ハイスクールD×D×R 転生者たちはイレギュラーズ   作:グレン×グレン

3 / 44
はい。とりあえず設定資料集の禍の団編です。ヘルキャット編が終わったので、作ってみました。

禍の団もかなり強化されていますし、オリジナル要素も大きいので、こういうページは必要ですからねっと。


設定資料集:禍の団編

◎英雄派

 原作における禍の団の主要派閥。本作においては南洋同盟の特殊部隊という立場を得ており、独自の財源とは別に彼らをスポンサーとしている。

 

〇転生王者

 ◇童門朝野(どうもんあさの)

 英雄派英傑衆の一員にして、転生王者の1人。

 転生王者としての特典要求時に「必ず原作の問題児から神滅具を奪うやつはいる」と判断。英雄派のファンであることもあり、それを回復できる特典として「デミ・サーヴァント関連の技術」を請求し、更に英雄派にいても幹部になれるだけの来歴と能力を持っている。

 

〇英傑衆

 英雄派の筆頭幹部数名が所属しているチーム。

 転生王者である朝野が自身のチート得点で原作の力を回復させた者たちであり、結果として原作で持っていなかった力と原作の力を併せ持った存在となっている。

 

◇曹操

 正一によって奪われた聖槍を、朝野によって「原作の自分というサーヴァント」を宿すことで再び手に入れた存在。いわば「英雄派の曹操のデミ・サーヴァント」となっている。

 また星辰奏者にもなっており、戦闘能力は禁手を見せていないこの時点で原作以上の領域。さらにガイアメモリにも手を出していたが、結果的に正一のパワーアップにつながる失態を犯している。

 

☆神器 戦神の代行者(ファイティング・オーバーライザー)

 曹操がこの世界で手にした神器。

 生命力を大幅に活性化させることで、サイラオーグのように可視化させる形で身に纏い強化する神器。

 

☆アドルフ・ヒトラードーパント

「アドルフ・ヒトラーの記憶」を宿した「アドルフ・ヒトラーメモリ」で変身するドーパント。

 アドルフ・ヒトラーの持っていた力を劣化再現することができ、曹操の場合は聖槍の出力を禁手レベルにまで向上させる方向で到達した。

 星辰光やほかの神器もあって正一相手に有利に立ち回り続けるが、正一とアドルフ・ヒトラーメモリの相性が抜群すぎたことでメモリが機能停止。更に本来あり得ない未処置状態での適合という異常事態に、伏せ札にする予定だった戦神の代行者を明かすことになる。

 

 

◎南洋同盟

 禍の団における、数の上の最大派閥。

 神器などの異能技術を世界の完全公開させることを目的としており、所属メンバーは非合法部隊を含めて事実上の公務員。英雄派に関しても協定関係にあり、彼らを事実上の特殊部隊員として身元保証している。

 神器技術を軍事兵器や施設として仕立て直すことで、神の子を見張る者の人工神器技術を超える性能と安定性の確立に成功。大規模部隊としての運用技術で立ち回っている。

 

〇特有装備

 

 ☆SW(サイエンス・ウィザード)

 南洋同盟が開発した、全高10m強の人型機動兵器。魔法を利用した戦闘システムを開発するにあたって、最も効率が良かったのが人型だったのでこの機体が完成した。

 力場生成によって装甲強度と馬力を大幅に高めている。更に能動的防御においては創造系神器の応用で厚さ1mの複合装甲を展開し、本体の防御と合わせればバンカーバスターすら余裕で防ぎきる。コックピットブロックも背部にバックパックのように装備する仕組みになっており、胴体に内蔵しないことで防御力や衝撃吸収力を装備を増やすことで対応する。

 移動においても軽快な三次元機動を可能とし、瞬間最高速度は180kmを超える。さらに地表から30m程度なら跳躍でき、更に各部に分散した補器とコックピット下部に接続したフロートユニットによって、地表から150mまでなら飛行することもできるが、あくまでヘリや飛行可能種族に対する迎撃のためで、基本的には高速移動の補助として運用される。

 武装は創造系神器の応用による無限弾倉機銃「ファクトリーガン」と、譲渡系神器の応用により三倍口径のHEAT-MP弾と同等の火力を発揮する「サボットランチャー」を主武装に採用。くわえて対空攻撃を想定し、創造系神器の応用で製造する二連装ミサイルランチャーを二基、コックピットブロックの左右に誘爆のリスクを最小限にして搭載。近接戦闘も創造系神器技術を流用した、重金属ウェポンシステムで対応する。

 

 ★グラヴィトル

 全長18,4mの大型人型機動兵器。敵に対する威圧及び大型魔獣に対するカウンターを目的としている。

 両腕は四連装回転式多目的光力ブレード「フラッシャーファング」になっていることが特徴。これはシステムを切り替えることで光力を四連クロー・ドリル・シールドに切り替えることが可能。通常は四連クローとシールドによって近接戦闘を行いつつ、動きを止めた相手に対してはドリルに変更することで敵の頑丈な皮膚や障壁を"削り砕く"ことで競りかち大きな負傷をさせる。加えて牽制や非対称戦闘に使う30mmファクトリーガトリングガンを内蔵することで、射撃戦闘にも対応できる。

 くわえて当機体は低軌道からの軌道降下戦術をとることが可能で、そのため耐熱装備や外気を必要としない行動が可能。この機能を最大限に生かすため、対生物を考慮した火炎放射器を腰部に接続することで、敵の触覚に大きく影響するダメージを与えつつ、酸素を奪うことで一方的に苦戦させることが可能。副産物として水中潜航も可能であり、その場合にスクリューとするため、フラッシャーファングの基部の形状を調整している。

 

 

 ☆サウスシャフト

 南洋同盟用に開発されたガイアメモリ系列技術。

 精神面に悪影響が生まれやすいガイアメモリをそのまま使うのではなく、ギジメモリを使用した装備。サウスメモリを使用することで攻撃力上昇は特殊効果付与を可能としており、更に一本使い捨てにすることで、能力を極限まで上昇させたマキシマムドライブ「サウスインパクト」を発動できる。

 

〇人員構成

 

 ◇ウォタラ・イエンタジー

 南洋同盟の技術開発室の一つで室長を務める男。

 神器流用技術の開発者でもあり、同時にロマン大好きだが現実もわきまえる男。割と現場の視点を求めているのだが、研究者としての実力がありすぎるため、一番生の実働データが取れる大激戦の前線にはなかなか出れないのが悩み。

 基本的には現実的な問題を考慮しており、技術に関しても量産性を信頼性をきちんと考慮する。ただし当人はロマン大好きなので、ロマンの塊に目を輝かせてしまう癖がある。

 

 ◇エリンド・フォース

 アフリカ出身の南洋同盟の精鋭部隊隊長。対テロ戦闘などを含めた歴戦の兵士であり、本格的な作戦行動の第一弾と言える駒王学園攻撃部隊に任命された人物。

 眼をそむけたくなるような戦争の悲劇などを強く経験しているが故、子供が相手でも平静な精神状態で詰将棋のように対応可能。かつ想定外の事態にも即座に脳裏に浮かんだ選択肢から有効な手札を瞬時に引き抜く判断力も保有している。

 

 

◎神聖十字軍団

 駒王会談襲撃に禍の団とほぼ同じタイミングで仕掛け、そのまま同盟を結んだ勢力。転生王者にして司教枢機卿であるネオス・コンスタンティヌスに率いられた勢力で、「聖書の教えによる世界統一」を真剣に考えて命を懸ける、狂信者を主体とする集団。

 

 内通者込みで転生王者が三人も参加していることもそうだが、最も恐るべきは指導者であるネオス・コンスタンティヌスの入念な下準備。

 それによって形成された大きな影響力は、異能業界とは全く異なるジャンルで大木の根のように形成されており、そのサポート込みでの脅威度は、旧魔王派や英雄派を超える。

 

 〇指導者

 ◇ネオス・コンスタンティヌス

 本作における転生王者の1人。司教枢機卿にまでのし上がった人物にして、チート能力によるクラスカードを用立てることができる転生王者。

 自身も転生王者になるだけでなく、サーヴァントのクラスを新しく作ったうえで召喚することで、さらなる心理的優位を作り上げることに成功。数十年かけて司教枢機卿になったこともあり、多くの和平に納得がいっていない信徒たちを取り込むことに成功している。

 生前の失敗から「準備は入念に時間をかけるべき」と判断していることもあり、神様転生としては異例と言える「原作主要人物と同期にならない時期での転生」を選択。その後各種歴史知識を利用することで金銭的にも人員的にも潤沢であり、その入念な準備の結晶を利用して、戦争を本気で仕掛けている。

 

 〇幹部転生王者

 ◇ニーベル・バルンストック

 本作における転生王者の1人。奇跡の子として隔世遺伝で覚醒したシグルド機関の出身であり、チート能力により魔帝剣グラムに適合している。

 過激な信仰心を持っており、紅真正一と即座に殺し合いを決定するほど苛烈な人物。もとより聖書の教えの敵を切ることをもくろんでいたためテオドロ・ログレンツィのように枢機卿になることを渋っていたが、ネオスの傘下に入ったこともあり、パラディンによるバチカン市国での宣戦布告を利用して、さらなる信奉者を作り軍団に即決で入れないが和平に不満を持つ人物の受け皿となるために助祭枢機卿に就任している。

 

 〇独自サーヴァント

 ◇パラディン

 ネオスが独自に作り出したエクストラクラスで召喚されたサーヴァント。

 真名はゲオルギウス。ただしFateのゲオルギウスではなく「D×D世界のゲオルギウス」であり、神聖十字軍団の思想に賛同し、バチカン市国で宣戦布告と勧誘を敢行。当人が知らないが軍団幹部であるニーベルとの戦いという茶番によって、自身とニーベルに対する信奉者を増やすことに成功している。

 

 〇クラスカード保有者

 

 ◇イストリカ・クラウディウス

 神聖十字軍団に属している、クラスカード保有者。

 一種の安楽死を担当する教会暗部組織「ミゼリコルデ中隊」のメンバーであり、悪魔や堕天使の力を借りてまで生きながらえさせるという行為を認められないため軍団に属している。

 

 ◇(スン) 白鈴(パイリン)

 神聖十字軍団に属している、クラスカード保有者。

 須弥山の仙人でありながら改宗しており、仙術を信仰のために役立てるべく、骨髄移植の応用で適正を移植する実験の成功者で構成される「仙十字小隊」の小隊長を務めている。

 

 ◇クーマ・リムゾン

 神聖十字軍団に属している、クラスカード保有者。

 どう動いても表の人間に戦闘を視認されるしかない状況において、対テロ部隊の名目で表向きの戦闘部分を担当する、事実上の専属PMC「免罪大隊」のメンバー。

 もとより信仰心はなく、あくまで公然と人殺しができる環境だから参加しているだけの人物。必然的に堂々と殺人ができない環境は求めていないため、神聖十字軍団に参加する。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。