ハイスクールD×D ゼロの名を持つ龍王   作:皐月の王

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第4話

動いているものと停っているものにわかれて、少しが経った。たく、和平結ぼうという時に襲撃とは、余程手を組んで欲しくないという事なのか、気に入らないという事なのだろうか。とりあえず分かることは、俺たちはテロリストに襲撃されたということだ。

 

(こうも止められたら警備の面々も役に立たねぇな……)

 

俺は外の光景を見ながら、内心呟く。動ける面々は、各種族の代表達と、グレイフィアさん。ドラゴンを宿す、兵藤一誠、ヴァーリ、そして俺と、グレモリー眷属の聖魔剣使い、デュランダル使い、そしてリアス・グレモリー。そしてミカエルの使いの天使。

 

「時間停止の感覚はなんとなく、体で覚えた。停止させられる寸前にデュランダルの力を盾に使えば防げると思ったのだけど、正解だった」

 

時間停止の感覚を体で覚えた?聞き間違いじゃなければ凄すぎないか?グレモリー眷属のデュランダルの子……恐ろしいわ

 

「それはともかく。部長、何があったんですか?」

 

「どうやら……」

 

「テロみたいだぜ、赤龍帝。和平が気に入らない奴らに襲撃されているんだよ」

 

リアス・グレモリーが答える前に俺が言う。俺は外見てみろと指で窓の方を示す。赤龍帝は外の光景に驚いているようだ。外には黒いローブを着込んだ魔術師らしき連中が魔力の弾に似たようなものを撃っている。

 

「いわいる魔法使いって連中だな。悪魔の魔力体系を伝説の魔術師『マーリン・アンブロジウス』が独自に解釈し、再構築したのが魔術、魔法の類だ。魔術の威力から察するに一人一人が中級悪魔クラスの魔力を持ってやがりそうだな」

 

アザゼルが赤龍帝に説明する。一人一人が中級悪魔クラスか……俺は全然問題ないな。アザゼルの説明はわかりやすくてありがたい。だが、この時が止まっているのはどういうことなんだ?

 

「力を譲渡できる神器か魔術かでハーフヴァンパイアの小僧の神器を強制的に禁手状態としたんだろうな。一時的な禁手だろうが、それでも視界に映したものの内部にいる者まで効果を及ぼすとはな。あのハーフヴァンパイアの潜在能力が高いということか。ま、俺達トップ陣を停めるにしては出力不足だったようだが」

 

時間を停める神器があるのか……しかもハーフヴァンパイアと来たか。本当にグレモリー眷属の面々は面白いな。でもそれって、グレモリー眷属のハーフヴァンパイアがテロリストの武器になってしまっているということだな。上手いことしたもんだな敵さんも。

 

「ギャスパーは旧校舎でテロリストの武器にされている……。どこで私の下僕の情報を得たのかしら……。しかも、大事な会談を付け狙う戦力にされるなんて……ッ!これほど侮辱される行為もないわっ!」

 

すげー怒っている。眷属との信頼関係が良いと言うグレモリーらしい感じだろうな。アザゼルが一度外の魔術師を一掃するが直ぐに現れ意味が無い。

 

ここで籠城して黒幕が痺れを切らして顔を出しに来るのを待つ構えのトップ陣の面々。今迂闊に外で暴れるのは向こうの思う壷かもしれない可能性がある以上仕方ない。首脳陣は下調べで動くことが出来ない。だが、テロリストの活動拠点となっている旧校舎からハーフヴァンパイアを奪い返す目的ができているらしい。その奪い返しに行くのに、リアス・グレモリーと赤龍帝・兵藤一誠が行くという。アザゼルは神器をある程度制御出来る腕輪を兵藤一誠に二つ渡した。1個はハーフヴァンパイアの分でもう1個は兵藤一誠の分だ。

 

「ヴァーリ」

 

「なんだ、アザゼル」

 

「お前は外で敵の目を引け。白龍皇が前に出てくれば、野郎どもの作戦も多少は乱せる」

 

「俺がここにいることはあっちも承知なんじゃないのか?」

 

「だとしても、『キャスリング』で赤龍帝を中央に転移出来ることまでは予想はしてないだろう。注意を引きつけるのは多少効果はあるさ」

 

「旧校舎のテロリストごと、問題になっているハーフヴァンパイアを吹き飛ばした方が早いんじゃないか?」

 

その意見には何方かと言えば俺は肯定的だった。障害となるものならそれを排除するに越したことは無い。けど……

 

「それはダメだヴァーリ。これから手を取り合って行こうという時に、向こうにだけ代償を払わせるのは違うぜ。それは最悪の場合ならいいかもしれねぇけど、最初からやるべき事じゃない」

 

大切な人を失う辛さなら、悔しさなら、俺が知ってる。グレモリーのあの怒りをみた、あれは本物だ。大切な眷属を仲間を利用されたという怒りだった。そんなに怒れるのにそれを失ったら……悲しむだろう。

 

「そういう事だヴァーリ。魔王の身内を助けられるなら、助けた方がこれからのためになる」

 

「了解」

 

俺とアザゼルの意見にヴァーリは息を吐きながらも同意する。

 

「――禁手化」

 

『Vanishing Dragon Balance Breaker !!!!!』

 

アルビオンの声のあと、ヴァーリの姿は白い全身鎧に包まれていた。そして外に出て暴れる。魔術師の攻撃なんてものともせず大量に消滅させていく。その強さに赤龍帝は驚いていた。しかし、いくら消滅させても次々と魔術師が姿を現す。

 

外の様子を俺は見ている。そのあとも話が続いていく。アザゼルが備えていた理由は、自衛のため、禍の団と言う組織が理由だ。三大勢力の危険分子を集めている組織で、その中には禁手に至ったもの、『神滅器』を持つものもいるらしい。そしてその組織のトップが『無限の龍神』オーフィスが君臨しているらしい。

 

『そう、オーフィスが「禍の団」のトップです』

 

声と同時に魔法陣が浮かぶ。これは悪魔の魔法陣だ……確か

 

「グレイフィア、リアスとイッセー君を早く飛ばせ!」

 

「はっ!」

 

サーゼクスの支持でグレイフィアさんが、二人を部屋の隅に行かせ、魔法陣を展開し転移させる。

 

目を魔法陣再に戻す。思い出した、この魔法陣は確か、レヴィアタンの魔法陣

だ、現在のでは無く、旧魔王レヴィアタンの

 

「ごきげんよう、現魔王サーゼクス殿」

 

魔法陣から現れたのは女性の悪魔だ。

 

「先代レヴィアタンの血を引く者。カテレア・レヴィアタン。これはどういうことだ?」

 

冥界の隅っこに追いやられた先代魔王派が何をしにここに来たのだろうか

 

「旧魔王派の者達の殆どが『禍の団』に協力することに決めました」

 

「新旧魔王サイドの確執が本格的になったわけか。悪魔も大変だな」

 

アザゼルは他人事のように笑う。俺は面白くはないが同じように大変だなとは思う。

 

「カテレア、それは言葉通りと受け取っていいのだな?」

 

「サーゼクス、その通りです。今回のこの攻撃も我々が受け持っています」

 

「クーデターか……カテレア、なぜだ?」

 

「サーゼクス、今日この会談の逆に至っただけです。神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革すべきだと、私達はそう結論付けしました」

 

三大勢力の和平を知りながらクーデターに加担し、考え至ったのは逆の道。まぁ、隅っこに追いやられた奴らがそのままいいようになるわけがないよな。そしてトップはオーフィス。「赤い龍」「白い龍」「黒い龍」より強いと言われている無限の力を宿したと言われる神に等しいドラゴン。

 

「カテレアちゃん!どうしてこんな!」

 

現・レヴィアタンのセラフォルーの叫びにカテレアは憎々しげに言葉を返した。

 

「セラフォルー、私から『レヴィアタン』の座を奪っておいてよくも抜け抜けと!私は正統なるレヴィアタンの血を引いていたのです!私こそが魔王に相応しかった!」

 

「カテレアちゃん……。わ、私は!」

 

「セラフォルー、安心しなさい。今日、この場であなたを殺して、私が魔王レヴィアタンを名乗ります。神と魔王の死を取り繕うだけの世界、この腐敗した世界を私達の手で再構築し変革するのです」

 

言葉を言い終えた瞬間、俺は飛び出し『黒天龍王の破衣』を纏い、カテレアに殴りかかった。カテレアは杖を構え魔法陣を出し防御する。拳と魔法陣がぶつかり合い、電光と火花が散り、窓際が衝撃で吹き飛び、俺とカテレアは外に出る。

 

「くっ!不意打ちとは、汚い真似をしますね『黒き龍』!!」

 

敵の前で悠々と話す方がどうかと思う。交渉するつもりもなく、殺害宣言までしたんだ

 

「お前は敵でいいんだろ?旧レヴィアタンの末裔。お前は現レヴィアタンを殺す宣言したし、この会談をぶち壊したんだ。俺の仕事が出来上がったわけだし」

 

俺は肩をすくめながらに言う。カテレアは不愉快そうに目眉をひそめ言う

 

「仕事ですって?傭兵崩れの人間がなんの仕事かしら?」

 

俺はおそらく挑発的な笑みを浮かべているだろう、そして言う

 

「会談を襲撃しに来るやつを叩きのめす仕事だ。現レヴィアタンもここにいる誰も死なさない。それが今の俺の役割だ」

 

校舎を背にして言う。これはアザゼルの続きの依頼だ。受けた以上やり通す。

 

「カテレアは雄真がやるらしいが、まぁ手を出すなよ?サーゼクス、ミカエル」

 

「いいのか?アザゼル」

 

「今のアイツなら……まぁ少し荷が重いかもしれねぇなぁ。でもやらせてやろうじゃねぇか。アイツが自分から出張るなんて珍しいしな。それに見ておこうぜ今の『黒き龍』の力を」

 

アザゼルは俺に任せてくれるのかありがたいね、じゃねぇと出張った意味がねぇ。

 

「……そうか。カテレア、降るつもりは無いのか?」

 

「ええ、サーゼクス。貴方はいい魔王でした。けれど、最高の魔王では無かった」

 

「そうか。残念だ」

 

カテレアは全身から魔力オーラを迸らせる。旧レヴィアタンの末裔、『終末の怪物』の名は伊達ではないみたいだな

 

「雄真ちゃん……」

 

後ろを見ると少し不安そうな現レヴィアタンが居る。俺は

 

「現レヴィアタンがそれでどうするんだよ!」

 

檄を飛ばした。そんな余裕は今の俺にはないが、見てられなかった。たく俺の甘いところだな。

 

「俺が殺ってもいいんだよな?アザゼル」

 

「ああ、見せてくれよ。成長したお前の力をな」

 

俺はその言葉を聞き、軽く構えながら……

 

「行くぜ相棒!相手は、旧レヴィアタンの末裔で『終末の怪物』の一匹。相手に不足なしだ……行くぞ!」

 

「望むところよ、捻り潰してセラフォルー共々殺してあげるわ!」

 

「やれるものならやって見やがれ!――禁手化!」

 

『Absorb Dragon Balance Breaker!!!!』

 

龍の鎧を身に纏い、俺とカテレアが飛び上がり遥か上空で戦い始めた。

 




しばらく時間が空きますがご了承ください

ヒロイン誰にするか

  • グレモリー眷属 小猫
  • フェニックスの少女 レイヴェル
  • ヴァルキリー ロスヴァイセ
  • アーサーの妹・ルフェイ
  • ハーレムにしないのか?
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