第1話
俺が駒王町に来て数日が経った。目的はアザゼルから依頼されたコカビエルの調査のためだ。休み返上で受けたこの依頼、最初は余り乗り気じゃなかったが、いざ駒王町に来てみると面白いことがわかった。
赤龍帝が居た。もっと言うと、神器・
「さぁて、どうしたもんかねぇ」
調査をする過程で駒王町を領土としている悪魔の情報も得た。
リアス・グレモリーがこの駒王町を領地として治めている悪魔だ。かの、現・魔王サーゼクスの妹がこの町の主だというのだ、ビックネームの人がこの町に居るのか……。ますます下手こけねぇなぁ。今回の一件は良くない場合、コカビエルとグレモリーがぶつかり合う可能性がある。早くコカビエルの目的を暴き、それを止めねぇといけない
「たく、赤龍帝が居るなんてな?何か思うことがあるんじゃないのか相棒」
『禁手に至れていない状態で思うところも何も無い。それに、我は赤き龍、白き龍と戦ったが巻き込まれてイラついたために混ざって争ったに過ぎぬ』
それが凄いんだよな……アザゼルに龍の話を聞いた時、驚いたものだ。
二天龍の喧嘩は三種族にも影響を与えた。三種族を敵に回しても喧嘩を続けた。それの騒音、攻撃の流れ弾が、ゼローグの快眠を妨げることになり、キレて二天龍の喧嘩に乱入したらしい。そのキレて喧嘩に混ざった龍は今や俺の相棒になってくれている。
「にしても、聖剣エクスカリバーの破壊ねぇ……コカビエルの情報を調べていたら面白いこと聞けたなぁ」
たまたま通りすがりに聞いた話だが、グレモリーの眷属と思わしき悪魔達と教会の使いのやつが話していた。
詳しくは聞く気は無かったが、聞いてしまった。それに堕天使も関わっている可能性があるということが分かった。うん、ほとほとめんどくさい事になりそうだ。
「俺が介入するなら楽なんだが、コカビエルに警戒させてしまったら面倒だな……あの戦争狂ならそんな心配する必要ないだろうな……」
『どうするのだ盟友よ、コカビエル程になると地方都市位崩壊させるのは容易だろう』
俺は大きくため息をついた。コカビエルの調査をして対処する依頼を出したアザゼルに恨み言を吐きたいと思った。
「どうするも何も、仕事の依頼にコカビエルの対処が含まれている。なら、ボロ雑巾にしてでもアザゼルの所に連れていくしかないだろ?」
『ならば、今回は中々のものを喰えるという事だな』
俺は口角を釣り上げて笑い、それに応える。
「ああ、堕天使コカビエルを俺達の手で倒すぞ」
あの戦争狂の事だこの町を戦場にしたいその火種を作りたい筈だ。それなら、赤龍帝のグレモリー眷属を張っとけば奴は尻尾を出すはずだ。さぁ、尻尾を出しやがれコカビエル。
その日の夜、俺は赤龍帝のグレモリー眷属の家を張っていた。勿論気取られるわけに行かないので距離を置いて、視力と聴覚を強化して見ていた。犯人を張り込む刑事の気分だ、あんぱんと牛乳買っとくべきだったか?
(さぁて、なにか動きあるかなぁ?)
PPPP
っとこんなタイミングで電話かよ。相手は?……アザゼルか。近くの家を拠点にして赤龍帝と遊んでたらしいな、この総督。
「あー、もしもし?」
『調査の調子はどうだよ雄真』
「どうもこうも……いや、コカビエルの奴姿を現したわ、情報聞き取るから、少し静かにしておいてくれよ」
赤龍帝のグレモリー眷属の家からリアス・グレモリーと赤龍帝が出てきた。
『お前の根城である駒王学園を中心にしてこの町で暴れさせてもらうぞ。そうすればサーゼクスも出てくるだろう?』
『そんなことをすれば、堕天使と神、悪魔との戦争が再び勃発するわよ?』
『それは願ったり叶ったりだ。エクスカリバーでも盗めばミカエルが戦争を仕掛けて来ると思ったが、寄越したのは雑魚のエクソシストどもと聖剣使いが二名だ。つまらん、あまりにもつまらん!だから悪魔、サーゼクスの妹の根城で暴れるんだよ。楽しめそうだろう?』
すげぇ傍迷惑な話だな。戦争がしたいからそう仕向けさせるために動いていたのか。それでエクスカリバーの件も絡んでくるのか。
「アザゼル、コカビエルの奴どうも戦争の続きがしたいらしいぜ?」
『やっぱりか、面倒くせぇ奴だな。戦争何て得にならねぇのに』
アザゼルは呆れたようにいうが、それの対処をする俺の身にもなれと言いたいが、今回はアザゼルはクライアント側だ。程々にしておくか。
『ハハハ!戦争をしよう、魔王サーゼクス・ルシファーの妹リアス・グレモリーよ!』
そう言うと、下に居た神父がスタングレネードみたいなものを地面に叩きつけ、そのあいだに姿を消した。そのあと、リアス・グレモリーは赤龍帝ともう一人を連れて学園に向かった。
「じゃあ、俺も動くから通話を切るぞ?」
『ああ、任せる。あ、そうそう。ヴァーリの奴が、お前の様子を見に行くらしいぞ』
「ヴァーリが!?め、珍しいこともあるもんだな……」
苦笑いをして電話を切る。さて、動きますか。ヴァーリが来るなんてなぁ……どれだけ強くなったか確かめてやるとか言わないでほしいな……
「じゃあ、ボチボチと行きますか」
俺は立ち上がりズボンのポケットに手を入れ、建物の屋上から飛び降り、地面に着地して学園に向かい歩き出す。
ジャンプして、屋根伝いにゆっくり向かう。学園が見えてくる距離になると学園には結界が張られていた。その結界は被害を出さないためのものだろう。
殊勝な事だな。無駄だろうけど、やらないよりやる方がましというものだ。
(リアス・グレモリー達だけではないみたいだな。駒王学園関係の悪魔も参加しているのか?)
疑問に思ったが……まぁ、どうでもいいか。俺には関係の無い話だ。道のためにぶっ壊す必要はあるだろうけど。
そんなこんなで適当に歩いて学園の橋の所にたどり着く。その橋を渡り、面白半分で
「なぁ、中に用事があるんだ、入れてくれねぇか?」
結界を張っている悪魔達に声をかける。
「!誰ですか貴方は!ここは危険です、即刻立ち去りなさい!」
眼鏡をかけているショート髪の美人の悪魔が忠告してくる。そりゃ危険だろうな、コカビエルがいるし。仕方ねぇやるか……!
「そういうわけには行かねぇな。まぁ、入れてくれねえなら、無理矢理入るか……!」
俺は腕を回し、少し深呼吸して呟く。
「――――禁手化」
『Absorb Dragon Balance Breaker!!!!』
黒、紫、水色の光が俺を包む。その光の状態で結界の頂点まで飛翔する。俺の姿は変わる。黒と紫の全身の鎧に身を包み、背部から黒と紫の翼が生え、尻尾が出てくる。
「『
飛び上がり結界の頂点に辿り着く。そこには、禁手化状態の白龍皇、ヴァーリが居た。マジかよ……
「ヴァーリ……」
「会わない間に随分強くなったな、雄真。その素質を過小に評価していたみたいだ。俺のライバルに相応しい」
「それはいいんだけど……まさかとは思うが、邪魔しに来たというわけじゃないよな?」
ヴァーリは少し笑うと否定してくれた。今回はアザゼルの頼みで俺の邪魔はしないという事らしい。良かった、なら仕事にかかるか。
「――ふふ、面白い!面白いぞ!」
結界の中からコカビエルの声が聞こえ
た。
「随分と面白そうじゃねぇか……コカビエル」
聞こえるように呟き、そのタイミングで俺は右手を握りしめ、結界に振り下ろした。拳と結界はぶつかり合い、結界はガラス細工の様に砕けていく。
さぁ、お仕事開始だ。
ヒロイン誰にするか
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グレモリー眷属 小猫
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フェニックスの少女 レイヴェル
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ヴァルキリー ロスヴァイセ
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アーサーの妹・ルフェイ
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ハーレムにしないのか?