【艦これ】榛名と過ごす鎮守府   作:ハルのキノナカ

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リアル嫁艦です


ページ4 ケッコンカッコタジュウ

「さて提督、今日もお仕事を始めましょう」

「そうだなぁまず記録係を決めないといけないな、誰にしようかな」

さっそく記録係について榛名ときめていると、朝八時ちょうどに執務室をノックする

音が聞こえてきた。

「てーとく、ヴェールヌイだ」

「ヴェル、入っていいぞ」

入室を促すと、セーラー服に身を包んだ少し幼い銀髪の少女が入ってきた。

彼女はヴェールヌイ

輪が鎮守府の艦娘寮の駆逐艦寮代表だ。

「駆逐艦寮、点呼及び朝礼終わったよ」

「ありがとう、ヴェル」

「これくらい当然さ、仮でもお嫁さんだからね」

「ありがとうございます。ヴェルちゃん」

「榛名お姉さん、おはよう。今日も提督を起こしてあげたのかい?」

「ええ、提督は朝起きるのだけが苦手ですから」

「フフッ相変わらず見たいだね」

そういって口元に左手を持ってきて上品人笑う二人の左手には

薬指に同じ鈍色の輝きがあった。

 

ケッコンカッコカリシステム

 

俺の嫁は榛名だが、そうなるにはある種のきっかけが必要だった。

艦娘という人間では決してかなわない強大な力を持つ艦娘たちだがしかし

その心は人と変わりはない

そんな少女たちが人間と同じような感情が芽生えるのは、必然だったのだろう

鎮守府制度が動き始めて、初の限定緊急海域の攻略が終盤に問題が起こったのだ。

 

駆け落ちだ。

 

艦娘と提督

立場どころか存在からして違う者同士が恋をして

鎮守府の外側に出てしまうという、大問題が起きてしまったのだ。

まあ、今だからわかるが愛する人のためなら世界でも敵にしてしまうのが

心を持った生き物というものだ。

この事件で一番大変だったのは、その駆け落ちが起きた鎮守府そのものが

駆け落ちした二人の味方だったことだ

鎮守府ひとつが暴走するという、前代未聞の事態にさすがの大本営も対応に困った。

なにせ海で可憐かつ熾烈にたたかう艦娘の存在は世間に知れ渡っている。

しかもその全てが容姿の整った者たちだ。

もし大本営が厳罰を下し、駆け落ちした二人が離れ離れになろうものなら

世間を敵に回す。

そこで取られた対策が、ケッコンカッコ仮システムだ。

大本営が作った指輪により、大本営責任のもと艦娘との関係を認めるというもの

もちろん正式な結婚ではない、いわば鎮守府だけの関係だが、艦娘たちはそれで納得してくれた

こうして駆け落ち事件は終息したが

その数日後に新事実が発覚した。

カッコカリ後の艦娘はさらなる練度の向上が確認されたのだ

研究はされ続けているが、詳しい理由はわかっていない

愛ゆえにか指輪の力か

いずれにしろ、限定海域の攻略難易度に頭を悩ませていた大本営は

正式に全鎮守府にカッコカリシステムを通達

練度向上を後押しした

それぞれの鎮守府に一つ配ったが、金銭取引による

指輪の購入も可能だ。

俺と榛名の馴れ初めはおいおい語るとして

榛名とはその最初の指輪でケッコンを果たした。

そしてヴェールヌイと他のケッコン艦娘の物は金銭購入だ

男女の関係においてやはり指輪というものは特別なものだ

わが鎮守府におけるケッコン基準は双方の意思の尊重によるもの

そこには当然、恋愛感情もある

そうした思いを踏まえたうえで、このカッコカリのケッコンを行っている

 

ヴェールヌイは二番目に俺とケッコンした艦娘として駆逐艦ながらも

鎮守府内の序列〈俺はよく知らないが〉第2位として君臨している

最古参である。

 

「てーとくが朝からのんびりせずに仕事してるなんて珍しいね」

「ヴェル、俺がいつもさぼってるみたいな言い方はやめなさい。

「だって、榛名お姉さん」

「提督が仕事に励むときは、予定があるときか本当に真剣な時だけです

普段から励んでいる姿なんて限定海域攻略のときだけです」

「味方がいない!?」

なんてことだろう、こんなに頑張っているのに

「それでてーとくが朝から仕事しなきゃいけないようなことはなにかな?」

「こんな仕事だよ」

今朝届いた指令書をヴェルにもみせる。

「なるほどね、それならちょうどいいのがあるよ」

「ちょうどいいのですか?」

榛名が首をちょこんと傾げながらヴェルに聞き返す

ちょうどいい?記録にちょうどいいものなんかがうちの鎮守府にあったか

記憶を呼び起こそうとしているうちにヴェルが執務室から出ようとしていた

「じゃあとってくるから二人はお仕事しておいてねまたあとで」

「あっおいヴェル」

「・・・いってしまいましたねヴェルちゃん」

「ったくしょうがねーな」

「お仕事しますか?」

「そーだな、はやめにかたづけるか」

「はい!ではまず昨日の資源調達から」

 

朝が動き出す合図の定期報告とヴェルの駆けていく音が鎮守府になった。




ゴーストオブツシマがやりたい提督、ハルです。
予告通りの新キャラは第六のクールビューティーでした

次回は嫁艦がドドドと出ます。だします。
一番大好きなのは榛名ですよ?一番くじのサンタ榛名を
最近購入したぐらいに好きです。

それでは、皆様が良き作品に巡り合えますように。
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