ハイスクールD×D×R 転生者たちはイレギュラーズ   作:グレン×グレン

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 と、言うわけで本格的にテロが勃発します。

 そしてこっから本格的に、トンデモ自体が勃発します。


停止教室のヴァンパイア 11 幸希「す、スーパーロンギヌスロボット大戦……盛りすぎでござるな」和正「誰だよこんな頭の悪い展開考えたの」

「創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星」

 

 その言葉とともに、夜空ではなく地に星の輝きが灯る。

 

「ああ愚かなり底辺の下民よ。心根も才気も思慮も祝福も下位なる貴様が、悪辣にして老獪たる王族相手に、革命を成し遂げられると何故(なにゆえ)思うたのか」

 

 それは、知りえた己が起源。現実を把握することもできぬ夢見がちなまま死んだ女に対する嫌悪。

 

「深淵に住まう異界の神も、見切りをつけるは自明の(ことわり)。二つの世に跨りて愛しく思う繋がりは、当然のごとく蹂躙される」

 

 実に愚かしいその願いは、当然のごとく叶わない。

 

 そして深淵を不用意にのぞき込んだ己は、そのまま死にゆく定めだった。

 

「されど、死の報い受けるべきわが命を、死力尽くして救う青あり」

 

 だからこそ、それを自覚する機会を作り、自覚までさせて、その上で自分の主となってくれるものがいる。

 

「青き龍殺しの目を覚まし、再起を誓わせたことに価値あるのなら、私はまだ死ぬべきにあらず」

 

 そして彼女もまた、自分によって救われたのなら。

 

「死力を尽くせ、全てを燃やせ、一切合切聞き漏らさず、無念を晴らせる隙を逃すな」

 

 己ができる形で彼女の力となる。そしてあの老獪の極みが隙を見せるなら、その時復讐の牙を突き立てよう。

 

「か弱き劣等たるこの身であろうと、輝くだれかの力になれると、全霊もって証明せん」

 

 それこそが、かつての自分が守れなかった命と、今の自分が守りたい主に対する忠誠と友情と親愛なのだから。

 

超新星(メタルノヴァ)―――皇居より落ちた青の褥で(ブルーベリアル)()身命賭して価値見つけん(オペレーター)!」

 

 今ここに、その願いを持つ微力な女が至った、異星の法則が、最大出力で具現化する。

 

 

 

 

 

 

 

 

『失礼します。こちらはディーザ・ビュート。敵襲です』

 

 その言葉に、俺たちは目を見開いた。

 

 というより、種を知らないグレイフィアさんが特に驚いている。

 

「……こちらの結界や障壁を無視して会話ですか? いったい何をすれば―」

 

『それは後ほどアジュカ様から説明があるかと。こちらは旧校舎周辺ですが、ただいま魔法使いと思われる者たちと戦闘中です。狙いはリアス様の眷属のギャスパー・ヴラディ君のようです』

 

「ギャスパーが!? ……いろいろと聞きたいことがあるけれど、あの子は、それに小猫と武流は無事なの!?」

 

 リアス先輩が慌てつつ、だけど重要なことを優先して問いただす。

 

 そんでもって、返答はすぐに来た。

 

『……ギャー君も武流君も、私も無事です』

 

『初実戦でちょっと吐きそうです。うっ! か、返り血の感触が……っ』 

 

『ひぃいいいい! 僕みたいなダメ吸血鬼の何がいいんですかぁ! リアス部長、まだ無事なので助けてくださぁあああい!!』

 

 ……どうやら、三人とも結構大丈夫らしい。

 

 俺は少しホッとするが、問題はそこじゃねえ。

 

 いや、確かに予想通りだけど、その分こっちも相当人数を集めてきたはずだぞ?

 

 もう返り討ちにしてもいいぐらい戦力があるはずなんだが―

 

『敵陣営は倒したものも含めて、確認できるだけで50人以上います。……正直人海戦術でごり押しされるとギャスパー君を確保される可能性があるので、増援を求めます』

 

「……私のギャスパーを狙おうとするなんて、万死に値するわ」

 

「全くだ。俺たちの正しき道を阻む敵には、容赦をする理由がない」

 

 リアス先輩と紅真がかなり怒っている。

 

 ならグレモリー眷属に任せるかってなると、だけどそうもいかない。

 

 まさかと思うが、紅真がイッセーを誤射に見せかけて後ろからさすかもしれない。少なくとも、イッセーがレイナーレに殺される可能性を知っていたくせに、そのタイミングでリアス先輩に自分を売り込んだあたり、こいつ悪とみなした連中の命を何とも思ってない気がする。しかもイッセーが悪認定されてる恐れがでかい。

 

 はっきり言って、洗脳状態といってもいいリアス先輩と二人で送り込める増援じゃない。

 

 かといって、ヴァーリが裏切っている可能性がほぼ十割な以上、だから俺たちが全員で行けばいいというわけにもいかない。

 

 と、言うわけで俺は幸希にアイコンタクト。

 

 頼りになる年上の相棒に任せよう。俺外様だし。三大勢力の重鎮に意見言える立場じゃないし。

 

 当然幸希も似たような懸念を抱いていたのか、これまたうなづいた。頼りになるぜ!

 

 なのでリアス先輩や紅真が何か言うよりも早く、幸希が口を開いた。

 

「確か、アジュカさん……様が外周部に護衛部隊を置いていたはずです。彼らを呼び寄せつつ、周囲の警護班を派遣するのは?」

 

「そうだね。まずは彼らを動かすのが基本だろう。グレイフィア」

 

「かしこまりました」

 

 そしてグレイフィアさんが通信を入れ、十秒後―

 

 

 

 

 

 

 

 

 それに気づいたのは、駒王学園の外周部に展開していた、三大勢力の警護班の1人だった。

 

 彼はふと風の動きに違和感を覚え、上を見て唖然となる。

 

「な、嘘だろ……っ!」

 

「あ、ああ。なんで俺たちの警備を無視して、そんな何十人も侵入者が……?」

 

 それにうなづいた隣の仲間に、然し彼は首を横に振るとその肩をつかむ。

 

「そっちじゃない、周りだ! ……って侵入者!?」

 

「お前なに聞いてたんだ……よ………ってえぇ!?」

 

 お互いが驚くが、然しそれにふさわしい事態が周りでも起きていた。

 

 それは、駒王学園を中心とした、半径4kmから先

 

 そこはいつの間にか、濃霧と分厚い雲で壁ができていた。

 

 駒王町を包み込む雲と霧のカーテン。そう形容できるそれは、明らかに異常というほかない。

 

 それに気づいた誰かが、スマートフォンを操作して目を見開く。

 

「おいやばいぞ! 駒王町(ここ)ら一帯、直径30kmぐらいの台風レベルの嵐で包み込まれてるとかやってるぞ!」

 

 その言葉に、誰もが凍り付く。

 

 時期的に台風が起きてもおかしくない季節だが、しかしこんな急にこんなところでそんなものが起きるわけがない。

 

 明らかに神や魔王クラスの力を持つ、天候操作能力の持ち主が関わっている。そういうほかない。

 

「おいおい、まさか煌天雷獄(ゼニス・テンペスト)の使い手がテロでもしたのか!?」

 

「ありえん、煌天雷獄の使い手は教会にいるが、彼はミカエル様の和平意見に同調している! 会談そのものを邪魔する理由がない!」

 

 これを成せるだろう神滅具の関与を疑ったが、然しそれも天使の1人が否定する。

 

 そんな動揺が広がる中、然し一部の部隊は結界内部に突入し、内部で教習を受けている若手悪魔の援護に向かう。

 

 そしてその時、一人の怪物が現れる。

 

 ()()と形容した理由は一点。ただの外見という一つの特徴に尽きる。

 

 白を主体とした外見を持ち、風神の風袋のような襟をもつ、髷を結わえた異形の存在。

 

 口も目もないその外見は、明らかに異形のそれですらない。

 

 そして何より、その全身から発する戦意と敵意と悪意が、全員に一つの事実を理解させる。

 

―この存在は、敵だ。

 

「動くな! 一瞬でも動けば敵とみなす!」

 

 その堕天使の言葉に合わせるように、数十人の戦力が一斉に攻撃の態勢をとる。

 

 その殺意とオーラを向けられながら、しかしその偉業は動揺を見せず―

 

「―――待たれよ」

 

 ―全く別の声が、それをかき消す。

 

「―今度はなんだ!?」

 

 連続で襲い掛かる驚愕の事態が四つも出てきて、思わず悪態をついた者がいても文句は言えまい。

 

 だが、その驚愕はそんなものではなかった。

 

 振り返る視線の先、そこにいたのは一人の枢機卿だ。

 

 だが問題は、そこではない。

 

 問題なのは二つだ。

 

 一つは、彼の後ろに少なく見積もっても数百人は下らない人数の戦士たちが、強い戦意を持っていること。

 

 そしてもう一つ。それは彼と、そのすぐ後ろに控える四人の男女が持っているものだ。

 

 悪魔祓いの服を着、償い・回心・節制などの意味する紫のストラを纏った女。

 

 中国の伝統衣装に身を包みながら、ロザリオを胸に下げた女。

 

 そして、一割程度いる宗教色がない格好をした、荒くれ物のような風格を見せる男。

 

 枢機卿のすぐ後ろにいるその統一性の無い者たちは、然し枢機卿とともに手に武器を持っていた。

 

 その外見は一部には鎌槍と呼ばれるものだったり、突撃銃と一体化した銃剣だったりすることもある。

 

 だが、その聖なるオーラは間違えようのない聖遺物であり、そして現物が首脳陣と同じところにいる者に宿っている、この世に()()()()()()はずの偉大なる神滅具である。

 

 その事実に目を見開いた天使の1人が、ありえないと首を横に振りながら

後ろに後ずさる。

 

 あってはならない事態に、その天使は同様で堕天しかけながら、然し狼狽しつつもはっきりと告げた。

 

「なぜ、()()()()()を、貴様らが()()も持っているのだ!?」

 

 そう、その輝きはまごうことなく黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)。いま会談が行われている部屋にいる、リアス・グレモリーの兵士である紅真正一が持っている、唯一無二の神滅具である。

 

 それが四本も目の目にある事実に、誰もが大きく動揺している。

 

 そしてその中、枢機卿は視線を白い怪物に向けると、静かに告げる。

 

「禍の団の一員とお見受けする。我々は暴走の末に本来のあり方を投げ捨てた背教者を倒すために決起した存在、神聖十字軍団。私は長を務める者、真教皇ネオス・コンスタンティヌスだ」

 

「ほ~。なんかえらい連中が出てきたな。ああ、俺は禍の団の英雄派ってところに所属してんだ。とりあえず「ウェザー」とでも呼んでくれや」

 

 そう軽く返すウェザーと名乗った男に、ネオスという男は鷹揚にうなづく。

 

 そして彼は、おもむろにこう告げた。

 

「でははっきりと言おう。我々はこれより三大勢力に宣戦布告する。ひいては利害が一致しているだろう君たちと共同戦線をとりたいのだが」

 

 その言葉に、三大勢力の者たちは歯噛みし、ウェザーはうんうんとうなづいた。

 

 この状況下で敵でないなとど思うほど馬鹿なものはほぼいなかったが、それでもはっきり言われるのは衝撃が走る。

 

 そしてそれを逆に冷静に受け止めたウェザーは、素直に納得するとうなづいた。

 

「OKOK。他の派閥の連中の許可もないと参加させれねえが、そっちから仕掛けない限りはこっちも仕掛けたりはしねえよ。あ、だけど二つほどいいか?」

 

「なにかね?」

 

 そう促すネオスに、ウェザーは一本指を立てる。

 

 そしてそれをあらぬ方向に指し示しながらこう告げる。

 

「……あいつら、俺たち英雄派のスポンサーの子飼いだから、攻撃しないでくれや」

 

 その言葉が示すものを見て、今度は三大勢力だけでなく、ネオスすらあきれ半分驚愕半分の表情を浮かべる。

 

 それはいうなれば、SFの産物だった。

 胴体の下部に歩兵を数十人は輸送できるだろうコンテナを接続して、ローターも無しにヘリコプターのような軌道で低空飛行を行う、飛翔物体。

 

 それが合計18機、時速120kmレベルの速度で飛行している。

 

 そしてそれに随伴するのは36機の人型の巨人。

 

 まるで完全装備の歩兵バックパックのように巨大な背部ユニットが特徴的な、10m強の全高の鋼の巨人。

 

 更に四機、こちらは18m少しある、両腕が四本の爪のようなパーツで構成された鋼の巨人。

 

 明らかに現実の人間社会から乖離し、異形社会から見てもジャンルが違うというほかないそのあり方に、なまじ異能や異形というファンタジーを身近に置いている者たちこそが、SFの世界に突入した事実に困惑する。

 

 そしてそのすきが致命的だった。

 

 一瞬、その一瞬の隙をついて、18mの鋼の巨人が、背中のスラスターを付加して高速接近。

 

 一気に時速300kmに到達して接近した巨人は、間合いに突入すると同時に急制動をかけ、同時に右腕を振りかぶる。

 

 その瞬間、手の基部が高速回転すると同時に、爪が光の刃を形成。そしてそのまま、結界に向けてそれをたたきつける。

 

 結果ぶつかるは光力で構成されたドリル。それが高速回転で障壁を削り破り、突破口を作り出した。

 

「………え?」

 

 思わずぽかんとつぶやいたのは誰だったか、

 

 そしてその隙をついて、小さいほうの巨人と飛翔物体が、その中に突入を開始する。

 

 それと同時、ウェザーは再びネオスの方を向くと声をかける。

 

「あ、それともう一つ」

 

 それに誰もが我に返り、奴に続けだの迎撃しろだの言うなか、ウェザーはその全身から怖気の走る気配を放つ。

 

 それに気づいたものが、攻撃の予兆と判断して防御の態勢をとるが、それは完全な悪手だった。

 

 それは攻撃ではあるが、物理的な影響力をかけらも持っていない。

 

 そして、物理的な強度ではなく精神的な強靭さがなければ、感情を持つ存在に防ぐことは決してできない。

 

「―この後、急に逃げ出したやつがいても怒るなよ。それは俺のせいだから」

 

 

 

 




 自分はD×Dの魔法体系を知ってからずっと思っていることがあります。

「あれ? これ、コンピュータとかで魔法発動できるんじゃね?」

 ……その発想をもとにケイオスワールドで仕込みをしてましたが、原作との乖離やデータの焼失(誤字にあらず)もあり断念していましたが、ここで復帰させました。

 ちなみにこんなことになっておりますが、ケイオスワールドのようにガチで人間世界が異形に宣戦布告することもないですし、ガチでイレギュラーズはイレギュラーズでもロンギヌスの方のように、人間世界で堂々と異形が戦闘を仕掛けてくることもありません。とりあえずアザゼル杯が開催するころには休戦条約が結ばれる予定です。

 そしてスーパーロンギヌス大戦とかし始めていますが、実はもうちょっと盛られるのじゃよ。そしてこの聖槍祭りの種は特にタグを追加する必要もないのじゃよ。

この作品で是非出してほしい原作のドーパントは?

  • ナスカドーパント
  • テラードーパント
  • ユートピアドーパント
  • いっそ全部!
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