「すいません提督、取り乱してしまって」
「いいから。今は楽にしててくれ」
あのあと
泣きじゃくる榛名を10分間くらいヨシヨシしたことで
落ち着きを取り戻し、甘えモードに入った榛名にだっこを
要求され、現在向かい合わせでだっこをしているわけだが俗にいう
これはだっこではなく間違いなくハグだ。
大人にわかりやすくするなら対面
「アドミラールさん、banされるよ」
「おっと」
いけない、うれしさのあまり営みに励みそうに
なってしまった
そんなハグしている俺たちをほかの6人は
うらやましそうに見ている。
その視線には気づいているが、今は榛名が優先なのでスルーだ
「この状態で続けるのもおかしいとは思うが、先ほどの榛名の
まとめはどうだ?俺としても現段階でとれるベストだと思うが」
「はい、私たちもそれで構いません」
「大和の発言に異議はないな?」
念をいれてそれぞれに視線をを送ると頷く姿が見えた
「よろしい、では今後の方針はこれで決定する、呼び止めてしまって
悪かったな各自、持ち場にもど」
「提督さん!!!」
慌てた声とともに執務室に入ってきたのは
銀の髪をツーサイドにまとめた二十歳くらいに見える女の子
起伏のしっかりした身体を包む教官服のようなものは身体に押し広げられて
大変なことになっている。
彼女は練習巡洋艦の鹿島
わが鎮守府の演習統括者という重役だ
そんな彼女が慌てた声とともに入ってきたということは
「どうした鹿島?トラブルか」
「演習場に元帥様がお見えになっており、わが艦隊との
演習をしたいと申しています!」
「はぁ・・・やっぱりか、鹿島。
元帥殿にはわが艦隊最高戦力でお相手すると伝えて、準備してもらってくれ」
「はい!鹿島にお任せください!」
鹿島に指示を出して、掛けてあった提督帽を被って身なりを整える
「榛名、準備を頼む対深海棲姫用機動部隊、戦艦随伴部隊で行く」
「はい!榛名!出撃します!」
「翔鶴、急いで妹を呼んできてくれ姉妹で嫁にしたんだから
ここでその力見せてくれ」
「わかりました!五航戦の力をお見せします!」
「残りは鈴谷、ヴェルお前たちにも出てもらう、ヴェルは雷撃夜戦装備
鈴谷はいつもの昼夜兼用装備でいい」
「オッケー!鈴谷にお任せ!」
「信頼の名は伊達じゃない」
「プリンツ、お前の姉さまにも出てもらう、今回は火力と手数で殲滅する」
「了解!すぐに知らせるね!」
全員に指示を出し終えると俺は漆塗りの鞘に入った紅の糸柄でくるまれた
「ったく何考えてやがる、あの人」
「ほっほっほ、久しぶりだね暁君」
「おひさしぶりです、元帥殿」
「よしたまえ、君と私の仲ではないか」
「演習という名目である以上は、最低限度の礼節は当然です。
今しばらくご辛抱を」
「まったく・・・貴殿は真面目なのか違うのかよくわからん奴だな」
そういう元帥殿は笑顔を絶やさずこちらに話しかけてくる
今年で還暦を迎える人とは思えない覇気と威厳を備える彼と話すのは
それだけで気疲れしてしまう
元帥殿はこちらに背を向けて、演習用の自陣に戻っていく
「では、長話をする前に演習を済ませてしまおうか」
「わかりました、お手柔らかにお願い致します」
「ほっほっほ、お手柔らかに?」
こちらに顔だけ振り返る元帥
その顔を見た瞬間、背筋が凍り付いた
「君を相手にそんな加減をするはずないだろう?」
「・・・・・・・」
ほっほっほと笑いながら手を振って自陣に戻っていく元帥殿
その姿が見えなくなってからようやく口を開いた
「・・・相変わらず恐ろしい人だ」
「はい、榛名達艦娘でさえ直接てきな手段でもかなわないと
思うほどです」
海軍大本営所属、総帥補佐
それが元帥殿の肩書だ、つまりはこの提督たちの中で3番目に偉い人だ
「怪物あいてだろうが、負けてやる理由はない」
「はい、榛名にお任せください」
「ああ、期待してるよ」
元帥陣営
「さて、確かめさせてもらうぞ暁君
この先に立ち向かえる力があるかどうか」
演習用特別海域
「では、皆さん今回の旗艦は榛名が務めます」
「「「「「よろしくおねがいします」」」」」
今回の編成は旗艦に榛名
ビスマルク、翔鶴、瑞鶴、鈴谷、ヴェールヌイ
という限定海域最終海域クラスの編成だ
新たに姿を見せたのは2人
1人は翔鶴と同じ服装だが慎ましいものをお持ちで
髪は深緑色の綺麗な髪をツインテールにしている
翔鶴型2番艦の瑞鶴
もう1人は綺麗な金色の髪をそのままになびかせ、プリンツと
同じ軍服に身を包み軍帽を被っていて榛名に負けないプロポーションを
しているのが服の上からでもわかる
なんでドイツ艦娘って体のラインが出る服着るんだろう
ビスマルク級戦艦、1番艦のビスマルク
どちらも嫁艦だ
「ビスマルク、瑞鶴。急な呼び出しに来てくれてありがとう」
「翔鶴姉と提督さんが呼ぶならいつでもどこでも駆けつけるよ」
「そうよ、わたしもプリンツから〈提督さんが呼んできて〉って聞いたから
駆けつけてあげたんだから、あなたはもう少し自信を持ちなさい」
「そうだな、改めてありがとう二人とも」
俺が2人と話している間も艤装と作戦伝達が行われている
細かな作業や手順は鹿島をはじめとする、演習担当者たちの
仕事だが俺は作戦確認と昨今では珍しい現場に出て指揮をとる。
「ではこれより、作戦概要を通達する。
今回は急遽、元帥殿の訪問による突発的な演習となったため
遠征組を除いた戦力による編成となった。
もっともこの戦力で弱いなどということは決してないが」
俺が笑うと艦娘たちも笑顔で頷く
「陣形は単縦陣、火力で倒す。」
「提督、ご質問が」
「どうした榛名」
「艦隊旗艦として進言いたしますが、敵艦隊は
我々以上の機動部隊とか火力戦艦で来ています。
夜戦はともかく、砲雷撃戦による打ち合いは不利になるかと」
「榛名の言う通り、砲雷撃戦での不利は間違いないが
そこはお前たちと俺の指揮能力でカバーする」
「いいじゃん!鈴谷はアリだよそれ!」
「はい、私たちもそれでかまいません、ね、瑞鶴」
「うん!翔鶴姉と一緒なら大丈夫!」
「そうね、私の力を見せてあげるわ!」
「私もそれでかまわないよ」
「榛名、お前の心配は杞憂そうだぞ」
「そのようですね、では提督」
榛名の催促とともに艦娘たちが海軍式敬礼を行う
俺もそれに敬礼で返し、刀を抜き放ち宣言する。
「敵は強いが我々に敗北はない!暁の水平線に!」
「「「「「「勝利を刻みます!!!!!」」」」」」
こうして暁ハルと元帥の戦いが始まった。
次回!激突艦隊戦!!
ということで次回に続きます、どうもハルです
バトルを書くのは不得手ですがなんとか書きます
かっこいい榛名もええよね
Hなゲームをインストールしたらセキュリティブロックして
超焦りつつも何とかなりました。パソコン初めて買ってから
2か月なのですが最近のセキュリティってすごい
それでは、皆様が良き作品に巡り合えますように。