ハイスクールD×D ゼロの名を持つ龍王   作:皐月の王

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停止教室のヴァンパイア
第3話


三種族の首脳会談があると聞いて、俺は別の所に行こうと思ったが、事件に関わった以上俺も参加をしなければ行けないらしい。アザゼルこうなることを見越して俺に依頼を出したということなのか?……育ての親だが、ろくな人ではないな、うん

 

それでしばらく駒王町に居ることになり、暇を持て余していた。しばらく何でも屋は休むことにしたし、やる事はしばらくないのだ。

 

俺はアザゼルと行動を共にしていた。と言いたいのだが、ほとんどこの人の趣味に付き合わされているだけなのだが。

 

ある日は釣りに行ったり、ある日はゲームセンターに行ったり、ある日は銭湯に行ったり。本当に何がしたいのか分からねぇ……

 

「久々じゃないのか?こんなに自由に過ごしたのは」

 

「まぁ、そうだな。仕事の方が多かったし、強くなれるからそっちに熱心になってたしな」

 

俺は人間だがアザゼルに育てられ、その過程で傭兵みたいなことを始めた。そのため、人の娯楽と言うのには疎い部分がある。何でも屋の方向になってから知るようになったが、自分の趣味と言えるほど何かをやったかと言われたら、料理くらいしか当てはまらない。食べるのも作るもの好きで忙しくても自分で一食作って食べるように心がけていた。

 

「お前もヴァーリも似たようなところがあるからな……そうだ、この間も言ったが、首脳会談お前も参加するんだぞ?俺達三種族の外にいて、世界を動かす龍の力を持つもの、そして元人間とかではなく、今を生きる人間の逢坂雄真として、混じりっ気のない意見を言ってくれや」

 

「お、おう。大した意見は言えねぇと思うけどな……」

 

俺にそんなもの任されても困る。俺は所詮傭兵崩れのゴロツキみたいなものだ。そんな大層なこといえと言われてもどうしようもない。そうだ、明日普通の日の学校というのを見に行こうか、会談の場所も学校らしいし。

 

俺は次の日、その学校へ歩いて向かった。午前中だと何言われるか分からないから、午後から来て学校を見上げていた。

 

「お前も来ていたんだな、雄真」

 

「俺も驚いたよ。まさかヴァーリも来ていたなんてな」

 

「学舎を見てみたかったからな。来ただけさ」

 

ほんとかねぇ、まぁ俺は暇だったから来ただけだけど。

 

しばらくし、赤龍帝が出てきた。俺は我関せずで学校の様子を見ていた。ヴァーリがグレモリー眷属と何を話そうとも俺には知った事か。にしてもいい感じの学校だな、俺も人間の親が生きていたら……と考えるだけ野暮な話だな。もういない人のことを考えても仕方ない。

 

「貴方はなんの用事があるのかしら?」

 

うん?俺は声をかけられたので振り返る。グレモリー眷属達が集まっていた。ヴァーリの姿はもう居ない。つまり俺だけだ。

 

「貴方も堕天使と繋がりがあるのなら……必要以上の接触は」

 

「俺は何でも屋だ。アザゼルの依頼を受けて、コカビエルのことを調べていただけだ。ここに来た理由は、ただ暇だからだよ」

 

「はぁ!?暇って、俺とあんまり歳変わらねぇのに学校行ってないのかよ?」

 

行けるもんなら行きたいもんだけど、今更どう言われてもなぁ。何でも屋として生きていけているから

 

「悪いな、学校行く機会がなかったからな。それに行っただろ?俺は何でも屋だ依頼を受けてその報酬で生きている奴だ」

 

つまらない事を話た気がするが、どうでもいいことか……まぁいいか。

 

「じゃあ、俺は立ち去るよ。別に赤龍帝と戦うつもりは無いし、お前らともことを構えるつもりも無い」

 

俺は手をプラプラと振り、その場をあとにした。ことを構えるつもりは無い、それは今の俺の話だ。今後の依頼次第じゃ敵になることも十分にある。堕天使の依頼を受けたように悪魔の依頼も受けることがあるそれが今の俺だからな。にしても、赤龍帝の能力は正直に言うと欲しいところだ。なんかの縁で戦うことがあればいいとさえ思えてしまう程に。

 

「俺もヴァーリのこと言えないな。まぁ、あいつは宿命の相手だから戦いたいらしいけど……」

 

俺にそれは無いとは言い難い。思うことはもちろんある。ゼローグと因縁がある二頭の龍。その神器を宿した二人と戦いたい気持ちは確かにある。

 

「でもとりあえず、首脳会談まで大人しくするしかないよな……クソ、追加の依頼で警護とか言いやがって、誰に襲われるんだ」

 

襲われても返り討ちにするくらい動作も無い癖に。俺はそんな事を呟き、自分の宿泊しているところに帰る。近いうちに首脳会談があるのだ、気を張っても仕方ない。

 

そして首脳会談の当日になる。俺は何処にも属さないと意を込めて、入口付近に立っている。グレモリー眷属の面々が入ってくる。兵藤一誠と目が合うが、会釈程度の挨拶をする。

 

会談が始まって時間が経つ。正直に言うと話は少ししかわからなかった。まぁ、仕方ないと言えば仕方ない。うん、全然わかんねぇ。赤龍帝の方を見る……あ、似たような事考えてそう……。

 

そして話はコカビエルの一軒になる。

 

「さて、アザゼル。この報告を受けて、堕天使総督の意見を聞きたい」

 

全員の視線がアザゼルに集まる。アザゼルの表情は不敵な笑みを浮かべている。いつも通りで安心するよ。

 

「先日の事件は我が堕天使中枢組織『神の子を見張る者』の幹部コカビエルが、他の幹部及び、総督の俺に黙って、単独で起こしたものだ。奴の処理は『黒天龍王』と『白龍皇』が行った。その後、組織の軍法会議でコカビエルの刑は執行された。『地獄の最下層』で永久冷凍の刑だ。もう出てこれねぇよ。その辺の説明はこの間転送した資料に全て書いてあっただろう?それが全部だ」

 

なるほど、『地獄の最下層』に封じられたのか。永久冷凍って想像しただけでも寒くなるな……。それからも話が続く。アザゼルが神器にしか興味が無い者とか『黒き龍』『白き龍』を手に入れた時に警戒したという話も聞いた。そりゃ、二天龍の片割れにその二天龍の間に割って入って暴れた龍が一箇所に集ったとなったら、他の種族からしたら脅威に他ならない。

 

他の話は、三種族の中で信用が無いのがアザゼルに決定した。うん、胡散臭さならトップだよ。そして話は和平に移った。このまま三すくみの関係を続けていても、今の世界に害となる。今度戦争をすれば、勝者が居ない共倒れが待っている。得るものがない戦いは無意味なものだという事だ。そしてアザゼルを両手を広げて

 

「――神がいなくても世界は回るのさ」

 

そのあとの話は各戦力の話が終わり、重要な話に一段落がついたらしい。その後が兵藤一誠がミカエルに質問を投げた。アーシアを何故追放したのかと。俺の知らない話だが天界のシステムに異常を及ぼす神器を保有していたためであった。異常を及ぼす可能性があるなら遠ざけるしかなかった。ミカエルは真摯に全てを話した。

 

そして今度はアザゼルの方だ、アザゼルの部下がアーシアを騙して殺害した件についてだ。アザゼルは自分にしかできないことで満足させると言った。おそらく神器についてだろう。

 

「さて、そろそろ俺達以外に、世界に影響を及ぼすそうな奴らへ意見を訊こうか。無敵のドラゴンさま。まずはヴァーリ、お前は世界をどうしたい?」

 

「俺は強い奴と戦えればいいさ」

 

ヴァーリらしい回答だよ。次誰を当てるのだろう

 

「じゃあ次、雄真。お前どうだよ?」

 

俺だった……。どうしようほんと何も考えてない。仕方ない思うことを言うしかない。

 

「俺は……別にこれといってなぁ……。まぁ、平和に越したことはないと思う」

 

こんな感じのことしか言えない。どんな世界にしたいと言われても特に思いつかないものなのだ。その次の兵藤一誠のセリフには驚かされた。アザゼルが噛み砕いて説明をしたのだが、それがなんと言うか、抱く抱かないの話になり、その言葉を聞いた兵藤一誠は革命が起きたような顔になった。本当にすごいな……この赤龍帝は

 

「和平でひとつお願いします!ええ!平和ですよね!平和が一番です!部長とエッチがしたいです!」

 

本人とその兄が居る目の前でよく言えたな、兵藤一誠。ある意味自分の欲望に忠実なのは尊敬できそうだ。

 

「俺のこの力は、リアス様と仲間達の為にしか使いません!これは絶対です!」

 

赤龍帝はそう言った。戦えればいい白龍皇。生きるため、戦うために力を使う俺。大切なものを守るために力を使う赤龍帝。それぞれの龍は自分の在り方を示した。その次の瞬間、空間の時間が止まった。

 

 

 

 

 




オリジナル神滅具
黒天龍王の破衣(プレデター・ディザスター)
「黒天龍王」ゼローグの魂が宿った羽織りとグローブ。右腕は黒い布に覆われ、手には青紫の宝珠が埋め込まれた黒いグローブが着いている。
神滅具の一つ。
『捕食』と『虚無』の力を宿している。

第一能力『捕食』
自身が戦闘不能にさせたまたは殺した相手の全能力を自身に上乗せする。これにより光を操ったり、あらゆる言語を理解できるようになった。身体能力も上乗せされ続けるので戦い勝つたびに強化されていく。

第二能力『虚無』
自身と他者の状態を任意で0にする。
相手の強化された力を強化前に戻し、自身の下げられた力を元に戻すというもの。現状これくらいしか、虚無の力を引き出せていない



ヒロイン誰にするか

  • グレモリー眷属 小猫
  • フェニックスの少女 レイヴェル
  • ヴァルキリー ロスヴァイセ
  • アーサーの妹・ルフェイ
  • ハーレムにしないのか?
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