていると、一誠を見つける。そして俺は時計を見る……。いい時間だ。

 

「タンニーン!今から半刻の間、対人の方に移る!」

 

「そんな時間か、なら半刻、黒天龍王の小僧に任せるぞ」

 

おう!と返事をして、一誠が隠れている岩目掛けて……

 

「対人の時間だコラァァアア!!!」

 

飛び蹴りを放つ。岩を砕き、一誠を影から追い出す。

 

「うわああああっ!次は雄真かよ!」

 

「ああ、そうだぜ?早く構えろよ?じゃねぇと……痛い目にあうぞ!」

 

そして対人戦の実践が始まる。内容はシンプルにひたすらに打ち合いだ。

 

殴って蹴ってのやり合い。実践が一番ならこれもそうだ。第一、俺が人に教えるほどのものを持っていることなんて特ないし、手取り足取りで教えれるものは戦いに関係ないものばかりだ。なら、戦うしかねぇよなぁ!?

 

「タンニーンのオッサンも!雄真も手加減しろよぉおおおおおおっ!!!」

 

「オラァ!まだまだ行くぞォ!!」

 

一誠を殴り飛ばして木に激突させる。ここ数日で大分打たれ強くなった気がする。タンニーンのブレスも一発も貰わなくなったし……成長しているな。

 

「つーか、雄真強すぎだろ!禁手使ってないのに何でこんなに強いんだよ!ヴァーリより戦ってて手強いと思うぞ!!」

 

「そりゃ、俺はヴァーリと違って遊ばないしな。それに……あの時はお前が怒りでパワーアップしてたじゃねぇか。俺はこれでも人間だぜ?ヴァーリよりは断然弱いぞ!!」

 

勢いよく地面を蹴って殴りかかろうとした瞬間。

 

「おー、やってんな。どうよ?」

 

アザゼルが一誠の後ろにいた。

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

「うみゃい!うみゃいよぉぉぉぉおおっ!!」

 

「あんまり急いで食うと喉に詰まるぞ」

 

俺達はアザゼルの差し入れの部長お手製のおにぎりを食べていた。一誠は涙を流しながら食べている。泣くほど嬉しいと言うやつか?

 

「こっちも食ってやれよ一誠。こっちは朱乃が作った弁当だぜ?リアスと火花を散らしながら作っていたんだからな」

 

想像しやすい光景だな。一誠の為という事で主従を超えた対決をしていたのか?まぁ、面白そうではあるな。

 

「しかし、ハハハハ、数日見ない間に多少はいいツラになったな、一誠」

 

一誠の肩を叩いて言うアザゼル。一誠は爆発したかのように……

 

「ふざけんな!死ぬよ!俺、殺されるよ!このドラゴンのおっさんも、雄真もメチャクチャ強いよ!ドラゴンの戦い方も、対人(人型)の戦い方を教えてくれるっても、実力差が開いてるし、実践形式で遠慮なく攻撃してきて話にならねぇぇぇええ!!!」

 

号泣する一誠。そんなこと言われてもな、死なない程度や骨が折れない程度には加減はしてるし、俺とタンニーンが戦う時は休憩時間になる。多少は厳しいだろうが、休む時間はある。だから大丈夫なはずなんだけどな。

 

「二人とも手加減してくれないんもん!俺、殺されちゃいますって!童貞のまま死にたくないっス!!」

 

「バカか。お前が死なないようにしているだろう?俺がその気になれば火の息で消し炭だ。痛いお思いをしたくないなら、さっさと禁手(バランスブレイカー)に至れ」

 

「俺も加減してるぞ。その気になれば、『赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)』の能力を上乗せ出来るように気絶させることも、殺すことも出来るんだぜ?それが嫌なら頑張れや」

 

そう言うとさらに泣き出す一誠。面白いように表情が七変化するなぁ。

 

「ふん。そんな調子で、リアス嬢の最強の『兵士(ポーン)』を名乗ろうなどと、なんと愚かなことか。リアス嬢の下僕になりたかった悪魔がどれほどいるか知っているのか?」

 

冥界で人気の人物であろう部長のなら、その下僕になりたい悪魔が多くいただろうな。俺は興味なかったけど。

そんな中で一誠はリアスの兵士となっている。しかも神器は赤龍帝の篭手と来たものだ、狙っていたのか運命というやつなのか分からないけど、取り敢えず鍛えないと話にならない。せめて、禁手に至ってもらわないと。

 

アザゼルがトレーニング日誌を見ながら言う

 

「それでも基礎トレーニングを含めてこなしているんだろう?じゃあ、大丈夫だな。このぐらいこなせないと、禁手(バランスブレイカー)に至った時、体がついてこないぞ。お前に足りないものは多すぎるんだよ。魔力じゃ逆立ちしてもヴァーリに勝てないし、雄真にも勝つのは至難の業だろうな。そうなると必然的に体力の方をあげるしかない」

 

俺の基本スペックは一誠より劣っていただろう。一誠は転生悪魔、俺は人間。ヴァーリと比べたら本当にその辺に落ちている石ころと月か地球の差はあっただろうな。しみじみと思う、この十年は無駄じゃなかったと。

 

「あの、ヴァーリがあの時何かをやろうとしていたんですが、あれは何ですか?」

 

「ああ『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』のことだな」

 

「もしかして、禁手の更に上をとか」

 

一誠が興味深そうに聞く。なら俺からも教えるか!

 

「違うぜ。基本的に禁手の上は存在しない。神器(セイクリッド・ギア)禁手(バランスブレイカー)が究極だからな。けど、魔物の類を封印して神器(セイクリッド・ギア)にしたやつが幾つかあるらしいが、そのどれにも独自な制御がかけられているらしいんだ。俺のプレデター・ディザスターやお前のブーステッド・ギア、ヴァーリのディバイン・ディバインディングがいい例だな」

 

一誠はなるほどと頷く。アザゼルが続きを言う。

 

「それらは強力に制御されていて、その状態から力を取り出して宿主が使えるようにしている。赤龍帝と白龍皇と黒天龍王の神器の場合、それを一時的に解除し、封じられているパワーを解放するのが『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』だ。一時的にとはいえ神に匹敵する力を得られるが、リスクが大きい。寿命を大きく削ること、それに理性を失うことだ」

 

「暴走するっていうことですか?」

 

頷くアザゼル。そう、『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』は使ってはいけないもので、簡単に使えていいものでもない。暴走は周囲のものを破壊し、自分も壊して停止するのが『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』なのだが

 

「事実上使いこなすことは不可能とされて入るんだが……ヴァーリは膨大な魔力を消費をする事で数分間のみ扱え、雄真も魔力と体力の大半をは使って、数日動けなくなるだけのデメリットで約3分扱える。まぁ、あの時のアルビオンの様子から見て危険性はまだあるみたいだけどな。あんな明日を捨てるような力の使い方は、本来の神器(セイクリッド・ギア)の使い方ではないさ。力の亡者とかした者だけが使う呪われた力だ。お前は絶対に使うなよ。お前も絶対に使うなよ雄真。お前は人間だ、悪魔より脆いんだからな……」

 

そういうアザゼルは心配そうな目を俺に向けてきた。『覇龍』はゼローグに止められているから、早々使うつもりは無いが、いざとなれば使うしかないだろう。俺はそう思うが、親父共は納得しかねている感じだな。

 

「現白龍皇と現黒天龍王は『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』が扱えるのか? それは問題だ。黒天龍王がこちら側になっているとはいえ、いざとなった時赤龍帝の小僧は殺されるぞ。白も赤も黒も先にあの力に目覚めた方が確実に勝ってきている。早い者勝ちだな文字通り」

 

タンニーンが一誠にそういう。一誠は顔を青くしながら、色々やりたいことがあるんだぁ!!と叫んでいる。見てて面白いやつだよこいつ。

 

「なるほどな、黒天龍王の小僧が、戦いなれていると思えば禁手にも至り、覇龍(ジャガーノート・ドライブ)のリスクを人の身で小さくするとは……。加減しているとはいえ、禁手(バランスブレイカー)無しで戦えているわけだな」

 

「世辞はいいぜタンニーン。俺が強くなるのはこういう特訓もそうだが、相手を戦闘不能しさせねぇと行けないんだからな。あんたが相手だと一筋縄では行かなそうだな」

 

「いうじゃないか小僧」

 

タンニーンは面白そうに笑いながら俺を見る。いつか本気でやり合いたいという目にも見える。

 

「たく、雄真の奴。お前浮ついた話ねぇのかよ!一誠の家に住んでるのによ!」

 

「あるわけねぇだろ。全員一誠大好きメンバーだぞ?あると思った方が御笑い種だぜ」

 

「部長や朱乃さんやアーシアや部員は渡さないぞ!」

 

「元気があるみたいだなぁ。どれ、続きでも始めるか?」

 

俺は笑顔で一誠に続き始めるか聞くとヒェッと上擦った声を上げる一誠だが、

 

「いや、その前に話しておくことがある。小猫がオーバーワークで今朝倒れた」

 

「た、倒れたぁぁああああっ!?」

 

「大丈夫なのか?」

 

「怪我はアーシアに治してもらっているが体力はそうはいかない。ゲームまでの期限が限られてる中危険なんだがな」

 

「あ、あの、オーバーワークはダメって、俺は……?ドラゴンと雄真に毎日山で追いかけられて死にかけてますけど」

 

「ああ、お前は足りないくらいだから。もっと頑張れ」

 

涙を流しながら一誠はうなだれ、そして一誠はアザゼルに連行されて行った。部長の母親から招集があったらしい……俺も一度戻るそうです。




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ヒロイン誰にするか

  • グレモリー眷属 小猫
  • フェニックスの少女 レイヴェル
  • ヴァルキリー ロスヴァイセ
  • アーサーの妹・ルフェイ
  • ハーレムにしないのか?
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