ハイスクールD×D×R 転生者たちはイレギュラーズ   作:グレン×グレン

17 / 44
はーい。それでは新しい話だよー!

なんか評価が低めの状況には残念だけど、へこたれずに頑張って高評価がもらえるように頑張るぜ!


停止教室のヴァンパイア3 和正「赤龍帝じゃないのにヴァーリが来た!? あと赤龍帝までやって来たぁ!?」

 ………

 

「おーい、和正ー?」

 

「あ、悪いイッセー」

 

 ちょっとぼーっとしていたせいで、イッセーに気にされてしまった。

 

 まずったまずった。ここは気を付けとかねえとな。

 

 しかしまあ、昨日の夜は実入りもあったがいろいろと問題もあった。

 

 とりあえず、アジュカさんとの情報共有がだいぶスムーズになったのは好都合。

 

 わがチートセーフルーム、なんと問題のあるキーワードを聞かれてはいけない場合、Pi-音が発生する仕組みになっているようだ。しかも言っていることがわかるように視界にウインドウがかかる。

 

 おかげでペナルティにビビらず話をすることが可能。何が聞こえてないのかがわかるので、その都度修正することもできた。

 

 結果、アジュカさんはガイアメモリや星辰光(アステリズム)に対してかなりの知識を得ることができた。更に俺が作った星辰体感応合金としてのアダマンタイトとオリハルコンのサンプルを創造したことで、そこからのデータでアジュカさんが合金を作成できないか試すとのこと。

 

 あと、俺がイッセーを助けた方法も説明できた。

 

 これまたチート能力として設定された能力だ。その名も「転生流星(アストラ・メテオ)」。

 

 魔剣創造との併用で作った短剣を差し込むことで、刺した相手を星辰奏者にする能力だ。

 

 星辰奏者は各種身体能力強化を行うことができる。その中には自然治癒力も増大化するので、これを利用したのが一つ。

 

 あとはまあ、止血の魔法ぐらいは使えるのでそれ使って、その上で魔術回路を利用した治癒魔術でとにかく癒着するのを待った形だ。

 

 ちなみにテストで星辰奏者を作ることになったが、まさかアジュカさんまで立候補するとは驚いた。

 

 さすがに何人も作るのは負担が大きいし、何が起きるかわかったもんじゃない。というわけで二人までにした。

 

 ……じゃんけん大会が開かれ、ディーザとアジュカさんが勝利した。

 

 しかも二人ともつよいよわいとは別の意味で厄介なのが出てきやがったよ。幸希曰く「バトル作品の原作だと出しづらいのが出たわねぇ」とのこと。なんか感慨深げな表情をディーザさんに向けてたのはどういうことなのやら。

 

 まあ魔術回路などにおいては、本だけでなく二十年間独学とはいえ実際に何度も練習した幸希に指導を受けている真っ最中。幸希も文献で勉強できるということで、その辺の強化も期待できそう。

 

 あとアジュカさんのつてで魔法関係の書物も増えたので、その辺も要強化の真っ最中。

 

 とりあえず俺が試行錯誤した装備関係の設計図も渡したうえで、アジュカさんが改良できないか調べるそうだ。至れる尽くせりで困るな俺も。

 

『俺としてもオーフィスやグレートレッドに匹敵する存在はおろか、それ以上の存在すら可能性を考慮するべき異世界の存在は要警戒だ。教えきることはできなくても、知識としてある程度知っている君たちがいるのに越したことはない。それに星辰光や魔術回路の存在と知識は、俺にとっては十分すぎる対価だとも』

 

 と、言うことでとりあえず調整関係については待っている感じだ。

 

 ……とはいえ、俺の装備の改良はそこまで芳しくなさそうではある。

 

 アジュカさん本人が言っていたが、彼が得意とするのは「1から新しいものを作る」こと。俺の装備は魔法や神器を利用しているとはいえ、レールガンとか弾丸関係はかなり前から知識としては存在する技術。専門分野からはだいぶずれている。

 

 どっちかっていうと、そういうのは堕天使総督のアザゼルの担当ではある。

 

 さてどうしたものか。和平前まではなかなか会えそうにいないからなぁ。

 

 などと思っていると、駒王学園高等部に到着。

 

 さて、厳密には俺はいろいろあるので学力検査や置いてけぼりにされないための下準備があるから二学期からだが、俺もまた、駒王学園に通うことになった。

 

 本格的に幸希が眷属ごと駒王町に待機する方向になったこともあり、お抱えの魔法使いという扱いの俺も駒王町に常駐だ。そのため、ある程度の表の顔が必須となった。

 

 なので、俺・トレイヤ・桃華は高等部二年。ディーザさんは基本的に兵藤邸の管理とかをしながらも、それだけではニートだということでバイトで学食で仕事。さらに幸希は非常勤講師で日本史を教えることになった。

 

 ちなみに幸希とディーザさんは普通に日本の大学を出ているそうだ。なんでも「表向きの資格は取っておいた方が、身分証明が必要な時に余計な手間がないもの」とのこと。

 

 ちなみに幸希は当初からグレモリー眷属に関与する可能性を考慮して教員免許を確保。そういうわけでないディーザさんは、なんと医療免許と管理栄養士の資格を持っているとか。

 

 曰く「いえ、何かあったときに対する備えをせずにはいられなくて」とのことだけど、医療知識はともかく管理栄養士はどこから来たかと思った。ちなみに「健康は日々の生活からだと思ったので」とのことだけど、たぶん最初の決意の切っ掛けから脱線してない?

 

 ま、まあそれはともかく。

 

 あとは紅真正一と出くわさないことを祈るだけだな。たぶん高校生活は当面アイツとにらみ合いになるだろうけど、転校するまでは勘弁してほしいし。

 

 まあ、今日がプール清掃日でないのなら大丈夫だろ。

 

 もしプール清掃日だったら、ヴァーリにまで出くわして一悶着―

 

「……やぁ、ここの生徒かい?」

 

 ―と思ったら、銀髪のイケメンがいましたよ。

 

 あ、こいつ間違いなくヴァーリだ。

 

 だって声が似てるもん。鎧越しだったから確勝はないけど、銀髪で声似てるならもうヴァーリで十中八九確定じゃないかチクショー。

 

「あ、どうも。えっと……お客さんですか?」

 

「いや、興味本位でこの街を見て回っていたら前に来た学校が目についてね。あの時はあまり見ていなかったから、何となく気まぐれで寄ってみただけさ」

 

 そして気づいていないイッセーが、ヴァーリ(おそらく)に話しかけている。

 

 ま、まあ大丈夫だろ。だって今のイッセー、赤龍帝じゃねえし―

 

「しかし朱炎龍を、それも高位の存在を封印した神器の宿主がこれとはね。なかなかいい動きをしてたから、もっと気配の察知とかがたけていると思ったんだが」

 

 ―あ、これなんかヤバイ。

 

 完全にイッセーに興味があるぞこれ。

 

 何かしらちょっかいをかけてきたりしないだろうな。マジでしないだろうなオイ。

 

 俺が真剣に不安になりながら、それでも一歩前に出る。

 

 原作以上に異形慣れしていないイッセーに対応するのは困難だ。ここは俺が動くほかない。

 

 ……心臓止まりそうなんですが。誰か来てプリーズ!!

 

「その辺にしてもらえないか。声の感じから言って、白龍皇だろ?」

 

 それとなーく、念のため確認。

 

 九割確信してるけど、一割疑念もあるのでこれぐらいは問題ない。嘘ではない。

 

 そして一安心するべきことに、ヴァーリは不敵に笑うと軽くうなづく。

 

「ああ、俺がヴァーリ、白龍皇だ」

 

 堂々と肯定するヴァーリは、おもしろそうにこちらに手を伸ばす。

 

「ああ、君はコカビエルを相手に食い下がった男だったな。あの時はよく見ていなかったから、できれば戦いぶりを見たいんだが―」

 

 そういうと、ヴァーリは手を引っ込める。

 

 そしてその瞬間、俺たちの間に一振りの剣が突き立った。

 

 色ガラスみたいな物体で構成されているその刺突剣は、トップヘビーな形状なうえに切っ先意外に刃がない刺突特化だ。

 

 なんか明らかに投擲特化にしか思えないけど、トレイヤの魔剣創造で作れるようなタイプじゃない。だって聖剣だし。

 

 そして消え去る聖剣を見ながら、ヴァーリは肩をすくめた。

 

「やれやれ。どうやらすでにいろいろと動いているらしい。会談前から元気なことだ」

 

 そういうヴァーリは平然としているが、然しどこから投げた。

 

 なんとなく魔法を使って確認するが、どこにいるのかが全く分からない。

 

 まさか曲射投擲とか? いやいや、いくら何でも無理だろ。そんな一発で正確にこんな精密投擲とか、トレイヤでも不可能だろ。

 

 一体だれが……。

 

 俺が気になっていると、ヴァーリは苦笑をしながら校舎の方を見る。

 

「なかなかそそる相手がいるみたいだけど、さすがに我慢しないとアザゼルがうるさそうだ。……そう思わないかい、宿敵君?」

 

 と、ヴァーリは視線を俺たちとは別の方向に向ける。

 

 それにつられて俺たちが横を向くと、そこに一人の男がいた。

 

 ……赤いキャンピングカーの隣に、一人の男が背を預けて立っている。

 

 赤い髪を適度の切りそろえ、菫色の目はどこか愛嬌を感じる。

 

 ホストクラブとかならナンバーワンとかにはならないだろうが、然しどこのホストクラブでも人気上位に入りそうな、2,3枚目ぐらいの色男。

 

 年は二十歳ぐらいか?

 

 そんな風に思った俺は、然し目を見開いた。

 

 その肩に乗っている物を見たからだ。

 

 それは、鎧に身を包んだ赤い龍。全長20cmちょっとぐらいのそんな龍が、彼の方に止まっている。

 

 そんな事実に気づいて目を見開いている俺の視線を受け止めながら、男は苦笑を浮かべる。

 

「……こういうところで挑発するのはやめてくれよな、白龍皇。対を成す俺の評価まで落ちるだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……これが、本来の赤龍帝である兵藤一誠と、この世界の赤龍帝であるレディッド・キャニアとの、出会いだった。

 




 どちらかというまでもなくアザゼル先生の方が直接的なサポート担当としての相性はいい和正。
 ある程度は自分で設計できる能力は身に着けているので、あとはそれを更にブラッシュアップさせてくれるタイプの技術やの方が効果的ではあります。しかしのちにアジュカ向けのパワーアップ方法もする予定なのでお楽しみに。

 そして登場、転生王者の現赤龍帝レディッド・キャニア

 ちなみにグレンさんはただ何となくつける時もありますが、重要人物の名前はある程度考えます。

 例えば幸希は「自分の間抜けな考えを反省して、本気でこの世界の一員として寄り寄り形を目指す」という人生の「再起」とかけています。苗字は五大宗家から比較的登場人物が少ない櫛橋家を選んだ感じですね。

 そして無想和正の無想については次の次であとがきで説明するとして、和正は実は変換キーを「かずまさ」で押し続けると「一誠」にもなります。原作主人公であるイッセーの裏側となりえる、本作主人公としてある意味ピッタリな名前です。

 紅真正一は本編で書いたので言うまでも無し。ニーベル・バルンストックも換装で気づいている方もいましたが、グラムやシグルド、ジークフリートがらみで統一。この二人は裏設定的に「原作キャラ成り代わり原作改善(自称)グループ」としていますが、ネーミングに関しては事実上の成り代わり対象と縁のなる名前になるようにしています。


 で、レディッドの場合です。

 レディッドは「レッド」と「(ドラゴン)」を組み合わせてアナグラムして、キャニアは「ブリタニア」と「キャメロット」からとっています。

 つまりブリテンの赤き龍たるドライグの宿主として設計したキャラクターです。

 彼は他の転生王者とはだいぶ異なる視点で行動しています。というより、この作品を書くにあたり「できれば長編にしたかったけど、イッセーに対する美味い埋め合わせが思いつかない」ので短編で投稿した「塵屑の赤龍帝」の主人公を仕立て直したキャラですね。興味がわいた方はぜひ読んで、そして感想を書いて下さるとうれしいです。

 レディッドは他の転生王者とは一味違うキャラですので、その辺も楽しみにしていただけるとうれしいです。



 まあとりあえず、あと数話で和正が「なんで断ったのに転生王者なのか」及び「チート多すぎじゃね?」という疑問が解決されます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。