ハイスクールD×D×R 転生者たちはイレギュラーズ 作:グレン×グレン
気を取り直して、それでは前の話の最後でわかるやつはすでに分かったでしょうが、新しいクロス作品が出てきます!
『ゼツメツディストピア!』
匙元士郎が振り返ったとき、そんな合成音声と共にそれは起きた。
具体的に言うと、落ちてきた迫撃砲弾が、空中で爆発を起こした。
振り返ったときには数重もの爆発が連続して起こり、空を色鮮やかに染め上げる。
正直寒気がした。こちらが難敵だと判断したのだろうが、それにしてもこれだけの砲弾を叩き込もうとしていたのか。
「なん十発撃ってんだよ、おい」
「いえ、撃ってきたのは十発もないです。これ、別口で撃ち落とされてます」
と、仰向けになっていたので状況を見る事が出来た武流にそう言われて、匙は少し安心した。
そこまで過剰にオーバーキルをされそうになっていたわけではないらしい。それには素直に安心する。
だが、問題が新たに表れる。
「んじゃ、どういう事になってんだよ!?」
「増援に決まってるでしょう!」
その言葉と共に、包囲網が吹き飛ばされる。
ロケット弾が爆発したとしか思えない音が鳴り響き、とっさに直撃を避けて防御態勢をとった南洋同盟の兵士達が、それでも爆風に煽られて飛ばされていく。
「なんだ!?」
「第二分隊、迎撃します!」
そしてその爆炎から現れる陰に向かい、銃弾が連続して放たれる。
だがしかし、その影は一切の遠慮なく、全力で突進すると、匙達の前に割って入った。
……それは、一言でいうなら重装甲の兵器を人型にしたような外見だった。
重装甲、それも機関砲とロケットランチャーを備え付けたそれは、相手の攻撃を意に介さず割って入り、匙達の盾となる。
そして放たれる攻撃を一切通用を感じさせず受けながら、その存在は何かに震える。
やはり痛いのかと誰もが思ったが、然し違った。
「いいわいいわいいわ! この仲間を助ける展開も、ぶつかる攻撃も最っ高に気持ちいい! もっと撃ってきなさい!」
『『『『『『『『『マゾ!?』』』』』』』』』
思わず誰もが絶叫するが、それがいけなかった。
彼女達をついになるように、南洋同盟の兵士達の後ろ側に降り立つ影がある。
鳥を模し、そして匙達を庇っている側ほどではないが頑丈な装甲に身を包んだ存在が、その手に握った鳥の翼のようなグレイブを振るう。
その斬撃は灼熱を纏い、狙撃銃を構えていた男の首を正確に狙い―
「下がれ!」
『スノウ』
―それを、エリンドだけは気づいて食い止める。
グレイブを受け止めるのは伸縮機能付きの金属製のロッド。
中央部にSを模した意匠が施されたそれには、Sの文字が描かれた、USBメモリを大型化させたような物体がはめ込まれている。
そこから放たれる冷気で灼熱を食い止めつつ、エリンドは部下の襟首を掴むと投げる事で距離を開ける。
そして瞬時に両手でロッドを構えると、即座に反撃の打撃を叩き込む。
『スタン』
打撃と同時に稲光が飛び散るが、しかしそれを食らった相手はあまり動じない。
「流石に痛いが、その程度では!」
素早く反撃で振るわれるグレイブを、エリンドは伏せて回避。
更に振り回したロッドに対しグレイブからの炎がエリンドごと弾き飛ばそうと放たれるが―
『スラッシュ』
ロッドからブレードが形成されると、灼熱を弾き飛ばすばかりか、グレイブとぶつかり合って切れ込みを入れる。
バックステップで回避した瞬間にグレイブの損傷は消えるが、しかしエリンドは動じない。
「なるほど神器か。だが、分かってるならやりようあはある」
そして同時タイミングで、匙達を狙う攻撃は激しくなる。
だがしかし、それを一切に意に介さない増援により、匙達は呆気に取られていて危機感が欠如しかけている。
「……硬すぎね、戦車?」
「ですよね。禁手も特化型なんでしょうか?」
「二人とも余裕だな!? 結構やばい事になってなかったか!?」
呆れているのか感心しているのか分からないトレイヤと武流の反応に、匙はちょっとついていけてなかった。
「違うわ。私は騎士一駒よ。ピンチの味方に駆け付ける為の足の速さ最優先!」
「ツッコむのそっち!? あとだったらなんでそんな頑丈なの!?」
相手も相手でずれた反応を返すので、匙は突っ込み方になってきた。
声からして女なのだが、どうも性癖を拗らせているっぽい気がする。
そんな事を思う匙の前で、女は相手の攻撃を無視して振り返ると腰を見せる。
腰にあるベルトのバックル部分は、斜めに四角いパーツがはめ込まれている。
「これぞ私の主、グマリオ・グラシャラボラスとその婚約者ペリア・アスタロトのお二人が開発した強化戦闘システム、レイダー! 何より重装甲大火力用のアサルトインベイティングホースシュークラブプログライズキーで変身する、アサルトバトルレイダーは雑魚にやられる代物じゃないわ!」
「名前長い!」
思わず匙が突っ込むが、相手は話を聞いてない。
振り向くと同時、エリンドと戦闘を繰り広げているもう片方に声を飛ばす。
「睡蓮! さっさと片付けるわよ!」
「そうだなイエナ。これはさっさと終わらせた方がよさそうだ」
そういう睡蓮と呼ばれた女性は、しかしイエナと呼ばれたアサルトバトルレイダーとは異なるベルトをしていた。
黒と黄色で出来たそのベルトのバックルでは、プログライズキーとイエナが呼んでいたものに似ている装置が、何故か開いていた。
そして、イエナがベルトのボタンを押すと同時、睡蓮もベルトを操作する。
睡蓮がベルトを稼働させて、プログライズキーらしき物を一度開閉させると共に、同時に音が鳴り響く。
『アサルトボライド』
『ゼツメツユートピア』
その言葉と共に、アサルトバトルレイダーの方のロケットランチャーが三門から六門に増え、両足にも五門ずつ追加される。
また睡蓮と呼ばれた女が炎の翼にくるまれながら飛び上がり、「焔・翼・皆・殺」の文字が浮かび上がる。
それに対して、エリンドの判断は的確だった。
「全員散開! 狙いを分散させろ!」
敵の攻撃が強大なら、分散すれば被害を受ける人数は減る。
それは当然の発想であり、そしてそれゆえにそう簡単にさせるわけがない。
「「……せよ、我が守護星、鋼の………かん」」
全員が動いていたがゆえに、完全に聞き取る事が出来なかった二人のその言葉。
それを聞いた瞬間、エリンド達の体から力が抜ける。
「な……」
「……ならば!」
殆どの者がその事態に混乱する中、ただ一人だけ「力が抜けたのでどうすればいいか」をノータイムで考えたエリンドは、まさに精鋭部隊の隊長に相応しい人物だった。
瞬時に彼はロッドを構え、同時にスイッチを起動させる。
「スティング、マキシマムドライブ!」
その音声と共に、ロッドに高速回転するオーラが細身のドリルのように展開され―
「焼き砕かれろ、その子は死なせん……っ!」
「ふふ…あはは……砕け散りなさい雑魚ども!!」
「サウスインパクトでしのげるか……っ!」
三者三様の大技が放たれる。
エリンドを狙い打った睡蓮のドロップキック。ゼツメツユートピア。
敵部隊を吹き飛ばすが為に広範囲に展開されるイエナの一斉射撃、アサルトボライド。
そして睡蓮を迎撃するエリンドの刺突攻撃、サウスインパクト。
それが激突し、大爆発を引き起こした。
そしてその余波でエリンドは吹き飛ばされながらも、然し無傷だった。
攻撃を見事に迎撃し、更にその勢いを流す事で、逆に距離を開ける事に成功したのだ。
そして距離をとった事で謎の弱体化から影響を避ける事が出来たのか、エリンドは体の自由を取り戻すと素早く反撃の態勢に入る。
多目的ロケットランチャーを具現化すると、それを敵の集まっている個所に向かって構え―
「させないさ!」
―その瞬間、聖なる輝きを纏った剣が、ロケットランチャーを両断する。
振るわれるのは、古き日本から存在するような剣でありながら、然しとても長い長剣。
この類の聖なる剣を「十束剣」と呼ぶことを、エリンドは思い出しつつ迎撃を行う。
とっさに振るったロッドで、追撃として振り下ろされた十束剣の刀身を側面から叩きつけて弾き飛ばす。
そして同時にアサルトライフルを具現化して、銃剣を突き込みながら引き金を引く。
「サウスシャフトは別個装備なのでな! これで終わり―」
そう言いながら、エリンドは一つの疑問といくつかの事実を理解する。
事実の一つは、自分に攻撃を仕掛けてきたのは少年で、確か朱雀院と呼ばれていたこと。
疑問は、彼は腹部をライフルの弾丸が貫通していた。そして貫通の過程で弾丸が貫通する為、普通なら異形でも相応の治療を受けなければ治っても戦線復帰が困難なけがを負ったはずの彼は、然し怪我が完治していたということ。
事実の二つ目は、彼の姿が変わっていたということ。具体的には、薄紫の髪が白くなり、眼の瞳孔が犬のそれになっていたということ。
そしてもう一つは、彼の左腕はオーラに包まれ、狼男のそれに近い状態になっていたということ。
最後の一つは、その腕がアサルトライフルの銃身を捻じ曲げ、銃剣が彼を傷つけることが不可能だということ。
そこまで考えてエリンドは即座に判断を決定した。
「悪いけど、やらせない!」
「なるほど、ならどちらが固いか勝負だ」
何故か怪我が完治している朱雀院武流が一撃を叩き込むより早く、エリンドは防御に意識を向けながら、ひしゃげた突撃銃に引き金を引き切る。
結果として、二人の間にあった突撃銃は盛大に暴発した。
『パンチングコング!』
そして、ヴァーリ・ルシファーは盛大な衝撃を背中から受けた。
想像を絶するレベルの威力の拳が叩き込まれ、念の為に展開した魔法による防御もあっさり砕け散る。
そのまま鎧すら蹴り砕かれ、ヴァーリは100メートルほど吹き飛ばされて地面に激突する。
そして、それをなした相手の声とオーラで敵が誰かを判別した。
「……ついに来たか、レディッド・キャニア!」
歓喜すら覚えてヴァーリは振り返る。そして同時に、突き出される銃剣を鎧で受け流して拳を叩き込む。
それを受け止めるのは赤く巨大な腕。普通の人間それを覆うより二回りは大きい籠手が、ヴァーリの拳を受け止めていた。
取り回しに難があるだろう左腕でこの距離を食い止めたことに、ヴァーリは歓喜する。
ああ、それでこそだ我が宿敵。
偉大なる二天龍の戦いは楽しみだったが、自分があまりにも才能に溢れすぎる素質の塊だったので、正直あまり楽しめないのではないかという不安があった。
だが、ふたを開けてみれば不意打ちとはいえいいのをもらい、更にこちらの迎撃を不利な立ち位置にも拘わらず対処してのけた。
そして力比べの態勢になりながら、ヴァーリは歓喜の笑みを浮かべながら吠える。
「いい気分だ! さあ、今代の二天龍のどちらが上か決めようか!」
「いや、どう考えてもそっちが上だろ? なに言ってんだ?」
―呆れ半分の即答に、ヴァーリは面食らった。
今見事に先制点を手にしておきながら、この男はいったい何を言っている?
そんな疑問符がヴァーリの脳内に浮かびながら、然しレディッドは逆に首を傾げている。
「魔王血統のポテンシャルに神滅具とか、才能ならどう考えてもそっちが上だろ。ベースが人間な時点で、二天龍対決はそっちの勝ちだ。戦いなんて始まる前から八割がた勝ち負けが分かるもんだろ?」
そう諭すようにレディッドは言うが、ヴァーリとしては首を傾げたいのはこちらだと言うほかない。
「そういうのを気迫や策で乗り越えることもまた、戦闘の醍醐味とは思わないかい? だからこそ、君は今俺と戦えているんじゃないか」
その賞賛を素直に受け止めてほしくてそう言うが、レディッドは苦笑を浮かべると首を横に振る。
「いやいや。俺単体じゃ勝てるわけないだろ? 技術っていうチートがあるからこそだよ」
そう答えるレディッドは、ちらりと手に持つアサルトライフル型の武器に目を向ける。
「伝説的アサルトライフルにして「世界最小の大量破壊兵器」とまで称されるAK-47は、ろくな訓練を受けてない手合いでも相応の戦力に変える事が出来る事からこそ、世界の歴史を大きく変えた銃の王だ。これは兵器という技術が個人の才能以上の力を発揮できる好例だぜ?」
「なるほど。あいにくその程度じゃ、俺達神魔の領域を超える事など」
ヴァーリはそう軽口を叩こうとした瞬間―
『トレースライズ』
「なんで、俺は躊躇なく
その合成音声と共に放たれるレディットの発言は、ほぼ同時に放たれる蹴りと共にヴァーリに叩き込まれる。
『ライジングホッパー!』
その瞬間、ヴァーリは再び100メートルは吹き飛ばされる。
そして二度目ゆえに体勢を立て直した瞬間―
『トレースライズ、ラッシングチーター!』
「ほら、魔王血族程度の差なら埋められる」
縦横無尽に襲い掛かるレディッドの銃剣で、装甲か切り刻まれる。
ヴァーリはこの状況に、目を疑う。
自分の実力に自信はある。誤解でも盲信でもなく、事実として自分は半端な神になら届くと自負している。
にも関わらず、僅か数十秒でここまで追い込まれている。
―お前はただの力の塊に過ぎない。
その苦戦に。
―彼女も可哀想に。お前に心が捕われたがゆえに、彼女はここまで苦しんでいるとはな。
この敗北の予感に。
―良かった。これで彼女は幸せに生きられる。俺が初めて出来た善行だよ
あの暴言を思い出してしまうこの状況に。
―ほら、お前はその程度だ。何もかも宝の持ち腐れだよ。
ヴァーリは―
「よし! これであとは六人!」
「お、おお。見事に全員集めてきたなぁ、無想」
比較的体力に余裕のあるゼノヴィアに感心されるが、そんなことを気にしてる場合でもない。
ディーザさんがぶっ倒れた後。俺は光ファイバー式有線ドローンを使って味方の位置を割り出し、大量の爆弾を作成。その後突貫→爆弾ばら撒いて敵をかく乱→そして味方を連れ出す。の三パターンで強引に合流に成功。
そしてこうして、防衛陣地を作って何とか大丈夫な状況にもっていく事が出来た。
よし! あとはトレイヤ、桃華、イッセー、ギャスパー、匙、武流君の六人だ!
少しバテテきたが、そんなことを言っている場合じゃねえ!
「ゼノヴィア! そっちの護衛は任せた! もうひとっ走りしぶぅるぅぁああああああ!?」
その瞬間、俺は思いっきり吹っ飛ばされた。
「無想っ!?」
ゼノヴィアが絶叫するのも無理はないぐらい、きりもみ回転で吹っ飛ばされた。
あれ? これ、ギャグだったっけ?
『トレースライズ。スティングスコーピオン!』
その瞬間、サソリの尾みたいなもので俺は捕まり、そのままゆっくりと地面に降ろされる。
見れば、そこにはアサルトライフルのアンダーバレルからそれを出した、レディッドの姿が。
「レディッド!? え、さっき吹っ飛ばされたのって、お前かよ!?」
「ああ。悪いな和正。……流石は歴代最強の白龍皇だよ」
そう苦笑いしながら、レディッドは斜め上を見る。
そして同時に、イッセーと桃華が走ってくる。
あ、イッセーに背負われてるのはギャスパーか!?
「レディッドさん、大丈夫ですか……って無想にゼノヴィア! みんな無事だったのか!」
「ディーザの声が聞こえなくなったから心配だったよ! あれ、トレイヤ達は?」
そんな風に無事を喜んだり他のみんなの心配をした二人も、すぐにレディッドの見ている方向にいるものに気づく。
そこには、絶大なオーラをまき散らすヴァーリの姿があった。
「ふふふ。まさかここまで俺が本気を出す事になるとは。思ってもみなかったよ」
そういうヴァーリの鎧はボロボロで、レディッドが思った以上に暴れてたのがよく分かる。
そして、ヴァーリには余裕があまりないのも。
というより、なんか切羽詰まってないか?
ヴァーリ・ルシファーってのは、もっと強敵との殺し合いを楽しめる奴だと思ってたんだが。
「嫌な事を思い出したよ。……ああ、俺はこの程度で終わる気なんてないんだ」
そう漏らすヴァーリには、何か強い思いがあった。
楽しさとかそういうのとはかけ離れた、もっとこう、望んでない窮地に追い込まれた奴だけが持っている、怖さってのがある。
いったい、何が?
「アルビオン。どうやらここは、もっとやるべき事があるようだ。……あれを使う」
あ、あれ?
あれっていうと……原作だと………っ!?
「まずい止めろレディッド!
「え、まじ!? それは周囲がやばい!?」
レディッドもやばい事に気が付いたのか、即座にアサルトライフルのコッキングレバーを、いつの間にか出していた赤い飛龍にひかせる。
『ファンタズライズ、ドライグドラゴン!』
その瞬間、絶大な力がアサルトライフルから漏れ出した。
「この星天アサルトトレーサー。オーバーヒート確定の大技でぶっ飛ばす!!」
そしてそれと同時に引き金は引かれ、アンダーバレルから大量の、獣を模したロボットとでもいうべき、光り輝く力の塊が大量に表れた。
……これ、あれだよな。仮面ライダーゼロワン。
ああ、そういやレディッドのチートは紅真とかより一段上だったっけ。つまり赤龍帝の籠手とその埋め合わせ、そして仮面ライダーゼロワン系列のチートと。
なるほど。それだけあればヴァーリ相手に有利に立ち回れるか。
と、取り合えずその力でヴァーリを押し切って―
「させないさ。アルビオン、任せた」
『ああいいさ。お前だけが至った白龍皇の新たなる極みを、奴らに見せつけてやるといい』
その瞬間、ヴァーリの鎧が解け、そしてその光が龍になる。
白龍皇の鎧をより龍型にしたそれは、瞬時に動くとオーラの放出と全身を使い、放たれた獣―ライダモデルだっけ?―を足止めする。
「あ、ヤバイ。これ防がれたら俺、当分戦闘能力がた落ちだぞ」
『『『『『『『『『えぇええええ!?』』』』』』』』』』
レディッドが絶望させるようなこと言ってるんですけど!
おいどうするんだよ、このままだと―
「覇龍なんて出されたら、この街吹っ飛ぶぞ―」
『安心するといい』
その時、アルビオンがそう言ってくる。
いや、あんたらの所為で安心出来ない―
『今から放つのは覇龍
―はい?
確か極覇龍ってのがあるらしいけど、あれってまだあとで到達する奴じゃ、なかったっけ?
と、言うわけで正解は「仮面ライダーゼロワン」でした。そしてそのまんま持ってかないを基本とするのが自分のクロス傾向なので、いろいろと変化やカスタマイズをしています。
オリジナルのゼツメライズキーやプログライズキー。さらに独自の武装や、両者とは異なる別種のキーなど、いろいろと変化をつけてみるつもりであります。
特にドライグの名前がかんされた別種のキー。ドラゴンといったいわゆる幻想生物が出てくる作品にゼロワンの技術をもって言った以上、幻想生物用の派生型を作るのが一番オーソドックスになるかと判断しました。
あと星天アサルトトレーサーは、使い方を見ればわかるでしょうがサウザンドジャッカーをモデルとしています。これ単体では変身機能はありませんが、代わりに武器として多様性抜群です。できればフライングファルコンも入れたかったのですが、飛行可能種族である悪魔に転生しているので使いどころが見極めきれませんでした。
あと活動報告で仮面ライダーセイバーについて語った際に「鞘型ドライバーがこの体民で出てきたOTZ」ってなことを言っていたと思いますが、理由はこれです。
試作型という形ならともかく、組織名が堂々と最初に来るゼロワン系変身ベルトで仮面ライダーを出すのなら、やはりオリジナルのベルトを作るべきだと思っておりまして、なのである程度の変則的かつオリジナリティを入れようとした結果「ナイフ形専用武装を収納する、鞘型変身ベルトとか、オリジナリティあるんじゃね?」という発想になりました。結果設定を練ろうというタイミングでまさに出てきて困っています。だって銃を入れるホルスター型だと、悪魔は遠距離能力デフォルトだからなんか必要性が……ねぇ?
そしてまさかのヴァーリパワーアップ。
自分はヴァーリの評価は原作キャラの中では低い部類なのは何度か書いてきたと思います。はっきり言って立ち位置がふわふわしているはイッセーの覗きや英雄派の捕縛や裁判といったケジメがつけられてないこともあり、かなり評価が低いです。いっそ最後まで敵とか第三勢力として立ち回っているなら、「そういう立ち位置」という見方もできたのですが、流れでそのまま仲間になっているのでなおさらですね。どうも自分、能力の高さを笠に借りて自由気まますぎる手合いが苦手です。D〇.Xとか電〇教師とかの主人公は、はっきり言って好きになれません。なのでそこまでではないけどヴァーリもあまり好みじゃないです。
ですが、ヴァーリ・ルシファーという男が強大な存在であることは自信を持って言えます。くわえて自分がそう思っているからこそ、他にもそう思っている人はいるだろう程度のことは考えます。
結果としてですが、ヴァーリは原作と同じ能力で原作以上の能力を一時的に与えることにしました。
一時的というのは、あくまでこれが「覇龍のデメリットである消耗と暴走を阻止するため、あえて枷にはめた状態」だからです。
具体的に言うと―
戦闘能力:極覇龍≧覇龍>新技
消耗・安定性:新技>極覇龍>覇龍
ぐらいの形です。原作イッセーでいうなら、真女王と同程度の戦闘能力強化ですね。
まあこの話、ヴァーリに立ち向かう手合いがかなり多いので、ヴァーリにもそれなりの盛りっぷりが必要でもあるので、都合がよかったです。
オリジナル(ゼロワン風)ドライバー、どうしよう
-
剣+鞘型でいいよ?
-
銃+ホルスターでもよくね?
-
あきらめるな! 完全オリジナルだ!